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後編ざまぁその2(エドアルド視点)・(ビビアーナ視点)
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☆(エドアルド視点)
わたしはエドアルド・マイゼッティ。マイゼッティ男爵家の次男で、マイゼッティ男爵家は領地も狭く税収も少なかったが、母上のお陰でわたし達兄弟は贅沢な暮らしができていた。
成人してからのわたしは楽器を弾くことが好きだったので、宮廷演奏者として生計を立てているが給料はそれほど高くはない。なぜならメインの演奏者ではないからだ。主役になる演奏者や作曲をする人達は宮廷音楽家と呼ばれ高給取りだし、場合によっては爵位を賜ることができる名誉職だった。悲しいことに、わたしにはそれほどの才能はない。
だが、わたしには大金持ちの母上がついているから大丈夫なのさ。
「おい、エドアルド! 今日も帰りに呑みに行こうぜ」
同僚の演奏者6人がわたしを誘う。そう、わたしは人気者だ。皆、わたしがいないと場が盛り上がらない、と言って毎日のように誘ってくれるのだ。
わたしはそんな仲間達が好きで、毎回酒が飲めるちょっといいレストランに皆を連れていってやる。
「さぁ、思いっきり飲んでくれよぉ。金は心配するな。今夜もわたしの奢りだよーー」
「やったぁーー。いつもありがと。ほんと、エドアルドって良い奴だなぁ。俺たちの大親友だよ。なにかあったら俺たちはお前の為になんでもするぜぇーー」
こんなふうに言ってくれる仲間がいて、わたしはとても幸せだった。
ところが、母上が亡くなり転がり込んでくるはずの遺産は全て、兄上の元妻に流れていった。
(酷いよ。わたしは実の息子なんだぞ。母親なら息子に一生責任を持てよ)
「エドアルド! お前の母上が亡くなったのは知っているよ。ご愁傷様でした。で、きっと莫大な遺産を手に入れたんだよな? だから、今日はいつもよりいいレストランでパーッとお祝いしようぜ」
仲間達がこうしてわたしに声をかけてくれたから、今度は自分が甘えさせてもらう番だと思った。
「いや、実はわたしに遺産は1ダラも入ってこなかったんだよ。ところで、お前達には今までずいぶん奢ってきただろう? 今度はお前達がわたしに奢ってくれよ」
「あ、俺ちょっと用事を思い出したよ。また誘うから」
「悪いーー。僕も今日は早く帰る用事があったんだ。またな」
「わたしも今日は妻との約束があったよ。悪い、また今度な」
「俺も今日はパスするよ。考えたら今日はとても大事な用事があったんだ」
仲間達にいきなり用事ができて・・・・・・わたしは一人だけ取り残された。
今までちやほやしていた女達も全てが離れていく。
(待てよ、わたしから母上の金をとったらなんの価値もないのか?人気者だったはずなんだ。友人がいっぱいいて、酒場に行けば皆が寄ってきたのに)
それからは宮廷の演奏会が終わっても、仲間達はわたしを避けながら帰宅していく。まるで自分が嫌われ者みたいで、次第に職場に行くのが嫌になった。
「あんな奴、金がなければつまらない男だものな。母親が大金持ちなのを自慢するしか能がないかわいそうな男に今まで付き合ってやったんだぜ。感謝して欲しいよなぁ」
「エドアルドに奢るなんて無駄金でしょう? そこまでしてエドアルドと呑む価値なんてないよなぁ。あっははは」
わたしを嘲笑う声も控え室から聞こえ、かつての親友と思っていた男達の本音が聞けたのだった。
(もうここでは働きたくないよ)
宮廷演奏者をやめて安酒場で昼間から酒に溺れて、最後は借金まみれとなり取り立て屋が脅しに来る。それを払うために就いた仕事は高所清掃員の仕事だった。
この国には女神様の巨大な像が各地にあるのだが、それを綺麗にする仕事だ。ロープ一本で掃除道具を持って頭の先から綺麗にしていく。風が強い日にはふきとばされそうになるし、命の危険は毎日感じている。
しかもわたしは高所恐怖症なのだ。こんな仕事は辛すぎた。
母上、すみませんでした。
なんで一回ぐらい顔を出さなかったのだろう。いくらでも飲み歩く時間はあったのに。
母上を大事にしなかっただけでこのようなことになるなんて・・・・・・
(息子だからなんでも許してくれると思っていたんだ・・・・・・)
☆(ビビアーナ視点)
フェドーラお姉様はとてもあざとい女だった。若い頃は皆着飾って遊び歩くのに忙しくて、お祖父様のことなんて気にかけないのが普通でしょう? けれど、お姉様は痛風を患っていたお祖父様を毎日のように見舞い、おしゃべりをして笑わせていたわ。それからお母様にもお父様にも逆らうことなどひとつもなくて、模範的な姉だった。弟もフェドーラお姉様に懐いて私には見向きもしなかったわ。
(おかしいと思わない? 良い子ちゃんぶりっ子のフェドーラお姉様なんて気持ち悪いわよ)
私の方が絶対幸せになってみせるんだから。いつもそのように思っていたから、フェドーラお姉様がマイゼッティ男爵なんかに恋をしたのがおかしかった。あんな貧乏男爵を相手にするなんて笑っちゃう。
フェドーラお姉様は初めて両親に我が儘を言って、マイゼッティ男爵と一緒になろうとしたわ。フェドーラお姉様を1番愛していたお祖父様はフェドーラお姉様の願いを許した。たくさんの持参金を持たせ、おまけにダイヤモンド鉱山まであげたのよ。
(きっと私も同じようにもらえるはず)
けれど私がランデリ侯爵家に嫁いだ時の持参金はフェドーラお姉様の半分で、おまけにダイヤモンド鉱山はなかった。
「おかしいでしょう! 同じ娘なのにこの差別はなんなのですか?」
私は両親とお祖父様に抗議をする。
「フェドーラが今は亡きお祖母様のお食事のお世話をしていたのは知っているわよね? そしてつい最近まではお祖父様のお話し相手に毎日のように見舞って、とても祖父母孝行な娘だったでしょう? 着飾って夜会やパーティに出かけてばかりのビビアーナと同じ扱いをしたらフェドーラが可哀想でしょう?」
「その通りだ。フェドーラはドレスも宝石も買うことは少なかった。だから、嫁入りの持参金として多めに持たせてやった。これは公平な判断による筋の通った差別だと思う」
お祖父様は駄々っ子を見る残念な眼差しで私を見た。
「そんなのおかしい! フェドーラお姉様は格下の男爵家に嫁ぎルフォール侯爵家の家名に泥を塗ったのに。こんなの不公平よ」
私はこんな不条理に耐えられないわよ。
ランデリ侯爵家はルフォール侯爵家よりもお金持ちではなく、確実に生活レベルが下がった。
なのに、男爵家に嫁いだフェドーラお姉様は、持参金を元手に花屋を経営しだした。平民が好む育てやすい花から貴族が好む温室育ちの花まで手広く展開し、やがて諸外国の珍しい花まで輸入し、しまいには輸入雑貨や家具まで扱いだしたのよ。
これはフェドーラお姉様が溺愛した娘ヴィクトリーヌが嫁ぐ時の持参金の一部として持たせるつもりだったようで、ラウリス達も知らない女実業家としてのフェドーラお姉様の顔だった。
それを私が知ったのは頻繁にフェドーラお姉様の屋敷に出向き、執事や顧問弁護士との会話を盗み聞きしていたからだ。
ヴィクトリーヌは花が大好きだったのよね。だから娘には嫁いでも立派に自立できるように事業を残しておこうと思ったのだろう。立派な心がけの母親だと思う。
(忌々しいぐらい良い母親だわ。むかつくったら)
でも思いがけない幸運があって、それはヴィクトリーヌの死よ。それで私はバジーリアを連れて頻繁に遊びに行ったわけ。フェドーラお姉様はとても可愛がってくれたけれど、次第に呆けちゃって・・・・・・バジーリアには定期的に顔を出すように言ったのに、あの子は一回も行かなかった。もちろん、私も。
(呆けた姉なんかに用はないのよ。用があるのは姉の資産だけなんだもの。今まで親しくしてきたのだからきっと大丈夫よね。あの花屋関連の事業はバジーリアにくれるはず)
でもその期待は裏切られた。フェドーラお姉様からはなにも遺してもらえなかったのよ。
(冷たい女だわ。バチ当たりめ)
ところがバチがあたったのは私だった。それからまもなく事故にあい、足が不自由になった私は娘から見向きもされない。
「少しは私の世話をしなさいよ! メイドや侍女がいるからって、あなたは私の娘でしょう?」
「お言葉ですが、フェドーラ伯母様が呆けてしまった時に、一度もお見舞いに行かなかったお母様に言われたくありませんわ。お母様が寝込んで介護が必要になっても、私はあてになさらないでくださいね? だってお母様だってお祖母様(ランデリ侯爵の母親)の介護なんてしなかったですものね?」
「・・・・・・」
(子供は親のしてきたことをよく見ているのだ。だから私は・・・・・・きっと寂しい死に方をするのね・・・・・・)
今更ながらに反省したけれど、もう遅すぎたことなのだった。
わたしはエドアルド・マイゼッティ。マイゼッティ男爵家の次男で、マイゼッティ男爵家は領地も狭く税収も少なかったが、母上のお陰でわたし達兄弟は贅沢な暮らしができていた。
成人してからのわたしは楽器を弾くことが好きだったので、宮廷演奏者として生計を立てているが給料はそれほど高くはない。なぜならメインの演奏者ではないからだ。主役になる演奏者や作曲をする人達は宮廷音楽家と呼ばれ高給取りだし、場合によっては爵位を賜ることができる名誉職だった。悲しいことに、わたしにはそれほどの才能はない。
だが、わたしには大金持ちの母上がついているから大丈夫なのさ。
「おい、エドアルド! 今日も帰りに呑みに行こうぜ」
同僚の演奏者6人がわたしを誘う。そう、わたしは人気者だ。皆、わたしがいないと場が盛り上がらない、と言って毎日のように誘ってくれるのだ。
わたしはそんな仲間達が好きで、毎回酒が飲めるちょっといいレストランに皆を連れていってやる。
「さぁ、思いっきり飲んでくれよぉ。金は心配するな。今夜もわたしの奢りだよーー」
「やったぁーー。いつもありがと。ほんと、エドアルドって良い奴だなぁ。俺たちの大親友だよ。なにかあったら俺たちはお前の為になんでもするぜぇーー」
こんなふうに言ってくれる仲間がいて、わたしはとても幸せだった。
ところが、母上が亡くなり転がり込んでくるはずの遺産は全て、兄上の元妻に流れていった。
(酷いよ。わたしは実の息子なんだぞ。母親なら息子に一生責任を持てよ)
「エドアルド! お前の母上が亡くなったのは知っているよ。ご愁傷様でした。で、きっと莫大な遺産を手に入れたんだよな? だから、今日はいつもよりいいレストランでパーッとお祝いしようぜ」
仲間達がこうしてわたしに声をかけてくれたから、今度は自分が甘えさせてもらう番だと思った。
「いや、実はわたしに遺産は1ダラも入ってこなかったんだよ。ところで、お前達には今までずいぶん奢ってきただろう? 今度はお前達がわたしに奢ってくれよ」
「あ、俺ちょっと用事を思い出したよ。また誘うから」
「悪いーー。僕も今日は早く帰る用事があったんだ。またな」
「わたしも今日は妻との約束があったよ。悪い、また今度な」
「俺も今日はパスするよ。考えたら今日はとても大事な用事があったんだ」
仲間達にいきなり用事ができて・・・・・・わたしは一人だけ取り残された。
今までちやほやしていた女達も全てが離れていく。
(待てよ、わたしから母上の金をとったらなんの価値もないのか?人気者だったはずなんだ。友人がいっぱいいて、酒場に行けば皆が寄ってきたのに)
それからは宮廷の演奏会が終わっても、仲間達はわたしを避けながら帰宅していく。まるで自分が嫌われ者みたいで、次第に職場に行くのが嫌になった。
「あんな奴、金がなければつまらない男だものな。母親が大金持ちなのを自慢するしか能がないかわいそうな男に今まで付き合ってやったんだぜ。感謝して欲しいよなぁ」
「エドアルドに奢るなんて無駄金でしょう? そこまでしてエドアルドと呑む価値なんてないよなぁ。あっははは」
わたしを嘲笑う声も控え室から聞こえ、かつての親友と思っていた男達の本音が聞けたのだった。
(もうここでは働きたくないよ)
宮廷演奏者をやめて安酒場で昼間から酒に溺れて、最後は借金まみれとなり取り立て屋が脅しに来る。それを払うために就いた仕事は高所清掃員の仕事だった。
この国には女神様の巨大な像が各地にあるのだが、それを綺麗にする仕事だ。ロープ一本で掃除道具を持って頭の先から綺麗にしていく。風が強い日にはふきとばされそうになるし、命の危険は毎日感じている。
しかもわたしは高所恐怖症なのだ。こんな仕事は辛すぎた。
母上、すみませんでした。
なんで一回ぐらい顔を出さなかったのだろう。いくらでも飲み歩く時間はあったのに。
母上を大事にしなかっただけでこのようなことになるなんて・・・・・・
(息子だからなんでも許してくれると思っていたんだ・・・・・・)
☆(ビビアーナ視点)
フェドーラお姉様はとてもあざとい女だった。若い頃は皆着飾って遊び歩くのに忙しくて、お祖父様のことなんて気にかけないのが普通でしょう? けれど、お姉様は痛風を患っていたお祖父様を毎日のように見舞い、おしゃべりをして笑わせていたわ。それからお母様にもお父様にも逆らうことなどひとつもなくて、模範的な姉だった。弟もフェドーラお姉様に懐いて私には見向きもしなかったわ。
(おかしいと思わない? 良い子ちゃんぶりっ子のフェドーラお姉様なんて気持ち悪いわよ)
私の方が絶対幸せになってみせるんだから。いつもそのように思っていたから、フェドーラお姉様がマイゼッティ男爵なんかに恋をしたのがおかしかった。あんな貧乏男爵を相手にするなんて笑っちゃう。
フェドーラお姉様は初めて両親に我が儘を言って、マイゼッティ男爵と一緒になろうとしたわ。フェドーラお姉様を1番愛していたお祖父様はフェドーラお姉様の願いを許した。たくさんの持参金を持たせ、おまけにダイヤモンド鉱山まであげたのよ。
(きっと私も同じようにもらえるはず)
けれど私がランデリ侯爵家に嫁いだ時の持参金はフェドーラお姉様の半分で、おまけにダイヤモンド鉱山はなかった。
「おかしいでしょう! 同じ娘なのにこの差別はなんなのですか?」
私は両親とお祖父様に抗議をする。
「フェドーラが今は亡きお祖母様のお食事のお世話をしていたのは知っているわよね? そしてつい最近まではお祖父様のお話し相手に毎日のように見舞って、とても祖父母孝行な娘だったでしょう? 着飾って夜会やパーティに出かけてばかりのビビアーナと同じ扱いをしたらフェドーラが可哀想でしょう?」
「その通りだ。フェドーラはドレスも宝石も買うことは少なかった。だから、嫁入りの持参金として多めに持たせてやった。これは公平な判断による筋の通った差別だと思う」
お祖父様は駄々っ子を見る残念な眼差しで私を見た。
「そんなのおかしい! フェドーラお姉様は格下の男爵家に嫁ぎルフォール侯爵家の家名に泥を塗ったのに。こんなの不公平よ」
私はこんな不条理に耐えられないわよ。
ランデリ侯爵家はルフォール侯爵家よりもお金持ちではなく、確実に生活レベルが下がった。
なのに、男爵家に嫁いだフェドーラお姉様は、持参金を元手に花屋を経営しだした。平民が好む育てやすい花から貴族が好む温室育ちの花まで手広く展開し、やがて諸外国の珍しい花まで輸入し、しまいには輸入雑貨や家具まで扱いだしたのよ。
これはフェドーラお姉様が溺愛した娘ヴィクトリーヌが嫁ぐ時の持参金の一部として持たせるつもりだったようで、ラウリス達も知らない女実業家としてのフェドーラお姉様の顔だった。
それを私が知ったのは頻繁にフェドーラお姉様の屋敷に出向き、執事や顧問弁護士との会話を盗み聞きしていたからだ。
ヴィクトリーヌは花が大好きだったのよね。だから娘には嫁いでも立派に自立できるように事業を残しておこうと思ったのだろう。立派な心がけの母親だと思う。
(忌々しいぐらい良い母親だわ。むかつくったら)
でも思いがけない幸運があって、それはヴィクトリーヌの死よ。それで私はバジーリアを連れて頻繁に遊びに行ったわけ。フェドーラお姉様はとても可愛がってくれたけれど、次第に呆けちゃって・・・・・・バジーリアには定期的に顔を出すように言ったのに、あの子は一回も行かなかった。もちろん、私も。
(呆けた姉なんかに用はないのよ。用があるのは姉の資産だけなんだもの。今まで親しくしてきたのだからきっと大丈夫よね。あの花屋関連の事業はバジーリアにくれるはず)
でもその期待は裏切られた。フェドーラお姉様からはなにも遺してもらえなかったのよ。
(冷たい女だわ。バチ当たりめ)
ところがバチがあたったのは私だった。それからまもなく事故にあい、足が不自由になった私は娘から見向きもされない。
「少しは私の世話をしなさいよ! メイドや侍女がいるからって、あなたは私の娘でしょう?」
「お言葉ですが、フェドーラ伯母様が呆けてしまった時に、一度もお見舞いに行かなかったお母様に言われたくありませんわ。お母様が寝込んで介護が必要になっても、私はあてになさらないでくださいね? だってお母様だってお祖母様(ランデリ侯爵の母親)の介護なんてしなかったですものね?」
「・・・・・・」
(子供は親のしてきたことをよく見ているのだ。だから私は・・・・・・きっと寂しい死に方をするのね・・・・・・)
今更ながらに反省したけれど、もう遅すぎたことなのだった。
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