30 / 143
おばちゃん異世界に来ました!
20
しおりを挟む
「他に痛いところとかはないか?」
「ないですよ。ロイさんは心配症なんですね。」
『心配症』の言葉でダンさんが、ブフっと笑い出した。ダンさん、笑いの沸点が低いんだ。
「心配症って、…成人前の子供は保護対象だよ。」
「あっ、この国は成人は16歳って言ってましたよね?私、肉体年齢17歳って、神様が言ってました。だから、子供扱いはしないでくださいよ。」
「「はぁぁ?!」」
やっぱり小さいと17歳には見えないのかな?物凄く驚いている。私は155㎝で平均よりちょっと低いけど、この世界の女性は、息子くらいの目線だから、170㎝以上はあると思う。ロイさんも更に高く190㎝以上かな?ダンさんはロイさんより5㎝くらい低い。
「……神様って……。」
「あっ、言うのを忘れてました。昨日夢で神様に会ったんです。」
「なんでそんな大事ことを直ぐに言わないんだぁ!!」
またしても怒られてしまった。この世界にきて怒られ率高いなぁ。
「だから、忘れていたんです。夢の中の出来事を話しても、『それは夢だった』で、普通終わりじゃないですか?まして『神様に会いました』なんて、夢でしかないじゃないですか?」
「まぁ、そうだが。」
「で、どんな内容だったんです。」
「神様が言うには、森の中の大きな樹が助けを求めて、私を呼んだらしいんです。魔獣が増えすぎて砂漠化しているので、それを食い止めるためらしくて。で、魔力?が使えるようになったら、その樹に魔力を流して欲しいって。今は、わたしがこちらに来てくれただけで、十分だって言ってましたね。」
「大きな樹……神樹か?深淵部にある?」
「神樹とか、深淵部とかわからないですけど、森の主?って言ってました。」
「主ってことは、神樹ですね。」
「アオイが魔力を使えるようになったら、深淵部に行かないといけないのか。魔獣が心配だな?」
「私、その大きな樹からロイさんに会うまで魔獣?生き物に全然会わなかったですよ?」
「「はぁぁぁっ??!」」
「ないですよ。ロイさんは心配症なんですね。」
『心配症』の言葉でダンさんが、ブフっと笑い出した。ダンさん、笑いの沸点が低いんだ。
「心配症って、…成人前の子供は保護対象だよ。」
「あっ、この国は成人は16歳って言ってましたよね?私、肉体年齢17歳って、神様が言ってました。だから、子供扱いはしないでくださいよ。」
「「はぁぁ?!」」
やっぱり小さいと17歳には見えないのかな?物凄く驚いている。私は155㎝で平均よりちょっと低いけど、この世界の女性は、息子くらいの目線だから、170㎝以上はあると思う。ロイさんも更に高く190㎝以上かな?ダンさんはロイさんより5㎝くらい低い。
「……神様って……。」
「あっ、言うのを忘れてました。昨日夢で神様に会ったんです。」
「なんでそんな大事ことを直ぐに言わないんだぁ!!」
またしても怒られてしまった。この世界にきて怒られ率高いなぁ。
「だから、忘れていたんです。夢の中の出来事を話しても、『それは夢だった』で、普通終わりじゃないですか?まして『神様に会いました』なんて、夢でしかないじゃないですか?」
「まぁ、そうだが。」
「で、どんな内容だったんです。」
「神様が言うには、森の中の大きな樹が助けを求めて、私を呼んだらしいんです。魔獣が増えすぎて砂漠化しているので、それを食い止めるためらしくて。で、魔力?が使えるようになったら、その樹に魔力を流して欲しいって。今は、わたしがこちらに来てくれただけで、十分だって言ってましたね。」
「大きな樹……神樹か?深淵部にある?」
「神樹とか、深淵部とかわからないですけど、森の主?って言ってました。」
「主ってことは、神樹ですね。」
「アオイが魔力を使えるようになったら、深淵部に行かないといけないのか。魔獣が心配だな?」
「私、その大きな樹からロイさんに会うまで魔獣?生き物に全然会わなかったですよ?」
「「はぁぁぁっ??!」」
33
お気に入りに追加
109
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
邪魔しないので、ほっておいてください。
りまり
恋愛
お父さまが再婚しました。
お母さまが亡くなり早5年です。そろそろかと思っておりましたがとうとう良い人をゲットしてきました。
義母となられる方はそれはそれは美しい人で、その方にもお子様がいるのですがとても愛らしい方で、お父様がメロメロなんです。
実の娘よりもかわいがっているぐらいです。
幾分寂しさを感じましたが、お父様の幸せをと思いがまんしていました。
でも私は義妹に階段から落とされてしまったのです。
階段から落ちたことで私は前世の記憶を取り戻し、この世界がゲームの世界で私が悪役令嬢として義妹をいじめる役なのだと知りました。
悪役令嬢なんて勘弁です。そんなにやりたいなら勝手にやってください。
それなのに私を巻き込まないで~~!!!!!!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
今日結婚した夫から2年経ったら出ていけと言われました
四折 柊
恋愛
子爵令嬢であるコーデリアは高位貴族である公爵家から是非にと望まれ結婚した。美しくもなく身分の低い自分が何故? 理由は分からないが自分にひどい扱いをする実家を出て幸せになれるかもしれないと淡い期待を抱く。ところがそこには思惑があり……。公爵は本当に愛する女性を妻にするためにコーデリアを利用したのだ。夫となった男は言った。「お前と本当の夫婦になるつもりはない。2年後には公爵邸から国外へ出ていってもらう。そして二度と戻ってくるな」と。(いいんですか? それは私にとって……ご褒美です!)
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
贖罪の花嫁はいつわりの婚姻に溺れる
マチバリ
恋愛
貴族令嬢エステルは姉の婚約者を誘惑したという冤罪で修道院に行くことになっていたが、突然ある男の花嫁になり子供を産めと命令されてしまう。夫となる男は稀有な魔力と尊い血統を持ちながらも辺境の屋敷で孤独に暮らす魔法使いアンデリック。
数奇な運命で結婚する事になった二人が呪いをとくように幸せになる物語。
書籍化作業にあたり本編を非公開にしました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
覚悟はありますか?
翔王(とわ)
恋愛
私は王太子の婚約者として10年以上すぎ、王太子妃教育も終わり、学園卒業後に結婚し王妃教育が始まる間近に1人の令嬢が発した言葉で王族貴族社会が荒れた……。
「あたし、王太子妃になりたいんですぅ。」
ご都合主義な創作作品です。
異世界版ギャル風な感じの話し方も混じりますのでご了承ください。
恋愛カテゴリーにしてますが、恋愛要素は薄めです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
侍女から第2夫人、そして……
しゃーりん
恋愛
公爵家の2歳のお嬢様の侍女をしているルイーズは、酔って夢だと思い込んでお嬢様の父親であるガレントと関係を持ってしまう。
翌朝、現実だったと知った2人は親たちの話し合いの結果、ガレントの第2夫人になることに決まった。
ガレントの正妻セルフィが病弱でもう子供を望めないからだった。
一日で侍女から第2夫人になってしまったルイーズ。
正妻セルフィからは、娘を義母として可愛がり、夫を好きになってほしいと頼まれる。
セルフィの残り時間は少なく、ルイーズがやがて正妻になるというお話です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる