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第1笑

いかにサボるかが大事なの☆

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前回のあらすじ

能力測定の意味とは……。

奏夜 「結局、不明じゃん。」


Q.ジャガと耳に絡まれたら?

奏心 「腹パン。」

リリス 「即答ですか……。」


Q.天使の表情の意味とは?

神様 「トイレに行きたかったとか?」

奏夜 「だ!い!な!し!!」


でした。





食事後、それぞれお風呂
(混浴ではないです)に入り、
リリスは少し眠いらしいので
改めてお礼を言い、別れた。
奏夜と奏心は奏夜の部屋で話をしていた。
奏夜は椅子に座り、
奏心はベットでゴロゴロしている。

奏夜 「ふぅー…。やっぱりお風呂に入るとサッパリするわー。」

奏心 「だね~。」

奏夜 「んで、明日はどうするかなぁ…。」

奏心 「このまま、リリスにお世話になるのはね…。」

2人が話していると、突然部屋の電気が
チカチカし始めた。

奏夜&奏心 「「うん?」」

突然、パッと電気が消えたかと思うと
また電気は元通りついた。

奏心 「何だったんだろ?」

奏夜 「……………………。」

奏心 「どうしたの?」

奏夜 「……後ろ。」

奏心 「へっ??」

奏心が後ろを振り向く。

神様 「ヤッホー☆」

奏心 「きゃあぁぁぁぁぁ!?!?」

奏夜 「……相変わらず変な服着てんな。」

神様 「奏夜君も相変わらずの毒舌だねっ☆」

奏夜 「でも、俺は成長した!!」

神様 「何が??」

奏夜 「お前のTシャツ見ても動揺しなくなった!!」

神様 「チッ…。」

奏夜 「何か舌打ちしなかったか!?」

神様 「次は何着ようかなぁ…。」

奏心 「っていうか、何でここに!?」

神様 「そろそろ説明いるかと思って☆」

奏夜 「最初からしろや。」

神様が奏心の隣に可愛らしくヨイショっと
言いながら座る。

……なんで、女の子座りなの?

神様 「……だ・め?」

奏夜 「すっげー鳥肌たったからね。」

神様 「ちぇーっ……。」

神様は胡座で座り直す。

神様 「さてと君達、能力測定したよね?」

奏夜 「ああ。けど……」

神様 「けど、未取得って書いてあった。でしょ。」

奏心 「そうよ。」

神様 「アレね。僕のせいだから☆」

そうだなと思ったから特に驚かないな。

神様 「何か決定されてた…。こほんっ、えっとね、能力は君達が元の世界で秀でていた事+それをサポートする事が能力になっているんだよ。」

奏夜 「何か能力自体に驚かず、むしろ納得してたしな。」

奏心 「何か自然なことに思えた。」

神様 「まあ、能力に関してはその方が扱い安いし何より2人共にチート能力付けても面白くもなんともないからね☆」

絶対、後者が9割を占めているな…。

神様 「あははっ、んで取得するにはこれ飲んでね。」

奏夜&奏心 「「ん??」」

神様が差し出したボトルを見た2人。

奏夜 「……めっちゃ飲んだら死にそう。」

奏心 「……毒?」

神様 「ひっどいなぁ~☆ちゃんと美味しいから、たぶん☆」

たぶんかよ!!

神様 「あと、×××××って所も分かるから。」

なるほど。ってそれよりも、

神様 「ああ、この世界の事を知りたいなら、この本読んで。」

ドスンッ!っと10cmほどの厚さの本を置く。
奏心の顔が歪む。

めっちゃ読みたく無さそうな顔してんな。
てか、こういうのって説明するもんじゃないんかい。

神様 「だって、めんどい☆」

奏夜&奏心 「「サボりすぎ!!!!」」

神様 「てへっ☆」

奏夜 「はぁーっ、まあ読むの好きだからいいけど。」

装飾が細かい厚い本を触る。
神様はくるっと回り告げる。

神様 「それじゃあ。あとは、どうしても僕に質問したいなら…。」

奏夜&奏心 「「したいなら?」」

神様 「何か超~面白い事してね☆」

奏夜&奏心 「「はあっ!?」」

神様 「例えば、魔王やっつけたりとか☆」

すっげー、無茶ブリされたわ。

神様 「だって、そうじゃなきゃ君ら来た意味ないじゃん。」

神様は太陽の様な笑顔で微笑んだ。

奏夜 「……まあ、期待に添える自信はないが。」

神様 「君達自体の存在が面白いし、それに世界は君らを放って置けないからね!能力も2人なら……まあ、全部言っちゃったらつまんないから、ここまでで……。」

神様は部屋のドアノブに手をかける。

神様 「それじゃあ、アディオス!!」

ドヤ顔で神様は帰って行った。

さて、まずは……。




奏夜 「……毒を飲むか。」

奏心 「だね……。」




毒じゃないよ~という可愛い声が聞こえたが2人は無視した。

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