1 / 159
1巻
1-1
しおりを挟む1 変わり者ウィル
変わり者で、落ちこぼれ。
それが僕、ウィリアム・グレーテルに対する周囲の評価だ。
僕の家は王国でも有数の貴族として知られている。
生まれてくる子供は全員男性で、一人の例外もなく魔法使いとしての才能を持っていて、代々優秀な魔法騎士を輩出している家柄……だった。
十八年前までは。
僕がこの世に生を受けるまでは。
みんなが持っていて当たり前の才能が、僕にはなかった。
貴族特有の膨大な魔力こそ備えていたけど、それを表に出す手段を持っていなかった。
より具体的に言うなら、魔力はあっても、魔法は全然使えなかった。
世界にはたくさんの国がある。
魔法技術によって繁栄を得た国もあれば、科学技術の進歩に尽力している国もあって、発展の仕方はそれぞれに異なっている。
その中でも僕の生まれた国は、魔法技術のほうが発展している場所だった。
国によっては、科学技術のほうが進歩しているけど、僕の国では、魔法の力こそが国の繁栄に繋がると信じられていた。
炎魔法、水魔法、風魔法、大地魔法……基本属性の四種に加え、光魔法や闇魔法、幻影魔法などの特殊属性も含めれば、その種類は両手両足の指の本数を簡単に超えるだろう。
それだけあっても、僕には一つも当てはまらなかった。
五歳になったときに行った身体検査で、僕に何の魔法適性もないと発覚した瞬間。
あのときの両親の絶望したような顔は、今になっても忘れられない。
その頃から、僕に対する周囲の目は変わった。
友人は皆離れていき、肉親ですらゴミを見るような目を向けてくる。
こんな毎日……僕には耐えられない。
というわけでもなかった。
周りは僕のことを変わり者だと言うけど、自分でもそうだと思う。
周囲の視線とか、心ない罵倒とか、そういったことにはそれほど傷つかなかった。
そんなことよりも、興味のあることがたくさんあったから。
良い具合に自分を誤魔化せていたのかもしれない。
結局、何が言いたいのかと言えば――
これでも僕は、とっても幸せだということだ。
†
固く閉ざされた地下室に、たくさんの奴隷が収容されていた。
奴隷の大半は成人していない少女。
その中でも不人気なのが、亜人種と呼ばれる彼女たち。
人間に近いけれど、純粋な人間ではない種族だ。
人間の少女はすぐに貰い手が見つかるが、亜人は汚らしいと言って誰も目にとめない。
もしも成人するまでに買い手が見つからなければ、彼女たちは揃って家畜の餌にされてしまう。
誰かに飼われるなんて嫌だけど、餌にされるなんてもっと嫌。
そんな矛盾を孕んだ思いを胸に、彼女たちは願い続けている。
願わくば、普通の暮らしができますように、と。
無理だとわかっていても、願うだけなら誰にも迷惑はかからない。
せめて願うくらいは許してほしい。そう思っていた。
そしてある日――
ガチャン。
地下室の扉が開く音が聞こえた。
足音は二つ聞こえてくる。一つは管理者の男性、もう一つはたぶん奴隷を選びに来た誰かだろうと、彼女たちは思った。
奴隷を買いに来るのは、大抵がどこかの貴族だ。
コツン、コツン、コツン――
足音は徐々に近づいてくる。
このフロアで唯一の亜人。灰色の狼の耳と尻尾を生やした少女は、できる限りお利口さんでいようと、背筋をピンと伸ばして座っていた。
誰かが来るときは、いつでもこうするように心がけている。
そうまでして買われたいのかと、他の奴隷少女からは白い眼で見られている。
だけど、仕方がないのだ。
そうでもしないと買ってもらえない。
自分が亜人で、人間から良く思われていないと知っているから。しかし、これまで誰も彼女の前で足を止めた者はいない。
一瞬目を向けて、尻尾や耳が目に入った瞬間、嫌そうな顔をしてそそくさと行ってしまう。
どうせ今日も駄目なんだろうな……。
彼女はそう思っていた。
突然、目の前で足音が止まる。
二つの人影が、彼女の前で足を止めたのだ。
「この娘を貰うよ」
「えっ――」
彼女は目を見開き、驚きのあまり声を漏らした。
†
「お客さんも相変わらず物好きですね~。それじゃ精算していただきましょうか」
「はい。そこの君、じゃあ、また後でね」
僕は亜人の彼女に手を振ってその場を立ち去る。
同じ地下にある別室で精算を済ませると、檻から出された彼女がやって来た。
首輪に繋がれ、汚い奴隷服を着せられたままの姿で。
「付いておいで」
「……はい」
僕は彼女を連れて地上へ戻る。
フードを被っているから、彼女には僕の顔は見えていない。
声で男だということくらいは把握できるだろう。
ただまぁ、そんなことを考えられないくらい、今の彼女は驚いているだろうね。
どうして自分が選ばれたのか、不思議に思っているはずだ。
「すまないが、荷台の後ろに乗ってもらえるかな? 揺れると思うけど、少しの間辛抱してくれ」
彼女を馬車の荷台へ案内した。
荷台には幌がかかっていて、入口に布を垂らし、中が見えないようにしている。
奴隷を購入することは貴族にとってさほど珍しいことではないけど、大っぴらにできることでもない。
だからこうして、目的地に着くまでは隠す必要があるんだ。
ガタン、ガタン。
馬車に揺られること十数分。
目的地に到着したので、荷台の布をめくり、彼女に声をかける。
「着いたよ。出ておいで」
彼女は恐る恐る荷台から外に出た。
そしてその目に映ったのは、貴族が暮らしている豪華な屋敷。
閉ざされた門の柱に刻まれているのは、この屋敷を所有する貴族の名前だ。
「グレー……テル?」
「そう、ここはグレーテル家の別荘。そして僕――ウィリアム・グレーテルは、この別荘に住んでいるんだ」
そう言いながら、僕は顔を隠していたフードを上げる。
世間では珍しい薄いオレンジ色の髪は、やさしい太陽の光みたいだと言われたことがある。
瞳の色はひまわりの花びらの黄色。
僕の顔を見て、彼女は目を輝かせているように見えた。
「ようこそ! 僕の家へ!」
僕の住む別荘は、王都から少し外れた場所にある。
別荘なのだから本宅から離れているのは当たり前なのだけれど、そんな場所で僕は八年以上暮らしているんだ。
理由は言うまでもなく、嫌われているから。
避けられているから、距離を置かれているからだよ。とはいえ、全然寂しいとは思わない。
五歳のときに見放されて以来、ずっとこんな感じだからもう慣れてしまった。
それに一人ぼっちというわけでもなかった。こんな僕にも、一緒にいてくれる人はいる。
それにほら、今日だって一人増えただろう?
「ウィル様はお人好し過ぎます」
玄関に向かうと、メイド服を着た可愛い少女が待っていて、僕を見るなり呆れ顔でそう言った。
「また女の子を誑かしてきたんですね」
「誑かしてなんてないよ? 僕はただ、彼女をうちの新しいメイドに迎え入れただけさ」
「本人の了承なしに連れて来ただけでしょう? まったくあなたという人は……もう少し周りの目も考えてくださいね」
「ごめんごめん。これからは気を付けるよ」
そう僕が言うと、メイド服の彼女はもっと呆れた顔になった。
僕が心から謝っていないとバレているようだ。
さすがに何度も同じことを言っていると、嘘だとわかってしまうらしい。
「あ、あの……」
連れて来たばかりの少女が言いにくそうに口を開いた。
「ああ、ごめん。紹介がまだだったね? 彼女はソラ、この屋敷のメイド長をしてくれてるんだよ」
「初めまして。ウィル様の専属メイドをしています。突然のことで色々と混乱していると思いますが、どうか安心してください。ここはあなたにとって、悪い環境ではありませんから」
ソラは優しく、そして小さく微笑みながらそう言った。
名前の通りに空色をした髪に、カチューシャをつけている彼女は、僕のメイドさんで幼馴染でもある。
この屋敷の管理や、他の使用人たちの教育は、すべて彼女に一任してある。
見た目は小さくて可愛らしい少女だけれど、メイドとしての能力はグレーテル家の中でも一、二を争うほどだ。
僕の生活は、彼女によって支えられていると言っても過言ではない。
「ソラ、彼女に服と食事を」
「その前にお風呂ですね」
「そうだな、じゃあ頼めるかな?」
「はい。ではこちらに――」
「ああー‼ 新しい子が来てる!」
ソラが案内を始めようとすると、二階へ続く階段から元気な声が聞こえてきた。
声の主を見上げると、その視線から外れるように飛び上がって、見事僕たちの目の前に着地する。
「初めましてぇ‼ 今日から一緒に暮らすんだよね⁉ 仲良くしようね‼」
「えっ、あ、えっと……」
「こら、ニーナ。はしゃぎ過ぎだよ」
「イテッ!」
元気良く登場したもう一人のメイドの頭に、僕は軽くチョップをかました。
大して痛くもないだろうに頭を押さえながら、彼女は上目遣いで言う。
「もぉ~、叩かないでよウィル様~。どうせなら撫でてほしいなー」
「ちゃんと良いことをしたら撫でてあげるよ。ニーナが驚かすから、彼女が怯えちゃっただろ?」
「そんなことないよ~。ねぇ?」
突然の闖入者に呼びかけられ、元奴隷の少女は言い淀む。
「えっと……」
「怯えてはいませんが動揺していますね。反省してください」
「ソラちゃんにも怒られたぁ!」
賑やかにしゃべる彼女はニーナという。
トラ柄の猫の獣人で、ちょっぴり見える八重歯が特徴的で、とても野生的な少女だ。
そしてニーナの尻尾と耳を見て、同じく獣の亜人である元奴隷の彼女は戸惑いを見せる。
「えっ……獣人?」
「んにゃ? そうだけど?」
「……」
無言で見つめる彼女に、ニーナは首を傾げる。
するともう一つ、別の足音と声が近づいてくる。
「ニーナー、あの子ったらどこに行っちゃったのかしら。まだお掃除の途中だったのに……あっ! こんな所にいたのね!」
「わっ、サトラさん……」
「駄目でしょう? お仕事を抜け出しちゃ! あら、ウィル様お帰りなさいませ」
「うん、ただいま」
おしとやかに階段を下りてきた彼女も、この屋敷のメイドの一人だ。
淡い桃色の長い髪と、包容力のある胸が印象的。
年齢は僕より二つ上で、見た目はただのお姉さんだけど、彼女も普通の人間じゃない。
セイレーンという種族で、人魚とも呼ばれている亜人の一種だ。
普段は人間の脚だけと、水に濡れると下半身が魚に変身する。
ちなみに年上っていう話をすると、笑いながら怒るので注意しよう。
僕はニーナに向き直る。
「というか、ニーナは仕事サボってたの?」
「サ、サボってないよぉ⁉」
「声が裏返ってるんだよな~。これはさらにお仕置きが必要かな」
「うぇ~ん、ごめんさい~、今から頑張るから許してよ~」
「やれやれ」
そんな他愛もないやりとりをしていると、他の使用人たちも顔を出して来た。
ニーナたちを含め、様々な種族がこの屋敷では働いている。
その様子に驚いている少女が、ぼそりと口にする。
「亜人がこんなに……」
「新人さん」
戸惑いながら周りを見渡す彼女に、ソラがやさしく語りかけた。
「先に話しておきますけど、この屋敷で純粋な人間は、私とウィル様だけですよ?」
「えっ⁉ そうなんですか?」
「そうだよ!」
僕は胸を張ってそう答えた。
「ど、どうして?」
「どうして? う~ん、理由を聞かれてもな~」
詳しく説明しようとすると、僕の生い立ちから話さないといけないんだよね。
簡単に伝えるにはどうしたらいいのか。
ちょっと考える時間を貰わないと難しいな。
「私が代わりに説明しましょうか?」
「ソラ? できるの?」
「もちろんです」
ソラは自信あり気な表情を見せた。
彼女とは一番付き合いが長い。これなら大丈夫だと思い、頷いた。
「おほん、では一言でお答えしましょう」
元奴隷少女は息を呑む。
そして僕は、ソラを信頼して安心しきった状態で見守っていた。
さてさて、僕の幼馴染は僕のことをどう紹介してくれるのかな?
期待で胸を躍らせる。
が――
「ウィル様の趣味、です」
「ブッ!」
思わず噴き出してしまった。
「しゅっ……」
元奴隷の彼女がジトーッとした目つきになる。
やめて!
そんな目で僕を見ないで!
「ちっ、違うからね! ちょっとソラ、変なこと言わないでよ!」
「変ですか? 間違いではなかったと思いますが」
「間違ってるよ!」
「ですが、ウィル様は亜人の方が大好きでしたよね?」
「そうだけど、趣味じゃないから! もっと言い方考えてよ!」
僕らが言い争っているのを、狼獣人の彼女は怪訝そうに見ている。
「ほら見て! ソラのせいで警戒されちゃったじゃないか!」
「これは失礼しました。大丈夫ですよ?」
「ほ、本当ですか……?」
「はい。ウィル様は変人ですが、変なことをする方ではありませんから」
「変っ……」
そう言った少女は、今度は疑うような目で、僕をじっと見つめてくる。
まぁそこは否定しないでおこう。
周りにも変わり者とか呼ばれてるし、自分でもその自覚はあるから。
でも断じて変態じゃないからね!
「と、とりあえずさっきお願いしたことを準備してもらえるかな? それが終わったら、屋敷のみんなを集めてほしい」
「かしこまりました。では参りましょうか?」
「は、はい!」
「あっ、ちょっと待って!」
僕は急いで二人を引きとめた。
いけない、いけない。
僕としたことがうっかりしていた。
とりとめない雑談で惑わされて、一番大事なことを聞きそびれていたよ。
「ねぇ君、名前はなんていうんだい?」
「ホロウです」
少女は答えた。
とても良い名前だと、僕は思った。
「ありがとう。じゃあ待ってるね」
「……」
ホロウは無言のまま、小さく僕にお辞儀をして去っていった。
あの様子だとまだ警戒されているみたいだな。仕方がないか。
「最初はみーんなあんな風だったね~」
「そう言うニーナは、出会ったときから元気だったよね」
「にゃっはは~。あたしはほら、相手の目を見れば大体わかっちゃうからね~」
「ニーナさんの目は特別ですからね。私も最初は戸惑いました。あの娘もたぶん、そうなんだと思いますよ」
「だろうね……」
サトラに言外に「昔は警戒していた」と言われ、若干へこむ。
ニーナはそんな僕を励ます。
「大丈夫だよウィル様! みんなそーやって仲良くなっていったんだから!」
「そうだね。それじゃ、君も仲良くサトラと仕事に戻ろうか?」
「うっ……」
「そんな顔しないっ! ほら急いで、時間までには終わらせるんだよ」
「は~い」
やる気のない返事をして、ニーナはサトラと一緒に二階へ上がっていった。
さてと、僕も書類を片付けてしまおう。
ホロウがこの屋敷で暮らすためには、色々と処理しなくちゃいけない課題があるからね。
頭の中でやることを整理しながら、二階にある自分の部屋へ向かう。
二階にはたくさん部屋があって、そのうち一番奥の二つが僕の部屋だ。
一つは仕事をするための執務室、もう一つは寝室になっている。
他はすべて使用人たちの部屋。ちゃんと一人に一部屋ずつ割り振っている。
僕は執務室に入り、棚に入っている書類に手を伸ばす。
「えーっと、まずはこれかな? 居住権の申請書!」
奴隷として売られていた彼女には、この国で生きるための居住権がない。
この状態では、誰かに殺されても文句は言えない。
ひとまずこの申請を通して、彼女をこの国の民にするのが先決だ。
ただ、亜人の申請はあまり良い顔をされない。
国全体が亜人種を快く思っていないからだ。
僕は貴族だから、お金を積めばなんとか通せるんだけど、一般人には難しいだろう。
そういう理由で、この国に亜人種の居場所はない。
20
お気に入りに追加
5,842
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが
ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。
定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない
そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──
悪役令嬢は始祖竜の母となる
葉柚
ファンタジー
にゃんこ大好きな私はいつの間にか乙女ゲームの世界に転生していたようです。
しかも、なんと悪役令嬢として転生してしまったようです。
どうせ転生するのであればモブがよかったです。
この乙女ゲームでは精霊の卵を育てる必要があるんですが・・・。
精霊の卵が孵ったら悪役令嬢役の私は死んでしまうではないですか。
だって、悪役令嬢が育てた卵からは邪竜が孵るんですよ・・・?
あれ?
そう言えば邪竜が孵ったら、世界の人口が1/3まで減るんでした。
邪竜が生まれてこないようにするにはどうしたらいいんでしょう!?
【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
実家から絶縁されたので好きに生きたいと思います
榎夜
ファンタジー
婚約者が妹に奪われた挙句、家から絶縁されました。
なので、これからは自分自身の為に生きてもいいですよね?
【ご報告】
書籍化のお話を頂きまして、31日で非公開とさせていただきますm(_ _)m
発売日等は現在調整中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。