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本編
喪失の記憶㈠ ※R18
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ふいに光を感じ、穂花はまぶたを持ち上げた。
ぼんやりと曖昧な五感は、はじめに蒼色の空を視界へ映し、次いでゆるやかなせせらぎの音を聴覚でもってとらえる。
木もれ陽のゆらめく音すら聞こえそうな、とても静かな森の中に、穂花はたたずんでいた。
琥珀色の双眸でひとつまばたきをした穂花は、ぴしりと石像のごとく動作を停止する。
自分が何故、見知らぬ場所で、それも立ったまま寝ていたのか、少しも思い当たる節がないためだ。
とはいえ、突っ立っていても仕様がないので、恐る恐る一歩を踏み出す。
(何……? どこだろう、ここ)
動物のすがたもない。ただひたすら、静寂につつまれた森の中をゆく。
違和感には、すぐに気づいた。
(……感触が、ない)
そう、何にふれても、感触がないのだ。
たとえば、地面の土や草花。
たとえば、ほほをなでるそよ風。
踏みしめていること、吹かれていることは理解できるのに、知覚することができない。花のにおいもわからない。
どうやら五感のうち、視覚や聴覚は正常だが、触覚や嗅覚は麻痺しているかのようだ。味覚に関しては、たしかめる術がないのでわからないが。
まるで現実味のない世界。
そのうちに、穂花はひとつの答えを導き出す。
(夢の中、とか?)
それならば、こうも突拍子もない世界観であることにも説明がつく。
ためしに自分の二の腕をつねってみると、痛覚以前に触覚すらない。やはり、夢で間違いないようだ。
(えぇ……これどうしよう? 寝坊しちゃったりしないよね? 学校があるのになぁ)
自分の意思で目を覚ませないとなると、そういった懸念に心落ち着かなくなるのは、現代女子高生の性なのかもしれない。
(あとは頼みました、紅さん)
そんな穂花も、過保護なお世話係がその真価を週明けから遺憾なく発揮してくれるだろうことに期待して、思考を打ち切った。投げたと言ってはいけない。
散策に戻る穂花であったが、宛もなく道なりに進むうち、ふと拓けた場所が見えてくることに気づく。
(……湖? わぁ、きれい……)
きらきらと木もれ陽を反射する湖面が、一面に広がっていた。
透きとおった湖の水は、空を映した蒼色。
岸辺では、色とりどりの小花が風にそよいでいる。
頭上高くまでそびえる木々にかこまれたそこは、秘密の場所と称するのにふさわしい。
(ピクニックとかしたら、楽しいかも)
そうしたお散歩気分が、一瞬後にはあとかたもなく打ち砕かれることを、穂花は知らない。
のんきにぐるりと首を巡らせた直後、穂花はひゅっと息をのむ。
そう遠くない岸辺に、大小ふたつの影がある。
男と女。それぞれ半身まで湖に浸かっているが、沐浴ではないだろう。
それは、五色の色鮮やかな着物を乱され、草花の上に射干玉の髪を散らされた女と、女に覆いかぶさる男の荒い息遣いを見れば、容易にうかがい知れることだった。
湖面が波立つたび、甲高い女の嬌声が響きわたる。
何故今まで気づかなかったのだろう。
こんなにも衝撃的な、情交の光景に。
「……タ……さ、ま……んっ…………ナ、カタ、さまぁ……っ」
息も絶え絶えに、女が誰かの名を呼んでいる。
自らを組み敷いた、男の名だろうか。
いや、そんなことよりも。
(……あの、顔……)
ぞわりと、穂花は背筋を這い上がる何かを感じた。
何故ならば、視線の先にいる女は。
いままさに抱かれている女は、まぎれもなく。
(ニニギ……だ)
刹那、穂花の視覚が激しく明滅する。
ふわりと浮いたような、身の置きどころのない浮遊感の一瞬後。
――ずぶんっ!
「ひぁあああんっ!」
胎内まで貫かれる感触に、穂花は肺呼吸を損ねた。
何かとてつもない質量のものが、おのれを串刺しにしている。
生理的な涙のにじむ視界で、穂花がやっと認めることができたのは、覆いかぶさる男の陽根に、深く深く貫かれているということだった。
(まさか、まさか……っ)
いま男に抱かれているのは、穂花だった。
ニニギの肉体へ吸い寄せられるかのごとく、同化してしまった。
信じられない。だが、否定しようのない事実なのだ。
「まって、くださ……ぁんっ!」
すぐさま男の胸を押し返そうとするも、ぱちゅん、と腰を打ちつけられ、悲鳴がもれる。
「待てないよ……僕がどれだけ我慢したと思ってるの」
「ひっ、やぁ……!」
「はぁっ……ひさしぶりの姉様だ……僕の、姉様……っ!」
穂花をきつく抱き込んで密着した男の律動が、小刻みなものに変わる。
胎の最奥、子宮口までめり込ませたきっさきで、突き上げるように。
「んっ、は……負け犬の僕には、もう何も残ってない……それなのに、姉様まで取り上げられたら、僕は、僕は……っ!」
一心不乱に腰を打ちつける男に、穂花はされるがままでいるしかなかった。
「姉様だけは、僕のものだ……っ!」
そうと叫んだ男に、ばつんと腰を打ちつけられた刹那、穂花の視界に激しく星が飛び散った。
奥底に埋め込まれたものがどくりと脈打ち、胎に直接熱を吐き出す。
「っく、ぅ…………はぁっ!」
どれほどの欲を注がれていただろうか。
ぶるりと身じろぎ、最後の一滴まで余すことなく穂花のなかへ吐精した男が、力尽きたようになだれ込んでくる。
絶頂の余韻に放り出されていた穂花は、そのとき、彼の肩を滑り落ちた天色の髪を目の当たりにし、はたと呼吸を止める。
「……姉様……」
かすれた声で穂花を呼ぶ男。
その木もれ陽を宿したような常磐色の瞳にも、見覚えがあった。
目の前の面影を知っている。
だが彼は、穂花の知っている〝あの子〟とは違っていた。
「ねぇ、姉様」
もう一度、天色の髪の彼が穂花を呼ぶ。
常磐の奥に、切実な色をまとわせて。
「天も国も関係ない……誰も知らないところに行こうよ。僕たちふたりだけで、ずっといられる場所に……」
薄い唇が、穂花のそれをそっと食む。
角度を変え幾度か食まれ、血のように赤い舌が口内へ侵入しようとしたそのとき、穂花はぐっと彼の胸を押し返した。
「……いけません」
いや、違う。
胸を押し返したのも、拒否の言葉をつむぐのも、穂花の意思ではなかった。
「私には、天孫たる使命があるのです。そして、そのための対価を、惜しみなく差し出す所存でございます」
穂花の意思とは関係なく言葉を発するニニギも、語尾を震わせている。
「あなた様の大切な国を奪った私を……この身体を蹂躙してお気がすむならば、どうぞご随意になさいますよう。ミナカタ様――建南方神様」
伸ばした右手で、うつむく彼の顔にふれる。
白魚のごとき手にほほを包み込まれた彼――タケミナカタは、常磐色の瞳からひとすじの雫をこぼし、笑んだ。
「……あぁ、姉様。遠い……姉様が、遠いよ」
ほろり、ほろりと朝露のような雫を双眸からあふれさせながら、タケミナカタは穂花を抱きすくめる。
「僕にはもう……何もなくなった」
か細いつぶやきを、物悲しく啼いた風がさらってゆく。
悲痛なタケミナカタのすがたに、穂花の胸は張り裂けそうになるけれども、〝ニニギ〟は口を開こうとしない。
「……あぁでも、ごめんね」
すがりつくように穂花の肩口へ顔をうずめていたタケミナカタが、ふいに視線を上げる。
「水神は執念深いんだ」
ほほを濡らしたまま薄く笑むタケミナカタには、どこか危うげな印象があって。
「諦めてなど、やるものか」
穂花の細腕をつかんだ手は、華奢な体格からは想像もつかない力で、ギリギリとしめつける。
それはまさしく、蛇がとぐろを巻くかのごとく。
「――ニニギノミコト。あなたがどれだけ天の高い場所にいようと、必ずこの腕に巻き取って……僕の愛慕を、正しくあなたにわからせてやる」
――たとえ何百年、何千年かかろうとも。
獰猛に獲物をねらう常磐色の双眸に、射抜かれたが最後。
穂花の意識は、ぷつりと途切れたように暗転した。
ぼんやりと曖昧な五感は、はじめに蒼色の空を視界へ映し、次いでゆるやかなせせらぎの音を聴覚でもってとらえる。
木もれ陽のゆらめく音すら聞こえそうな、とても静かな森の中に、穂花はたたずんでいた。
琥珀色の双眸でひとつまばたきをした穂花は、ぴしりと石像のごとく動作を停止する。
自分が何故、見知らぬ場所で、それも立ったまま寝ていたのか、少しも思い当たる節がないためだ。
とはいえ、突っ立っていても仕様がないので、恐る恐る一歩を踏み出す。
(何……? どこだろう、ここ)
動物のすがたもない。ただひたすら、静寂につつまれた森の中をゆく。
違和感には、すぐに気づいた。
(……感触が、ない)
そう、何にふれても、感触がないのだ。
たとえば、地面の土や草花。
たとえば、ほほをなでるそよ風。
踏みしめていること、吹かれていることは理解できるのに、知覚することができない。花のにおいもわからない。
どうやら五感のうち、視覚や聴覚は正常だが、触覚や嗅覚は麻痺しているかのようだ。味覚に関しては、たしかめる術がないのでわからないが。
まるで現実味のない世界。
そのうちに、穂花はひとつの答えを導き出す。
(夢の中、とか?)
それならば、こうも突拍子もない世界観であることにも説明がつく。
ためしに自分の二の腕をつねってみると、痛覚以前に触覚すらない。やはり、夢で間違いないようだ。
(えぇ……これどうしよう? 寝坊しちゃったりしないよね? 学校があるのになぁ)
自分の意思で目を覚ませないとなると、そういった懸念に心落ち着かなくなるのは、現代女子高生の性なのかもしれない。
(あとは頼みました、紅さん)
そんな穂花も、過保護なお世話係がその真価を週明けから遺憾なく発揮してくれるだろうことに期待して、思考を打ち切った。投げたと言ってはいけない。
散策に戻る穂花であったが、宛もなく道なりに進むうち、ふと拓けた場所が見えてくることに気づく。
(……湖? わぁ、きれい……)
きらきらと木もれ陽を反射する湖面が、一面に広がっていた。
透きとおった湖の水は、空を映した蒼色。
岸辺では、色とりどりの小花が風にそよいでいる。
頭上高くまでそびえる木々にかこまれたそこは、秘密の場所と称するのにふさわしい。
(ピクニックとかしたら、楽しいかも)
そうしたお散歩気分が、一瞬後にはあとかたもなく打ち砕かれることを、穂花は知らない。
のんきにぐるりと首を巡らせた直後、穂花はひゅっと息をのむ。
そう遠くない岸辺に、大小ふたつの影がある。
男と女。それぞれ半身まで湖に浸かっているが、沐浴ではないだろう。
それは、五色の色鮮やかな着物を乱され、草花の上に射干玉の髪を散らされた女と、女に覆いかぶさる男の荒い息遣いを見れば、容易にうかがい知れることだった。
湖面が波立つたび、甲高い女の嬌声が響きわたる。
何故今まで気づかなかったのだろう。
こんなにも衝撃的な、情交の光景に。
「……タ……さ、ま……んっ…………ナ、カタ、さまぁ……っ」
息も絶え絶えに、女が誰かの名を呼んでいる。
自らを組み敷いた、男の名だろうか。
いや、そんなことよりも。
(……あの、顔……)
ぞわりと、穂花は背筋を這い上がる何かを感じた。
何故ならば、視線の先にいる女は。
いままさに抱かれている女は、まぎれもなく。
(ニニギ……だ)
刹那、穂花の視覚が激しく明滅する。
ふわりと浮いたような、身の置きどころのない浮遊感の一瞬後。
――ずぶんっ!
