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外伝:騎士団長の憂慮
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カルシノ家当主セラフィ王国騎士団長セルティミア・カルシノ。
それがこの身に授かった名であり、役割である。
騎士は王とその臣下である民を守護する盾であり、必然的にその職務は過酷である。
王都守護、国境防衛、魔物討伐、王国内で最も鋭い剣でもある我ら騎士団の活躍の場は多岐に渡り、吾輩はそれら全てを誇りに思っている。
盾であり剣であるという誉もそうだが、それ以上に尊敬する祖父から受け継いだ大熊獣人の血を前線で誇示できたからだ。
それは勿論今回の邪竜撃退戦でも同じだった。
その筈だった。
「ダイアモンド大統領。まずは国境線を正式な許可なく超えた事を謝罪したい」
邪竜撃退を祝した宴、撃退の当日に行われたそれに吾輩と勇者パーティーの4人は招かれていた。
多くの死傷者を出し、国境線に邪竜の毒血による河を作るに至った大災害の後だと言うのに、参加者の顔色は明るい。
吾輩達は邪竜撃退における功績者として乾杯時に紹介されたが、しかし国家間の約定を緊急時とはいえ破ってしまったのも確か。
吾輩は連邦国の首脳である大統領に酒を持って、挨拶代わりの謝罪を行う為に隣に座った。
大統領は快く隣に座る事を承諾してくれたが、その後ろに立つ将軍は吾輩を値踏みするように瞥見した。
寸の間向けられた鋭い目つき、最短で吾輩の腕を斬り落とせるよう脱力された左腕。
それだけで、この狼が強者だと理解するのに十分だ。
吾輩は害意がない事を証明するため、大統領の付き人に注がれた、酒の入った杯を両手で持ち飲み干した。
それを見た将軍は意識を吾輩から宴会の場へと向け直した。
……どうやら危険無しと判断されたようだ。
「君は……王国の騎士団長か。なに、気にする必要はないさ。緊急時で、それも救助を要請したのは連邦軍の大隊長。感謝はしても責めはしない」
「寛大な言葉、感謝する。ダイアモンド大統領」
大統領は思っていたよりも威圧感や覇気に欠ける男だった。
聞いた話では、あの西エルクスの辺境をまとめた豪傑。
吾輩の祖父の様な冷たく、それでいて重厚な刃のような益荒男を想像していたのだが。
非公式な場なので赦しの言葉を鵜呑みにする事はできないが、それでもこの男なら戦後に無茶な要求をする事もなさそうだ。
「大統領、気軽に言ってもらっては困るぞ。政治的な方針は会議で決めるのが我らのやり方だろう」
「おいおいバレアス。宴の席でしかも客の前だぞ? それに彼女達がいなければオレらの軍は壊滅していた。彼女達を批難し、警戒する事なんてオレが許しても、兵士達が許さない」
そう言って大統領は将軍に酒の入った杯を渡し、宴会場の一角を指す。
中心に誰がいるのか分からない程の人だかり。
熱狂する兵士の叫びで辛うじて、囲まれているのが連邦側の勇者達だと分かる。
「ほら、オマエは護衛なんぞやめて、さっさと自分の娘と話して来いよ。今が嫁入り前にちゃんと話せる最後のチャンスかもしれんぞ
「うるさいッ! 我はまだあの男の事を認めたわけではないッ、これで失礼する!」
乱暴に杯を受け取り、将軍は人だかりの中に割って入って、消えていった。
……娘、か。
あれほどの武人が取り乱す程家族は良い物だろうか。
私も貴族の娘としてはそろそろ嫁入りを逃す……いや、当主なのだから婿を取るのか。
少なくとも今の吾輩には考えられない。
せめてシャルロの如く見た目だけは、たおやかであれば……。
「そういえば知っているか? 今回襲来した邪竜は名をヒトゥリと言うそうだ」
「……いや、存じ上げぬ。その名は連邦国の勇者が付けられたのか?」
「さてどうなのやら。オレはただ彼らがあの邪竜をそう呼んでいるのを聞いただけ……」
ヒトゥリ。
その名を聞いた時、吾輩は動揺を露わにしかけた。
同じ名の冒険者を知っている。
彼はフィランジェット家と深く関わり、そして一度勇者レイオンによって排斥されかけた。
王都の有力者のみが集まる会議で、挙げられたその名は、しかしフィランジェット家によって取り下げられた。
それでも尚、勇者レイオンは唱え続けた。
曰く――。
「ヒトゥリは邪竜である。人間を内から食おうと企む災害である」
「騎士団長殿……。貴女は何かご存じの様だ」
思わず声に出てしまった。
慌てて取り消そうとしても、既に大統領はこちらの目を捉え確信を得た瞳を向ける。
「……こちらの勇者レイオンもあの邪竜を、同じ名で呼んでいた。ただそれだけの事」
だがしかし、あの邪竜の名はそこまで重要ではない。
それをこちらが知っているという事も。
幸い、あの勇者レイオンはドラゴンキチ……いや妄執と言っていい程にドラゴンに執着し、その噂は他国にも広がっている。
レイオンならば知っていてもおかしくはない。
まだ大丈夫。
「そうか。あの勇者レイオンなら知っているか……。ああ、そういえば話は変わるが最近フィランジェット商会の方々が、我々の都市と新しく交易を結んでくださると聞いた。こちらも王国からの交易路が広がるのは大歓迎。勇者達も歓待に同席させたさ」
その話は知っている。
商会の跡目争いのせいで、街に多大な被害が出ている事も。
そもそも吾輩も跡目争いを終わらせる為に、ソリティア殿に手を貸している1人。
だがその交易路の話を何故――待て、あの商談には確か。
「その商談の為に商会が雇った護衛の中に、ある名前の冒険者がいたそうだ。ヒトゥリ、という名らしいが……ご存じかな?」
この男、最初からフィランジェット家とヒトゥリ殿の関係を全部知った上で揺さぶりをかけていたのか!?
だとしたら不味い。
話を聞く限り、おそらく勇者ヒジリはヒトゥリ殿がドラゴンであると確信している。
そしてこの男は、ヒトゥリ殿が邪竜であると、そう主張している。
その上、邪竜の襲撃地点はシルバーウッド近くの国境線沿い。
見ようによっては、王国貴族のフィランジェット家がドラゴンを擁して国境線沿いを偵察。
その後ドラゴンを使って連邦軍、皇国軍を攻撃したと捉えられかねない。
我らセラフィ王国は周囲を3つの大国に囲まれている。
フォーク連邦国、ラプサル=アバディ、そしてモスワ皇国。
フォーク連邦国は皇国との戦争により甚大な被害を受け、今は王国の敵ではない。
ラプサル=アバディは神聖国の宣誓によって攻め込まれない限りは、軍事力を動かせない。
問題なのはモスワ皇国。
あの国は歴史的な観点からドラゴンを敵視し、そしてあそこには元々勇者ヒジリと同郷だという勇者が、まだ残っている。
だとすれば冒険者ヒトゥリとドラゴンのヒトゥリの正体に気付けてもおかしくはない。
この男が、連邦が国際的な場で、捏造したシナリオを流してしまえば、自軍を襲われた皇国が報復を行おうとするのは確実だ。
邪竜の毒血によってお互いに侵攻ができなくなった皇国は、連邦に向けていた軍事力を王国に向けるだろう。
間に天業山があるとはいえ、皇国から王国へ大軍が通れる道がないわけではない。
今までは連邦国や周辺他国への牽制の為に軍事力を分ける必要があったから、守り切れた。
しかしこの状況。
人類の敵と手を組んだ相手を滅ぼすという大義を得てしまえば、周辺他国は皇国の報復を許可するだろう。
そうなれば最後、王国は滅びる。
それだけは避けねばならない。
だとすれば吾輩が取るべき行動は……。
「さて、吾輩にも国境の防衛という任務があったので。一介の冒険者や他国へ向かう商人の事などは把握していない。そのヒトゥリという冒険者がどうしたというのか?」
目の前の男は、表情を一切変えずに吾輩の言葉を待ち続けていた。
薄い笑みを張り付けた、温和な顔で私の言葉を待ち続けた。
「いや、何でもない。名前が同じだからと特にどうという事もない。ただ……後日そちらの勇者を交えて、あの邪竜について話をしたい。どうかな?」
「……ああ、分かった。邪竜は人間の敵。我が国がドラゴンを守護として崇めているとはいえ、そこは他国と変わらない。ぜひ出席させて頂こう」
理解している。
その会談は、冒険者ヒトゥリを指名手配する会談だ。
一度その公的な会談に出席してしまえば、王国は冒険者ヒトゥリを邪竜ヒトゥリとして吊るし上げる事になるだろう。
ヒトゥリ殿がドラゴンだという事など、吾輩は知っていた。
レイオンがそう訴える前から、一度手を合わせた吾輩はその力がドラゴンに類する物だと察していた。
だが彼は決して悪ではないとそう感じ、その自分の直感を吾輩は信じた。
間違いだった、愚かだった。
何故だ……。
何故、あんな真似をしたヒトゥリ殿。
吾輩は貴公がそんな存在などとは、思いたくはなかった。
これでは我が戦を誇りなどとは呼べないではないか。
それがこの身に授かった名であり、役割である。
騎士は王とその臣下である民を守護する盾であり、必然的にその職務は過酷である。
王都守護、国境防衛、魔物討伐、王国内で最も鋭い剣でもある我ら騎士団の活躍の場は多岐に渡り、吾輩はそれら全てを誇りに思っている。
盾であり剣であるという誉もそうだが、それ以上に尊敬する祖父から受け継いだ大熊獣人の血を前線で誇示できたからだ。
それは勿論今回の邪竜撃退戦でも同じだった。
その筈だった。
「ダイアモンド大統領。まずは国境線を正式な許可なく超えた事を謝罪したい」
邪竜撃退を祝した宴、撃退の当日に行われたそれに吾輩と勇者パーティーの4人は招かれていた。
多くの死傷者を出し、国境線に邪竜の毒血による河を作るに至った大災害の後だと言うのに、参加者の顔色は明るい。
吾輩達は邪竜撃退における功績者として乾杯時に紹介されたが、しかし国家間の約定を緊急時とはいえ破ってしまったのも確か。
吾輩は連邦国の首脳である大統領に酒を持って、挨拶代わりの謝罪を行う為に隣に座った。
大統領は快く隣に座る事を承諾してくれたが、その後ろに立つ将軍は吾輩を値踏みするように瞥見した。
