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14 アレグラン視点
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※アレグラン視点
裁判の日時は、王室法廷の書記官によって正式に通達され、関係者に伝えられる。俺の案件は10日後ということだった。
さて裁判当日、俺は王宮の南端、ひときわ厳かな空気を纏った石造りの建物に向かっていた。もちろん、ガレット兄上も同行してくれた。
白い大理石の外壁には王家の紋章が掲げられ、高くそびえる尖塔と荘厳なアーチ状の門扉が、その場所の特別さを物語っていた。
ここが王室法廷――王の名においてのみ開かれる、貴族と騎士を裁く絶対の場なのだ。
重厚な扉を開けると、奥行きのある石造りの大広間が広がっていた。両脇に並ぶ貴族席は赤いビロードで覆われ、中央には玉座と裁定席が設けられている。俺は原告席にガレット兄上と座った。
威厳に満ちた王の声が、玉座の上から静寂を切り裂いた。
「この場において、王の名のもと、真実と法に従い裁きを下す。虚偽をもって語る者は、我が名を汚すと心得よ。王室法廷を開廷する!」
裁判官が合図を送ると、書記官が厳かに訴状を読み上げた。
「原告、アレグラン・セルデン卿。被告、元妻エルナに対し、損害賠償を請求する。離婚成立直後、被告は原告の所有物である懐中時計を故意に屋外へ投棄、破損させた。当該時計は原告が自費購入したもので、金貨500枚に相当する。原告はこれに対し、金銭による賠償を求める」
ざわつく法廷の中、エルナの隣に立つ男が一歩前へ出た。王都騎士団長・レオンだ。その無言の威圧が、場の空気を引き締める。
裁判官が視線を向け、静かに問いかけた。
「代理人として発言をなさいますか?」
レオン団長は無言で頷き、真正面をまっすぐ見据えた。そして、低くよく通る声で、静かに口を開いた。
「被告エルナに代わり、反訴を申し立てる。
まず第一に、戦場において被告が原告を庇い負った顔と肩の傷に対し、これまで一切の補償も行われていない。
第二に、婚姻関係が継続していた2年のうち離婚前の半年間、原告は家計に対して1銅貨たりとも生活費を支払っていない。
第三に、浮気を原因とした離婚であるにもかかわらず、慰謝料の支払いは未だに果たされていない。
以上三点をもって、反訴として慰謝料および補償金の総額――金貨5,000枚の支払いを求める」
さらにレオン団長は、俺を鋭く睨みつけながら続けた。
「ちなみに、懐中時計を投げたのは浮気を知り離婚した直後のこと。家はエルナの名義であり、不貞夫の荷物を外に出しただけです」
廷吏が急ぎ筆を走らせ、裁判官は表情を動かさずに静かに頷いたが、次の瞬間、傍聴席に低く、しかし確かなざわめきが広がった。
「命を助けてもらっておきながら、返す言葉が“時計を弁償しろ”とは……。しかも、浮気を知って動揺した末の行動でしょう?……さて、いったい誰が悪いのかしらね?」
ヴェルツエル公爵夫人が扇子を口元に当て、呆れたように吐き捨てる。
――あの人は、レオン団長の義姉だ。
出世を狙っていた俺は、王都の高位貴族の顔と名前をそれなりに頭に入れていた。
顔を見ただけで誰なのか察せる程度には、情報を仕込んできたつもりだ。
「しかも、妻は傷を負って騎士を辞しているのだろう? それで半年間、生活費も入れず……騎士の名が泣くな。どうせ浮いた金で分不相応な懐中時計を買ったのだろう」
隣にいたヴェルツエル公爵が、鼻を鳴らして首を横に振った。彼は、レオン団長の実兄だ。
――はは、やっぱり身内か。そりゃレオン団長に都合のいいことしか言わないよな。
……そういうの、フェアじゃないだろ。
「浮気の慰謝料すら払わず、自分を庇って顔に傷を残した女性に、懐中時計の金額を請求? それがまともな男のすることかしら? 命がけで自分を守った女性によくも……」
ターンブル侯爵夫人は、眉をひそめながら言葉を漏らした。
その場にいた者の誰もが、これは“ただの夫婦の揉め事”ではないと、ひそひそとささやき合っている。
「浮気と言っても、これは……普通の浮気ではないな」
ブライトン伯爵がぽつりと呟くと、その言葉に周囲が無言で頷いた。
やがて、視線が俺に集中しはじめる。冷たく、突き刺すような眼差しに、息が詰まりそうになった。
まるで、こう告げているかのようだった――お前に、騎士を名乗る資格などない、と。
……気づけば、俺は口を開いていた。
「おかしいと思います。顔や肩の傷の慰謝料は、結婚してやったのですからそれで充分だと思います。お金についても、たまたま半年ほど忘れていただけで、それ以前はちゃんと渡しておりました。それから……遠征中の騎士に現地妻がいるのは、珍しくないです」
。:+* ゚ ゜゚ *+:。。:+* ゚ ゜゚ *+:。
⚖この異世界の王室法廷の仕組み。
※裁判官(廷臣あるいは法務卿):審理を進行し、証言や証拠を整理・確認する。最終的な意見(「このような判決が妥当であると存じます」など)を王に申し上げる役目。
※王:王国最高の裁定者として、裁判官の意見を聞いた上で最終的な判決を下す。
※1金貨:1万円
※1銅貨:1円
裁判の日時は、王室法廷の書記官によって正式に通達され、関係者に伝えられる。俺の案件は10日後ということだった。
さて裁判当日、俺は王宮の南端、ひときわ厳かな空気を纏った石造りの建物に向かっていた。もちろん、ガレット兄上も同行してくれた。
白い大理石の外壁には王家の紋章が掲げられ、高くそびえる尖塔と荘厳なアーチ状の門扉が、その場所の特別さを物語っていた。
ここが王室法廷――王の名においてのみ開かれる、貴族と騎士を裁く絶対の場なのだ。
重厚な扉を開けると、奥行きのある石造りの大広間が広がっていた。両脇に並ぶ貴族席は赤いビロードで覆われ、中央には玉座と裁定席が設けられている。俺は原告席にガレット兄上と座った。
威厳に満ちた王の声が、玉座の上から静寂を切り裂いた。
「この場において、王の名のもと、真実と法に従い裁きを下す。虚偽をもって語る者は、我が名を汚すと心得よ。王室法廷を開廷する!」
裁判官が合図を送ると、書記官が厳かに訴状を読み上げた。
「原告、アレグラン・セルデン卿。被告、元妻エルナに対し、損害賠償を請求する。離婚成立直後、被告は原告の所有物である懐中時計を故意に屋外へ投棄、破損させた。当該時計は原告が自費購入したもので、金貨500枚に相当する。原告はこれに対し、金銭による賠償を求める」
ざわつく法廷の中、エルナの隣に立つ男が一歩前へ出た。王都騎士団長・レオンだ。その無言の威圧が、場の空気を引き締める。
裁判官が視線を向け、静かに問いかけた。
「代理人として発言をなさいますか?」
レオン団長は無言で頷き、真正面をまっすぐ見据えた。そして、低くよく通る声で、静かに口を開いた。
「被告エルナに代わり、反訴を申し立てる。
まず第一に、戦場において被告が原告を庇い負った顔と肩の傷に対し、これまで一切の補償も行われていない。
第二に、婚姻関係が継続していた2年のうち離婚前の半年間、原告は家計に対して1銅貨たりとも生活費を支払っていない。
第三に、浮気を原因とした離婚であるにもかかわらず、慰謝料の支払いは未だに果たされていない。
以上三点をもって、反訴として慰謝料および補償金の総額――金貨5,000枚の支払いを求める」
さらにレオン団長は、俺を鋭く睨みつけながら続けた。
「ちなみに、懐中時計を投げたのは浮気を知り離婚した直後のこと。家はエルナの名義であり、不貞夫の荷物を外に出しただけです」
廷吏が急ぎ筆を走らせ、裁判官は表情を動かさずに静かに頷いたが、次の瞬間、傍聴席に低く、しかし確かなざわめきが広がった。
「命を助けてもらっておきながら、返す言葉が“時計を弁償しろ”とは……。しかも、浮気を知って動揺した末の行動でしょう?……さて、いったい誰が悪いのかしらね?」
ヴェルツエル公爵夫人が扇子を口元に当て、呆れたように吐き捨てる。
――あの人は、レオン団長の義姉だ。
出世を狙っていた俺は、王都の高位貴族の顔と名前をそれなりに頭に入れていた。
顔を見ただけで誰なのか察せる程度には、情報を仕込んできたつもりだ。
「しかも、妻は傷を負って騎士を辞しているのだろう? それで半年間、生活費も入れず……騎士の名が泣くな。どうせ浮いた金で分不相応な懐中時計を買ったのだろう」
隣にいたヴェルツエル公爵が、鼻を鳴らして首を横に振った。彼は、レオン団長の実兄だ。
――はは、やっぱり身内か。そりゃレオン団長に都合のいいことしか言わないよな。
……そういうの、フェアじゃないだろ。
「浮気の慰謝料すら払わず、自分を庇って顔に傷を残した女性に、懐中時計の金額を請求? それがまともな男のすることかしら? 命がけで自分を守った女性によくも……」
ターンブル侯爵夫人は、眉をひそめながら言葉を漏らした。
その場にいた者の誰もが、これは“ただの夫婦の揉め事”ではないと、ひそひそとささやき合っている。
「浮気と言っても、これは……普通の浮気ではないな」
ブライトン伯爵がぽつりと呟くと、その言葉に周囲が無言で頷いた。
やがて、視線が俺に集中しはじめる。冷たく、突き刺すような眼差しに、息が詰まりそうになった。
まるで、こう告げているかのようだった――お前に、騎士を名乗る資格などない、と。
……気づけば、俺は口を開いていた。
「おかしいと思います。顔や肩の傷の慰謝料は、結婚してやったのですからそれで充分だと思います。お金についても、たまたま半年ほど忘れていただけで、それ以前はちゃんと渡しておりました。それから……遠征中の騎士に現地妻がいるのは、珍しくないです」
。:+* ゚ ゜゚ *+:。。:+* ゚ ゜゚ *+:。
⚖この異世界の王室法廷の仕組み。
※裁判官(廷臣あるいは法務卿):審理を進行し、証言や証拠を整理・確認する。最終的な意見(「このような判決が妥当であると存じます」など)を王に申し上げる役目。
※王:王国最高の裁定者として、裁判官の意見を聞いた上で最終的な判決を下す。
※1金貨:1万円
※1銅貨:1円
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