「ひぁあああんっ!」
胎内まで貫かれる感触に、穂花は肺呼吸を損ねた。
何かとてつもない質量のものが、おのれを串刺しにしている。
生理的な涙のにじむ視界で、穂花がやっと認めることができたのは、覆いかぶさる男の陽根に、深く深く貫かれているということだった。
(まさか、まさか……っ)
いま男に抱かれているのは、穂花だった。
ニニギの肉体へ吸い寄せられるかのごとく、同化してしまった。
信じられない。だが、否定しようのない事実なのだ。
「まって、くださ……ぁんっ!」
すぐさま男の胸を押し返そうとするも、ぱちゅん、と腰を打ちつけられ、悲鳴がもれる。
「待てないよ……僕がどれだけ我慢したと思ってるの」
「ひっ、やぁ……!」
「はぁっ……ひさしぶりの姉様だ……僕の、姉様……っ!」
穂花をきつく抱き込んで密着した男の律動が、小刻みなものに変わる。
胎の最奥、子宮口までめり込ませたきっさきで、突き上げるように。
「んっ、は……負け犬の僕には、もう何も残ってない……それなのに、姉様まで取り上げられたら、僕は、僕は……っ!」
一心不乱に腰を打ちつける男に、穂花はされるがままでいるしかなかった。
「姉様だけは、僕のものだ……っ!」
そうと叫んだ男に、ばつんと腰を打ちつけられた刹那、穂花の視界に激しく星が飛び散った。
奥底に埋め込まれたものがどくりと脈打ち、胎に直接熱を吐き出す。
「っく、ぅ…………はぁっ!」
どれほどの欲を注がれていただろうか。
ぶるりと身じろぎ、最後の一滴まで余すことなく穂花のなかへ吐精した男が、力尽きたようになだれ込んでくる。
絶頂の余韻に放り出されていた穂花は、そのとき、彼の肩を滑り落ちた天色の髪を目の当たりにし、はたと呼吸を止める。
「……姉様……」
かすれた声で穂花を呼ぶ男。
その木もれ陽を宿したような常磐色の瞳にも、見覚えがあった。
目の前の面影を知っている。
だが彼は、穂花の知っている〝あの子〟とは違っていた。
「ねぇ、姉様」
もう一度、天色の髪の彼が穂花を呼ぶ。
常磐の奥に、切実な色をまとわせて。
「天も国も関係ない……誰も知らないところに行こうよ。僕たちふたりだけで、ずっといられる場所に……」
薄い唇が、穂花のそれをそっと食む。
角度を変え幾度か食まれ、血のように赤い舌が口内へ侵入しようとしたそのとき、穂花はぐっと彼の胸を押し返した。
「……いけません」
いや、違う。
胸を押し返したのも、拒否の言葉をつむぐのも、穂花の意思ではなかった。
「私には、天孫たる使命があるのです。そして、そのための対価を、惜しみなく差し出す所存でございます」
穂花の意思とは関係なく言葉を発するニニギも、語尾を震わせている。
「あなた様の大切な国を奪った私を……この身体を蹂躙してお気がすむならば、どうぞご随意になさいますよう。ミナカタ様――建南方神様」
伸ばした右手で、うつむく彼の顔にふれる。
白魚のごとき手にほほを包み込まれた彼――タケミナカタは、常磐色の瞳からひとすじの雫をこぼし、笑んだ。
「……あぁ、姉様。遠い……姉様が、遠いよ」
ほろり、ほろりと朝露のような雫を双眸からあふれさせながら、タケミナカタは穂花を抱きすくめる。
「僕にはもう……何もなくなった」
か細いつぶやきを、物悲しく啼いた風がさらってゆく。
悲痛なタケミナカタのすがたに、穂花の胸は張り裂けそうになるけれども、〝ニニギ〟は口を開こうとしない。
「……あぁでも、ごめんね」
すがりつくように穂花の肩口へ顔をうずめていたタケミナカタが、ふいに視線を上げる。
「水神は執念深いんだ」
ほほを濡らしたまま薄く笑むタケミナカタには、どこか危うげな印象があって。
「諦めてなど、やるものか」
穂花の細腕をつかんだ手は、華奢な体格からは想像もつかない力で、ギリギリとしめつける。
それはまさしく、蛇がとぐろを巻くかのごとく。
「――ニニギノミコト。あなたがどれだけ天の高い場所にいようと、必ずこの腕に巻き取って……僕の愛慕を、正しくあなたにわからせてやる」
――たとえ何百年、何千年かかろうとも。
獰猛に獲物をねらう常磐色の双眸に、射抜かれたが最後。
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