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おばちゃん異世界に来ました!
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気がついたら、ふかふかお布団の中だった。 夕暮れなのか、部屋は薄暗くなっていた。
夕飯を作らないと、休みの日なのに、寝てばかりいれば、また機嫌が悪くなる。
まだ寝ぼけていたが、やる事しなければと起き上がる。ベッドから降りようしたが、脚に力が入らず、ベッドから落ちてしまう。
「ふぇっ?」
何故脚に力が入らないんだろう?
落ちてしまった音でマリアさんが、部屋に入ってきた。
マリアさんの顔を見て、頭が覚醒した。
ここは旦那がいない世界、なんだと。
「アオイ様、どうなさいましたか?あらあら、ベッドから落ちてしまったのですか?」
「脚に力が入らなくて、落ちちゃいました。」
てへへと笑いながら、気分を切り換える。
「失礼します。」
マリアさんが私の両脇を持ち、ヒョイとベッドに座らせてくれた。マリアさんも力持ちだった。
「まだお疲れでしょうから、ベッドでお休みください。晩餐の支度ができましたら、また呼びにきますね。」
「ありがとうございます。そうさせていただきます。」
「起きたことはロイ様にお知らせしておきますので。暗くなってきているのでライトもつけていきますね。」
と、マリアさんはドア近くにある壁に埋め込まれている石に触れると部屋が明るくなり、部屋を出ていった。
これが魔道具なんだ。電気と同じ役割らしい。あの小屋にはなかった。森深くあるから、設置できる人が行けないんだろう。
コンコンコンとドアのノック音。
「どうぞ」
って伝えると、ロイさんとダンさんが入ってきた。
「アオイ、気分はどう?」
「気分は悪くないんですが、脚に力が入らなくて。」
「…もしかして、馬乗ったのは初めて?」
「初めてです。」
「初めてで、長時間乗っていたからだな。騎士でも、騎乗初心者は、馬から降りたら歩けなくなるヤツもいたな。多分、明日は筋肉痛になるよ。足の怪我もあるから、当分ベッドで過ごすことだな。」
ハハッと笑いながら、乗馬初心者あるある教えてくれた。
夕飯を作らないと、休みの日なのに、寝てばかりいれば、また機嫌が悪くなる。
まだ寝ぼけていたが、やる事しなければと起き上がる。ベッドから降りようしたが、脚に力が入らず、ベッドから落ちてしまう。
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何故脚に力が入らないんだろう?
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ハハッと笑いながら、乗馬初心者あるある教えてくれた。
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