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3章 モンキー・ダンス・レボリューション
豚野郎は踊り以外におやじギャグも好き。
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これはモンキー・ダンス・レボリューションと太鼓の匠? それにリズムゲーか?
最後のリズムゲーはやったことはないが、動画などでよく見かけるタイプなので大会などの動画を見たことはある。
なんで三つの媒体が一つになってるんだ。
「おまえ、卑怯だろ! 犬は腕が一組しかないんだぞ、どうやれっていうんだ」
シンミアが4本腕のオークキケローに食って掛かる。
『ふむ、ならば小娘。お前が手伝ってやればよいだろう。それとも自信がないのか?』
「あ゛!? やってやるよ! お前なんか一捻りだ」
シンミアは考えなしに勝負を受けるが、俺も上の媒体は初体験だがたいした助言はできない。
このリズムゲームは二種類の光の球で、奥から球が飛んでくるものと、ピンボールのように円の中をビームが反射しているものがある。
「シンミア、ビームが円に当たるタイミングで円の端に当たるボタンをタッチしろ」
「わかった!」
「大丈夫かシンミア」
「あ゛? 大丈夫に決まってるだろ」
「分かった、なら太鼓の匠とモンキー・ダンス・レボリューションはまかせろ」
太鼓の匠は少ししかやったことは無いが、コンボを重ねることで対戦相手にダメージを与えることができるというようなルールは知ってる。
特に重要なのは途中コンボを失敗した場合、それは自分へのダメージになるので失敗は許されないと言うことだ。
俺はノーマルキャラのドンタックを選びバチとステップの練習をした。
『準備は良いか?』
オークキケローは楽しみたいようで俺の準備が整うのを待つ。
「ああ、いつでも来い」
『ではプレイスタートだ』
”ドンッ、ドンドンドドドドド”
そう言うとシンミアは円形の石板をタッチする。きっちりヒットさせる辺り反射神経が並みじゃないんだな。
俺も太鼓を叩きつつ記号を踏む。モンキー・ダンス・レボリューションは目をつぶってもクリアできるが太鼓の匠はそんなにうまくはできない。
しかし、一つの画面に音ゲーのビームと太鼓のスイッチ、ダンスの記号が流れるのはすごく乱雑で頭が混乱する。
と言うか、まるでフラッシュのように色々な記号や光が流れていくのに、なんで俺に対応できてるんだ?
今までが嘘のようにすべての動きがスローモーションでみえる。
おかげで太鼓やコンボに対応できる。
『やるじゃないかヒューマン』
オークキケローはニヤリと笑う。
「コンボにお互い対応できるなら、このまま決着がつかないかもな」
コンボの数がお互いに1000を越えた。曲が終わったときその貯まったコンボが解放され、ゲームからエネルギー波が飛び出すと中央で対消滅して消えた。
モンキー・ダンス・レボリューションもオークキケローと同じだけコンボを発動したがゲージをを減らせなかった。
シンミアもリズムゲーはなんとか反応できたようで同点だったようだ。
『ではセカンドステージといこうか』
「ああ、その前に一つ聞かせてくれ」
『なんだ、ヒューマン? 命乞いなら聞かんぞ』
「そんなことじゃない、これはダンスなのかと言うことだ。 お前らはダンスが好きなんだろ? なんでこんなゲームなんかしてるんだ」
『狭量だなヒューマンよ。音楽があって身体を動かせばそれはもうダンスなんだよ。ダンスに形はない、楽しいがダンスなのだ』
なるほどな、楽しければダンスか。俺は勝つことにこだわりすぎて純粋に楽しむ心を忘れていたのかもしれない。
「礼を言うぞオークキケロー、おかげで楽しむことを思い出した」
『ではセカンドステージを始めるぞ』
「100億tのダメージを食らわしてやるぜ!」
『ぶはっオークと豚をかけたのか。ぐふふふ』
オークキケローは何気ない俺のおやじギャグでバカ笑いをする。
なんだこのくらいのギャグで大笑いしてお笑いの沸点が低いのか?
「そう言えば豚野郎もギャグが好きだったな」
シンミアがそう呟いたとき、あるアイデアがひらめいた。
最後のリズムゲーはやったことはないが、動画などでよく見かけるタイプなので大会などの動画を見たことはある。
なんで三つの媒体が一つになってるんだ。
「おまえ、卑怯だろ! 犬は腕が一組しかないんだぞ、どうやれっていうんだ」
シンミアが4本腕のオークキケローに食って掛かる。
『ふむ、ならば小娘。お前が手伝ってやればよいだろう。それとも自信がないのか?』
「あ゛!? やってやるよ! お前なんか一捻りだ」
シンミアは考えなしに勝負を受けるが、俺も上の媒体は初体験だがたいした助言はできない。
このリズムゲームは二種類の光の球で、奥から球が飛んでくるものと、ピンボールのように円の中をビームが反射しているものがある。
「シンミア、ビームが円に当たるタイミングで円の端に当たるボタンをタッチしろ」
「わかった!」
「大丈夫かシンミア」
「あ゛? 大丈夫に決まってるだろ」
「分かった、なら太鼓の匠とモンキー・ダンス・レボリューションはまかせろ」
太鼓の匠は少ししかやったことは無いが、コンボを重ねることで対戦相手にダメージを与えることができるというようなルールは知ってる。
特に重要なのは途中コンボを失敗した場合、それは自分へのダメージになるので失敗は許されないと言うことだ。
俺はノーマルキャラのドンタックを選びバチとステップの練習をした。
『準備は良いか?』
オークキケローは楽しみたいようで俺の準備が整うのを待つ。
「ああ、いつでも来い」
『ではプレイスタートだ』
”ドンッ、ドンドンドドドドド”
そう言うとシンミアは円形の石板をタッチする。きっちりヒットさせる辺り反射神経が並みじゃないんだな。
俺も太鼓を叩きつつ記号を踏む。モンキー・ダンス・レボリューションは目をつぶってもクリアできるが太鼓の匠はそんなにうまくはできない。
しかし、一つの画面に音ゲーのビームと太鼓のスイッチ、ダンスの記号が流れるのはすごく乱雑で頭が混乱する。
と言うか、まるでフラッシュのように色々な記号や光が流れていくのに、なんで俺に対応できてるんだ?
今までが嘘のようにすべての動きがスローモーションでみえる。
おかげで太鼓やコンボに対応できる。
『やるじゃないかヒューマン』
オークキケローはニヤリと笑う。
「コンボにお互い対応できるなら、このまま決着がつかないかもな」
コンボの数がお互いに1000を越えた。曲が終わったときその貯まったコンボが解放され、ゲームからエネルギー波が飛び出すと中央で対消滅して消えた。
モンキー・ダンス・レボリューションもオークキケローと同じだけコンボを発動したがゲージをを減らせなかった。
シンミアもリズムゲーはなんとか反応できたようで同点だったようだ。
『ではセカンドステージといこうか』
「ああ、その前に一つ聞かせてくれ」
『なんだ、ヒューマン? 命乞いなら聞かんぞ』
「そんなことじゃない、これはダンスなのかと言うことだ。 お前らはダンスが好きなんだろ? なんでこんなゲームなんかしてるんだ」
『狭量だなヒューマンよ。音楽があって身体を動かせばそれはもうダンスなんだよ。ダンスに形はない、楽しいがダンスなのだ』
なるほどな、楽しければダンスか。俺は勝つことにこだわりすぎて純粋に楽しむ心を忘れていたのかもしれない。
「礼を言うぞオークキケロー、おかげで楽しむことを思い出した」
『ではセカンドステージを始めるぞ』
「100億tのダメージを食らわしてやるぜ!」
『ぶはっオークと豚をかけたのか。ぐふふふ』
オークキケローは何気ない俺のおやじギャグでバカ笑いをする。
なんだこのくらいのギャグで大笑いしてお笑いの沸点が低いのか?
「そう言えば豚野郎もギャグが好きだったな」
シンミアがそう呟いたとき、あるアイデアがひらめいた。
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