170 / 263
第三章『焔魔仙教編』
第百六十六話 わらう魔教主【後】
しおりを挟む
「人道に反する行為は見過ごせない。当然のことをしたまでさ」
「あなたは……こころがとても、きれいな方ですね」
爽の言い方は、じぶんはちがうとでもいうようだ。
伏せがちの視線、ほの暗い表情からもわかる。自身を過小評価しすぎる性分なのか、と心配に思っていたところに、次なる発言は衝撃的なものだった。
「……無理を承知で、梅雪さまにおねがい申し上げます」
「結婚は丁重にお断りさせていただいて──」
「あなたをさらってもいいですか」
「へっ、さらう?」
「お屋敷にもどらず、俺といっしょに来ていただけませんか」
「結婚するか誘拐されるかえらべってこと!? なにその二択に見せかけた一択! どっちにしろ私つれてかれてるじゃん!」
「帰したく、ないです……」
「そう言われてもなぁあ……!」
「では……梅雪さまに会っていただきたい方がいらっしゃるのです、と申しましたら?」
「私に、会ってほしいひと?」
それはだれ? と問おうとした、そのとき。「……キュウ……グゥウ……」と、鳴き声がきこえた。
はじかれたように、爽が自身の腕のなかを見やる。
金と赤のまだら模様に塗りたくられた、二羽の子烏。その鳴き声が、先ほどまでと比べ、明らかにか細い。
「どうして……なぜこんなに弱ってるんだ……」
足に結ばれていたこよりはちぎり捨てた。すこし火傷は負ってしまったが、軽傷のはず。
だというのに、子烏はぐったりと弱りきっている。二羽ともに、だ。
その原因に思いあたらない爽は、にわかに焦りをおぼえる。
「診せてごらん。……目立った外傷はないけれど……待って」
爽に抱かれた子烏たちをのぞき込んだ早梅は、さっと目を走らせ、とある違和感をひろった。
「この塗料……遠目では金泥かと思ったが、発色がちがう」
金属光沢がない、とでも言おうか。
烏を燃える太陽に見立てるため、使われた塗料。
ざわ……と胸がさわいだのは、このからだのもち主が、そうしたモノに詳しい梅雪だからなのだろう。
「雄黄。黄金の代替品として用いられる塗料ですね」
「──!」
早梅は反射的にふり返る。
……いつからだ。
いつから、背後を取られていた?
「安価で手に入れやすいですが、その主成分は砒素。これだけ大量に塗ったくられて、運悪く飲み込んでしまった分もあるでしょうねぇ。かわいそうに」
狭い路地裏の物陰からきこえるのは、若い男の声だ。口調こそやわらかいが、気配を消して早梅へ接近した時点で、只者ではない。
五感を研ぎ澄ませ、注意深く男を観察する。
闇にまぎれる黒の外套をまぶかにかぶっているため、その容貌をうかがうことはできない。
「助けたいですか? その哀れな烏たちを」
それがおのれへの問いだと、遅れて理解する。
「当たり前だろう」
言葉少なに、即答する。
得体の知れない相手だ、身構える早梅とは裏腹に、対峙した男が、笑った。
「ふふっ……やさしいなぁ。ほんと、そういうところは変わらないよね」
「なに……?」
「いいよ。あなたの望みは、なんでも叶えてあげる」
──ボウッ!
突如として、路地裏に灯る光。
子烏たちが、炎に包まれている。
「なにをしているんだ!」
「大丈夫。よく見て、ほら」
「……あ」
頭に血がのぼる思いの早梅だったが、はっと我に返る。
爽が。燃える子烏たちを抱いた爽が、まったく慌てたそぶりを見せないのだ。
それに、子烏たちを包んだ炎。妖しくゆらめく、蒼い色をしていて──
ジュ……と音を立て、毒々しいまだら模様の塗料が蒸発した。
あとには、黒い羽毛が残るだけ。
「雄黄はもちろん、塗料はすべて燃やしました。体内外のものすべてね。焼き鳥にはしていないので、食べたらだめですよ? おなかをこわしたらたいへんだ」
くすくすと冗談めかしながら、なんでもないように、とんでもないことをやってのけた男。
「君は、いったい──」
「……教主さま」
「教主……?」
子烏たちを袖のなかに仕舞い込み、深々と頭を垂れる爽へ、つと、男が言葉をかける。
「もー、どこをほっつき歩いていたのかと思ったら。おまえは突拍子もないことをしでかしますね、爽。こんなおどろきは求めてないです」
「申し訳ありません」
「もうちょっと雰囲気のある感動の再会を目指してたんだけどなぁ……まぁいいです。緊急事態ですから、目をつむってあげます」
「ありがとうございます……」
「はいはい。わかったから、顔をお上げなさいよ。地面とこんにちはするつもりですか」
やれやれ、と大げさに肩をすくめてみせた男が、ついで早梅へ向き直る。
「そういうことなので、種明かしといきましょうか。ふふっ……おどろきすぎて、ひっくり返らないでよ?」
聞きおぼえのない声だが、やけに親しげな口をきく。
完全には緊張をとかないまま、男の動向を見守る早梅ではあるものの。
──する、と。
外套の帽子を脱いだ男が、一歩、二歩と歩み寄る。
──しゃらり、しゃらり。
男が歩むたび、鈴の音色に似た音が奏でられる。
それは、彼の両耳につらなる柘榴石によるものだと知った。
そして……物陰から抜けだした彼が、まばゆい月白の髪に、熟れた柘榴の双眸をもつことを知った。
「なっ……」
刹那、早梅の周囲から物音が欠落する。
呆然と目の当たりにした無音の世界で、信じがたい、けれど忘れるはずもない面影と、相まみえる。
「まさか……そんな……」
無邪気におのれを慕ってくれた少年のそれと、かさなった。
「……ゆう、えん……?」
満面の笑みをほころばせた白髪の美青年が、早梅へ腕を伸ばす。
「大正解。あなたのことが大好きな憂炎だよ。やっと……やっと会えたね、梅姐姐?」
そっとほほを包み込む仕草は、愛おしい相手へふれるかのごとく。
ささやく声音は、あまく。
「あなたは……こころがとても、きれいな方ですね」
爽の言い方は、じぶんはちがうとでもいうようだ。
伏せがちの視線、ほの暗い表情からもわかる。自身を過小評価しすぎる性分なのか、と心配に思っていたところに、次なる発言は衝撃的なものだった。
「……無理を承知で、梅雪さまにおねがい申し上げます」
「結婚は丁重にお断りさせていただいて──」
「あなたをさらってもいいですか」
「へっ、さらう?」
「お屋敷にもどらず、俺といっしょに来ていただけませんか」
「結婚するか誘拐されるかえらべってこと!? なにその二択に見せかけた一択! どっちにしろ私つれてかれてるじゃん!」
「帰したく、ないです……」
「そう言われてもなぁあ……!」
「では……梅雪さまに会っていただきたい方がいらっしゃるのです、と申しましたら?」
「私に、会ってほしいひと?」
それはだれ? と問おうとした、そのとき。「……キュウ……グゥウ……」と、鳴き声がきこえた。
はじかれたように、爽が自身の腕のなかを見やる。
金と赤のまだら模様に塗りたくられた、二羽の子烏。その鳴き声が、先ほどまでと比べ、明らかにか細い。
「どうして……なぜこんなに弱ってるんだ……」
足に結ばれていたこよりはちぎり捨てた。すこし火傷は負ってしまったが、軽傷のはず。
だというのに、子烏はぐったりと弱りきっている。二羽ともに、だ。
その原因に思いあたらない爽は、にわかに焦りをおぼえる。
「診せてごらん。……目立った外傷はないけれど……待って」
爽に抱かれた子烏たちをのぞき込んだ早梅は、さっと目を走らせ、とある違和感をひろった。
「この塗料……遠目では金泥かと思ったが、発色がちがう」
金属光沢がない、とでも言おうか。
烏を燃える太陽に見立てるため、使われた塗料。
ざわ……と胸がさわいだのは、このからだのもち主が、そうしたモノに詳しい梅雪だからなのだろう。
「雄黄。黄金の代替品として用いられる塗料ですね」
「──!」
早梅は反射的にふり返る。
……いつからだ。
いつから、背後を取られていた?
「安価で手に入れやすいですが、その主成分は砒素。これだけ大量に塗ったくられて、運悪く飲み込んでしまった分もあるでしょうねぇ。かわいそうに」
狭い路地裏の物陰からきこえるのは、若い男の声だ。口調こそやわらかいが、気配を消して早梅へ接近した時点で、只者ではない。
五感を研ぎ澄ませ、注意深く男を観察する。
闇にまぎれる黒の外套をまぶかにかぶっているため、その容貌をうかがうことはできない。
「助けたいですか? その哀れな烏たちを」
それがおのれへの問いだと、遅れて理解する。
「当たり前だろう」
言葉少なに、即答する。
得体の知れない相手だ、身構える早梅とは裏腹に、対峙した男が、笑った。
「ふふっ……やさしいなぁ。ほんと、そういうところは変わらないよね」
「なに……?」
「いいよ。あなたの望みは、なんでも叶えてあげる」
──ボウッ!
