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おばちゃん学園に通っちゃいます!【1年生】
39 / sideロイ14
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手首を掴んでいた手は、腰に回り、更に引き寄せられ、キスも深くなる。
顎を掴んでいた手は、頬、首筋と段々下に行き、胸を触ってきた。
「ひゃっ!」
と、口を離した。
「もう、やめて。」
と言ったが、首筋にキスをしてくる。
手はいつの間にか、Tシャツを捲り上げてきた。脱がさないで、手首のところで縛ってきた。
「もう、本当に、やめて。」
泣きながら訴えるが、ロイさんは構わずベッドに私を倒す。
「やめない。俺は1人で泣くなって言った。だから、約束破ったからお仕置き。」
「だって、寝ながら、泣いていたのは、私も知らなかった。だから、」
「ダメだ。また1人で泣くより、今から泣かすから。」
「イヤ、したくな、んっ。」
途中で遮るようにキスをされる。片手でまた両手を押さえて、もう片手でキャミソールの中に入り、胸を触る。胸の頂を遊んでいるかのように捏ねる。
「んっ、ふぅっ。」
深いキスと、胸を弄られて、息があがる。久々の行為に、羞恥心と快楽が蘇る。
唇が離れて、
「気持ち良さそうだね?」
と、言われて、思わず顔を背けてしまう。顔は赤いだろう。
キャミソールを捲り上げ、小さい胸が顕になる。Aカップもない胸。
子供を産んでBカップになった時は嬉しかった。断乳してからは、また小さくなったが、Bカップには近かった。
ロイさんは迷わず頂を口に含み、舌で転がすように舐める。片方は手で捏ねだす。
「あっ、…やっ。」
胸を弄られて、声が出る。セックスの時は、胸が小さいから、そこそこ触られて終わりだった。胸で気持ち良くなったことなんてなかった。ロイさんの丁寧な愛撫で、胸が気持ちいいものだと実感させられる。
「アオイ、気持ちいい?」
私は素直にコクコクと頷く。
「これからは、気持ちいいことも、俺に頼ることも、甘えることも覚えていって。頼ることも、甘えることも悪いことじゃないよ。」
と、唇にキスをしてくる。啄ばむように唇を食む。くすぐったいけど、何か満たされる行為だった。
『頼ることも、甘えることも悪いことじゃないよ。』の言葉は、私のわがままを許してくれるような言葉だった。姉だから、母だからと頼ることも、甘えることもできなかった。仕方さえ、もうわからなかった。
私は、キスをされながら、何かに満たされるように眠ってしまった。
――――――――
「アオイ?」
眠ってしまったようだ。しかも気持ちよさそうに。今日の疲れもあるが、泣きすぎて体力がなくなったようだ。
アオイの服を直す。手首を縛ったせいで、Tシャツは少し伸びてしまった。後で、怒られるだろう。手首に跡がついてないか確認をする。
ふと、神樹からもらったブレスレットが目に入る。俺が送った宝飾品は、新入生歓迎会でしか未だ使用されたことがない。普段から身につけてもらえるものを探しておくか。
昨日、今日とやり過ぎてはいるという自覚がある。でも、昨日はあまりにも可愛くて、触れるだけのキスをしてしまった。それからは箍が外れたかのように、アオイをからかうかのような行動をしてしまう。
俺が口を滑らしてしまって、アオイは逃げ出そうとした。でも、逃げ出しても、一人泣いて、心の傷は深くなるばかりだ。あまりにもイヤイヤと言うから、口を塞いだ。アオイの唇は甘く、舌を入れる。しかし、抵抗されて噛まれる。力が緩んだ瞬間、逃げようとしたが、咄嗟に手首を掴み、顎を掴んで、深くキスをする。口の中を蹂躙すると、力も抜けたようだ。
少し蕩けた顔が、俺を滾らせる。
どうしようもないくらいに全てを奪いたい衝動に駆られる。
多分、アオイが寝なかったら、このまま最後までしていただろう。そうしたら、明日の朝には、アオイは姿を消していたかもしれない。この子は、変なところで有言実行するだろうから。
アオイを抱きしめて、サラサラの髪を梳きながら、頭を撫でる。この国の女性と比べたら、小さい身体。でも、毎日楽しそうに動き回っている姿は、誰が見ても微笑ましく思ってしまう。王族・貴族・平民と身分関係なしに誰にでも平等に接して、性別関係なく好きな服は着て、体力作りに励む。次の行動の予測がつかない。でも、夜になれば、一人泣いて眠る。心の傷は、決して誰にも悟られないようにしている。
俺は、この手負いの獣のように、気高い存在を愛させずにいられようか。
唇にキスを落として、俺も眠った。
顎を掴んでいた手は、頬、首筋と段々下に行き、胸を触ってきた。
「ひゃっ!」
と、口を離した。
「もう、やめて。」
と言ったが、首筋にキスをしてくる。
手はいつの間にか、Tシャツを捲り上げてきた。脱がさないで、手首のところで縛ってきた。
「もう、本当に、やめて。」
泣きながら訴えるが、ロイさんは構わずベッドに私を倒す。
「やめない。俺は1人で泣くなって言った。だから、約束破ったからお仕置き。」
「だって、寝ながら、泣いていたのは、私も知らなかった。だから、」
「ダメだ。また1人で泣くより、今から泣かすから。」
「イヤ、したくな、んっ。」
途中で遮るようにキスをされる。片手でまた両手を押さえて、もう片手でキャミソールの中に入り、胸を触る。胸の頂を遊んでいるかのように捏ねる。
「んっ、ふぅっ。」
深いキスと、胸を弄られて、息があがる。久々の行為に、羞恥心と快楽が蘇る。
唇が離れて、
「気持ち良さそうだね?」
と、言われて、思わず顔を背けてしまう。顔は赤いだろう。
キャミソールを捲り上げ、小さい胸が顕になる。Aカップもない胸。
子供を産んでBカップになった時は嬉しかった。断乳してからは、また小さくなったが、Bカップには近かった。
ロイさんは迷わず頂を口に含み、舌で転がすように舐める。片方は手で捏ねだす。
「あっ、…やっ。」
胸を弄られて、声が出る。セックスの時は、胸が小さいから、そこそこ触られて終わりだった。胸で気持ち良くなったことなんてなかった。ロイさんの丁寧な愛撫で、胸が気持ちいいものだと実感させられる。
「アオイ、気持ちいい?」
私は素直にコクコクと頷く。
「これからは、気持ちいいことも、俺に頼ることも、甘えることも覚えていって。頼ることも、甘えることも悪いことじゃないよ。」
と、唇にキスをしてくる。啄ばむように唇を食む。くすぐったいけど、何か満たされる行為だった。
『頼ることも、甘えることも悪いことじゃないよ。』の言葉は、私のわがままを許してくれるような言葉だった。姉だから、母だからと頼ることも、甘えることもできなかった。仕方さえ、もうわからなかった。
私は、キスをされながら、何かに満たされるように眠ってしまった。
――――――――
「アオイ?」
眠ってしまったようだ。しかも気持ちよさそうに。今日の疲れもあるが、泣きすぎて体力がなくなったようだ。
アオイの服を直す。手首を縛ったせいで、Tシャツは少し伸びてしまった。後で、怒られるだろう。手首に跡がついてないか確認をする。
ふと、神樹からもらったブレスレットが目に入る。俺が送った宝飾品は、新入生歓迎会でしか未だ使用されたことがない。普段から身につけてもらえるものを探しておくか。
昨日、今日とやり過ぎてはいるという自覚がある。でも、昨日はあまりにも可愛くて、触れるだけのキスをしてしまった。それからは箍が外れたかのように、アオイをからかうかのような行動をしてしまう。
俺が口を滑らしてしまって、アオイは逃げ出そうとした。でも、逃げ出しても、一人泣いて、心の傷は深くなるばかりだ。あまりにもイヤイヤと言うから、口を塞いだ。アオイの唇は甘く、舌を入れる。しかし、抵抗されて噛まれる。力が緩んだ瞬間、逃げようとしたが、咄嗟に手首を掴み、顎を掴んで、深くキスをする。口の中を蹂躙すると、力も抜けたようだ。
少し蕩けた顔が、俺を滾らせる。
どうしようもないくらいに全てを奪いたい衝動に駆られる。
多分、アオイが寝なかったら、このまま最後までしていただろう。そうしたら、明日の朝には、アオイは姿を消していたかもしれない。この子は、変なところで有言実行するだろうから。
アオイを抱きしめて、サラサラの髪を梳きながら、頭を撫でる。この国の女性と比べたら、小さい身体。でも、毎日楽しそうに動き回っている姿は、誰が見ても微笑ましく思ってしまう。王族・貴族・平民と身分関係なしに誰にでも平等に接して、性別関係なく好きな服は着て、体力作りに励む。次の行動の予測がつかない。でも、夜になれば、一人泣いて眠る。心の傷は、決して誰にも悟られないようにしている。
俺は、この手負いの獣のように、気高い存在を愛させずにいられようか。
唇にキスを落として、俺も眠った。
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