28 / 100
本編
*27* たべられる
しおりを挟む
朝起きてすぐ、眠気が吹き飛んだ。
宿の部屋の前に郵便物──冒険者ギルドから昨日の健診結果と、認定ライセンス発行案内が届いていたからだ。
冒険者ギルドのブランドを背負う、選りすぐりの薬術師。それが『ギルド認定薬術師』だ。
その認定条件は、ふたつ。
上級魔法薬を作ることのできる、高品質な魔力をもつこと。
それを安定的に供給できる、豊富な魔力量をもつことだ。
『薬術師法』によると、健康診断における魔力項目の総合評価を、一日に生産できるポーション量にあてはめて、こう定義している。
A 上級ポーション十本以上/日
B 上級ポーション一本以上/日
C 低級ポーション五本以上/日
D 低級ポーション三本以上/日
E 低級ポーション一本以下/日
これまでのわたしは、総合評価がCだった。
魔術師から特殊クラスの薬術師へ職業転身する必須条件のひとつが、『魔力が総合評価C以上であること』──これは言いかえれば、総合評価D以下の薬術師はいないということでもある。
『一日に生産できる低級ポーションが五本以上、九十九本以下の薬術師』は同ランクとして評価されるから、魔力薬を売って生計を立てている薬術師は、ほとんどがこのCランク帯でくすぶってる。
(なのに、かろうじて総合評価Cに足を引っかけてた底辺薬術師のわたしが、まさかのB評価認定ですってぇ!?)
『ギルド認定薬術師』の認定ラインであるB評価から、文言が『低級ポーション』から『上級ポーション』に変わっている。
上級ポーションを一本作るためには、低級ポーション百本分の魔力量を必要とするので、『ギルド認定薬術師』は、まさに桁違いの実力をもった薬術師というわけだ。
「うそでしょ……」
身支度もそこそこに、あわてて取りかかったのは、ポーション作り。
あとは治癒魔法をかけて、瓶分けとラベリングをすればいいだけのところまで作り置きしていた分を、前倒しして仕上げに入る。
小鍋ひとつで、低級ポーション五本分。それが、今朝は小鍋みっつ……低級ポーション十五本分の治癒魔法を使っても、クラクラすることはまったくなかった。
「信じられない……」
ほんの数日前までは、低級ポーションを五本作っただけで、ぐったりしてたのに!
ポーション作りが一段落し、実感と歓喜がわき上がってきたお昼前。おねぼうさんのいる寝室に突撃した。
「ノア! きいてノア! ポーションをいっぱい作っても辛くならないの! 『ギルド認定薬術師』になれる……認定ライセンスがあれば、ギルドに取引先を紹介してもらえるよ!」
「んん……リオ? 元気だね……」
わたしのベッドで眠りこけていたノアが、のっそりと起き上がる。
寝ぼけまなこをこするうちに目が覚めてきたらしく、ベッド脇のわたしを見上げて、ふにゃあ、とほほをゆるめた。
「よかった、ちゃんとなじんでたみたいで」
「えっ、なにが?」
ノアはベッドからおりると、わたしの正面に立つ。
のぞき込んできたサファイアのまなざしは、どこかいたずらっぽい。
「最近やけに眠いとか、感じたことない?」
「眠い……そういえば、あくびが止まらないことがあって……でも、なんで」
「知ってるよ。だって俺、インキュバスだよ? 人間を食べる悪魔なの」
「えぇっと……うん」
「その『食べる』って意味、ずっとかん違いしてたって、最近気づいたんだ」
「ひゃっ……」
油断していたら、ぐっと引き寄せられるからだ。
わたしはあっという間に、ノアの腕の中。
「痛いことなんてしない、おたがい気持ちよくなるだけ」
じゃれるようにわたしの腰へ腕を回すノアの声は、うっとりしている。
「夢魔はね、人間の肉じゃなくて、精気を食べるんだ。だけど俺ばっかり美味しい思いはしちゃだめだから、毎晩ヨくしてくれるお礼にね、俺の魔力をリオに注いでたの」
「へっ……魔力を、注ぐ……?」
「気持ちよくしてもらってるときはもちろん、こうやってね、リオが眠ってからも、夢の中で……んっ」
わたしにほほをすり寄せていたかと思うと、ノアがちゅうっと唇を吸う。
「ちょ、まっ……んん」
軽くふれるだけだったキスが、しだいに深くなり、ぬるっと熱い舌が口に割り込んでくる。