寸の間向けられた鋭い目つき、最短で吾輩の腕を斬り落とせるよう脱力された左腕。
それだけで、この狼が強者だと理解するのに十分だ。
吾輩は害意がない事を証明するため、大統領の付き人に注がれた、酒の入った杯を両手で持ち飲み干した。
それを見た将軍は意識を吾輩から宴会の場へと向け直した。
……どうやら危険無しと判断されたようだ。
「君は……王国の騎士団長か。なに、気にする必要はないさ。緊急時で、それも救助を要請したのは連邦軍の大隊長。感謝はしても責めはしない」
「寛大な言葉、感謝する。ダイアモンド大統領」
大統領は思っていたよりも威圧感や覇気に欠ける男だった。
聞いた話では、あの西エルクスの辺境をまとめた豪傑。
吾輩の祖父の様な冷たく、それでいて重厚な刃のような益荒男を想像していたのだが。
非公式な場なので赦しの言葉を鵜呑みにする事はできないが、それでもこの男なら戦後に無茶な要求をする事もなさそうだ。
「大統領、気軽に言ってもらっては困るぞ。政治的な方針は会議で決めるのが我らのやり方だろう」
「おいおいバレアス。宴の席でしかも客の前だぞ? それに彼女達がいなければオレらの軍は壊滅していた。彼女達を批難し、警戒する事なんてオレが許しても、兵士達が許さない」
そう言って大統領は将軍に酒の入った杯を渡し、宴会場の一角を指す。
中心に誰がいるのか分からない程の人だかり。
熱狂する兵士の叫びで辛うじて、囲まれているのが連邦側の勇者達だと分かる。
「ほら、オマエは護衛なんぞやめて、さっさと自分の娘と話して来いよ。今が嫁入り前にちゃんと話せる最後のチャンスかもしれんぞ
「うるさいッ! 我はまだあの男の事を認めたわけではないッ、これで失礼する!」
乱暴に杯を受け取り、将軍は人だかりの中に割って入って、消えていった。
……娘、か。
あれほどの武人が取り乱す程家族は良い物だろうか。
私も貴族の娘としてはそろそろ嫁入りを逃す……いや、当主なのだから婿を取るのか。
少なくとも今の吾輩には考えられない。
せめてシャルロの如く見た目だけは、たおやかであれば……。
「そういえば知っているか? 今回襲来した邪竜は名をヒトゥリと言うそうだ」
「……いや、存じ上げぬ。その名は連邦国の勇者が付けられたのか?」
「さてどうなのやら。オレはただ彼らがあの邪竜をそう呼んでいるのを聞いただけ……」
ヒトゥリ。
その名を聞いた時、吾輩は動揺を露わにしかけた。
同じ名の冒険者を知っている。
彼はフィランジェット家と深く関わり、そして一度勇者レイオンによって排斥されかけた。
王都の有力者のみが集まる会議で、挙げられたその名は、しかしフィランジェット家によって取り下げられた。
それでも尚、勇者レイオンは唱え続けた。
曰く――。
「ヒトゥリは邪竜である。人間を内から食おうと企む災害である」
「騎士団長殿……。貴女は何かご存じの様だ」
思わず声に出てしまった。
慌てて取り消そうとしても、既に大統領はこちらの目を捉え確信を得た瞳を向ける。
「……こちらの勇者レイオンもあの邪竜を、同じ名で呼んでいた。ただそれだけの事」
だがしかし、あの邪竜の名はそこまで重要ではない。
それをこちらが知っているという事も。
幸い、あの勇者レイオンはドラゴンキチ……いや妄執と言っていい程にドラゴンに執着し、その噂は他国にも広がっている。
レイオンならば知っていてもおかしくはない。
まだ大丈夫。
「そうか。あの勇者レイオンなら知っているか……。ああ、そういえば話は変わるが最近フィランジェット商会の方々が、我々の都市と新しく交易を結んでくださると聞いた。こちらも王国からの交易路が広がるのは大歓迎。勇者達も歓待に同席させたさ」
その話は知っている。
商会の跡目争いのせいで、街に多大な被害が出ている事も。
そもそも吾輩も跡目争いを終わらせる為に、ソリティア殿に手を貸している1人。
だがその交易路の話を何故――待て、あの商談には確か。
「その商談の為に商会が雇った護衛の中に、ある名前の冒険者がいたそうだ。ヒトゥリ、という名らしいが……ご存じかな?」
この男、最初からフィランジェット家とヒトゥリ殿の関係を全部知った上で揺さぶりをかけていたのか!?
だとしたら不味い。
話を聞く限り、おそらく勇者ヒジリはヒトゥリ殿がドラゴンであると確信している。
そしてこの男は、ヒトゥリ殿が邪竜であると、そう主張している。
その上、邪竜の襲撃地点はシルバーウッド近くの国境線沿い。
見ようによっては、王国貴族のフィランジェット家がドラゴンを擁して国境線沿いを偵察。
その後ドラゴンを使って連邦軍、皇国軍を攻撃したと捉えられかねない。
我らセラフィ王国は周囲を3つの大国に囲まれている。
フォーク連邦国、ラプサル=アバディ、そしてモスワ皇国。
フォーク連邦国は皇国との戦争により甚大な被害を受け、今は王国の敵ではない。
ラプサル=アバディは神聖国の宣誓によって攻め込まれない限りは、軍事力を動かせない。
問題なのはモスワ皇国。
あの国は歴史的な観点からドラゴンを敵視し、そしてあそこには元々勇者ヒジリと同郷だという勇者が、まだ残っている。
だとすれば冒険者ヒトゥリとドラゴンのヒトゥリの正体に気付けてもおかしくはない。
この男が、連邦が国際的な場で、捏造したシナリオを流してしまえば、自軍を襲われた皇国が報復を行おうとするのは確実だ。
邪竜の毒血によってお互いに侵攻ができなくなった皇国は、連邦に向けていた軍事力を王国に向けるだろう。
間に天業山があるとはいえ、皇国から王国へ大軍が通れる道がないわけではない。
今までは連邦国や周辺他国への牽制の為に軍事力を分ける必要があったから、守り切れた。
しかしこの状況。
人類の敵と手を組んだ相手を滅ぼすという大義を得てしまえば、周辺他国は皇国の報復を許可するだろう。
そうなれば最後、王国は滅びる。
それだけは避けねばならない。
だとすれば吾輩が取るべき行動は……。
「さて、吾輩にも国境の防衛という任務があったので。一介の冒険者や他国へ向かう商人の事などは把握していない。そのヒトゥリという冒険者がどうしたというのか?」
目の前の男は、表情を一切変えずに吾輩の言葉を待ち続けていた。
薄い笑みを張り付けた、温和な顔で私の言葉を待ち続けた。
「いや、何でもない。名前が同じだからと特にどうという事もない。ただ……後日そちらの勇者を交えて、あの邪竜について話をしたい。どうかな?」
「……ああ、分かった。邪竜は人間の敵。我が国がドラゴンを守護として崇めているとはいえ、そこは他国と変わらない。ぜひ出席させて頂こう」
理解している。
その会談は、冒険者ヒトゥリを指名手配する会談だ。
一度その公的な会談に出席してしまえば、王国は冒険者ヒトゥリを邪竜ヒトゥリとして吊るし上げる事になるだろう。
ヒトゥリ殿がドラゴンだという事など、吾輩は知っていた。
レイオンがそう訴える前から、一度手を合わせた吾輩はその力がドラゴンに類する物だと察していた。
だが彼は決して悪ではないとそう感じ、その自分の直感を吾輩は信じた。
間違いだった、愚かだった。
何故だ……。
何故、あんな真似をしたヒトゥリ殿。
吾輩は貴公がそんな存在などとは、思いたくはなかった。
これでは我が戦を誇りなどとは呼べないではないか。
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