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後日談
85 私の愛する夫
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息子を産んで三ヶ月後、復調したので王太女としての仕事を再開しようと朝食後、執務室に行ったらアーサーとお父様から「待った」がかかった。
「復調したのなら、私のために、私と一緒に一週間程休んでください」
「仕事をしてくれるのは嬉しいが、頼む。あと一週間程休んでいてくれ。……ここで休ませないと欲求不満のこいつがブチ切れて後が怖い。一ヶ月と言いやがったのを一週間に短縮させたのが、せめてもの親心だ。大変だろうが、がんばってくれ」
アーサーとお父様のこの言葉の意味は、夜になったら嫌というほど理解させられた。
王太女の私室の隣がリカルドの部屋だ。
いつも通り、就寝前に眠るリカルドの顔を見た後、寝室に入ったのだが寝台に座っているアーサーを見て驚いた。
「アーサー、何の用?」
「用がなければ来てはいけませんか? ここは私の寝室でもあるのですが」
いつかと同じやり取りをした後、アーサーは立ち上がった。
目が合った途端、私は戦慄した。
アーサーが扉近くにいる私に近づいて来る。優雅な足取りなのに獲物に近づく肉食獣を連想させる。
いつも通りの無表情、けれど、その瞳は――。
私は入って来たばかりの扉に駆け寄った。ノブに触れ開け放とうとした瞬間、背後から抱きしめられた。
「――逃がしませんよ」
耳元で誰もが聞き惚れるだろう低音の美声で囁かれ、そのまま耳を食まれた。
「……っ!? 嫌っ! 放して!」
睨みつけて後悔した。
完璧な美貌に浮かぶいつも通りの無表情、けれど、その瞳は紛れもなく欲望でぎらついていた。
普段は冷静沈着、感情の乱れなど何一つ見せない彼が今明らかに欲情している。
彼とは何度も肌を重ねたが、ここまであからさまに「男の欲望」をむき出しにされた事はなかった。
「……なんて目をしているのよ」
冷静沈着、怜悧で理性的で禁欲的、それらの印象が強いせいか、決して女性には見えないのに、あまり「男」を感じさせないのに。
いや、「男」というより、これは「雄」だ。
「あなたらしくもない。まるで発情中の雄みたいよ」
私の言葉が想定外だったからか、アーサーは一瞬、虚を衝かれた顔になった後、苦笑した。
「……一年も禁欲していたら、どんな男だって欲求不満になりますよ」
「え? 私の妊娠中、他の女性を抱かなったの?」
――空気が凍った。
勿論、比喩だが、そんな錯覚を起こすくらいアーサーから何とも冷たい眼差しを注がれたのだ。
「きゃあっ!」
アーサーが突然私を乱暴に寝台に放り投げた。
彼には散々体を好き勝手されたが、ここまで乱暴な真似をされた事がなかったので怒るより驚いた。
「……分かってはいたが、ここまで私を理解していないとはな」
アーサーは自分の体で私を押さえつけると至近から睨みつけてきた。
彼は今、明らかに怒っている。
はっきり言って、かなり怖い。
それでも先程の「発情中の雄」を思わせる眼差しよりは、はるかにマシだった。あんな眼差しにさらされていると、とにかく落ち着かなかったのだ。
「いくら妻が妊娠中だからって他の女を抱く訳ないでしょう」
「抱いても構わなかったけど。言ったでしょう? 愛人を持っても構わないって。というか、むしろ作って」
最後はつい本音を言ってしまったが、余計にアーサーの眼差しがきつくなった。
「無事に子が生まれたから種馬としての私は、もう不要だと?」
「……種馬とか言わないでくれる?」
アーサーの美しい唇から、その美声で聞かされると、かなりの衝撃だ。
「言葉でどう言い繕おうと、王太女の夫に一番望まれるのは子を産ませる事、種馬と同じですよ」
アーサーの口調は淡々としたもので決して自分を卑下するものではなかった。彼にとっては当然の事実を口にしているのだろう。
「ともかく役目は果たしたわ。もう無理して私を抱く必要はないわよ」
「……私が無理して貴女を抱いていたとでも思っていたのですか?」
アーサーにしては珍しく呆然としている。
彼のその様子を不思議に思いつつ私は頷いた。
「そうでしょう? 種馬は言い過ぎだけど、王太女に子を産ませるのが王太女の夫の最優先の義務なんだから」
「……貴女という人は、どうして」
怒りや苛立ち、哀しみの混じった表情だった。
こういう顔を見た事がある。「貴女は何も分かってない」と言われた時だ。
「国王や妾妃やアルバート、他人のエリオットの気持ちすら分かるのに、なぜ、夫の気持ちだけは分からないんだ?」
「分かる訳ないでしょう? 私を愛していると言いながら信じなくて構わないなどと言う人の何を分かれというのよ?」
「……そうですね。『なぜ、分からないんだ?』と貴女を責める資格などなかった」
アーサーは自嘲の笑みを浮かべた。
「私もあなたの心は望まないわ。この国の慣習を変えるために力を貸してくれればいいわ」
「では、私が抱きたいと望んだ時は拒まないでください」
「え?」
「夫婦だから誰憚る事なく、たとえ貴女が嫌がっても強引に抱く事も出来ますが毎回毎回拒まれるのも面倒なので」
……何だか、とっても恐ろしい事をさらっと言われた気がする。
「……もう私を抱く必要はないと言ったけど?」
「貴女はそうでも私には必要なので」
話は終わったとばかりにアーサーは私の首筋に顔を埋めると口づけ始めた。
アーサーに触れられるのは一年ぶりだのに、これだけで体が妙にぞくぞくした。そんな自分の体の反応を悟られたくなくて逃げようとしたが彼に押さえつけられているため逃げられない。
「やだっ! やめてっ!」
唯一自由になる口で抵抗したが当然アーサーは聞いてくれない。
「拒むなと言ったでしょう? 言う事を聞かないなら、この国を滅亡させますよ」
アーサーが言うと冗談に聞こえない。
「……ひ、必要って、第二子を誕生させたいから?」
考えたくはないがリカルドに何かあった時のために第二子が必要だと思っているのだろう。
王侯貴族は子供を複数作るのを望まれている。第一子に何かあった時の予備として。
王になる者以外、抹殺されるテューダ王家であっても同じだ。競い合う事で、より優秀な王が誕生すると思われているからだ。
私はその慣習の撤廃を望んでいるしアーサーもそれに力を貸すと約束してくれたが。
「……なぜ、そうなるんだ?」
アーサーから思いっ切り呆れた視線をもらってしまった。
「私個人としては子供など要らない」
確かに、息子に対して、彼は父親としての愛情どころか関心さえ向けていなかった。
「貴女を抱きたいから抱いている。私のこの餓えは貴女しか癒せないから」
彼個人としては子供は要らないけれど王太女の夫としては作る義務がある。だから、王太女を抱いて子を産ませたのは分かるけれど。
(……アーサーの餓え? 何に餓えているの?)
私しか癒せないと言った。
私が妊娠中、禁欲していたのは、そのせい? 他の女性では駄目だから?
まさかと思った。
けれど、そう考えれば彼の行動に納得できる。
「……この体がそんなにいい訳?」
他の女性を抱く気もおきないほど?
自分で言うのも何だが、顔はお父様や弟に似た絶世の美貌だ。けれど、体はメアリーやローズマリーのように華奢ながら胸が豊かな女性美の極致ではない。
それでもアーサーは媚薬なしで私を抱けたし、子を産ませるという義務を果たした今も私を抱こうとしている。
女としては誇ってもいいのかもしれない。アーサーほどの男性が他の女性に見向きもしないくらいなのだから。
けれど、私は――。
「……体だけなんて嫌。子供を作るためだけなんて嫌だ」
ぽろりと瞳から涙がこぼれた。
私がアーサーと肌を重ねるのが苦痛だったのは、疲労困憊になって大変だからというのもあるが、何より心を伴わない行為が嫌だったからだと気づいた。
体が快楽に溺れるほど心は虚しくなっていく。
私も義務感だけで彼と向き合っているのなら、それでもよかった。
けれど、私はアーサーを愛している。
彼を愛しているから体だけを求められているのが、こんなにもつらい。
「……リズ」
アーサーは驚いた顔で私を見下ろしていた。
「……どうせ力では敵わないもの。あなたが飽きるまで、この体を好きにすればいい」
私にとっては虚しくてもアーサーは違うのだろう。
人間離れした容姿と思考をしていようと彼は人間の男性で、そうである以上、肉欲はある。
そして、その肉欲は、どうやら妻しか癒せないらしい。
私の妊娠中、他の女性に見向きもしなかったのだから。
「復調したのなら、私のために、私と一緒に一週間程休んでください」
「仕事をしてくれるのは嬉しいが、頼む。あと一週間程休んでいてくれ。……ここで休ませないと欲求不満のこいつがブチ切れて後が怖い。一ヶ月と言いやがったのを一週間に短縮させたのが、せめてもの親心だ。大変だろうが、がんばってくれ」
アーサーとお父様のこの言葉の意味は、夜になったら嫌というほど理解させられた。
王太女の私室の隣がリカルドの部屋だ。
いつも通り、就寝前に眠るリカルドの顔を見た後、寝室に入ったのだが寝台に座っているアーサーを見て驚いた。
「アーサー、何の用?」
「用がなければ来てはいけませんか? ここは私の寝室でもあるのですが」
いつかと同じやり取りをした後、アーサーは立ち上がった。
目が合った途端、私は戦慄した。
アーサーが扉近くにいる私に近づいて来る。優雅な足取りなのに獲物に近づく肉食獣を連想させる。
いつも通りの無表情、けれど、その瞳は――。
私は入って来たばかりの扉に駆け寄った。ノブに触れ開け放とうとした瞬間、背後から抱きしめられた。
「――逃がしませんよ」
耳元で誰もが聞き惚れるだろう低音の美声で囁かれ、そのまま耳を食まれた。
「……っ!? 嫌っ! 放して!」
睨みつけて後悔した。
完璧な美貌に浮かぶいつも通りの無表情、けれど、その瞳は紛れもなく欲望でぎらついていた。
普段は冷静沈着、感情の乱れなど何一つ見せない彼が今明らかに欲情している。
彼とは何度も肌を重ねたが、ここまであからさまに「男の欲望」をむき出しにされた事はなかった。
「……なんて目をしているのよ」
冷静沈着、怜悧で理性的で禁欲的、それらの印象が強いせいか、決して女性には見えないのに、あまり「男」を感じさせないのに。
いや、「男」というより、これは「雄」だ。
「あなたらしくもない。まるで発情中の雄みたいよ」
私の言葉が想定外だったからか、アーサーは一瞬、虚を衝かれた顔になった後、苦笑した。
「……一年も禁欲していたら、どんな男だって欲求不満になりますよ」
「え? 私の妊娠中、他の女性を抱かなったの?」
――空気が凍った。
勿論、比喩だが、そんな錯覚を起こすくらいアーサーから何とも冷たい眼差しを注がれたのだ。
「きゃあっ!」
アーサーが突然私を乱暴に寝台に放り投げた。
彼には散々体を好き勝手されたが、ここまで乱暴な真似をされた事がなかったので怒るより驚いた。
「……分かってはいたが、ここまで私を理解していないとはな」
アーサーは自分の体で私を押さえつけると至近から睨みつけてきた。
彼は今、明らかに怒っている。
はっきり言って、かなり怖い。
それでも先程の「発情中の雄」を思わせる眼差しよりは、はるかにマシだった。あんな眼差しにさらされていると、とにかく落ち着かなかったのだ。
「いくら妻が妊娠中だからって他の女を抱く訳ないでしょう」
「抱いても構わなかったけど。言ったでしょう? 愛人を持っても構わないって。というか、むしろ作って」
最後はつい本音を言ってしまったが、余計にアーサーの眼差しがきつくなった。
「無事に子が生まれたから種馬としての私は、もう不要だと?」
「……種馬とか言わないでくれる?」
アーサーの美しい唇から、その美声で聞かされると、かなりの衝撃だ。
「言葉でどう言い繕おうと、王太女の夫に一番望まれるのは子を産ませる事、種馬と同じですよ」
アーサーの口調は淡々としたもので決して自分を卑下するものではなかった。彼にとっては当然の事実を口にしているのだろう。
「ともかく役目は果たしたわ。もう無理して私を抱く必要はないわよ」
「……私が無理して貴女を抱いていたとでも思っていたのですか?」
アーサーにしては珍しく呆然としている。
彼のその様子を不思議に思いつつ私は頷いた。
「そうでしょう? 種馬は言い過ぎだけど、王太女に子を産ませるのが王太女の夫の最優先の義務なんだから」
「……貴女という人は、どうして」
怒りや苛立ち、哀しみの混じった表情だった。
こういう顔を見た事がある。「貴女は何も分かってない」と言われた時だ。
「国王や妾妃やアルバート、他人のエリオットの気持ちすら分かるのに、なぜ、夫の気持ちだけは分からないんだ?」
「分かる訳ないでしょう? 私を愛していると言いながら信じなくて構わないなどと言う人の何を分かれというのよ?」
「……そうですね。『なぜ、分からないんだ?』と貴女を責める資格などなかった」
アーサーは自嘲の笑みを浮かべた。
「私もあなたの心は望まないわ。この国の慣習を変えるために力を貸してくれればいいわ」
「では、私が抱きたいと望んだ時は拒まないでください」
「え?」
「夫婦だから誰憚る事なく、たとえ貴女が嫌がっても強引に抱く事も出来ますが毎回毎回拒まれるのも面倒なので」
……何だか、とっても恐ろしい事をさらっと言われた気がする。
「……もう私を抱く必要はないと言ったけど?」
「貴女はそうでも私には必要なので」
話は終わったとばかりにアーサーは私の首筋に顔を埋めると口づけ始めた。
アーサーに触れられるのは一年ぶりだのに、これだけで体が妙にぞくぞくした。そんな自分の体の反応を悟られたくなくて逃げようとしたが彼に押さえつけられているため逃げられない。
「やだっ! やめてっ!」
唯一自由になる口で抵抗したが当然アーサーは聞いてくれない。
「拒むなと言ったでしょう? 言う事を聞かないなら、この国を滅亡させますよ」
アーサーが言うと冗談に聞こえない。
「……ひ、必要って、第二子を誕生させたいから?」
考えたくはないがリカルドに何かあった時のために第二子が必要だと思っているのだろう。
王侯貴族は子供を複数作るのを望まれている。第一子に何かあった時の予備として。
王になる者以外、抹殺されるテューダ王家であっても同じだ。競い合う事で、より優秀な王が誕生すると思われているからだ。
私はその慣習の撤廃を望んでいるしアーサーもそれに力を貸すと約束してくれたが。
「……なぜ、そうなるんだ?」
アーサーから思いっ切り呆れた視線をもらってしまった。
「私個人としては子供など要らない」
確かに、息子に対して、彼は父親としての愛情どころか関心さえ向けていなかった。
「貴女を抱きたいから抱いている。私のこの餓えは貴女しか癒せないから」
彼個人としては子供は要らないけれど王太女の夫としては作る義務がある。だから、王太女を抱いて子を産ませたのは分かるけれど。
(……アーサーの餓え? 何に餓えているの?)
私しか癒せないと言った。
私が妊娠中、禁欲していたのは、そのせい? 他の女性では駄目だから?
まさかと思った。
けれど、そう考えれば彼の行動に納得できる。
「……この体がそんなにいい訳?」
他の女性を抱く気もおきないほど?
自分で言うのも何だが、顔はお父様や弟に似た絶世の美貌だ。けれど、体はメアリーやローズマリーのように華奢ながら胸が豊かな女性美の極致ではない。
それでもアーサーは媚薬なしで私を抱けたし、子を産ませるという義務を果たした今も私を抱こうとしている。
女としては誇ってもいいのかもしれない。アーサーほどの男性が他の女性に見向きもしないくらいなのだから。
けれど、私は――。
「……体だけなんて嫌。子供を作るためだけなんて嫌だ」
ぽろりと瞳から涙がこぼれた。
私がアーサーと肌を重ねるのが苦痛だったのは、疲労困憊になって大変だからというのもあるが、何より心を伴わない行為が嫌だったからだと気づいた。
体が快楽に溺れるほど心は虚しくなっていく。
私も義務感だけで彼と向き合っているのなら、それでもよかった。
けれど、私はアーサーを愛している。
彼を愛しているから体だけを求められているのが、こんなにもつらい。
「……リズ」
アーサーは驚いた顔で私を見下ろしていた。
「……どうせ力では敵わないもの。あなたが飽きるまで、この体を好きにすればいい」
私にとっては虚しくてもアーサーは違うのだろう。
人間離れした容姿と思考をしていようと彼は人間の男性で、そうである以上、肉欲はある。
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