その瞬間だ。びりびりびりぃっと、背すじを電流がかけ巡った。
「んんんっ!?」
驚いて飛びのこうとしても、腰に腕を回されていて、びくともしない。
衝撃の連続だ。ノアの華奢な腕のどこに、こんな力があったのか。
ぴちゃ、ぴちゃ、くちゅ、くちゅ……
舌が絡んで、唾液がかき混ぜられる。
「ふぁ……の、あ……」
「んっ……気持ちいいね、キス、きもちい……はぁっ」
「んんぅっ……」
息を荒くしたノアに、かぷりと噛みつかれる。
唇へやわく牙を突き立てられ、ぞくぞくっと肌が粟立った。
くちゅり、くちゅり、ぢゅく……
呼吸を奪う水音が、粘着質に、重たくなっていく。
ちょっと痛いくらいに唇を吸われて、ごっそりと『なにか』が持っていかれるような疲労感にみまわれる。
かと思えば、ふっ……と吐息を吹き込まれて、ぴくんっと腰が跳ねる。甘い痺れが、からだじゅうに広がってゆく。
「……っん……わかる? 俺の魔力が、リオのからだに入り込んで、染みわたっていくの……」
「ふぁあっ……」
「ははっ……顔、とろんとしてる……リオ、可愛い、かわいい……俺も、きもちい、うれしい……はぁっ、ん」
だめ、だ。これ。
このままじゃ頭がばかになっちゃうって、わかるのに……絡みつく舌を、拒めない。
もっとほしいって、じぶんから腕を回して、しがみついちゃう……
「んくっ……んっ、んっ……んんっ」
引き寄せられた腰を、すりすりと、指先でくすぐられる。そのたびに、ぴくん、ぴくんと甘く跳ねた。
「あぁ、こんなにしあわせな気分になること、なんでいままで知らなかったんだろう……リオ……リオっ」
飽くことなく唇に噛みつきながら、わたしの名前を呼ぶノア。
たべられてるみたいだって、ろくに働かない頭で、ぼんやり思う。
「俺の魔力、いくらでもあげるから……もっと俺をほしがって、ぎゅってして、リオ……」
甘い吐息が、何度も耳に吹き込まれる。熱が、あふれる。
やがて糸が切れた人形みたいに、わたしはずるりと、ひざから崩れ落ちた。
宿の部屋の前に郵便物──冒険者ギルドから昨日の健診結果と、認定ライセンス発行案内が届いていたからだ。
冒険者ギルドのブランドを背負う、選りすぐりの薬術師。それが『ギルド認定薬術師』だ。
その認定条件は、ふたつ。
上級魔法薬を作ることのできる、高品質な魔力をもつこと。
それを安定的に供給できる、豊富な魔力量をもつことだ。
『薬術師法』によると、健康診断における魔力項目の総合評価を、一日に生産できるポーション量にあてはめて、こう定義している。
A 上級ポーション十本以上/日
B 上級ポーション一本以上/日
C 低級ポーション五本以上/日
D 低級ポーション三本以上/日
E 低級ポーション一本以下/日
これまでのわたしは、総合評価がCだった。
魔術師から特殊クラスの薬術師へ職業転身する必須条件のひとつが、『魔力が総合評価C以上であること』──これは言いかえれば、総合評価D以下の薬術師はいないということでもある。
『一日に生産できる低級ポーションが五本以上、九十九本以下の薬術師』は同ランクとして評価されるから、魔力薬を売って生計を立てている薬術師は、ほとんどがこのCランク帯でくすぶってる。
(なのに、かろうじて総合評価Cに足を引っかけてた底辺薬術師のわたしが、まさかのB評価認定ですってぇ!?)
『ギルド認定薬術師』の認定ラインであるB評価から、文言が『低級ポーション』から『上級ポーション』に変わっている。
上級ポーションを一本作るためには、低級ポーション百本分の魔力量を必要とするので、『ギルド認定薬術師』は、まさに桁違いの実力をもった薬術師というわけだ。
「うそでしょ……」
身支度もそこそこに、あわてて取りかかったのは、ポーション作り。
あとは治癒魔法をかけて、瓶分けとラベリングをすればいいだけのところまで作り置きしていた分を、前倒しして仕上げに入る。
小鍋ひとつで、低級ポーション五本分。それが、今朝は小鍋みっつ……低級ポーション十五本分の治癒魔法を使っても、クラクラすることはまったくなかった。
「信じられない……」
ほんの数日前までは、低級ポーションを五本作っただけで、ぐったりしてたのに!
ポーション作りが一段落し、実感と歓喜がわき上がってきたお昼前。おねぼうさんのいる寝室に突撃した。
「ノア! きいてノア! ポーションをいっぱい作っても辛くならないの! 『ギルド認定薬術師』になれる……認定ライセンスがあれば、ギルドに取引先を紹介してもらえるよ!」
「んん……リオ? 元気だね……」
わたしのベッドで眠りこけていたノアが、のっそりと起き上がる。
寝ぼけまなこをこするうちに目が覚めてきたらしく、ベッド脇のわたしを見上げて、ふにゃあ、とほほをゆるめた。
「よかった、ちゃんとなじんでたみたいで」
「えっ、なにが?」
ノアはベッドからおりると、わたしの正面に立つ。
のぞき込んできたサファイアのまなざしは、どこかいたずらっぽい。
「最近やけに眠いとか、感じたことない?」
「眠い……そういえば、あくびが止まらないことがあって……でも、なんで」
「知ってるよ。だって俺、インキュバスだよ? 人間を食べる悪魔なの」
「えぇっと……うん」
「その『食べる』って意味、ずっとかん違いしてたって、最近気づいたんだ」
「ひゃっ……」
油断していたら、ぐっと引き寄せられるからだ。
わたしはあっという間に、ノアの腕の中。
「痛いことなんてしない、おたがい気持ちよくなるだけ」
じゃれるようにわたしの腰へ腕を回すノアの声は、うっとりしている。
「夢魔はね、人間の肉じゃなくて、精気を食べるんだ。だけど俺ばっかり美味しい思いはしちゃだめだから、毎晩ヨくしてくれるお礼にね、俺の魔力をリオに注いでたの」
「へっ……魔力を、注ぐ……?」
「気持ちよくしてもらってるときはもちろん、こうやってね、リオが眠ってからも、夢の中で……んっ」
わたしにほほをすり寄せていたかと思うと、ノアがちゅうっと唇を吸う。
「ちょ、まっ……んん」
軽くふれるだけだったキスが、しだいに深くなり、ぬるっと熱い舌が口に割り込んでくる。
その瞬間だ。びりびりびりぃっと、背すじを電流がかけ巡った。
「んんんっ!?」
驚いて飛びのこうとしても、腰に腕を回されていて、びくともしない。
衝撃の連続だ。ノアの華奢な腕のどこに、こんな力があったのか。
ぴちゃ、ぴちゃ、くちゅ、くちゅ……
舌が絡んで、唾液がかき混ぜられる。
「ふぁ……の、あ……」
「んっ……気持ちいいね、キス、きもちい……はぁっ」
「んんぅっ……」
息を荒くしたノアに、かぷりと噛みつかれる。
唇へやわく牙を突き立てられ、ぞくぞくっと肌が粟立った。
くちゅり、くちゅり、ぢゅく……
呼吸を奪う水音が、粘着質に、重たくなっていく。
ちょっと痛いくらいに唇を吸われて、ごっそりと『なにか』が持っていかれるような疲労感にみまわれる。
かと思えば、ふっ……と吐息を吹き込まれて、ぴくんっと腰が跳ねる。甘い痺れが、からだじゅうに広がってゆく。
「……っん……わかる? 俺の魔力が、リオのからだに入り込んで、染みわたっていくの……」
「ふぁあっ……」
「ははっ……顔、とろんとしてる……リオ、可愛い、かわいい……俺も、きもちい、うれしい……はぁっ、ん」
だめ、だ。これ。
このままじゃ頭がばかになっちゃうって、わかるのに……絡みつく舌を、拒めない。
もっとほしいって、じぶんから腕を回して、しがみついちゃう……
「んくっ……んっ、んっ……んんっ」
引き寄せられた腰を、すりすりと、指先でくすぐられる。そのたびに、ぴくん、ぴくんと甘く跳ねた。
「あぁ、こんなにしあわせな気分になること、なんでいままで知らなかったんだろう……リオ……リオっ」
飽くことなく唇に噛みつきながら、わたしの名前を呼ぶノア。
たべられてるみたいだって、ろくに働かない頭で、ぼんやり思う。
「俺の魔力、いくらでもあげるから……もっと俺をほしがって、ぎゅってして、リオ……」
甘い吐息が、何度も耳に吹き込まれる。熱が、あふれる。
やがて糸が切れた人形みたいに、わたしはずるりと、ひざから崩れ落ちた。
0
お気に入りに追加
28
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
嫌われ女騎士は塩対応だった堅物騎士様と蜜愛中! 愚者の花道
Canaan
恋愛
旧題:愚者の花道
周囲からの風当たりは強いが、逞しく生きている平民あがりの女騎士ヘザー。ある時、とんでもない痴態を高慢エリート男ヒューイに目撃されてしまう。しかも、新しい配属先には自分の上官としてそのヒューイがいた……。
女子力低い残念ヒロインが、超感じ悪い堅物男の調子をだんだん狂わせていくお話。
※シリーズ「愚者たちの物語 その2」※

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる