溜息ばかりの毎日・・・、今朝も気付いてくれないの?

こころ和み庵

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鏡の自分と向き合う朝

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はぁ~、・・・。


朝目覚めた時、自分に「おはよう」の言葉ではなく
太陽の日を浴びるように、深い溜息で今日の自分に着替える



はぁ~、うぅ~、行きたくないな・・・。



まだパジャマのままなのに、溜息で自分をまとっているから
もう出勤したくない感情で、いっぱいになってしまう・・・。



バシャ、バシャ、ジャー、キュッ!



顔を洗い、タオルで拭いていると、鏡に映る自分と目が合う・・・。



朝からげんなりしている自分の姿を消したくて
鏡に溜息をふぅ~と吹き掛けて消そうとすると・・・?




「ねえ、今日も気付いてくれないの???」
鏡に映った下がったままの口角を、ちょっとだけでも上げて
あなたがにっこり笑顔で朝を迎えられるようにしているのに



本当に気付いてくれないよね!!



あなたにとっては、鏡は自分を映すだけの物かもしれないけれど
毎朝溜息を吹き掛けられる鏡なんて、もうやってられないよ!!




だから、あなたの溜息を跳ね返すのではなく(最初は、そうしようと思ったけどね)
あなたが毎朝見てくれる鏡だからこそ、あなたの溜息を受け止め
笑顔になれる魔法をかけたいと思っているのに



もう、本当に気付いてくれないよね!!



でも・・・、悲しいよ


鏡だから、「ねえ、昨日何があったの?」と話を聞く事ができないし
鏡だから、「辛かったんだね・・・」と、背中をさする事もできない


ただただ、見つめる事しかできないのだろうか・・・。




でも・・・、魔法をかけられると思っているのは
鏡のぼくだけなの?



もしかしたら、明日の朝は、あなたが自分で魔法をかけれるのかもしれないよね?



明日の朝は、溜息で鏡を曇らせるのではなく
嬉しくて、鏡をキュッキュッと磨いてくれるのかもしれない



もしかしたら、魔法をかけられるのは
鏡のぼくなのかもしれない・・・。



どうか、今日は溜息が出るような出来事が起きませんように・・・☆









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