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おまけ 読者様リクエスト 鈴木家の両親の末路  R15 ※残酷注意  死 (母親視点)

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 すいません。また、青空、残酷物語に走りました😅 申し訳ないです





 ※ ご注意    残酷かも  死あります











「ママ、お願い! 今月もお金がないわ。援助して!」

「結愛! いったい、どういうことなの?」

 愛娘の結愛は結婚してから2年もすると、毎日のように実家の我が家に入り浸るようになった。優さんと上手くいっていないのかしら? 資産家に嫁いだというのに、お金がないとお小遣いをねだるようにもなった。

ーーおかしいわね? こんなことってある?

 私は結愛を問いただしたが、なにも言わないでうつむくばかりだ。特に義理の妹の美波さんが迎えに来ると、顔面蒼白になって泣き出すので慌てて帰ってもらう。




「もう、無理だわ! 私、警察に言うわ! 実は脅されているの!」

 優さんに媚薬を盛らせたと疑われるようなやり取りを美波さんに録音されて、週刊誌に売られたくなければ言うことを聞け、と脅されていたらしい。結愛のお給料は美波さんのパチンコ代に消え、家事も畑仕事もしていたのは結愛だけ。こんなバカな話ってないわ!

「きっと、お姉様のせいなのよ! 仕組まれたんだもん! 私はずっとあいつらの餌食になるの?」
 結愛はかわいそうに、天使のような顔で泣きじゃくる。




ꕤ୭*


 
「貴女が、結愛を嵌めたのね! なんて酷い子なの!」
 私は、いろはを呼びつけた

「そんなわけないでしょう? いい加減にしてよ!」

「いろはが、あの家に嫁ぎなさい! ほら、まだいろはも子供はいないんだから離婚して、五条家に嫁ぐか結愛のかわりにあの美波って子にお金をあげてちょうだい!」

「ばかなの? お母様。ここまで来たら警察に相談して、恐喝罪で事件沙汰にするしかありませんよ」

「なに言っているのよ!結愛はどうなるの?学校をクビになるわよ」

「良いと思いますよ。その小学校の子供のためにもなりますわ」
 いろはが、当然のようにそう言い捨てる。

ーーこの子は、結愛が幼い頃から言っていたように悪魔のように狡猾で冷たい子だわ


 あの冷血ないろはが警察に相談したのは翌日、あっという間にその事件の噂は広がり、週刊誌も聞きつけてやってきた。

ーーなぜ、こんなことは広まるのが早いのよ? 結愛の人権はどこにいったの?




小学校の色呆け教師!
姉の婚約者に横恋慕! 義理の妹に媚薬を盛らせた?
この教師の怠慢で自殺未遂の子供の存在を学校側がもみ消し?

真面目で人望のある姉に比べて妹のずさんな子供への対応!!




 続々と報道されて、結愛は病んで引きこもりになってしまった。この子自身がニートになって私達のお金をせびるようになった。

ーーこんなのはおかしい…そのうち家庭内暴力までしだす・・・・・・包丁をもって、いろはを殺そうと振り回す結愛。

「お姉様のせいなのよ! 幼い頃から、優秀で友人がいっぱいいたわね! あんたが、大嫌いだったからずっとママやパパに嘘をついてた! 私が隠したママの宝石は裏庭に埋めてやった! パパの大事な書類やパソコンのデータを消したのも私よ! あっははは! だけど、まだ足りないわ。殺さなきゃ・・・・・・あんたがいるから私が幸せになれないのよぉーー」

 仰天な自白は私達夫婦が耳を疑うものだった。

ーー嘘でしょう? その罰はみんな、子供の頃のいろはに与えてきたのだ。・・・・・・いろはには、お仕置きとしてベルトでお尻をたたき、よく夕飯も抜きに正座させて反省させた。

 邪悪な子は結愛だった。今では結愛は定期的に暴れ回り包丁を持ちだし、私達に斬りかかる・・・・・・もうこの子は・・・・・・





 結愛を連れて私達夫婦は旅行をした。旅行先には名所である滝がある。私達はそこでお酒を買い込み、酔い潰れるまで飲むともう恐怖心はなくなった。


 滝から下に転落していくと、いっそ清々しいくらいの開放感に満たされた。途中でふわっと意識が飛び・・・・・・もう死んだのか死んでいないのかもわからない。



ーー死ぬって、実はご褒美なのよ? この世の一切の悩みはなくなる。私達は安らかだ。



 いろはには迷惑をかけたくないから、私達は電車に飛び込むとか雪山には登らなかった。家で死ぬのもかたずけるほうとしては嫌だろうから、それもしなかった。

 遺書はいろはに郵送してある。

 いろはを信じてあげなくてごめんね。この悪魔はママ達が地獄へ連れて行きます。






おまけ(姉視点)


 遺書が私の家に送られてきた。私はこれを見て、泣いた。この涙は悲しみの涙? 嬉しい涙? さぁ、どっちだと思う? 
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