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第1話
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ある公爵家より渡された手紙を、私は急ぎ読んでいた。
内容は
1つ、ジュリア・タンザナイトの素行が悪いと、我儘で傲慢だと。
1つ、ジュリア・タンザナイトが妹ケイナに酷い虐めをしていると。
1つ、ジュリア・タンザナイトが妹ケイナの持ち物をよく盗むと。
これらにより、婚約破棄を望むと……
何かの間違いだっ!!
そんな筈が……ジュリアが…そんなことをするはずが無い……っ!
これらの噂が原因で、婚約者であるマーキス・クンツァイト公爵子息が婚約を破棄したいと申し出てきた。
私は所要で領地に戻っていたため、手紙の確認が遅くなった…まさか、戻ってきたらジュリアが婚約破棄されていたとはっ
そのジュリアが、1人でパーティに行ったと従者に聞き、急いで会場となる王城に向かっていた。嫌な予感がするから……
他国との交流パーティー
そこで目にしたものは……愛する娘の変わり果てた姿……だった…………
首元から流れる夥しい血、真っ赤に染る美しいドレス……血の気が引き、青白い我が娘……
「ジュリアっ!」
「姉様っ……!」
「お嬢様っ!」
私と共に駆け込んだシュテルとハーヴェイが、ジュリアに駆け寄る。
辺りからは悲鳴が沸き起こり場内は混乱に陥った。
目の前の男は呆然と立ち尽くし、隣のケイナは泣くでもなくただ死んだジュリアを見つめていた。…だが、微かに微笑んだのを私は見逃さなかった。
「お、俺が悪いんじゃないっ!け、ケイナの為なんだっ!」
この男は……侯爵家の者だったか?
この者は後で尋問するとして……今はジュリアだっ
ジュリアの首元には見覚えのある短剣……
「!!」
なぜこの短剣が……顔を上げてケイナを見ると、彼女は先程とは違い悲しげに瞳を潤ませていた。
同情を誘う表情だった……
「ジュリア……っ」
私の呼び掛けに、ジュリアは答えてくれた……しかし…
「……しも、あい……さ、…たかっ……」
「姉様……?姉様っ……っ!」
「…………っ」
彼女は最後の力を振り絞り、私の髪に触れた。それが父親だと、認識出来ていたのかは分からない……だが、ほんの少し触れた瞬間にその手は力を失い床に落ちた。
「くそっ……ジュリア…………っ」
ジュリアは、死んだ……
彼女が残した………最後の言葉は……
「私も愛されたかった」
だ。
・
・
私は……愚かだった…
生まれたばかりの幼い息子や、体の弱かったケイナにかかりきりで、ジュリアを見て来なかった。
ジュリアはとても賢く、聡明で手のかからない子だった。我儘を言わないし、人の迷惑になるような事をする子でもなかった。
だから、私は……あの子よりも、息子シュテルや娘ケイナにばかり、かまけるようになった。
あの子が話しかけて来ても、余裕がなくて厳しい物言いをしてしまった事もある。
あの子の社交デビューも、ケイナが熱を出したことにより出席してやれなかった。
婚約者が出来た時も書面で終わらせた。
……気がつけば、あの子は笑わなくなっていた。
あの子には、勉強ばかりさせていたから、シュテルはケイナと遊ぶ事が多かった。ジュリアの騎士もまた……
そうして何年も過ぎていくうちに、シュテル達が手がかからなくなっても、私は……もう何もかもが遅く、ジュリアとは上手く話せなくなっていた。
ジュリアの葬式を済ませ私は、たった1人……夜の屋敷を抜け屋敷に隠された地下に行く。
地下に行くための隠し通路がある部屋…壁に埋め込まれた、小さなタンザナイトに短剣に付いたタンザナイトを翳す。
その時…
「父上、俺も一緒に連れて行ってください」
「!!」
「ルーファス公爵様、俺もお供させて下さい」
シュテルとハーヴェイが、音もなく後ろに立っていた……
「いつから居たのだ……」
2人は答えない。
もしかしたら、私が来る前から居たのかもしれない。
「過去に戻るのでしょう?父上」
「……」
我がタンザナイト公爵家には、代々受け継がれる能力がある。
私は手に持った短剣を見つめる。
タンザナイト公爵家は、宝石タンザナイトに宿る力を引き出すことの出来る家系……
タンザナイトに宿る力とは……時間と癒し。
男性と女性で宿る力は変わる……男性には時間を操る力を、女性には病や怪我を癒す力を、宝石タンザナイトを使って使うことが出来るのだ。
ただし!条件もある。
力を使うには、魔力が十分に宿ったタンザナイトでないとダメだ。
魔力のない普通の宝石タンザナイトでは、能力は発揮されない。
この剣と……あとひとつ……
この屋敷の地下にある、強大なタンザナイト……それを使って……
過去に戻る……
私は、過ちを……愚かな自分を変える。
ルーファスは決意を胸に、地下を見据えた。
シュテルとハーヴェイも顔を見合せ、決意を口にする。
「俺も……姉様と話せば良かったんだ…ケイナ姉さんとばかり喋ってないで……姉様の事、何一つ知らないまま……俺はっ」
「俺もです。ジュリア様の護衛でありながら、屋敷の部屋に籠るあの方ではなく、ケイナ様の方ばかり気にしていた……そのせいで見落としていたのです…ケイナ様の悪意を……」
……あぁ、そうだ。
調べたら分かった……ジュリアの噂は……ケイナと、ケイナを慕う者達で流された嘘の噂だと……
ケイナとマーシェリーが画策していた事と……あの侯爵家の男はケイナに騙されていたに過ぎなかった。
マーキスもまた……ケイナに騙されていたようだ……
今日、あの子の葬式に顔を出した時に聞かされた…
『ケイナに聞かされたんです。ジュリアに執拗に虐められている、助けて欲しいって。まさか、それが嘘で…こんな事になるなんて……俺はっ……申し訳ありません、公爵っ』
そう言って土下座したマーキスが、思い出される……彼は、ジュリアを嫌ってたわけじゃなかったらしい……あの手紙は、クンツァイト公爵が勝手に出したものらしい。
「父上、行きましょう」
「……失敗するかも知れんぞ」
成功するとは限らない大博打……ほんの少し遡るだけなら問題ないだろう。
しかし、私がやろうとしているのは……
十数年だ……上手く行けば…だが
「構いません、お嬢様の死は俺達にも原因があります。このまま、おめおめと生きては居られません」
失敗すれば、死ぬかも知れん。そう言っても2人は引かなかった……
仕方あるまい。
「時間が無い、ゆくぞ」
「はい」
3人は、暗い地下を下り1つの大きな扉に辿り着いた。
「わたしとて、先代公爵だった父に連れられて1度しか来たことの無い場所だ」
中には、強大なタンザナイトが保管されている。
貯蔵された魔力も多い……
更に、このタンザナイトだけは特別で時間が経てば勝手に魔力が回復する。
そして、このタンザナイトを削って作られたのが私の持つ短剣に宿る宝石だ。
2つ合わせれば、きっと多く時間を戻せる。
「お前達、タンザナイトに触れなさい」
「分かりました」
「はい、父上」
私もタンザナイトに触れる。
宝石に流れる魔力を感じ、能力を発動させる。
どうか……上手くいってくれ!
私たち3人を包む光が、次第に強くなり私の意識はそこで消えた……
内容は
1つ、ジュリア・タンザナイトの素行が悪いと、我儘で傲慢だと。
1つ、ジュリア・タンザナイトが妹ケイナに酷い虐めをしていると。
1つ、ジュリア・タンザナイトが妹ケイナの持ち物をよく盗むと。
これらにより、婚約破棄を望むと……
何かの間違いだっ!!
そんな筈が……ジュリアが…そんなことをするはずが無い……っ!
これらの噂が原因で、婚約者であるマーキス・クンツァイト公爵子息が婚約を破棄したいと申し出てきた。
私は所要で領地に戻っていたため、手紙の確認が遅くなった…まさか、戻ってきたらジュリアが婚約破棄されていたとはっ
そのジュリアが、1人でパーティに行ったと従者に聞き、急いで会場となる王城に向かっていた。嫌な予感がするから……
他国との交流パーティー
そこで目にしたものは……愛する娘の変わり果てた姿……だった…………
首元から流れる夥しい血、真っ赤に染る美しいドレス……血の気が引き、青白い我が娘……
「ジュリアっ!」
「姉様っ……!」
「お嬢様っ!」
私と共に駆け込んだシュテルとハーヴェイが、ジュリアに駆け寄る。
辺りからは悲鳴が沸き起こり場内は混乱に陥った。
目の前の男は呆然と立ち尽くし、隣のケイナは泣くでもなくただ死んだジュリアを見つめていた。…だが、微かに微笑んだのを私は見逃さなかった。
「お、俺が悪いんじゃないっ!け、ケイナの為なんだっ!」
この男は……侯爵家の者だったか?
この者は後で尋問するとして……今はジュリアだっ
ジュリアの首元には見覚えのある短剣……
「!!」
なぜこの短剣が……顔を上げてケイナを見ると、彼女は先程とは違い悲しげに瞳を潤ませていた。
同情を誘う表情だった……
「ジュリア……っ」
私の呼び掛けに、ジュリアは答えてくれた……しかし…
「……しも、あい……さ、…たかっ……」
「姉様……?姉様っ……っ!」
「…………っ」
彼女は最後の力を振り絞り、私の髪に触れた。それが父親だと、認識出来ていたのかは分からない……だが、ほんの少し触れた瞬間にその手は力を失い床に落ちた。
「くそっ……ジュリア…………っ」
ジュリアは、死んだ……
彼女が残した………最後の言葉は……
「私も愛されたかった」
だ。
・
・
私は……愚かだった…
生まれたばかりの幼い息子や、体の弱かったケイナにかかりきりで、ジュリアを見て来なかった。
ジュリアはとても賢く、聡明で手のかからない子だった。我儘を言わないし、人の迷惑になるような事をする子でもなかった。
だから、私は……あの子よりも、息子シュテルや娘ケイナにばかり、かまけるようになった。
あの子が話しかけて来ても、余裕がなくて厳しい物言いをしてしまった事もある。
あの子の社交デビューも、ケイナが熱を出したことにより出席してやれなかった。
婚約者が出来た時も書面で終わらせた。
……気がつけば、あの子は笑わなくなっていた。
あの子には、勉強ばかりさせていたから、シュテルはケイナと遊ぶ事が多かった。ジュリアの騎士もまた……
そうして何年も過ぎていくうちに、シュテル達が手がかからなくなっても、私は……もう何もかもが遅く、ジュリアとは上手く話せなくなっていた。
ジュリアの葬式を済ませ私は、たった1人……夜の屋敷を抜け屋敷に隠された地下に行く。
地下に行くための隠し通路がある部屋…壁に埋め込まれた、小さなタンザナイトに短剣に付いたタンザナイトを翳す。
その時…
「父上、俺も一緒に連れて行ってください」
「!!」
「ルーファス公爵様、俺もお供させて下さい」
シュテルとハーヴェイが、音もなく後ろに立っていた……
「いつから居たのだ……」
2人は答えない。
もしかしたら、私が来る前から居たのかもしれない。
「過去に戻るのでしょう?父上」
「……」
我がタンザナイト公爵家には、代々受け継がれる能力がある。
私は手に持った短剣を見つめる。
タンザナイト公爵家は、宝石タンザナイトに宿る力を引き出すことの出来る家系……
タンザナイトに宿る力とは……時間と癒し。
男性と女性で宿る力は変わる……男性には時間を操る力を、女性には病や怪我を癒す力を、宝石タンザナイトを使って使うことが出来るのだ。
ただし!条件もある。
力を使うには、魔力が十分に宿ったタンザナイトでないとダメだ。
魔力のない普通の宝石タンザナイトでは、能力は発揮されない。
この剣と……あとひとつ……
この屋敷の地下にある、強大なタンザナイト……それを使って……
過去に戻る……
私は、過ちを……愚かな自分を変える。
ルーファスは決意を胸に、地下を見据えた。
シュテルとハーヴェイも顔を見合せ、決意を口にする。
「俺も……姉様と話せば良かったんだ…ケイナ姉さんとばかり喋ってないで……姉様の事、何一つ知らないまま……俺はっ」
「俺もです。ジュリア様の護衛でありながら、屋敷の部屋に籠るあの方ではなく、ケイナ様の方ばかり気にしていた……そのせいで見落としていたのです…ケイナ様の悪意を……」
……あぁ、そうだ。
調べたら分かった……ジュリアの噂は……ケイナと、ケイナを慕う者達で流された嘘の噂だと……
ケイナとマーシェリーが画策していた事と……あの侯爵家の男はケイナに騙されていたに過ぎなかった。
マーキスもまた……ケイナに騙されていたようだ……
今日、あの子の葬式に顔を出した時に聞かされた…
『ケイナに聞かされたんです。ジュリアに執拗に虐められている、助けて欲しいって。まさか、それが嘘で…こんな事になるなんて……俺はっ……申し訳ありません、公爵っ』
そう言って土下座したマーキスが、思い出される……彼は、ジュリアを嫌ってたわけじゃなかったらしい……あの手紙は、クンツァイト公爵が勝手に出したものらしい。
「父上、行きましょう」
「……失敗するかも知れんぞ」
成功するとは限らない大博打……ほんの少し遡るだけなら問題ないだろう。
しかし、私がやろうとしているのは……
十数年だ……上手く行けば…だが
「構いません、お嬢様の死は俺達にも原因があります。このまま、おめおめと生きては居られません」
失敗すれば、死ぬかも知れん。そう言っても2人は引かなかった……
仕方あるまい。
「時間が無い、ゆくぞ」
「はい」
3人は、暗い地下を下り1つの大きな扉に辿り着いた。
「わたしとて、先代公爵だった父に連れられて1度しか来たことの無い場所だ」
中には、強大なタンザナイトが保管されている。
貯蔵された魔力も多い……
更に、このタンザナイトだけは特別で時間が経てば勝手に魔力が回復する。
そして、このタンザナイトを削って作られたのが私の持つ短剣に宿る宝石だ。
2つ合わせれば、きっと多く時間を戻せる。
「お前達、タンザナイトに触れなさい」
「分かりました」
「はい、父上」
私もタンザナイトに触れる。
宝石に流れる魔力を感じ、能力を発動させる。
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