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スピンオフ - 二人の秋
父として守るべきもの
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遙ちゃんが旅立って、早くも一年になる。心の整理は、ついたようでついていない。前より感傷深くなったし、涙脆くもなった。それに四歳の悠ちゃんに慰められる始末。本当に僕は親として頼りない存在だ。
シンブルファーザーとして、自分なりに頑張ってはいるつもり。保育園の行事には欠かさず行く。行くだけじゃなくて、自ら手伝ったり、参加した入りもする。そのお陰なのかは分からないけど、保育士さんや他のお母さんたちと会話する機会が増えた。
でもやっぱり考えてしまう。悠ちゃんにお母さんがいない寂しさを与えていないかって。僕はちゃんと遙ちゃんの分までやっているのかって。
保育園へ出かける時間にセットしたアラームが鳴る。
「悠ちゃん、時間だよ。そろそろ、保育園行くよー」
台所の片付けをしながら、悠に声をかけた。
「はーい」
洗面所から元気な声が聞こえてきた。もう一人で準備ができるから、とても助かる。
そういえば保育園へ行くこの時間、いつもあの初日を思い出す。二歳期のイヤイヤ期は最高に大変だったけど、振り返ると懐かしい気持ちになるから不思議だ。
悠がちらっと台所を覗いている。
「父さん、まだ終わってないの? オレもう終わった」
「えっ、あ、はい。すぐ終わらせるから」
「さっき、アラーム鳴ったんでしょ。オレ、先に靴履いてるから」
「ごめん、ごめん。僕もすぐ行くから。ちょっと待ってて」
しっかりした子供に育っているようで安心。それに気づいたら悠自身を「オレ」呼ばわりしている。誰の影響だろう。子供は成長を目の当たりにすると、僕は相変わらず成長していないし、ダメな父親だと思ってしまう。小さくため息をついた。
バタバタと仕事のカバンを持って玄関へと急ぐ。靴を履こうとしたところで、タイミング悪く、電話が掛かってきた。
「お父さん、早く!」
「ごめん、電話掛かってきちゃった」
「そんなのいいって」
「ダメだよ。何か大事なことかもしれないし。もしもし、楪です。あ、伯父さん、おはようございます。えっ……」
受話器を置くと、すぐに悠から「早く!」と急かされ、慌ただしく家を後にした。
電話の相手は伯父だった。僕の父のお兄さん。さらに言うなら、脩ちゃんのお父さんで、楪家の37代目当主。僕の父と違って典型的な頑固親父という感じ。そういえば、楪の家って長い歴史があるんだなと改めて思う。分家の僕には知らないことも多いし、深く考えたこともない。今度機会があったら脩ちゃんにでも聞いてみよう。
その37代目当主の伯父さんから『遙さんの一周忌が終わったら、爽に大事な話がある。時間をつくってこちらの家へ来てほしい』と言われた。
『大事な話』と言うのがなんなのか全く想像がつかない。僕と伯父の接点なんてほとんど無いに等しい。なんだか胸騒ぎがする。
*
一周忌の場で、伯父から特別なことは何も言われなかった。ただ近いうちに本家へ来るようにとだけ念を押して帰っていった。気になりすぎるから、早く言ってほしいのに。それにこんな時に限って、脩ちゃんは海外出張で会えない。電話をすればいいのだろうけど、いつも仕事の邪魔ばかりしているから遠慮する。
でも相談相手として心に浮かぶのは脩ちゃんだけ。もしかしたら伯父さんの言う『大事なこと』について何か知っているかもしれないし。いやいやダメだ。いつも頼ってばかり。ここはなんとか自分で切り抜けないと。ただ伯父さんはちょっと苦手。押しが強いというか、なんというか。
後日、覚悟を決めて、今度の休みに本家へ行くと電話した。
楪の本家。都内から程よい距離にある閑静な住宅街。その一帯は元々楪家の敷地で開発により土地を売却したと聞いたことがある。それでも楪の邸宅は、広大な敷地の中に建っていた。子供の頃はよくこの敷地や邸宅で脩ちゃんと遊んだ。だから緊張なんてしないはずなのに、この日に限って、なぜか手に汗をかいて何度も拭ってしまう。
「アキぼっちゃま?」
背後から声をかけられ、振り向くと眼鏡をかけた小柄な中年女性が立っていた。
「良枝さん?」
彼女は僕らが子供の頃から、この家に支えてくれている人だ。遙ちゃんのことはとても残念だと慰めてくれた。
僕が伯父に会いに来たと伝えると、すぐに書斎へ案内してくれた。ドアをノックすると「どうぞ」と中から低い声が聞こえた。その声が自分を子供時代にタイムスリップさせ、これから叱られる子供にでもなった気分に陥る。別に悪いことをしたわけでも無いのに、やたらと胸がドキドキしていた。
小さく息を吐いて、気持ちを落ち着けてから、静かにドアノブを回す。
伯父は回転椅子をくるっと回して、僕を迎え入れてくれた。両脇の棚には本がぎっしりと詰まっている。もともとは大学准教授だったが、家を継ぐと同時に会社経営に鞍替えした経歴を持っている。そのせいか、何に対しても果敢に挑戦するバイタリティーがあるせいで、相手は気圧されてしまう。
伯父から無言でソファに座るよう促された。
「仕事は順調か?」
「はい、お陰様で学芸員の仕事もだいぶ慣れましたし、順調です」
「そうか。それじゃ、大学で働く気はないか?」
大学で働くのは僕の夢でもある。一体どう言うことなのだろう。伯父は僕の胸中を察したのか、話を続けた。
「私のいた大学で、考古学の専門家を探しているそうだ。なんでも古代遺跡の美術に造詣が深いと、なおさら良いそうだ。たしかお前の分野が当てはまるんじゃ無いかと思ってな」
「はい。僕の分野にぴったりです」
「なら、私から推薦してやろう。あの大学には楪家からも多大な寄付をしているから、問題なく通るだろう。ポストは確か准教授と言っていたかな」
「伯父さん、ちょっと待ってください……」
「なにか問題でもあるのか?」
大学の准教授。とても魅力的なポストだが、学芸員の仕事と比べると多忙を極めることは明らか。悠ちゃんにはまだ保育園、小学校、そして中学校が控えてある。僕が忙しくなってしまったら、彼と一緒に過ごす時間が削れてしまう。それは僕としては本意じゃない。
「とても有難いお話ですが、まだ悠は小さいので……」
「そのことなら心配いらない」
「え?」
「爽、お前はまだ31で、若い。また良い人が見つかって結婚するかもしれない。現にこうして見合いの話も来てる」
お見合い写真と思われる二つ折りの台紙を、伯父がテーブルの上にそっと置いた。
「ただコブ付きだと再婚はなかなか難しいと聞く。そこで悠を本家の養子に迎えようと考えている。それならお前は仕事にも、結婚にも専念できるからな」
「ちょっと待ってください! 僕は再婚する気ないですし、まして悠を手放す気はさらさらありません」
「それは本心か?」
「……」
「爽、お前は頭がいい。よく考えれば悠にとって、どの選択が一番良いのかぐらい想像つくはずだ。いきなりの話で混乱しているだろうから、少し考えてみなさい。いいね、爽」
「……はい」
本家を出た後、すぐに家へ帰った。悠ちゃんの顔が見たい。
家ではベビーシッターさんが悠ちゃんの相手をしてくれていた。シッターさんを玄関まで見送り、ドアを閉めるとすぐに悠に抱きついた。小さな体が抱きしめる。
「父さん、どうしたの?」
「……ごめん、悠ちゃん。お父さんがしっかりしていないから」
悠の細い腕が首にまわって、ぎゅっとしてくる。
「元気だして、お父さん。オレがいるから」
一体どこで、そんな言葉を覚えてくるのだろう。可愛くて、頼もしくて、ついクスッと笑ってしまった。
僕の両親は、僕が大学に入って不慮の事故で亡くなった。それ以来、伯父さんは親代わり。大学や生活資金の面倒を見てくれた。だから息子のように可愛がってくれるのは理解できる。
でも悠だけは……、嫌だ。
絶対に手放したくない。手放さない。
シンブルファーザーとして、自分なりに頑張ってはいるつもり。保育園の行事には欠かさず行く。行くだけじゃなくて、自ら手伝ったり、参加した入りもする。そのお陰なのかは分からないけど、保育士さんや他のお母さんたちと会話する機会が増えた。
でもやっぱり考えてしまう。悠ちゃんにお母さんがいない寂しさを与えていないかって。僕はちゃんと遙ちゃんの分までやっているのかって。
保育園へ出かける時間にセットしたアラームが鳴る。
「悠ちゃん、時間だよ。そろそろ、保育園行くよー」
台所の片付けをしながら、悠に声をかけた。
「はーい」
洗面所から元気な声が聞こえてきた。もう一人で準備ができるから、とても助かる。
そういえば保育園へ行くこの時間、いつもあの初日を思い出す。二歳期のイヤイヤ期は最高に大変だったけど、振り返ると懐かしい気持ちになるから不思議だ。
悠がちらっと台所を覗いている。
「父さん、まだ終わってないの? オレもう終わった」
「えっ、あ、はい。すぐ終わらせるから」
「さっき、アラーム鳴ったんでしょ。オレ、先に靴履いてるから」
「ごめん、ごめん。僕もすぐ行くから。ちょっと待ってて」
しっかりした子供に育っているようで安心。それに気づいたら悠自身を「オレ」呼ばわりしている。誰の影響だろう。子供は成長を目の当たりにすると、僕は相変わらず成長していないし、ダメな父親だと思ってしまう。小さくため息をついた。
バタバタと仕事のカバンを持って玄関へと急ぐ。靴を履こうとしたところで、タイミング悪く、電話が掛かってきた。
「お父さん、早く!」
「ごめん、電話掛かってきちゃった」
「そんなのいいって」
「ダメだよ。何か大事なことかもしれないし。もしもし、楪です。あ、伯父さん、おはようございます。えっ……」
受話器を置くと、すぐに悠から「早く!」と急かされ、慌ただしく家を後にした。
電話の相手は伯父だった。僕の父のお兄さん。さらに言うなら、脩ちゃんのお父さんで、楪家の37代目当主。僕の父と違って典型的な頑固親父という感じ。そういえば、楪の家って長い歴史があるんだなと改めて思う。分家の僕には知らないことも多いし、深く考えたこともない。今度機会があったら脩ちゃんにでも聞いてみよう。
その37代目当主の伯父さんから『遙さんの一周忌が終わったら、爽に大事な話がある。時間をつくってこちらの家へ来てほしい』と言われた。
『大事な話』と言うのがなんなのか全く想像がつかない。僕と伯父の接点なんてほとんど無いに等しい。なんだか胸騒ぎがする。
*
一周忌の場で、伯父から特別なことは何も言われなかった。ただ近いうちに本家へ来るようにとだけ念を押して帰っていった。気になりすぎるから、早く言ってほしいのに。それにこんな時に限って、脩ちゃんは海外出張で会えない。電話をすればいいのだろうけど、いつも仕事の邪魔ばかりしているから遠慮する。
でも相談相手として心に浮かぶのは脩ちゃんだけ。もしかしたら伯父さんの言う『大事なこと』について何か知っているかもしれないし。いやいやダメだ。いつも頼ってばかり。ここはなんとか自分で切り抜けないと。ただ伯父さんはちょっと苦手。押しが強いというか、なんというか。
後日、覚悟を決めて、今度の休みに本家へ行くと電話した。
楪の本家。都内から程よい距離にある閑静な住宅街。その一帯は元々楪家の敷地で開発により土地を売却したと聞いたことがある。それでも楪の邸宅は、広大な敷地の中に建っていた。子供の頃はよくこの敷地や邸宅で脩ちゃんと遊んだ。だから緊張なんてしないはずなのに、この日に限って、なぜか手に汗をかいて何度も拭ってしまう。
「アキぼっちゃま?」
背後から声をかけられ、振り向くと眼鏡をかけた小柄な中年女性が立っていた。
「良枝さん?」
彼女は僕らが子供の頃から、この家に支えてくれている人だ。遙ちゃんのことはとても残念だと慰めてくれた。
僕が伯父に会いに来たと伝えると、すぐに書斎へ案内してくれた。ドアをノックすると「どうぞ」と中から低い声が聞こえた。その声が自分を子供時代にタイムスリップさせ、これから叱られる子供にでもなった気分に陥る。別に悪いことをしたわけでも無いのに、やたらと胸がドキドキしていた。
小さく息を吐いて、気持ちを落ち着けてから、静かにドアノブを回す。
伯父は回転椅子をくるっと回して、僕を迎え入れてくれた。両脇の棚には本がぎっしりと詰まっている。もともとは大学准教授だったが、家を継ぐと同時に会社経営に鞍替えした経歴を持っている。そのせいか、何に対しても果敢に挑戦するバイタリティーがあるせいで、相手は気圧されてしまう。
伯父から無言でソファに座るよう促された。
「仕事は順調か?」
「はい、お陰様で学芸員の仕事もだいぶ慣れましたし、順調です」
「そうか。それじゃ、大学で働く気はないか?」
大学で働くのは僕の夢でもある。一体どう言うことなのだろう。伯父は僕の胸中を察したのか、話を続けた。
「私のいた大学で、考古学の専門家を探しているそうだ。なんでも古代遺跡の美術に造詣が深いと、なおさら良いそうだ。たしかお前の分野が当てはまるんじゃ無いかと思ってな」
「はい。僕の分野にぴったりです」
「なら、私から推薦してやろう。あの大学には楪家からも多大な寄付をしているから、問題なく通るだろう。ポストは確か准教授と言っていたかな」
「伯父さん、ちょっと待ってください……」
「なにか問題でもあるのか?」
大学の准教授。とても魅力的なポストだが、学芸員の仕事と比べると多忙を極めることは明らか。悠ちゃんにはまだ保育園、小学校、そして中学校が控えてある。僕が忙しくなってしまったら、彼と一緒に過ごす時間が削れてしまう。それは僕としては本意じゃない。
「とても有難いお話ですが、まだ悠は小さいので……」
「そのことなら心配いらない」
「え?」
「爽、お前はまだ31で、若い。また良い人が見つかって結婚するかもしれない。現にこうして見合いの話も来てる」
お見合い写真と思われる二つ折りの台紙を、伯父がテーブルの上にそっと置いた。
「ただコブ付きだと再婚はなかなか難しいと聞く。そこで悠を本家の養子に迎えようと考えている。それならお前は仕事にも、結婚にも専念できるからな」
「ちょっと待ってください! 僕は再婚する気ないですし、まして悠を手放す気はさらさらありません」
「それは本心か?」
「……」
「爽、お前は頭がいい。よく考えれば悠にとって、どの選択が一番良いのかぐらい想像つくはずだ。いきなりの話で混乱しているだろうから、少し考えてみなさい。いいね、爽」
「……はい」
本家を出た後、すぐに家へ帰った。悠ちゃんの顔が見たい。
家ではベビーシッターさんが悠ちゃんの相手をしてくれていた。シッターさんを玄関まで見送り、ドアを閉めるとすぐに悠に抱きついた。小さな体が抱きしめる。
「父さん、どうしたの?」
「……ごめん、悠ちゃん。お父さんがしっかりしていないから」
悠の細い腕が首にまわって、ぎゅっとしてくる。
「元気だして、お父さん。オレがいるから」
一体どこで、そんな言葉を覚えてくるのだろう。可愛くて、頼もしくて、ついクスッと笑ってしまった。
僕の両親は、僕が大学に入って不慮の事故で亡くなった。それ以来、伯父さんは親代わり。大学や生活資金の面倒を見てくれた。だから息子のように可愛がってくれるのは理解できる。
でも悠だけは……、嫌だ。
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