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ストーリー、話全体の流れ(変わることもある)

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 ある日、普通に学校へ行って授業を受け、何の異変もワクワクもないままで放課後を迎えた羽生太一。
 尚斗たちと一緒に帰るつもりで声をかけると、今からクラスでも学年でも一位の美女と二位の美女が告白されるらしいことを聞いて見物する破目になる。
 本当はすぐに帰って新作のオンラインMMOのテストに参加したい気持ちだったが、親友の誘いに彼は居残ることになる。
 新野心優、バスケ部に所属する一年の中で最も美人、太一は彼女のことは一位ではなく三位にしか見ていない。その理由としては胸が平均だからだ。
 市宮美衣香、心優と同じバスケ部所属で、彼女に続いて二番目に美人。そう言われる理由に、彼女のサバサバとした男勝りの性格が要因となっている。ちなみに、太一的には胸的に一位が彼女である。
 ちなみに、太一の二位はその場に居合わせているクラス委員長のメガネっ子、新垣柚夏奈であり、胸だけならば市宮美衣香よりも大きい。ただ、その地味さが彼女の魅力のなさに直結していた。
 そして、現れる美女へ告白する勇者たちは、運動神経、見た目、対人スキルにて高得点をたたき出すサッカー部の時期エース候補の新光一と、帰宅部ながら運動神経の高い見た目も光一に並ぶ御崎刀夜だった。
 英雄となるか、それともただのモブか、そんな結果を嫉妬の視線で見つめる親友の内海尚斗に、太一はボーっと様子を見ていた。

 明滅するように視界内で走馬灯の如く見たこともない、ゲームのような世界の映像を見せられると、次の瞬間には教室にいたはずなのに明るい開けた吹き抜けの建物の中にいた。
 その場にいたのはクラスに居残っていた告白のメンバー四人、太一と尚斗の連れの二人の四人、そしてたまたま居合わせたクラス委員長の柚夏奈だった。
 そして、初めから視界に入っていた雅な姿の王と姫、その左右に並ぶ騎士たち、一番偉そうな顔を冑で隠していない騎士が言う。
「勇者のパーティーメンバーに選ばれた者は誰だ!鑑定士!」
 その言葉で法衣を纏った女の人が、一人一人を見ながら男に耳打ちする。
 その後、全員の名前を言い当てながら、それぞれにクラスを伝える男に太一たちは困惑する。
 クラスから勇者のパーティーメンバーが告白組の四人だと分かると、太一たちが巻き込まれた者たちと言われ、平凡なクラスだと彼らは知る。
 その場ですぐに勇者のパーティーメンバーと別れることになった太一たちは、城の一室へと招かれ話を聞くことになる。
 そして勇者のパーティーが今いる魔王を討伐すれば、元の世界へと帰還できることを知る。その世界の名はバロラム。

 そうして一週間自堕落な生活を過ごす太一たちは、その日、新光一と御崎刀夜の訓練風景を見た太一たちは、それぞれに別々の想いを抱く。
 尚斗は二人に嫉妬するように呟き木下と伏見と部屋へと戻り、太一は二人の頑張りに自堕落な生活を見直すことを考えつつ、オンラインゲームの事前テスト好きとしての性が発動しチートやバグを探し始める。
 最初は兵所の武具防具庫で剣や鎧を鑑定していたが、付き添いの鑑定士の女性(監視者)との視界に映される情報の違いに気が付く太一。
 兵所に収められているアイテムには、それぞれのアビリティにロックがかかっていたが、自身の制服にはそのロックが付いていないことが分かると、彼は次に制服の開きアビリティスロットが二つで、他のものならいくつあるのかを探し始める。
 街へと出歩いて散歩するようにアイテムを見て行くと、捨て値で売られている新品の武具を見つける。
 「あ~これかい?これはドワーフの娘っ子が作ったものでね、兵所の鑑定士にアビリティが付いてないからと断られたもんだよ」
 おじさんの言う通り、奥で剣を作っている体躯の小さなロリっ子が金槌を振っている姿があり、太一はその捨て値のアイテムをまじまじと見た。
 アビリティは付いていないものの、スロットは5つ開いていて、ロックもかかっていなかった。
 一本剣を購入し、その場で視界に浮かぶスロットに触れてみる太一は、何の変化も起きない中、コンソールでも出ればな~と思いつつ、攻撃力強化とか付けるのになと考えた。
 その瞬間、視界に眩しい光が煌めいて、驚きを露にすると武具屋のおっさんに妙な目で見られて照れ隠しに目にゴミが入ったふりをする。
 そして、その剣のアビリティスロットの一つに攻撃力強化が付いているのを見ると、彼はものは試しにと試行を繰り返していく。
 そうして一本の強い剣を作った彼は、それが本当に効果を発揮しているのかを試すために振って見るも、自身のステータス不足で効果が発揮できないことを武具屋のおっさんのアビリティの説明で理解する。
 鑑定士のステータスで発動するのは防具やアクセサリーのみで、同じくスロットは多いがアビリティの付いていない法衣を買い、左手にはめれるだけの四つの指輪と腕輪を付けた。
 その日はそれで帰った彼は、アビリティは何がいいだろうと思考しながら法衣のスロットを埋めていく。
 スロット1、不変・破壊不可。スロット2、全攻撃耐性。スロット3、全悪影響耐性。スロット4、高魔障壁・高出力。スロット5、全敵対行為反射。
 その法衣に着けた五つのアビリティは、発動するかも分からないけど見た目だけなら大満足、と太一もご満悦で身に着けるようになる。
 そんな太一を見た尚斗は、「なんだよ太一、その格好は?」と退屈そうに声をかける。
 そして、太一は彼にステータスの上昇する装備を見つけたと言って、例の店の装備を三人分購入して彼に手渡した。

 五つのスロットにステータス上昇のアビリティを付けた剣と鎧を身に着けた尚斗と木下と伏見は、訓練中の騎士たちと模擬戦に勝ってしまう。
 それから太一は尚斗たちと、ここからが俺たちの冒険だ!と言って一緒に勇者のパーティー組に加わることを考えだす。
 だが、太一がステータスが足りていないため、剣や鎧を装備しても強くなれないと知ると伏見に、「羽生は置いて行こうぜ尚斗」と言い始める。
 確かに、太一は装備で強化しても戦闘には不向きで、走る速度も体力も増加している彼らの移動にはついてはいけないのも事実だった。
 尚斗は伏見の言葉に、「そうだな、すまんな太一」と言って突き放す。
 ちょっと待てよと言う太一だが、「だってお前足手まといだしさ」と言う尚斗。
 太一は、諦めとともにその言葉を受け入れ、裏切られた気持ちにある事実を隠したまま尚斗たちが出発するのを見ていた。
 彼が隠していた事実、それはチート級のアイテムたちのアビリティ効果時間が強いもので数週間で消失、弱いものでも一ヵ月で消失することだった。
 太一が身に着けている法衣のチートアビリティたちも、効果は数時間、スロット1のアビリティなどは数分しか持たないものであり、彼が身に着けているからこそ永続的に効果を得られるようになっている。
 旅立った元親友に彼は小さく呟く、「ざまぁ」と。

 仲間はずれに落ち込んだ太一は、ボーっとアビリティの付加テストを繰り返し、そんな時に委員長、新垣柚夏奈が一人一生懸命になにかをしているのを見て声をかけた。
「私は調律士でエンチャント付与を得意とするクラスだから、数も少ない職業らしいので……騎士さんたちの手伝いをしているんだよ羽生くん」
 そう笑みを浮かべる彼女のメガネは、こっちに来てから付いた疵だろうヒビが左のレンズに入っていて、それを気にして聞く太一。
「珍しがった騎士さんに取られて……その時に落として割れてしまったの」
 落ち込む彼女のメガネを鑑定スキルで見た太一は、スロットが二つあるのを見ると、その二つを隠れて付与する。
 1、自動修復。修復後にはスロットは空になる。
 2、視力矯正強化。強化された視力は持続する。一日でスロットは空になる。
 そんな条件付きのメガネを付けた彼女と別れた太一はまた、アイテムにボーっとアビリティを付与して遊んでいた。
 翌日、太一の部屋に慌てて入って来る委員長に、彼は寝ぼけた表情で話を聞く。
 彼女はメガネが直ったことと自身の目がおかしいことを言い出す。
「昨日、羽生くんがメガネに何かしてくれたのよね?」
 その言葉に彼はようやく調律士もアビリティのスロットが見えることを理解する。
「目の前がグワングワンするの、これじゃ歩き辛くて……」
 そう言う委員長のメガネを取った太一は、目が良くなって度のついたメガネをかけている所為であることを教えると同時に、彼女のドジっ子部分に笑みを浮かべた。
 そして、彼はふと彼女も力を手に入れたら人が変わるのではと考え、その腕に着けるミサンガにアビリティを付与する。
 開いているスロットは4つ。
 1、身に着けていると美しくなる・永続的。2、肌が綺麗になる・永続的。3、胸がもっと大きく、形が良くなる・永続的。4、スタイルが良くなる・永続的。
 そんな適当に綺麗になりそうなアビリティを付与して、太一は彼女と別れる。
 変化で彼女が誰かのために働くのをやめた時は、もう人なんて信じないと決めた彼はその日は早めに眠りにつく。
 ミサンガのアビリティに気が付かない委員長はいつものようにベットに入り眠りについた。
 そうして目覚めた彼女はいつものように鏡の前に立つと、明らかに身長が伸びていて、胸も大きくなっていることに気が付き、屈んで写った表情に彼女は声を失う。
 まるで自分じゃない顔、いや、自身であると分かるほどには原型が残っているものの、明らかに美しくなっていたのだ。
「これ、ミサンガに!また羽生くんが!」
 困惑しつつ太一のもとへ向かう彼女は、騎士に呼び止められ、自分だと答えるとそれからも何度も声をかけられて名を聞かれ、ようやく太一の部屋へ着く。
 そんな彼女を見た太一の感想はもちろん彼女の美を称賛するものだった。
 しかし、彼女は彼に怒りを込めて怒鳴った。
「私のミサンガに勝手な事をしないでください!大切な……大切なものなんです!」
 自身の美しさよりも、大切なミサンガにアビリティを勝手に着けたことを怒る彼女に彼は平謝りする。
「これは……このミサンガは亡くなった母の形見なんです……」
 彼女の生い立ちなど気にしたこともない太一は、初めて彼女の人と成りを把握する。
 美しくなっても、いつものように働く委員長は、以前とは違って騎士や貴族たちに次々に声をかけられ求婚される。
 そんな彼女は数日でトラブルに巻き込まれてしまう。彼女の美しさを聞いてやってきた貴族がその原因だった。
「羽生くん、助けて!」
 無理矢理に妻にと言い寄る貴族に怯える彼女に、責任を感じた太一は彼女を庇う。
「無礼者め!」
 そう言って剣を振るう貴族に対して、太一は斬られると思っていた。
 しかし、その身に着けている法衣によって、貴族は勝手に倒れてしまう。それは、法衣に着けたアビリティが全て効果を発揮していたからで。
 貴族に危害を加えた太一と委員長新垣柚夏奈は、すぐに騎士たちに囲まれてしまう。
 だが、どんな攻撃にも負けることのない太一に、騒動は大きくなり、王や姫の耳にも入ることになる。
 聖騎士や王の側近の近衛重騎士がやって来ると、新垣柚夏奈を見て彼らの欲望が暴走し、太一たちは罪人として指名手配されてしまう。
 だが、最強の法衣と最強のアクセサリーの前に、太一が敗北することはなく、新垣柚夏奈を連れて街から出ることに二人は決めた。
 勇者パーティー組が戻ってくるまで、そのつもりで新垣柚夏奈を守ると決めた太一は、彼女の装備にもアビリティを付与していく。
 その時、彼女にだけは自身の鑑定士としての秘密を話し、彼女も自身の秘密を話した。
「私、装備に強化をつけられるけど、自分で持つ物にならいくらでもつけられるの」
 そんな彼女のチート能力に、太一は自身が最強の防具とアクセサリーを常に効果を更新すれば最強なのではと考える。
 逃げる二人は、とうとう聖騎士に追い詰められて、太一はやたらと置いてある装飾品の剣を手に持つ。
 一つのスロットにアビリティを付与した太一は、それを柚夏奈に手渡した。
 それを持っていれば絶対に害されることはない。
 彼のそんな言葉に彼女はそれに自身のエンチャント付与を重ねる。
 攻撃される太一は、その法衣の前に全てを無効化しつづけ、柚夏奈はそんな彼を心配してそのお飾りの剣を振る。
 すると、彼女が敵と定めた相手が全員全裸になってしまい、彼女は顔を赤く染めて目を覆う。
 スロットに付与されたのは、敵を全裸にすることができる。そんなぶっ飛んだアビリティで、彼女自身が付与した効果倍増やら範囲拡大やらが重なり、城内の騎士という騎士が裸になってしまったのだ。
「きゃ!やだ!なんでぇ?」
 全武装解除とした方がよかったかな、そんな事を思いつつ太一は顔を真っ赤にして怒る委員長と笑いながら街の北へと逃げるのだった。

 それから太一は柚夏奈と一緒に沼地に住むドラゴンを倒し、ドワーフの幼女が鍛冶士としてその町で開業したり、辺境のヴァンパイアを退治したり、ドレイエルフの少年を助けたり、ドレイ商人のダークエルフの女をドレイにしたりする。
 そんな中で太一と柚夏奈はどんどん関係が変化していくと、やがて両想いとなる。
 そして、そんな中勇者パーティー組が魔王を退治して王都へ帰還する。
 彼らの帰還は太一たちの元の世界への帰還をも意味していて、すぐに二人は御崎 刀夜、新 光一、市宮 美衣香、新野 心優と合流をする。
 合流した二人は、初めて勇者と対面して驚きを露にした。
 刀夜と光一は勇者の前にモブとなり、美衣香と心優は勇者を嫌っていて、刀夜と光一の不甲斐ない姿に落胆していた。
 勇者は俺様口調で、美衣香と心優を従えようとしていて、姫を妻に二人を側室にと言っていることを太一たちは知る。
 そんな二人も、柚夏奈の変化に驚いて、元々クラスメイトの中でも仲のいい方だった三人は互いの旅路の話をする。
 そして、柚夏奈の胸がどうやって大きくなったかを知った心優は太一に懇願するのだった。
「お願いだから!私の胸も大きくして!」
 コンプレックスだったことを言いつつ、美人な彼女の頼みに太一はアクセサリーにアビリティを付与する。
「大は小を兼ねるの!男の子の小さくてもいいはお世辞なんだから!」
 そう言う心優に呆れた笑みを浮かべる美衣香は柚夏奈の胸を見て、「わたしも……もう少し大きくした方がいいのかな……」と小さな不安を口にする。
 そんな中、勇者が柚夏奈を見つけてしまい、彼女の美しさに彼女までも妻にしようとする。
 しかし、それには太一が黙ってはいなかった。
 勇者に対峙する太一は自らのクラスを口にする。
「ハっ!鑑定士だと!俺様は勇者だ!この伝説の剣で斬り刻んでやる!」
 そうして振るわれる魔王さえ屠った剣は、最強の法衣(捨て値購入)の前に全く効果はなかった。
 そして、太一は旅の中で使えるようになったチートの極意、【アンロック】を使ってアビリティスロットの解放をすると、伝説の剣のステータス上昇効果とその伝説の鎧のステータス上昇効果を真逆になるようにする。
 最強が一転最弱と化した勇者は、鑑定士の数か月鍛えられた基礎筋力で振られた拳が顔に刺さると、その場でノックアウトされてしまう。
「凄い太一くん、勇者を倒しちゃった」
 柚夏奈がそういう中、姫がその場へ到着して事態はいったん収束する。
 そして、即座に太一たちの帰還が決まり、自信を失った刀夜と光一は真っ先に帰還してしまう。
 そして、太一たちも帰ろうとすると、魔王を失った魔物たちが人界へと侵攻したことを聞く。
 転移の陣の中から一人飛び出た太一は、笑顔で柚夏奈に帰るように言うと、自分自身は残って戦うことを決断する。
 しかし、柚夏奈は太一が戦えないことを知っていて、たとえ勇者を倒せても魔物相手には勝てないと分かっているからこそ、彼女も転移の陣から飛び出る。
「あなただけを戦わせたりしない!だって……私はあなたが好きだから」
 そんな二人を見て心優と美衣香は陣の中で互いに顔を見合わせて言う。
「心優は帰って」
「美衣香は帰って」
 そう二人の言葉が重なると、二人は笑みを浮かべて陣から飛び出した。
 二人が残ることを決めたことに困惑する太一と柚夏奈だったが、二人の次の言葉にさらに困惑する。
「私、羽生くんのこと好きみたい」
「私も羽生くんのこと好きかも」
 二人の言葉に太一を取られまいと抱き締める柚夏奈。
 そうして四人は襲ってきた魔物たちを退治するべく召喚の祭壇から走り出した。

 魔物との戦いを終えた四人が、太一を中心としてこの世界で過ごすか、それとも帰るかの選択をするのはまだ先の話だ。
 ちなみに、この時点で尚斗たちがどうなったかは、まだ太一たちも知らない。
 勇者は太一のことを警戒しているが、彼の前ではコソコソと姿を隠すようになる。
 姫は勇者と結婚するのか、それとも別の伴侶を探すかを迷っている。それもこれも刀夜と光一があっさり帰ったのが原因だった。
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