76 / 90
学園編 § 学校生活編
第76話 魔法陣の考察
しおりを挟む
イッテェー!!
その夜、案の定、蓮華にグーパンされた。
「何、ホイホイと加護なんてつけれらてんのよ!」
いやぁ、そこ文句言うの無理あるだろ。
「あんた、あたしが殴るときにそれ発動したらただじゃおかないからね。」
・・・だよね。
反撃したら蓮華の攻撃はさらに容赦がなくなる。とっくに経験済みだ。
伏見のに貰った加護は、一応、自動でも入るよう。だけど、どうも霊力受け入れと同じ理屈で働くみたいで、つまりは、僕に敵意を抱いてない奴の攻撃からは守ってくれない。こんな風に怒りにまかせて殴ってくるなら、当然敵意なり悪意なりありそうなもんだけど、やっぱり加護は現れないわけで、そう言うと、どうやらこの女王様は満足したようだ。
「で?」
唐突に聞いてくる。何が「で?」なんだ?
僕が首を傾げていると、パコーンって良い音を鳴らして、持っている書類で頭を叩かれた。
だって分かんないだろう?それだけじゃ。
鬼の様相の蓮華から目をそらして、他のメンツを見る。
みんな腕を組んだり考えごとをしたりと、どうやら僕の疑問に答える気はなさそうだ。
「噂では聞いていましたが、飛鳥は本当に神々との親交があるんですね。貴船だけでも驚きましたが。」
ノリが、なんとなく静かになった室内で、口を開く。
「そこそこ強いやつらだけだけどな。こいつのバカみたいな霊力はどうやら相当に美味いらしい。雑魚もそれで寄っては来るんだが、弱い奴は触れたとたんに消えちまう。飛鳥のあのバリアーみたいなやつはその応用みたいなもんだ。」
「それって、いるだけで、浄霊とかしちまういうことか?」
ゼンが複雑そうな顔で言った。まぁ、本業が除霊だ浄霊だっていう、ゼンにとっちゃ、複雑、なんだろうな、とは思う。
「いや、まぁ、ある意味そうかもな。まぁ、あちらさんが食いに来なけりゃどうってことないんだがな。相当こいつ美味いらしいぞ。どこぞの亜神が芳香で酩酊状態になる、とか言ってたからな、匂いに釣られてパクッといったらキャパオーバーで死んじまう奴が出るんだと。そういうのを浄霊っていうならそのとおりなんだろうさ。」
「ふん、そんな雑魚の話はどうでもいいわ。ようは火に飛び込む虫と一緒。そんなことより、あんたどうするつもり。お狐様の話に乗っかるの?」
「もともとここに派遣されたことと被るんでしょ?天将からもせっつかれてるし、自然現象にしても人災にしても、やることは変わらないんじゃ?」
「ふーん。飛鳥のくせに生意気ね。だけど分かってんなら良いわ。」
蓮華がポンと机に資料を投げた。
ノリとゼン、そして僕がその資料をのぞき込む。
さすがに仕事が早い、というか、まぁ当然というか、昨日連行された養老たちの調書の一部だった。
養老たちは、今出回っている素人作成の魔法陣を持っていた。主にその入手および目的についての報告だ。
幸い、というか、さすが、というか、養老の家自体は関わっていない、そう調書からは読み取れた。
どうやら、ティッシュ配り、なんていう古典的な方法で集客する、あの怪しげなサイトから手に入れたらしい。彼ら自身はティッシュを受けたというんじゃなくて、それをSNSで拡散する者もいて、そちらを取り巻きの1人が、養老たちに伝えたらしい。
養老本人は、霊能者として、少なくとも視る力があるようには思えない。学内に現れる霊やあやかしを一切認知している様子がないからだ。逆に麻朝なんかは見えているのは間違いない。時折視線を送っているが、関わらないように、と、自然と目を離すような動作が見受けられる。それに今日の家庭科教室の事件では、詳細が見えていたのは間違いないし。
彼の霊能者としての才能はともかく、仲間なんかには自分が霊能者である、と吹聴していたようだ。時折九字を切ったりといったパフォーマンスで一部の者から尊敬を、大多数の者から失笑を受けていた、というのは、ルカからの情報だ。いわゆる厨二病として認識されていたらしい。まぁ、実際中二だし、この世の中、一般に霊の存在は肯定されていない。せいぜいテレビ番組を賑わすコンテンツだ。
何はともあれ、彼らはそのサイトに接触し、先生の個別アドバイス、というのを得たらしい。
ほとんど怪しげな占いサイトと変わりがなく、いくつかの質問に答えると、画面上にそれぞれにあった魔法陣なり札なりが表示されるのだそうだ。それを写して、人が多くそれでいて人に発見されない場所に貼り付ければ願いが叶う、のだという。どういう加工か、その図形の転送、保存、印刷はできず、各々画面を見て、自分の魔法陣を紙などに写しているのだそうだ。ちなみに画面を写真に撮っても写らず、画像ソフト等で描くこともできないらしい。保存ができないのだという。
1人1枚、1度だけ与えられる。
それが売りで、その貴重性から信者、というか、実際にやる者が増え、願いが叶うと密かに評判になっている、というのが調査結果だった。
もっとも、ここまでの流れ自体は掴んでいたのだが、実際体験した人間を確保できた、というのは幸いだったらしい。
1人1枚、この判定がどうなっているのか、未だ判定それていないようで、検証が進んでいない、という。
とはいうものの、これはネットと陣の関係を利用したものだろうとの推測はつく。
以外と知られていない事実だが、ネット環境というのは霊的世界と親和性が高いんだ。ネット空間、ウェブ空間というものが、別次元と親和性がある、と言い換える方が良いか。
この世界には幾重にも別の次元が重なるように存在し、その1つの次元が我々の存在する次元。そして、近い次元との接触は可能であり、そこを主拠点とするのがあやかしだ、と思われている。
実際には、この次元の我々も、複数の次元に渡って存在する存在で、メインがこの次元、というのが正しいんだろう。
各次元は複雑に入り組み、混じり合い、反発して、世界、というのは成り立っている、らしい。
複数の次元を同時に御する者、それが神と呼ばれる存在だ、と60年前、僕らは知った。他高次元の存在はこの次元を包含し、なおかつ自由にいじることができる。
たとえば、点を一次元にする。平面である紙に、鉛筆でその紙に絵を描く。一次元の存在には、あくまでも、とある点が存在場所だ。が、平面を制する者はそこに線を視る。その絵は形あるものたとえば家の絵を描いたとする。二次元の視点では続く線だけだが、三次元の始点を持てば、線は家として認識される。
こういう風に次元が上がれば認識はより正確かつ異なるものになるのだという。
たとえばその家の描かれた紙を折ったとしよう。一次元的始点だと、突然別場所に移されたように思うだろうか。否、点としてしか認識がなければ新たな場所かどうかも分からないかもしれない。二次元的始点で視るとその線は別の場所に移され、続く線が突如変わった、と見えるかもしれない。三次元的俯瞰で視れば、単に折られただけで、線が変わる、なんてことは思わない。
空間だって折ることが出来るのよ、この話をしてくれた僕らより高次の存在=神は、そう言った。布を折り、それらを糸で縫い合わせるるように複数の次元をくっつけることも可能だし、絵に描いた紙をビリビリ破るようにこの次元そのものを破ることだって可能だ、と。
次元、という話しになるとついつい60年前のことが思い出されてしまうが今はそうではないな。ネットは次元に通じるという話だ。
実際、この空間が霊的な空間に近く、技というか札や魔法陣が作用してしまう、というのが気付かれたのは、随分早くだったらしい。
初めはどこぞの誰かが、札を用意するに当たって、パソコンで保存、印刷しようとしたことから分かったそうだ。そのときはネット上に上げたわけではないけれど、印刷してもエラーが出て、結局、大量生産が無理のようだ、と分かったのだという。この時点では霊障の類いと片付けられていたが、同門同士でメールで陣をやりとりした複数の宗派から相次いで、データの破壊やら、PCからクラックが発生したようにあやかしが発生する、などの現象が報告された。
後の研究から、別次元での作用と近似するとの報告が上げられ、少なくとも常識的な運用として、電気的信号に陣を上げない、というのは当然とされている。むしろ、ウィルスの一種として、駆逐要素になっているのは、この世界では常識だ。
が、今回はこの常識をうまく使いつつ、素人を使った騒ぎを起こしているのだろう、と、報告書は締めくくられていた。
「見ての通り、この札の除去は当然として、それを作成した者を捕らえても意味がないことははっきりしたわ。サイトに関しては別働隊が動いてる。私たちとしては、こちらを優先したいの。」
蓮華は二重陣(と名付けられたそうだ)の事件を追うと宣言した。
「そのことだけど・・・」
僕は今日回収した陣を出して言った。
「これ・・・」
「何これ?」
「昼休み、家庭科教室でこいつを見つけた。」
そう。
麻朝にもらった結界袋に入っていた陣を取り出す。
二つの陣がうっすらと被さった、二重陣、だった。
その夜、案の定、蓮華にグーパンされた。
「何、ホイホイと加護なんてつけれらてんのよ!」
いやぁ、そこ文句言うの無理あるだろ。
「あんた、あたしが殴るときにそれ発動したらただじゃおかないからね。」
・・・だよね。
反撃したら蓮華の攻撃はさらに容赦がなくなる。とっくに経験済みだ。
伏見のに貰った加護は、一応、自動でも入るよう。だけど、どうも霊力受け入れと同じ理屈で働くみたいで、つまりは、僕に敵意を抱いてない奴の攻撃からは守ってくれない。こんな風に怒りにまかせて殴ってくるなら、当然敵意なり悪意なりありそうなもんだけど、やっぱり加護は現れないわけで、そう言うと、どうやらこの女王様は満足したようだ。
「で?」
唐突に聞いてくる。何が「で?」なんだ?
僕が首を傾げていると、パコーンって良い音を鳴らして、持っている書類で頭を叩かれた。
だって分かんないだろう?それだけじゃ。
鬼の様相の蓮華から目をそらして、他のメンツを見る。
みんな腕を組んだり考えごとをしたりと、どうやら僕の疑問に答える気はなさそうだ。
「噂では聞いていましたが、飛鳥は本当に神々との親交があるんですね。貴船だけでも驚きましたが。」
ノリが、なんとなく静かになった室内で、口を開く。
「そこそこ強いやつらだけだけどな。こいつのバカみたいな霊力はどうやら相当に美味いらしい。雑魚もそれで寄っては来るんだが、弱い奴は触れたとたんに消えちまう。飛鳥のあのバリアーみたいなやつはその応用みたいなもんだ。」
「それって、いるだけで、浄霊とかしちまういうことか?」
ゼンが複雑そうな顔で言った。まぁ、本業が除霊だ浄霊だっていう、ゼンにとっちゃ、複雑、なんだろうな、とは思う。
「いや、まぁ、ある意味そうかもな。まぁ、あちらさんが食いに来なけりゃどうってことないんだがな。相当こいつ美味いらしいぞ。どこぞの亜神が芳香で酩酊状態になる、とか言ってたからな、匂いに釣られてパクッといったらキャパオーバーで死んじまう奴が出るんだと。そういうのを浄霊っていうならそのとおりなんだろうさ。」
「ふん、そんな雑魚の話はどうでもいいわ。ようは火に飛び込む虫と一緒。そんなことより、あんたどうするつもり。お狐様の話に乗っかるの?」
「もともとここに派遣されたことと被るんでしょ?天将からもせっつかれてるし、自然現象にしても人災にしても、やることは変わらないんじゃ?」
「ふーん。飛鳥のくせに生意気ね。だけど分かってんなら良いわ。」
蓮華がポンと机に資料を投げた。
ノリとゼン、そして僕がその資料をのぞき込む。
さすがに仕事が早い、というか、まぁ当然というか、昨日連行された養老たちの調書の一部だった。
養老たちは、今出回っている素人作成の魔法陣を持っていた。主にその入手および目的についての報告だ。
幸い、というか、さすが、というか、養老の家自体は関わっていない、そう調書からは読み取れた。
どうやら、ティッシュ配り、なんていう古典的な方法で集客する、あの怪しげなサイトから手に入れたらしい。彼ら自身はティッシュを受けたというんじゃなくて、それをSNSで拡散する者もいて、そちらを取り巻きの1人が、養老たちに伝えたらしい。
養老本人は、霊能者として、少なくとも視る力があるようには思えない。学内に現れる霊やあやかしを一切認知している様子がないからだ。逆に麻朝なんかは見えているのは間違いない。時折視線を送っているが、関わらないように、と、自然と目を離すような動作が見受けられる。それに今日の家庭科教室の事件では、詳細が見えていたのは間違いないし。
彼の霊能者としての才能はともかく、仲間なんかには自分が霊能者である、と吹聴していたようだ。時折九字を切ったりといったパフォーマンスで一部の者から尊敬を、大多数の者から失笑を受けていた、というのは、ルカからの情報だ。いわゆる厨二病として認識されていたらしい。まぁ、実際中二だし、この世の中、一般に霊の存在は肯定されていない。せいぜいテレビ番組を賑わすコンテンツだ。
何はともあれ、彼らはそのサイトに接触し、先生の個別アドバイス、というのを得たらしい。
ほとんど怪しげな占いサイトと変わりがなく、いくつかの質問に答えると、画面上にそれぞれにあった魔法陣なり札なりが表示されるのだそうだ。それを写して、人が多くそれでいて人に発見されない場所に貼り付ければ願いが叶う、のだという。どういう加工か、その図形の転送、保存、印刷はできず、各々画面を見て、自分の魔法陣を紙などに写しているのだそうだ。ちなみに画面を写真に撮っても写らず、画像ソフト等で描くこともできないらしい。保存ができないのだという。
1人1枚、1度だけ与えられる。
それが売りで、その貴重性から信者、というか、実際にやる者が増え、願いが叶うと密かに評判になっている、というのが調査結果だった。
もっとも、ここまでの流れ自体は掴んでいたのだが、実際体験した人間を確保できた、というのは幸いだったらしい。
1人1枚、この判定がどうなっているのか、未だ判定それていないようで、検証が進んでいない、という。
とはいうものの、これはネットと陣の関係を利用したものだろうとの推測はつく。
以外と知られていない事実だが、ネット環境というのは霊的世界と親和性が高いんだ。ネット空間、ウェブ空間というものが、別次元と親和性がある、と言い換える方が良いか。
この世界には幾重にも別の次元が重なるように存在し、その1つの次元が我々の存在する次元。そして、近い次元との接触は可能であり、そこを主拠点とするのがあやかしだ、と思われている。
実際には、この次元の我々も、複数の次元に渡って存在する存在で、メインがこの次元、というのが正しいんだろう。
各次元は複雑に入り組み、混じり合い、反発して、世界、というのは成り立っている、らしい。
複数の次元を同時に御する者、それが神と呼ばれる存在だ、と60年前、僕らは知った。他高次元の存在はこの次元を包含し、なおかつ自由にいじることができる。
たとえば、点を一次元にする。平面である紙に、鉛筆でその紙に絵を描く。一次元の存在には、あくまでも、とある点が存在場所だ。が、平面を制する者はそこに線を視る。その絵は形あるものたとえば家の絵を描いたとする。二次元の視点では続く線だけだが、三次元の始点を持てば、線は家として認識される。
こういう風に次元が上がれば認識はより正確かつ異なるものになるのだという。
たとえばその家の描かれた紙を折ったとしよう。一次元的始点だと、突然別場所に移されたように思うだろうか。否、点としてしか認識がなければ新たな場所かどうかも分からないかもしれない。二次元的始点で視るとその線は別の場所に移され、続く線が突如変わった、と見えるかもしれない。三次元的俯瞰で視れば、単に折られただけで、線が変わる、なんてことは思わない。
空間だって折ることが出来るのよ、この話をしてくれた僕らより高次の存在=神は、そう言った。布を折り、それらを糸で縫い合わせるるように複数の次元をくっつけることも可能だし、絵に描いた紙をビリビリ破るようにこの次元そのものを破ることだって可能だ、と。
次元、という話しになるとついつい60年前のことが思い出されてしまうが今はそうではないな。ネットは次元に通じるという話だ。
実際、この空間が霊的な空間に近く、技というか札や魔法陣が作用してしまう、というのが気付かれたのは、随分早くだったらしい。
初めはどこぞの誰かが、札を用意するに当たって、パソコンで保存、印刷しようとしたことから分かったそうだ。そのときはネット上に上げたわけではないけれど、印刷してもエラーが出て、結局、大量生産が無理のようだ、と分かったのだという。この時点では霊障の類いと片付けられていたが、同門同士でメールで陣をやりとりした複数の宗派から相次いで、データの破壊やら、PCからクラックが発生したようにあやかしが発生する、などの現象が報告された。
後の研究から、別次元での作用と近似するとの報告が上げられ、少なくとも常識的な運用として、電気的信号に陣を上げない、というのは当然とされている。むしろ、ウィルスの一種として、駆逐要素になっているのは、この世界では常識だ。
が、今回はこの常識をうまく使いつつ、素人を使った騒ぎを起こしているのだろう、と、報告書は締めくくられていた。
「見ての通り、この札の除去は当然として、それを作成した者を捕らえても意味がないことははっきりしたわ。サイトに関しては別働隊が動いてる。私たちとしては、こちらを優先したいの。」
蓮華は二重陣(と名付けられたそうだ)の事件を追うと宣言した。
「そのことだけど・・・」
僕は今日回収した陣を出して言った。
「これ・・・」
「何これ?」
「昼休み、家庭科教室でこいつを見つけた。」
そう。
麻朝にもらった結界袋に入っていた陣を取り出す。
二つの陣がうっすらと被さった、二重陣、だった。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
引きこもりアラフォーはポツンと一軒家でイモつくりをはじめます
ジャン・幸田
キャラ文芸
アラフォー世代で引きこもりの村瀬は住まいを奪われホームレスになるところを救われた! それは山奥のポツンと一軒家で生活するという依頼だった。条件はヘンテコなイモの栽培!
そのイモ自体はなんの変哲もないものだったが、なぜか村瀬の一軒家には物の怪たちが集まるようになった! 一体全体なんなんだ?
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる