61 / 86
本編
61 婚約者の家へ
しおりを挟む
翌日、再び国王に呼び出された。
けれど、呼び出されたのは私だけで場所も昨日とは違い国王の私室の応接間ではなく執務室だった。
そこには、国王だけでなく宰相とアーサーまでいた。
あの仮面舞踏会以降もアーサーとは会ってはいる。とはいっても、私的にではなく、お茶会や夜会など公的な集まりに一緒に参加しているのだ。そういう集まりは婚約者か夫婦同伴が基本なので。
今までだったら、そんな集まり、まして、婚約者と同伴で参加など全て断っていた。
けれど、女王になろうと決意したのだ。実質はアーサーが「王」となり私がお飾りの女王に過ぎなくても最低限の務めは果たすべきだろう。だから、今までさぼりまくっていた王女としての務めを果たすようになったのだ。
国王は一人掛けのソファ、その右のソファにアーサーと宰相は並んで座っている。
国王に「座れ」と促された私は、国王の左、アーサーと宰相とはテーブルを挟んで対面のソファに腰を下ろした。
「何で宰相とアーサーがいるの?」
疑問が無意識のうちに声に出ていた。
「俺が呼んだ」
国王が言うまでもなく、そんな事は分かっている。国王に呼び出されなければ、わざわざ二人が彼の執務室に来るはずもない。
「なぜ、私達三人を呼んだのですか?」
国王が私達三人を呼びつけた理由が分からない。
一応、私達は身内だ。王妃と宰相が兄妹だから宰相と国王は義兄弟、私とアーサーは従兄妹(……本当は違うけど)で婚約者だ。けれど、いくら身内でも、さして親しくもないのだ。
アーサーと宰相だけなら「仕事なのね」と納得できるが、王女とはいえ国政に全く係わっていない私まで呼びつけられた理由が分からない。
怪訝そうな顔をする私に国王が思ってもいなかった事を言いだした。
「お前、夏休みの間、ペンドーン侯爵家で過ごせ」
「は?」
父親とはいえ国王相手に私は間抜けな声を上げてしまった。
宰相とアーサーは平静だ。私のように初めて聞かされたのなら、いくら冷静沈着な二人でも多少は驚きを見せるはずだから事前に国王から訊いていたのだろう。
「……なぜ、私がペンドーン侯爵家で夏休みを過ごさなければならないのでしょうか?」
世間的には私とアーサーは従兄妹で婚約者だ。家を行き来したり時には泊まったりしてもおかしい事ではない。
けれど、私はアーサーに対して演技とはいえ邪険に接していた。普通の婚約者同士のような過ごし方をした事など全くないのだ。
国王は、私の婚約者に対する態度が演技でもそうでなくても、とにかく「アーサーと結婚して子を生せばいい」くらいしか思っていないはずだ。だから、今まで私にもアーサーにも「婚約者らしく仲良くしろ」などと言った事はなかった。
それが、なぜ突然、私に「婚約者の家で夏休みを過ごせ」などと命じるのか?
そう、これは要望ではなく命令だ。
国王の言い方からして、そうとしか思えない。
私が王女、国王の娘である事を抜きにしても、この国の国民である限り国王の命令には従わなければならない。出奔しようと考えていた以前なら納得できない国王の命令など無視していたが。
とにかく、なぜ、そんな事を命じるのか、理由は知りたい。
「お前には、しばらく王妃と離れて過ごしてほしいんだ」
国王の言葉に私は納得した。
王妃がそう願うのは無理もない。
十六年慈しんでいた娘が、実は、この世で一番嫌いな女が産んだ娘だったと知れば、まして、私はそれを知っていながら二重の意味で王妃を騙し続けていた。そんな私の顔など見たくもないに決まっている。
広い広い後宮だ。その気になれば互いに顔を合わせないようにする事も可能だが、私が同じ敷地内にいるというだけでも王妃は許せないのだろう。
だから、国王に、私を後宮から追い出してほしいと願ったに違いない。
「……王妃様が望んでいらっしゃるのなら後宮を出ましょう。でも、なぜ、ペンドーン侯爵家で過ごさなければならないのですか?」
王妃から離れて過ごせというのならペンドーン侯爵家でなくてもいいはずだ。王女を追いやるなら国にいくつかある離宮だろうに。
「アーサーは、お前の婚約者。夏休みの間くらいアーサーの家で世話になっても、おかしい事ではないだろう?」
国王の言う通りではあるが。
「……まだ結婚していないのに」
いくら婚約者の家で、彼一人が暮らしている訳でなくても(彼の両親や使用人達も住んでいる)結婚前に婚約者の家で過ごすのは、どうかと思うのだ。
「……公衆の面前で妊娠発言しておいて、そんな事を気にするんですか?」
今まで黙っていたアーサーが心底呆れたと言わんばかりの視線を私に向けた。
……それを言われると何も言えない。
「ユテルとアーサーの了承は得ているぞ」
黙り込んだ私に国王が言った。
国王の命令だから宰相とアーサーは仕方なく受け入れたのだろう。
たとえ、私の今までの態度が演技だと見抜かれていても、素の私自身がこの親子に好かれているとは思わない。
私は宰相とアーサーの顔を見た。年齢を除けば、そっくりな完璧な美貌。親子なのだから当然だけど。
顔だけでなく、今二人は同じ無表情で何を考えているのか、私には全く分からなかった。
「……今までさぼりまくっていた勉強を始めたいから教師達を呼びたいのだけど、構わないのかしら?」
王侯貴族には必ず家庭教師がいる。それでも貴族の子女を学院に通わせるのは、勉学のためというよりは人脈作りのためなのだろう。
今までは「女王に相応しくない馬鹿な王女」と周囲に思ってもらうために、学院での試験では手を抜きまくっていたし、王家で雇われている教師達の授業もさぼりまくっていた。
けれど、今は女王になると決意したのだ。女王に相応しい能力を身につけるために、今まで避けまくっていた王家の教師達の授業も真面目に受けるようになった。
たとえ、実際の統治者の役割はアーサーが担うもので、彼なら私や他の誰かの助けなどなくても歴史に名が残る王配になれるとしても、彼に全てを押しつける事はしたくないのだ。
そう思うのは、ようやく目覚めた王女としての義務と責任からだけではない。
アーサーが私を愛していなくても、私はアーサーを愛している。
少しでも彼の助けになりたいのだ。
私の自己満足に過ぎないと分かっていても。
「構いませんよ。それも陛下から伺っています」
今まで黙って私達の話を聞いていた宰相が言った。
国王には何も言っていないのに、今まで避けまくっていた王家の教師達の授業を真面目に受けるになった事で国王も私の心情の変化を察したのだろう。
けれど、呼び出されたのは私だけで場所も昨日とは違い国王の私室の応接間ではなく執務室だった。
そこには、国王だけでなく宰相とアーサーまでいた。
あの仮面舞踏会以降もアーサーとは会ってはいる。とはいっても、私的にではなく、お茶会や夜会など公的な集まりに一緒に参加しているのだ。そういう集まりは婚約者か夫婦同伴が基本なので。
今までだったら、そんな集まり、まして、婚約者と同伴で参加など全て断っていた。
けれど、女王になろうと決意したのだ。実質はアーサーが「王」となり私がお飾りの女王に過ぎなくても最低限の務めは果たすべきだろう。だから、今までさぼりまくっていた王女としての務めを果たすようになったのだ。
国王は一人掛けのソファ、その右のソファにアーサーと宰相は並んで座っている。
国王に「座れ」と促された私は、国王の左、アーサーと宰相とはテーブルを挟んで対面のソファに腰を下ろした。
「何で宰相とアーサーがいるの?」
疑問が無意識のうちに声に出ていた。
「俺が呼んだ」
国王が言うまでもなく、そんな事は分かっている。国王に呼び出されなければ、わざわざ二人が彼の執務室に来るはずもない。
「なぜ、私達三人を呼んだのですか?」
国王が私達三人を呼びつけた理由が分からない。
一応、私達は身内だ。王妃と宰相が兄妹だから宰相と国王は義兄弟、私とアーサーは従兄妹(……本当は違うけど)で婚約者だ。けれど、いくら身内でも、さして親しくもないのだ。
アーサーと宰相だけなら「仕事なのね」と納得できるが、王女とはいえ国政に全く係わっていない私まで呼びつけられた理由が分からない。
怪訝そうな顔をする私に国王が思ってもいなかった事を言いだした。
「お前、夏休みの間、ペンドーン侯爵家で過ごせ」
「は?」
父親とはいえ国王相手に私は間抜けな声を上げてしまった。
宰相とアーサーは平静だ。私のように初めて聞かされたのなら、いくら冷静沈着な二人でも多少は驚きを見せるはずだから事前に国王から訊いていたのだろう。
「……なぜ、私がペンドーン侯爵家で夏休みを過ごさなければならないのでしょうか?」
世間的には私とアーサーは従兄妹で婚約者だ。家を行き来したり時には泊まったりしてもおかしい事ではない。
けれど、私はアーサーに対して演技とはいえ邪険に接していた。普通の婚約者同士のような過ごし方をした事など全くないのだ。
国王は、私の婚約者に対する態度が演技でもそうでなくても、とにかく「アーサーと結婚して子を生せばいい」くらいしか思っていないはずだ。だから、今まで私にもアーサーにも「婚約者らしく仲良くしろ」などと言った事はなかった。
それが、なぜ突然、私に「婚約者の家で夏休みを過ごせ」などと命じるのか?
そう、これは要望ではなく命令だ。
国王の言い方からして、そうとしか思えない。
私が王女、国王の娘である事を抜きにしても、この国の国民である限り国王の命令には従わなければならない。出奔しようと考えていた以前なら納得できない国王の命令など無視していたが。
とにかく、なぜ、そんな事を命じるのか、理由は知りたい。
「お前には、しばらく王妃と離れて過ごしてほしいんだ」
国王の言葉に私は納得した。
王妃がそう願うのは無理もない。
十六年慈しんでいた娘が、実は、この世で一番嫌いな女が産んだ娘だったと知れば、まして、私はそれを知っていながら二重の意味で王妃を騙し続けていた。そんな私の顔など見たくもないに決まっている。
広い広い後宮だ。その気になれば互いに顔を合わせないようにする事も可能だが、私が同じ敷地内にいるというだけでも王妃は許せないのだろう。
だから、国王に、私を後宮から追い出してほしいと願ったに違いない。
「……王妃様が望んでいらっしゃるのなら後宮を出ましょう。でも、なぜ、ペンドーン侯爵家で過ごさなければならないのですか?」
王妃から離れて過ごせというのならペンドーン侯爵家でなくてもいいはずだ。王女を追いやるなら国にいくつかある離宮だろうに。
「アーサーは、お前の婚約者。夏休みの間くらいアーサーの家で世話になっても、おかしい事ではないだろう?」
国王の言う通りではあるが。
「……まだ結婚していないのに」
いくら婚約者の家で、彼一人が暮らしている訳でなくても(彼の両親や使用人達も住んでいる)結婚前に婚約者の家で過ごすのは、どうかと思うのだ。
「……公衆の面前で妊娠発言しておいて、そんな事を気にするんですか?」
今まで黙っていたアーサーが心底呆れたと言わんばかりの視線を私に向けた。
……それを言われると何も言えない。
「ユテルとアーサーの了承は得ているぞ」
黙り込んだ私に国王が言った。
国王の命令だから宰相とアーサーは仕方なく受け入れたのだろう。
たとえ、私の今までの態度が演技だと見抜かれていても、素の私自身がこの親子に好かれているとは思わない。
私は宰相とアーサーの顔を見た。年齢を除けば、そっくりな完璧な美貌。親子なのだから当然だけど。
顔だけでなく、今二人は同じ無表情で何を考えているのか、私には全く分からなかった。
「……今までさぼりまくっていた勉強を始めたいから教師達を呼びたいのだけど、構わないのかしら?」
王侯貴族には必ず家庭教師がいる。それでも貴族の子女を学院に通わせるのは、勉学のためというよりは人脈作りのためなのだろう。
今までは「女王に相応しくない馬鹿な王女」と周囲に思ってもらうために、学院での試験では手を抜きまくっていたし、王家で雇われている教師達の授業もさぼりまくっていた。
けれど、今は女王になると決意したのだ。女王に相応しい能力を身につけるために、今まで避けまくっていた王家の教師達の授業も真面目に受けるようになった。
たとえ、実際の統治者の役割はアーサーが担うもので、彼なら私や他の誰かの助けなどなくても歴史に名が残る王配になれるとしても、彼に全てを押しつける事はしたくないのだ。
そう思うのは、ようやく目覚めた王女としての義務と責任からだけではない。
アーサーが私を愛していなくても、私はアーサーを愛している。
少しでも彼の助けになりたいのだ。
私の自己満足に過ぎないと分かっていても。
「構いませんよ。それも陛下から伺っています」
今まで黙って私達の話を聞いていた宰相が言った。
国王には何も言っていないのに、今まで避けまくっていた王家の教師達の授業を真面目に受けるになった事で国王も私の心情の変化を察したのだろう。
0
お気に入りに追加
176
あなたにおすすめの小説
旦那様には愛人がいますが気にしません。
りつ
恋愛
イレーナの夫には愛人がいた。名はマリアンヌ。子どものように可愛らしい彼女のお腹にはすでに子どもまでいた。けれどイレーナは別に気にしなかった。彼女は子どもが嫌いだったから。
※表紙は「かんたん表紙メーカー」様で作成しました。
旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】
ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。

兄を溺愛する母に捨てられたので私は家族を捨てる事にします!
ユウ
恋愛
幼い頃から兄を溺愛する母。
自由奔放で独身貴族を貫いていた兄がようやく結婚を決めた。
しかし、兄の結婚で全てが崩壊する事になった。
「今すぐこの邸から出て行ってくれる?遺産相続も放棄して」
「は?」
母の我儘に振り回され同居し世話をして来たのに理不尽な理由で邸から追い出されることになったマリーは自分勝手な母に愛想が尽きた。
「もう縁を切ろう」
「マリー」
家族は夫だけだと思い領地を離れることにしたそんな中。
義母から同居を願い出られることになり、マリー達は義母の元に身を寄せることになった。
対するマリーの母は念願の新生活と思いきや、思ったように進まず新たな嫁はびっくり箱のような人物で生活にも支障が起きた事でマリーを呼び戻そうとするも。
「無理ですわ。王都から領地まで遠すぎます」
都合の良い時だけ利用する母に愛情はない。
「お兄様にお任せします」
実母よりも大事にしてくれる義母と夫を優先しすることにしたのだった。

【完結】皇太子の愛人が懐妊した事を、お妃様は結婚式の一週間後に知りました。皇太子様はお妃様を愛するつもりは無いようです。
五月ふう
恋愛
リックストン国皇太子ポール・リックストンの部屋。
「マティア。僕は一生、君を愛するつもりはない。」
今日は結婚式前夜。婚約者のポールの声が部屋に響き渡る。
「そう……。」
マティアは小さく笑みを浮かべ、ゆっくりとソファーに身を預けた。
明日、ポールの花嫁になるはずの彼女の名前はマティア・ドントール。ドントール国第一王女。21歳。
リッカルド国とドントール国の和平のために、マティアはこの国に嫁いできた。ポールとの結婚は政略的なもの。彼らの意志は一切介入していない。
「どんなことがあっても、僕は君を王妃とは認めない。」
ポールはマティアを憎しみを込めた目でマティアを見つめる。美しい黒髪に青い瞳。ドントール国の宝石と評されるマティア。
「私が……ずっと貴方を好きだったと知っても、妻として認めてくれないの……?」
「ちっ……」
ポールは顔をしかめて舌打ちをした。
「……だからどうした。幼いころのくだらない感情に……今更意味はない。」
ポールは険しい顔でマティアを睨みつける。銀色の髪に赤い瞳のポール。マティアにとってポールは大切な初恋の相手。
だが、ポールにはマティアを愛することはできない理由があった。
二人の結婚式が行われた一週間後、マティアは衝撃の事実を知ることになる。
「サラが懐妊したですって‥‥‥!?」

アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。

【完結】あなたに抱きしめられたくてー。
彩華(あやはな)
恋愛
細い指が私の首を絞めた。泣く母の顔に、私は自分が生まれてきたことを後悔したー。
そして、母の言われるままに言われ孤児院にお世話になることになる。
やがて学園にいくことになるが、王子殿下にからまれるようになり・・・。
大きな秘密を抱えた私は、彼から逃げるのだった。
同時に母の事実も知ることになってゆく・・・。
*ヤバめの男あり。ヒーローの出現は遅め。
もやもや(いつもながら・・・)、ポロポロありになると思います。初めから重めです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる