ただ、好きなことをしたいだけ

ゆい

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おばちゃん学園に通っちゃいます!【1年生】

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お茶会の後は、3人でお風呂に入った。
比較的大きめの浴室を造ってもらったから、3人でも余裕であった。

「やっぱり二人とも、大きいですね。しかも若いから、ハリがある。羨ましい。分けて欲しい。」

「アオイ様は……。人それぞれですしね、ミリアンナ様?」

「そ、そうですわね。オリヴィア様?」

「…ちょっと揉ませて?」

「「えっ!!」」

「一生そんなたわわの胸には縁がないから、1度だけお願いします。」

アオイは手を合わせて拝むように2人に頼み込む。

「……なら、私、アオイ様のお尻を触ってみたいですわ。走り込みされているということなので、とても形が綺麗です。」

「オリヴィア様?!本気ですの!!」

「あら、ミリアンナ様もアオイ様のお尻は気になっていましたでしょ?」

「オリヴィア様ありがとうございます。では、失礼します。………むふっ、むふふふっ。柔らかいのに、プルンとして弾力ある!気持ちいい。」

ムニムニ揉んでしまった。

「ア、オイ、様、も、おやめ、なって……。」

オリヴィア様は顔を真っ赤にして、恥ずかしがっていた。かわいい。

「アオイ様、そろそろおやめになった方がよろしいですわ。」

「じゃあ次はミリアンナ様!……おぉ、こちらも素晴らしい!羨ましい!」

「あっ、アオイ様、あまり、強く、は……。」

「いやいやありがとう!実に素晴らしかったです。堪能させていただきました。」

2人は顔を赤らめながら、

「「それは良かったです。」」

と、恥ずかしそうに答えてくれた。
こんなかわいい反応をくれるなら、セクハラしたくなるわ!

「で、私のお尻ですか?どうぞ。」

プリンっと、2人にお尻を向けた。
2人は恐る恐る触ってくる。

「キュッと上がっていて、素敵です。」

「柔らかいけど、ムダがないような?」

「毎日寝る前のストレッチの成果ですね。女性は出産と年齢であっという間に垂れます。それはもう、あっという間です。若いうちからの努力が大事です。胸もお尻も。」

「アオイ様は、そのストレッチとやらを毎日しているんですか?」

「私達もすれば、このようなお尻なりますか?」

「今夜寝る前に教えますよ。みんなで40過ぎてもナイスバディ目指しましょう!」

「「はい!」」




夕食もいつもよりゆっくりとおしゃべりを楽しみながら食べた。
夕食後はサロンに行き、お茶をいただく。
そして、私は本題を切り出した。

「ミリアンナ様、本当に婚約を解消されますか?」

「アオイ様?」

「こちらにミッドレイ伯爵家の報告書があります。家督問題が出ておりますので、陛下としても問題として上がっています。解消を受けるなら、読まなくてもよろしいですし、受けないのなら、是非読んでいただきたいです。」

「……私は、受けるつもりはありません。でも、政略結婚ですので、お父様の意向に背くこともできません。」

「ミリアンナ様のお父様には、きちんと了解を得ています。報告書を読むことも、婚約を続けることも、解消することも、ミリアンナ様の意志に従うとのことです。」

「オリヴィア様。」

「さぁ、如何いたしますか?」

「…私は読みます。ジェームス様が好きなんです。解消は受け入れたくないです。」

はっきりと言ったミリアンナ様は、とても凛々しかった。






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