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第9話 告白
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亜の部屋で俺はクッションを抱え、ベッドに寄り掛かるように座っていた。ため息しか出ない。そして何も言わずに家を出てきたことを少し後悔した。
「……どうすっかな、これから」
階段を上ってくる軽快な足音。階下から戻ってきた亜が俺にグラスを差し出した。橘家特製のレモン麦茶。初めは麦茶にレモン?と警戒した俺だったが、ひと口飲んだらやみつきになった。夏の疲れが吹き飛ぶ美味しさだ。
水滴がついたグラスを額にのせた。冷たくて気持ちいい。
「それで、家出してきたんだったよな」
「悪いかよ」
「誰も悪いとは言ってないけど。で、どうすんだよ?」
「どうするって、無理っしょ全部」
「でもドラが言うには、迎えがくるんだろ?」
「そんなこと言ってたな……」
「とにかく悠の居場所だけでも知らせとこうよ。アキさん心配するだろうし。もちろんドラだって 」
「ヤダ……」
「……ヤダじゃねえだろ。それともずっと心配させとくつもり?」
「そうは言ってねえよ……」
クーラーが部屋の温度を下げようと、ブーンと音を立てた。亜の部屋には何度も来ているが、クーラーの音が気になったのは初めてだ。普段だったら気づきもしない音。それなのに、今日は互いに沈黙が多いせいか、些細な音さえもよく聞こえた。
「そういえばさっき『悠との結婚は決まってる』ってドラが言ってたて言ったよな?」
「そう聞いた気がするけど、なんで?」
「どうやって、悠との結婚が決まったのかなぁって思ってさ」
「さぁ、どうしてだろうな」
「ドラゴンの決まり、でもあんのかな?」
「そんなの俺は知らねえよ」
「でもなんとなく、悠も悪い気はしないんだろ?」
「はぁ? 何がだよ」
「つまりドラと……まぁそういうこと。だって悠とドラお似合いだったし」
「はぁ? 意味わかんねぇ。相手はドラゴンだぞ!」
「でも人の姿なんだろ、いまは……」
「人の姿でも、元はドラゴン。それに結婚って……」
「そうか? 俺は興味あるけどな」
「亜!」
「ごめん、ごめん」
ときどき亜は思いがけないことを言って俺を驚かせた。それにしても亜の神経は図太いというか、あんま気にしないのか。でも俺はそんな亜が少し羨ましく思う時もある。
「なぁ悠?」
「うわ、なんだよ亜。いきなり。近いって」
気づかないうちに亜が俺の隣に座っていた。互いの肩が触れ合う。たしかさっきまで正面に座っていたはずなのに、いきなりどうしてこっちに?
「ドラとキスしたって言ったよな?」
「え、あ、うん……それが? わぁ、亜!」
亜が俺を押し倒して、顔を近づけてくる。これって、屋上の時の再現かよ!
「ま、待ってって、亜!」
「……」
「亜! うっ、まじ待って……」
鼻先が触れるか触れないかのとき、急に吐き気に襲われた。
「まじ待って……気分が悪い」
咄嗟に口を押さえ、亜を突き放し上体を起こした。まじ吐きそう。
「え、なに? マジ大丈夫?」
「……ダメ……気持ち悪い……吐きそう」
「ちょっ、ここじゃヤバいから、トイレ! 立てるか?」
首を横に振った。体が痺れて思うように立てない。
亜に支えられながらなんとか立ち上がり、トイレへと急いだ。
自分が情けなくて、涙目になりながら、しばらくトイレで過ごした。なんなんだよ、急に。
トイレの外から亜が声を掛けてきた。
「大丈夫か、悠? やっぱ俺、アキさんには悠の居場所、伝えておくから。いいよな?」
「……うん……分かった」
*
「アキさん……親父さんが悠の気が済むまでよろしくだって。ドラも元気だってさ」
「……ありがと」
空っぽになった胃には白湯がいいよ、ということで亜が白湯の入った湯呑みをくれた。それを両手で包み、リビングのソファーに達磨のように座った。胃の痛みはだいぶ落ち着いてきた。
「気分は?」
「もう大丈夫……」
「……そういやぁさ、ドラが人になった姿って、どんなん?」
「え? どぉって……クソカワ系」
「マジ? 男なんだよな?」
「うん」
「へー会ってみたいかも。あ、でも心配すんな。俺は悠一筋だから。あっヤベ……」
「え、俺一筋? どういう意味?」
「あ゛ー」
「?」
隣に座っていた亜がおもむろにソファーから立ち上がって、どこかへ行こうとしていた。咄嗟に俺は亜の腕を掴んだ。
「おい、どういう意味だよ!」
「はぁ、これじゃドラも大変だな」
「なんで、ドラが出てくるんだよ! 亜!」
俺は亜に詰め寄った。なにも知らずに……。
「チッ、離せって」
「言うまで離さねえよ!」
「ったく……悠が好きだからに決まってんだろ!」
「俺だって亜が好きだぞ。唯一の親友だし」
「……俺のは……友達以上の……恋愛としてだ!」
「え!? 亜……」
掴んでいた亜の腕から手を離した。亜からの告白。それも無理矢理に俺が亜に言わせた告白。
立っていた亜がため息まじりにソファーへ再び腰をおろした。お互い顔は別方向を向いている。
「無理矢理ごめん……」
「……別にいいって。逆にスッキリした」
「え?」
「ずーっと言わないつもりだったから。悠が俺のこと親友って思ってんの知ってたし、でもそれで良かったし。このまま友達として隣に居られればって思ってたから……」
「……ごめん、亜。俺、全然気づかなくて」
「だからいいって言ってんだろ」
俺は亜の気持ちに気づかなかった。ずっとそばにいたのに。俺って最低だな。
「それに俺も悪かった」
「なんで亜が謝るんだよ」
「無理矢理キスしようとしたから。ドラが悠にペロッてするの見てて、良いなぁって思ってさ……それに……」
「それに?」
「ドラは俺が悠のことが好きだってバレてるっぽいし。だから俺もちょっとした嫉妬ってやつ」
「な、なんでドラが知ってんだよ」
「いや、気づかないほうがおかしくね?」
そういうもんなのか? 付き合いの長い俺より、数回しか会ってないドラが気づくって、ありかよ。
「で、悠はどうなん?」
「何が?」
「ドラのこと、どう思ってんの?」
「え、別にどうも思ってねえよ」
「本当に?」
亜の質問の意図が分からない。俺のドラに対する気持ちって? だって、ドラはドラゴンだし、生まれて数ヶ月しか経ってない。それに俺はドラのこと、なんも知らない。そんな相手を好きになるっていうのかよ。
「キスされて嫌だった?」
「なっ!」
予想外の質問に、体中の熱が顔に集まってくる感じがした。それにキスされた時のことが頭に浮かんで、さらに顔面が火照った。
「……わ、わかんねえよ」
「それってさ、嫌じゃなかったんだね」
真顔の亜に胸がドキッと高鳴って、思わず目をそらした。そんな顔で見んなよ。
「なんで、そうなるんだよ」
「だって悠は嘘が下手だしさ……」
「下手って……」
嫌だったか、と聞かれて速攻で、はい嫌でした、とはなぜか答えられなかった。はっきりとは思い出せないけど、ドラとのキスは甘くて気持ちよかった感触がいまだに唇に残っている。
それから俺はさんざん亜から説教めいたことを言われた。とにかく無自覚すぎると。
そう言われても困る。だって本当にドラに対して自分の気持ちが分からない。
ピンポーン!
玄関チャイムの音で俺たちの会話が途切れた。タイミング的にはありがたい。
「こんな時間に誰だろう」
亜が玄関へと急いだ。そしてドアが開く音がしたかと思うと「ハルぅー」と聞き慣れた声が聞こえた。続け様に亜が「悠、迎えがきたぞ」という声が聞こえ、俺はソファーから立ち上がった。
「……どうすっかな、これから」
階段を上ってくる軽快な足音。階下から戻ってきた亜が俺にグラスを差し出した。橘家特製のレモン麦茶。初めは麦茶にレモン?と警戒した俺だったが、ひと口飲んだらやみつきになった。夏の疲れが吹き飛ぶ美味しさだ。
水滴がついたグラスを額にのせた。冷たくて気持ちいい。
「それで、家出してきたんだったよな」
「悪いかよ」
「誰も悪いとは言ってないけど。で、どうすんだよ?」
「どうするって、無理っしょ全部」
「でもドラが言うには、迎えがくるんだろ?」
「そんなこと言ってたな……」
「とにかく悠の居場所だけでも知らせとこうよ。アキさん心配するだろうし。もちろんドラだって 」
「ヤダ……」
「……ヤダじゃねえだろ。それともずっと心配させとくつもり?」
「そうは言ってねえよ……」
クーラーが部屋の温度を下げようと、ブーンと音を立てた。亜の部屋には何度も来ているが、クーラーの音が気になったのは初めてだ。普段だったら気づきもしない音。それなのに、今日は互いに沈黙が多いせいか、些細な音さえもよく聞こえた。
「そういえばさっき『悠との結婚は決まってる』ってドラが言ってたて言ったよな?」
「そう聞いた気がするけど、なんで?」
「どうやって、悠との結婚が決まったのかなぁって思ってさ」
「さぁ、どうしてだろうな」
「ドラゴンの決まり、でもあんのかな?」
「そんなの俺は知らねえよ」
「でもなんとなく、悠も悪い気はしないんだろ?」
「はぁ? 何がだよ」
「つまりドラと……まぁそういうこと。だって悠とドラお似合いだったし」
「はぁ? 意味わかんねぇ。相手はドラゴンだぞ!」
「でも人の姿なんだろ、いまは……」
「人の姿でも、元はドラゴン。それに結婚って……」
「そうか? 俺は興味あるけどな」
「亜!」
「ごめん、ごめん」
ときどき亜は思いがけないことを言って俺を驚かせた。それにしても亜の神経は図太いというか、あんま気にしないのか。でも俺はそんな亜が少し羨ましく思う時もある。
「なぁ悠?」
「うわ、なんだよ亜。いきなり。近いって」
気づかないうちに亜が俺の隣に座っていた。互いの肩が触れ合う。たしかさっきまで正面に座っていたはずなのに、いきなりどうしてこっちに?
「ドラとキスしたって言ったよな?」
「え、あ、うん……それが? わぁ、亜!」
亜が俺を押し倒して、顔を近づけてくる。これって、屋上の時の再現かよ!
「ま、待ってって、亜!」
「……」
「亜! うっ、まじ待って……」
鼻先が触れるか触れないかのとき、急に吐き気に襲われた。
「まじ待って……気分が悪い」
咄嗟に口を押さえ、亜を突き放し上体を起こした。まじ吐きそう。
「え、なに? マジ大丈夫?」
「……ダメ……気持ち悪い……吐きそう」
「ちょっ、ここじゃヤバいから、トイレ! 立てるか?」
首を横に振った。体が痺れて思うように立てない。
亜に支えられながらなんとか立ち上がり、トイレへと急いだ。
自分が情けなくて、涙目になりながら、しばらくトイレで過ごした。なんなんだよ、急に。
トイレの外から亜が声を掛けてきた。
「大丈夫か、悠? やっぱ俺、アキさんには悠の居場所、伝えておくから。いいよな?」
「……うん……分かった」
*
「アキさん……親父さんが悠の気が済むまでよろしくだって。ドラも元気だってさ」
「……ありがと」
空っぽになった胃には白湯がいいよ、ということで亜が白湯の入った湯呑みをくれた。それを両手で包み、リビングのソファーに達磨のように座った。胃の痛みはだいぶ落ち着いてきた。
「気分は?」
「もう大丈夫……」
「……そういやぁさ、ドラが人になった姿って、どんなん?」
「え? どぉって……クソカワ系」
「マジ? 男なんだよな?」
「うん」
「へー会ってみたいかも。あ、でも心配すんな。俺は悠一筋だから。あっヤベ……」
「え、俺一筋? どういう意味?」
「あ゛ー」
「?」
隣に座っていた亜がおもむろにソファーから立ち上がって、どこかへ行こうとしていた。咄嗟に俺は亜の腕を掴んだ。
「おい、どういう意味だよ!」
「はぁ、これじゃドラも大変だな」
「なんで、ドラが出てくるんだよ! 亜!」
俺は亜に詰め寄った。なにも知らずに……。
「チッ、離せって」
「言うまで離さねえよ!」
「ったく……悠が好きだからに決まってんだろ!」
「俺だって亜が好きだぞ。唯一の親友だし」
「……俺のは……友達以上の……恋愛としてだ!」
「え!? 亜……」
掴んでいた亜の腕から手を離した。亜からの告白。それも無理矢理に俺が亜に言わせた告白。
立っていた亜がため息まじりにソファーへ再び腰をおろした。お互い顔は別方向を向いている。
「無理矢理ごめん……」
「……別にいいって。逆にスッキリした」
「え?」
「ずーっと言わないつもりだったから。悠が俺のこと親友って思ってんの知ってたし、でもそれで良かったし。このまま友達として隣に居られればって思ってたから……」
「……ごめん、亜。俺、全然気づかなくて」
「だからいいって言ってんだろ」
俺は亜の気持ちに気づかなかった。ずっとそばにいたのに。俺って最低だな。
「それに俺も悪かった」
「なんで亜が謝るんだよ」
「無理矢理キスしようとしたから。ドラが悠にペロッてするの見てて、良いなぁって思ってさ……それに……」
「それに?」
「ドラは俺が悠のことが好きだってバレてるっぽいし。だから俺もちょっとした嫉妬ってやつ」
「な、なんでドラが知ってんだよ」
「いや、気づかないほうがおかしくね?」
そういうもんなのか? 付き合いの長い俺より、数回しか会ってないドラが気づくって、ありかよ。
「で、悠はどうなん?」
「何が?」
「ドラのこと、どう思ってんの?」
「え、別にどうも思ってねえよ」
「本当に?」
亜の質問の意図が分からない。俺のドラに対する気持ちって? だって、ドラはドラゴンだし、生まれて数ヶ月しか経ってない。それに俺はドラのこと、なんも知らない。そんな相手を好きになるっていうのかよ。
「キスされて嫌だった?」
「なっ!」
予想外の質問に、体中の熱が顔に集まってくる感じがした。それにキスされた時のことが頭に浮かんで、さらに顔面が火照った。
「……わ、わかんねえよ」
「それってさ、嫌じゃなかったんだね」
真顔の亜に胸がドキッと高鳴って、思わず目をそらした。そんな顔で見んなよ。
「なんで、そうなるんだよ」
「だって悠は嘘が下手だしさ……」
「下手って……」
嫌だったか、と聞かれて速攻で、はい嫌でした、とはなぜか答えられなかった。はっきりとは思い出せないけど、ドラとのキスは甘くて気持ちよかった感触がいまだに唇に残っている。
それから俺はさんざん亜から説教めいたことを言われた。とにかく無自覚すぎると。
そう言われても困る。だって本当にドラに対して自分の気持ちが分からない。
ピンポーン!
玄関チャイムの音で俺たちの会話が途切れた。タイミング的にはありがたい。
「こんな時間に誰だろう」
亜が玄関へと急いだ。そしてドアが開く音がしたかと思うと「ハルぅー」と聞き慣れた声が聞こえた。続け様に亜が「悠、迎えがきたぞ」という声が聞こえ、俺はソファーから立ち上がった。
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