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番外編
13 ミランダの断罪末路 ※残酷注意 R18
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前書き
まずは断罪を全て終わらせてから、アイビーの恋とお母様の転生はどうなったかを描いて幸せに締めくくろうと思いまして・・・・・・とりあえず断罪を済ませてしまいますね。
相変らず残酷です。勇気のある方だけどうぞ!
私はオスカー公爵夫人だ。だって、アンナがそう言ったし侍女達もそのように接してくれたもの。きっと、今までの人生が嘘だったのよ。
下女だったのは遠い日の記憶で、あれは間違いだ。高貴な生まれだったのに間違って下女にされていたんだ。
高価なドレスを毎日まとい貴婦人のふりをしていると、それが本来の自分だったということに気がついた。
「お前は身分を偽った。そしてアイビー様に不敬を働いた。その罪をどう償う?」
「罪などない! 私は元から高貴な生まれよ! 放せ! 無礼者!」
「困ったな。まるで反省してないよ。アイビー様に毒薬を渡したのはお前なんだろう?」
「あぁ、農薬ね? あれで簡単に死ねるって教えてあげたわ。だって誰にも愛されない子なんて生きていたって無駄でしょう?」
私を拘束している男にそう教えてあげた。要らない子は死ねば良い!
「なんたる暴言! この女の舌を切り落とせ!」
国王陛下が激怒しているけれど、今まで会いにこなかったくせに今頃なにを言っているんだ! 私こそは公爵夫人でなにも間違ったことはしていない。
舌を乱暴につかまれ、ナイフでザクリと切り落とされた。
――ぎゃぁああああああああああ・・・・・・
舌を切られたらすぐに死ぬかと思えばそのようなこともなく私は生きていた。
「次は耳をそぎ落とせ。そんな奴には耳はいらぬ」
ーーぎゃぁああああああああああ・・・・・・
両耳から血が流れるが適切に処置され耳の穴が縫われていく。
「次は目だな。お前に目は不必要だ」
目をチクチクと縫われていく・・・・・・ひと針、ひと針、その苦痛がわかるか?
焼けるような痛さと恐怖・・・・・・いっそひと思いに殺してくれればいいのに!
耳も目も恐ろしく痛い。じんじんと熱を持ったような痛みで頭痛までしてきた。なにも聞こえずなにも見えない。もう眠ることなどできない。そのあいだ水分だけは補給されて、死ぬことはないように聖女の奴が適切な処置をしたようだ。痛さは全く減らないけどなっ!
ーー聖女め! 呪われろ!
あれからどれぐらいの時間が経ったのか・・・・・・
「さぁ、ここに座れよ! かわいい子ネズミのお待ちかねだ」
椅子? のようなものに座らされると、小さな牙が尻に噛みつき私の肉をむさぼり食うのがわかる。
痛い、痛い、痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!
「さて、お次は火だな」
椅子の周りがやけに熱い。足が炙られて痛いのと、子ネズミが必死で逃げ惑うのに私の尻や局部に入り込む感触が恐ろしい。もぞもぞと腹に上がってくる感覚と手当たり次第に噛みつかれている激痛で意識が朦朧とする。
想像を絶する痛みと恐怖で、それでもすぐには死ねない。縫われた口のせいで絶叫もあげられず。
よくも、こんな残酷なことができたな! お前達、必ず呪ってやると固く誓った私だった。
――高貴な私をこのように殺した王よ! お前は必ず天罰をうけるんだ! 神は絶対許しはしないわ!
ガリッと内臓を噛みちぎられた私は・・・・・・やっと死ねたようだ・・・・・・
まずは断罪を全て終わらせてから、アイビーの恋とお母様の転生はどうなったかを描いて幸せに締めくくろうと思いまして・・・・・・とりあえず断罪を済ませてしまいますね。
相変らず残酷です。勇気のある方だけどうぞ!
私はオスカー公爵夫人だ。だって、アンナがそう言ったし侍女達もそのように接してくれたもの。きっと、今までの人生が嘘だったのよ。
下女だったのは遠い日の記憶で、あれは間違いだ。高貴な生まれだったのに間違って下女にされていたんだ。
高価なドレスを毎日まとい貴婦人のふりをしていると、それが本来の自分だったということに気がついた。
「お前は身分を偽った。そしてアイビー様に不敬を働いた。その罪をどう償う?」
「罪などない! 私は元から高貴な生まれよ! 放せ! 無礼者!」
「困ったな。まるで反省してないよ。アイビー様に毒薬を渡したのはお前なんだろう?」
「あぁ、農薬ね? あれで簡単に死ねるって教えてあげたわ。だって誰にも愛されない子なんて生きていたって無駄でしょう?」
私を拘束している男にそう教えてあげた。要らない子は死ねば良い!
「なんたる暴言! この女の舌を切り落とせ!」
国王陛下が激怒しているけれど、今まで会いにこなかったくせに今頃なにを言っているんだ! 私こそは公爵夫人でなにも間違ったことはしていない。
舌を乱暴につかまれ、ナイフでザクリと切り落とされた。
――ぎゃぁああああああああああ・・・・・・
舌を切られたらすぐに死ぬかと思えばそのようなこともなく私は生きていた。
「次は耳をそぎ落とせ。そんな奴には耳はいらぬ」
ーーぎゃぁああああああああああ・・・・・・
両耳から血が流れるが適切に処置され耳の穴が縫われていく。
「次は目だな。お前に目は不必要だ」
目をチクチクと縫われていく・・・・・・ひと針、ひと針、その苦痛がわかるか?
焼けるような痛さと恐怖・・・・・・いっそひと思いに殺してくれればいいのに!
耳も目も恐ろしく痛い。じんじんと熱を持ったような痛みで頭痛までしてきた。なにも聞こえずなにも見えない。もう眠ることなどできない。そのあいだ水分だけは補給されて、死ぬことはないように聖女の奴が適切な処置をしたようだ。痛さは全く減らないけどなっ!
ーー聖女め! 呪われろ!
あれからどれぐらいの時間が経ったのか・・・・・・
「さぁ、ここに座れよ! かわいい子ネズミのお待ちかねだ」
椅子? のようなものに座らされると、小さな牙が尻に噛みつき私の肉をむさぼり食うのがわかる。
痛い、痛い、痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!
「さて、お次は火だな」
椅子の周りがやけに熱い。足が炙られて痛いのと、子ネズミが必死で逃げ惑うのに私の尻や局部に入り込む感触が恐ろしい。もぞもぞと腹に上がってくる感覚と手当たり次第に噛みつかれている激痛で意識が朦朧とする。
想像を絶する痛みと恐怖で、それでもすぐには死ねない。縫われた口のせいで絶叫もあげられず。
よくも、こんな残酷なことができたな! お前達、必ず呪ってやると固く誓った私だった。
――高貴な私をこのように殺した王よ! お前は必ず天罰をうけるんだ! 神は絶対許しはしないわ!
ガリッと内臓を噛みちぎられた私は・・・・・・やっと死ねたようだ・・・・・・
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