突如として、路地裏に灯る光。
子烏たちが、炎に包まれている。
「なにをしているんだ!」
「大丈夫。よく見て、ほら」
「……あ」
頭に血がのぼる思いの早梅だったが、はっと我に返る。
爽が。燃える子烏たちを抱いた爽が、まったく慌てたそぶりを見せないのだ。
それに、子烏たちを包んだ炎。妖しくゆらめく、蒼い色をしていて──
ジュ……と音を立て、毒々しいまだら模様の塗料が蒸発した。
あとには、黒い羽毛が残るだけ。
「雄黄はもちろん、塗料はすべて燃やしました。体内外のものすべてね。焼き鳥にはしていないので、食べたらだめですよ? おなかをこわしたらたいへんだ」
くすくすと冗談めかしながら、なんでもないように、とんでもないことをやってのけた男。
「君は、いったい──」
「……教主さま」
「教主……?」
子烏たちを袖のなかに仕舞い込み、深々と頭を垂れる爽へ、つと、男が言葉をかける。
「もー、どこをほっつき歩いていたのかと思ったら。おまえは突拍子もないことをしでかしますね、爽。こんなおどろきは求めてないです」
「申し訳ありません」
「もうちょっと雰囲気のある感動の再会を目指してたんだけどなぁ……まぁいいです。緊急事態ですから、目をつむってあげます」
「ありがとうございます……」
「はいはい。わかったから、顔をお上げなさいよ。地面とこんにちはするつもりですか」
やれやれ、と大げさに肩をすくめてみせた男が、ついで早梅へ向き直る。
「そういうことなので、種明かしといきましょうか。ふふっ……おどろきすぎて、ひっくり返らないでよ?」
聞きおぼえのない声だが、やけに親しげな口をきく。
完全には緊張をとかないまま、男の動向を見守る早梅ではあるものの。
──する、と。
外套の帽子を脱いだ男が、一歩、二歩と歩み寄る。
──しゃらり、しゃらり。
男が歩むたび、鈴の音色に似た音が奏でられる。
それは、彼の両耳につらなる柘榴石によるものだと知った。
そして……物陰から抜けだした彼が、まばゆい月白の髪に、熟れた柘榴の双眸をもつことを知った。
「なっ……」
刹那、早梅の周囲から物音が欠落する。
呆然と目の当たりにした無音の世界で、信じがたい、けれど忘れるはずもない面影と、相まみえる。
「まさか……そんな……」
無邪気におのれを慕ってくれた少年のそれと、かさなった。
「……ゆう、えん……?」
満面の笑みをほころばせた白髪の美青年が、早梅へ腕を伸ばす。
「大正解。あなたのことが大好きな憂炎だよ。やっと……やっと会えたね、梅姐姐?」
そっとほほを包み込む仕草は、愛おしい相手へふれるかのごとく。
ささやく声音は、あまく。
0
お気に入りに追加
64
あなたにおすすめの小説
【R18】××××で魔力供給をする世界に聖女として転移して、イケメン魔法使いに甘やかされ抱かれる話
もなか
恋愛
目を覚ますと、金髪碧眼のイケメン──アースに抱かれていた。
詳しく話を聞くに、どうやら、私は魔法がある異世界に聖女として転移をしてきたようだ。
え? この世界、魔法を使うためには、魔力供給をしなきゃいけないんですか?
え? 魔力供給って、××××しなきゃいけないんですか?
え? 私、アースさん専用の聖女なんですか?
魔力供給(性行為)をしなきゃいけない聖女が、イケメン魔法使いに甘やかされ、快楽の日々に溺れる物語──。
※n番煎じの魔力供給もの。18禁シーンばかりの変態度高めな物語です。
※ムーンライトノベルズにも載せております。ムーンライトノベルズさんの方は、題名が少し変わっております。
※ヒーローが変態です。ヒロインはちょろいです。
R18作品です。18歳未満の方(高校生も含む)の閲覧は、御遠慮ください。
異世界転移したら、推しのガチムチ騎士団長様の性癖が止まりません
冬見 六花
恋愛
旧題:ロングヘア=美人の世界にショートカットの私が転移したら推しのガチムチ騎士団長様の性癖が開花した件
異世界転移したアユミが行き着いた世界は、ロングヘアが美人とされている世界だった。
ショートカットのために醜女&珍獣扱いされたアユミを助けてくれたのはガチムチの騎士団長のウィルフレッド。
「…え、ちょっと待って。騎士団長めちゃくちゃドタイプなんですけど!」
でもこの世界ではとんでもないほどのブスの私を好きになってくれるわけない…。
それならイケメン騎士団長様の推し活に専念しますか!
―――――【筋肉フェチの推し活充女アユミ × アユミが現れて突如として自分の性癖が目覚めてしまったガチムチ騎士団長様】
そんな2人の山なし谷なしイチャイチャエッチラブコメ。
●ムーンライトノベルズで掲載していたものをより糖度高めに改稿してます。
●11/6本編完結しました。番外編はゆっくり投稿します。
●11/12番外編もすべて完結しました!
●ノーチェブックス様より書籍化します!
大嫌いな次期騎士団長に嫁いだら、激しすぎる初夜が待っていました
扇 レンナ
恋愛
旧題:宿敵だと思っていた男に溺愛されて、毎日のように求められているんですが!?
*こちらは【明石 唯加】名義のアカウントで掲載していたものです。書籍化にあたり、こちらに転載しております。また、こちらのアカウントに転載することに関しては担当編集さまから許可をいただいておりますので、問題ありません。
――
ウィテカー王国の西の辺境を守る二つの伯爵家、コナハン家とフォレスター家は長年に渡りいがみ合ってきた。
そんな現状に焦りを抱いた王家は、二つの伯爵家に和解を求め、王命での結婚を命じる。
その結果、フォレスター伯爵家の長女メアリーはコナハン伯爵家に嫁入りすることが決まった。
結婚相手はコナハン家の長男シリル。クールに見える外見と辺境騎士団の次期団長という肩書きから女性人気がとても高い男性。
が、メアリーはそんなシリルが実は大嫌い。
彼はクールなのではなく、大層傲慢なだけ。それを知っているからだ。
しかし、王命には逆らえない。そのため、メアリーは渋々シリルの元に嫁ぐことに。
どうせ愛し愛されるような素敵な関係にはなれるわけがない。
そう考えるメアリーを他所に、シリルは初夜からメアリーを強く求めてくる。
――もしかして、これは嫌がらせ?
メアリーはシリルの態度をそう受け取り、頑なに彼を拒絶しようとするが――……。
「誰がお前に嫌がらせなんかするかよ」
どうやら、彼には全く別の思惑があるらしく……?
*WEB版表紙イラストはみどりのバクさまに有償にて描いていただいたものです。転載等は禁止です。
王太子の子を孕まされてました
杏仁豆腐
恋愛
遊び人の王太子に無理やり犯され『私の子を孕んでくれ』と言われ……。しかし王太子には既に婚約者が……侍女だった私がその後執拗な虐めを受けるので、仕返しをしたいと思っています。
※不定期更新予定です。一話完結型です。苛め、暴力表現、性描写の表現がありますのでR指定しました。宜しくお願い致します。ノリノリの場合は大量更新したいなと思っております。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
皆で異世界転移したら、私だけがハブかれてイケメンに囲まれた
愛丸 リナ
恋愛
少女は綺麗過ぎた。
整った顔、透き通るような金髪ロングと薄茶と灰色のオッドアイ……彼女はハーフだった。
最初は「可愛い」「綺麗」って言われてたよ?
でも、それは大きくなるにつれ、言われなくなってきて……いじめの対象になっちゃった。
クラス一斉に異世界へ転移した時、彼女だけは「醜女(しこめ)だから」と国外追放を言い渡されて……
たった一人で途方に暮れていた時、“彼ら”は現れた
それが後々あんな事になるなんて、その時の彼女は何も知らない
______________________________
ATTENTION
自己満小説満載
一話ずつ、出来上がり次第投稿
急亀更新急チーター更新だったり、不定期更新だったりする
文章が変な時があります
恋愛に発展するのはいつになるのかは、まだ未定
以上の事が大丈夫な方のみ、ゆっくりしていってください
【完結】ヤンデレ設定の義弟を手塩にかけたら、シスコン大魔法士に育ちました!?
三月よる
恋愛
14歳の誕生日、ピフラは自分が乙女ゲーム「LOVE/HEART(ラブハート)」通称「ラブハ」の悪役である事に気がついた。シナリオ通りなら、ピフラは義弟ガルムの心を病ませ、ヤンデレ化した彼に殺されてしまう運命。生き残りのため、ピフラはガルムのヤンデレ化を防止すべく、彼を手塩にかけて育てる事を決意する。その後、メイドに命を狙われる事件がありながらも、良好な関係を築いてきた2人。
そして10年後。シスコンに育ったガルムに、ピフラは婚活を邪魔されていた。姉離れのためにガルムを結婚させようと、ピフラは相手のヒロインを探すことに。そんなある日、ピフラは謎の美丈夫ウォラクに出会った。彼はガルムと同じ赤い瞳をしていた。そこで「赤目」と「悪魔と黒魔法士」の秘密の相関関係を聞かされる。その秘密が過去のメイド事件と重なり、ピフラはガルムに疑心を抱き始めた。一方、ピフラを監視していたガルムは自分以外の赤目と接触したピフラを監禁して──?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる