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天使のような
異変を感じる子供
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「あんたのなかには、おれとにたちがながれている。だから、けんぞくになれる」
「俺に、お前の下で働けっていうのか?その戦争で!?」
「したではたらくわけじゃない。ともにたたかうんだ」
「冗談じゃない、俺は普通の高校生だ!戦争なんて誰が参加するか!」
まだ死にたくない。
そんなものに参加して命を縮めるくらいなら、俺は平凡な日常を送りたい。
首を傾げていたそいつは、不意に横を見た。
同時に空気がヒリついた気がする。
「……なにかくる」
「は?何かって…」
突然立ち上がったそいつを見上げると、目の色が変わっていた。
赤だ。燃えるように、赤い。
「……なるほど、おもいだしてきた。よそうよりはやい」
何かを言いながら、そいつは部屋を飛び出した。
「は!?オイ、待てって!」
放っておけばいいものを、何故か放っておけなかった俺は、後を追って飛び出した。
そいつがいたのは、家の前。
外はもう完全に夜だ。
暗闇の中でぽっかり白いのが浮かんでいるように見える。
「お前何して…」
あれ?
あいつの目の前にいる黒いの、何だ?
獣みたいな、いや、生き物なのか?
黒と闇で色が混じってしまってよく見えない。
「俺に、お前の下で働けっていうのか?その戦争で!?」
「したではたらくわけじゃない。ともにたたかうんだ」
「冗談じゃない、俺は普通の高校生だ!戦争なんて誰が参加するか!」
まだ死にたくない。
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首を傾げていたそいつは、不意に横を見た。
同時に空気がヒリついた気がする。
「……なにかくる」
「は?何かって…」
突然立ち上がったそいつを見上げると、目の色が変わっていた。
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