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「嘘でしょう? 冗談もここまでくると悪質ですわ! ポピー様、酷いと思います!」
私は不安に思いながらもジョシュア様を信じたい。
「わかるわ。彼を信じたいのね? でもジョシュア様が愛しているのは私なのよ。嘘だと思うのなら彼に問いただしてみればいいわ」
自信満々のポピーに、私は絶望的な思いに陥る。
「あなたは悪くないわよ。私が魅力的すぎたのがいけないの! ごめんね。可哀想なイザベル様」
ポピーの目に浮かぶ優越感を私は見逃さない。
ポピー、あなたは楽しんでいるのね? わざと私に呼びかける可哀想なイザベル様という言葉・・・・・・かわいそうな・・・・・・私は本当に可哀想なの?・・・・・・ジョシュア様は私を裏切ったの?
翌日、私はジョシュア様に会いにアラベスク侯爵家を訪れた。
「ポピー様のお腹にいる子が、ジョシュア様の子だと聞きました。そんなの嘘ですよね? だって、私を愛しているって・・・・・・大事に思っているって・・・・・・おっしゃったではありませんか?」
言いながらも涙が溢れて止まらない。
「・・・・・・それは・・・・・・ただ、私はイザベルを愛している、それだけは本当なのだよ。君だけを誰よりも愛している」
「それでは私の質問に答えておりません! ポピー様のお腹の子供の父親はジョシュア様なのですか?」
「・・・・・・」
「もういいです! 婚約は解消ですわ。私は身を引きますからどうぞポピー様とお幸せに!」
「ダメだ! 婚約は解消したくない。愛しているんだ、イザベルを!」
違う・・・・・・私が聞きたい言葉はそれじゃない。ポピー様の話しが嘘だと言ってほしいだけ。「愛している」の前に、従姉妹を妊娠させたのは自分ではないと、はっきりと否定してほしかった。
(ジョシュア視点)
「私、ジョシュア様の弟ルーベン様の子供を妊娠しました!」
アラベスク侯爵家に突如やって来た女性の名前は、ポピー・メンデス男爵令嬢だ。
「は? 弟は隣国ママレードナ王国に留学中だ。おかしいだろう?」
「いいえ、こちらに休暇でルーベン様がお戻りになった時に一度お会いしました。その時の子供だと思います」
「・・・・・・嘘だろう? 早速確認を取るが、今からすぐに隣国に手紙を出しても、返事が来るには半月はかかる。しかも今は学期末の大事な試験を控えている時期だ。ルーベンは優秀な男で外交官の職に就くことも決まっているし、大使になるという話しもあるのだ。そんな大事な時期に・・・・・・」
「ですよね? だったらとりあえずはジョシュア様の子供ということにしておきますね。兄弟なのだから連帯責任ということでお願いします。たいして違いませんよね?」
「は? 言っていることがめちゃくちゃだろう? 私には婚約者がいるのだぞ!」
「ルーベン様に無理矢理強姦されたと言ってもいいのですよ? 真偽のほどはともかくとして、そんな噂が少しでもある者は大使にはなれませんよね? ライバルも多いからこの噂には皆が飛びつくわ」
「・・・・・・脅しか? 恐ろしい子だな。とにかくルーベンに手紙を送る。それまでは弟のことを言いふらすのはやめてほしい。風評被害は命取りだ。大使は外交官のなかの責任者だ。特に信頼に値する人物しかなれない。ルーベンはこの為に何年も必死に努力してきたんだ。」
「ふふふ。ならば私の言うことをよくお聞きになったほうが良いですわ。あっははは」
「くっ・・・・・・」
「イザベルにこのことを言います。あの子はきっとジョシュア様に問い詰めてくるわ。でも否定をしてはダメです。わかりましたか? うっふふふ。これで大嫌いなイザベルが泣くのを見られるわ」
「は? 君はイザベルとは従姉妹同士で仲良しじゃないのか?」
「まさか! あの子は大嫌いですよ。いつも誰からも大事にされて、あなたみたいな男性の妻にまでなれるのでしょう? おかしいと思いませんか? 私の方が遙かに可愛いのに!」
「・・・・・・悪魔だな。あり得ないよ。ルーベンとは本当に付き合っていたのか? 弟からそんな話しは一度も聞いたことはないが」
私は頭を抱えた。ルーベンは語学が堪能で国際関係論も学ぶ秀才なのだが、少しだけ軽いところがあり、女性に対してだらしない部分がある。もしルーベンに身に覚えがあるのなら困ったことになりそうだ。
それから数日後、ポピーの言った通りに目に涙をいっぱいためたイザベルが屋敷に駆け込んできた。
「ポピーのお腹の子どもがジョシュア様だと聞きました。そんなの嘘ですよね? だって、私を愛しているって・・・・・・大事に思っているって・・・・・・おっしゃったではありませんか」
(その通りだよ。その気持ちは今だって少しも変わらない)
一瞬、ポピーとルーベンのことをすっかり話してしまおうかと思う。しかしポピーはイザベルが悲しむ様子が見たいと言っていた。イザベルは素直で優しく正直者だ。つまりいろいろな表情が顔に出やすい。だから今は言わない方がいいだろう。
それでもその絶望的な表情を見た時、私は思わず彼女の腕を取り引き留めようとする。
「ダニエル・メンデス男爵様がポピー様と一緒にいらして、お話しがあるとのことです」
執事が慌てて知らせを持ってきて、それと同時にイザベルが私の手を振リ払い走り去っていった。
完全に誤解したままで・・・・・・誰よりも大事な女性を傷つけたことに・・・・・・私の心は沈む。
「ジョシュア・アラベスク侯爵卿に申し上げます! イザベル・カステロ伯爵令嬢とは一刻も早く婚約破棄したほうがいいでしょう。忠告しに来ましたよ。実は兄のカステロ伯爵は破産寸前だ」
にまにましながらダニエルは私に話しかけたのだった。
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
ここは日本とは違う異世界ですの。この世界の外交官は優秀なことはもちろん、ある程度品行方正なことも求められます。大使は特定の外交団のリーダーのこと。他の外交官よりも権限が強く責任も重い。
ダニエル・メンデス男爵は無知なので、爵位の後ろに卿をつけます。この人の癖です。通常は爵位の後ろにはつけません。
私は不安に思いながらもジョシュア様を信じたい。
「わかるわ。彼を信じたいのね? でもジョシュア様が愛しているのは私なのよ。嘘だと思うのなら彼に問いただしてみればいいわ」
自信満々のポピーに、私は絶望的な思いに陥る。
「あなたは悪くないわよ。私が魅力的すぎたのがいけないの! ごめんね。可哀想なイザベル様」
ポピーの目に浮かぶ優越感を私は見逃さない。
ポピー、あなたは楽しんでいるのね? わざと私に呼びかける可哀想なイザベル様という言葉・・・・・・かわいそうな・・・・・・私は本当に可哀想なの?・・・・・・ジョシュア様は私を裏切ったの?
翌日、私はジョシュア様に会いにアラベスク侯爵家を訪れた。
「ポピー様のお腹にいる子が、ジョシュア様の子だと聞きました。そんなの嘘ですよね? だって、私を愛しているって・・・・・・大事に思っているって・・・・・・おっしゃったではありませんか?」
言いながらも涙が溢れて止まらない。
「・・・・・・それは・・・・・・ただ、私はイザベルを愛している、それだけは本当なのだよ。君だけを誰よりも愛している」
「それでは私の質問に答えておりません! ポピー様のお腹の子供の父親はジョシュア様なのですか?」
「・・・・・・」
「もういいです! 婚約は解消ですわ。私は身を引きますからどうぞポピー様とお幸せに!」
「ダメだ! 婚約は解消したくない。愛しているんだ、イザベルを!」
違う・・・・・・私が聞きたい言葉はそれじゃない。ポピー様の話しが嘘だと言ってほしいだけ。「愛している」の前に、従姉妹を妊娠させたのは自分ではないと、はっきりと否定してほしかった。
(ジョシュア視点)
「私、ジョシュア様の弟ルーベン様の子供を妊娠しました!」
アラベスク侯爵家に突如やって来た女性の名前は、ポピー・メンデス男爵令嬢だ。
「は? 弟は隣国ママレードナ王国に留学中だ。おかしいだろう?」
「いいえ、こちらに休暇でルーベン様がお戻りになった時に一度お会いしました。その時の子供だと思います」
「・・・・・・嘘だろう? 早速確認を取るが、今からすぐに隣国に手紙を出しても、返事が来るには半月はかかる。しかも今は学期末の大事な試験を控えている時期だ。ルーベンは優秀な男で外交官の職に就くことも決まっているし、大使になるという話しもあるのだ。そんな大事な時期に・・・・・・」
「ですよね? だったらとりあえずはジョシュア様の子供ということにしておきますね。兄弟なのだから連帯責任ということでお願いします。たいして違いませんよね?」
「は? 言っていることがめちゃくちゃだろう? 私には婚約者がいるのだぞ!」
「ルーベン様に無理矢理強姦されたと言ってもいいのですよ? 真偽のほどはともかくとして、そんな噂が少しでもある者は大使にはなれませんよね? ライバルも多いからこの噂には皆が飛びつくわ」
「・・・・・・脅しか? 恐ろしい子だな。とにかくルーベンに手紙を送る。それまでは弟のことを言いふらすのはやめてほしい。風評被害は命取りだ。大使は外交官のなかの責任者だ。特に信頼に値する人物しかなれない。ルーベンはこの為に何年も必死に努力してきたんだ。」
「ふふふ。ならば私の言うことをよくお聞きになったほうが良いですわ。あっははは」
「くっ・・・・・・」
「イザベルにこのことを言います。あの子はきっとジョシュア様に問い詰めてくるわ。でも否定をしてはダメです。わかりましたか? うっふふふ。これで大嫌いなイザベルが泣くのを見られるわ」
「は? 君はイザベルとは従姉妹同士で仲良しじゃないのか?」
「まさか! あの子は大嫌いですよ。いつも誰からも大事にされて、あなたみたいな男性の妻にまでなれるのでしょう? おかしいと思いませんか? 私の方が遙かに可愛いのに!」
「・・・・・・悪魔だな。あり得ないよ。ルーベンとは本当に付き合っていたのか? 弟からそんな話しは一度も聞いたことはないが」
私は頭を抱えた。ルーベンは語学が堪能で国際関係論も学ぶ秀才なのだが、少しだけ軽いところがあり、女性に対してだらしない部分がある。もしルーベンに身に覚えがあるのなら困ったことになりそうだ。
それから数日後、ポピーの言った通りに目に涙をいっぱいためたイザベルが屋敷に駆け込んできた。
「ポピーのお腹の子どもがジョシュア様だと聞きました。そんなの嘘ですよね? だって、私を愛しているって・・・・・・大事に思っているって・・・・・・おっしゃったではありませんか」
(その通りだよ。その気持ちは今だって少しも変わらない)
一瞬、ポピーとルーベンのことをすっかり話してしまおうかと思う。しかしポピーはイザベルが悲しむ様子が見たいと言っていた。イザベルは素直で優しく正直者だ。つまりいろいろな表情が顔に出やすい。だから今は言わない方がいいだろう。
それでもその絶望的な表情を見た時、私は思わず彼女の腕を取り引き留めようとする。
「ダニエル・メンデス男爵様がポピー様と一緒にいらして、お話しがあるとのことです」
執事が慌てて知らせを持ってきて、それと同時にイザベルが私の手を振リ払い走り去っていった。
完全に誤解したままで・・・・・・誰よりも大事な女性を傷つけたことに・・・・・・私の心は沈む。
「ジョシュア・アラベスク侯爵卿に申し上げます! イザベル・カステロ伯爵令嬢とは一刻も早く婚約破棄したほうがいいでしょう。忠告しに来ましたよ。実は兄のカステロ伯爵は破産寸前だ」
にまにましながらダニエルは私に話しかけたのだった。
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
ここは日本とは違う異世界ですの。この世界の外交官は優秀なことはもちろん、ある程度品行方正なことも求められます。大使は特定の外交団のリーダーのこと。他の外交官よりも権限が強く責任も重い。
ダニエル・メンデス男爵は無知なので、爵位の後ろに卿をつけます。この人の癖です。通常は爵位の後ろにはつけません。
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