13 / 16
番外編
13 ミランダの断罪末路 ※残酷注意 R18
しおりを挟む
前書き
まずは断罪を全て終わらせてから、アイビーの恋とお母様の転生はどうなったかを描いて幸せに締めくくろうと思いまして・・・・・・とりあえず断罪を済ませてしまいますね。
相変らず残酷です。勇気のある方だけどうぞ!
私はオスカー公爵夫人だ。だって、アンナがそう言ったし侍女達もそのように接してくれたもの。きっと、今までの人生が嘘だったのよ。
下女だったのは遠い日の記憶で、あれは間違いだ。高貴な生まれだったのに間違って下女にされていたんだ。
高価なドレスを毎日まとい貴婦人のふりをしていると、それが本来の自分だったということに気がついた。
「お前は身分を偽った。そしてアイビー様に不敬を働いた。その罪をどう償う?」
「罪などない! 私は元から高貴な生まれよ! 放せ! 無礼者!」
「困ったな。まるで反省してないよ。アイビー様に毒薬を渡したのはお前なんだろう?」
「あぁ、農薬ね? あれで簡単に死ねるって教えてあげたわ。だって誰にも愛されない子なんて生きていたって無駄でしょう?」
私を拘束している男にそう教えてあげた。要らない子は死ねば良い!
「なんたる暴言! この女の舌を切り落とせ!」
国王陛下が激怒しているけれど、今まで会いにこなかったくせに今頃なにを言っているんだ! 私こそは公爵夫人でなにも間違ったことはしていない。
舌を乱暴につかまれ、ナイフでザクリと切り落とされた。
――ぎゃぁああああああああああ・・・・・・
舌を切られたらすぐに死ぬかと思えばそのようなこともなく私は生きていた。
「次は耳をそぎ落とせ。そんな奴には耳はいらぬ」
ーーぎゃぁああああああああああ・・・・・・
両耳から血が流れるが適切に処置され耳の穴が縫われていく。
「次は目だな。お前に目は不必要だ」
目をチクチクと縫われていく・・・・・・ひと針、ひと針、その苦痛がわかるか?
焼けるような痛さと恐怖・・・・・・いっそひと思いに殺してくれればいいのに!
耳も目も恐ろしく痛い。じんじんと熱を持ったような痛みで頭痛までしてきた。なにも聞こえずなにも見えない。もう眠ることなどできない。そのあいだ水分だけは補給されて、死ぬことはないように聖女の奴が適切な処置をしたようだ。痛さは全く減らないけどなっ!
ーー聖女め! 呪われろ!
あれからどれぐらいの時間が経ったのか・・・・・・
「さぁ、ここに座れよ! かわいい子ネズミのお待ちかねだ」
椅子? のようなものに座らされると、小さな牙が尻に噛みつき私の肉をむさぼり食うのがわかる。
痛い、痛い、痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!
「さて、お次は火だな」
椅子の周りがやけに熱い。足が炙られて痛いのと、子ネズミが必死で逃げ惑うのに私の尻や局部に入り込む感触が恐ろしい。もぞもぞと腹に上がってくる感覚と手当たり次第に噛みつかれている激痛で意識が朦朧とする。
想像を絶する痛みと恐怖で、それでもすぐには死ねない。縫われた口のせいで絶叫もあげられず。
よくも、こんな残酷なことができたな! お前達、必ず呪ってやると固く誓った私だった。
――高貴な私をこのように殺した王よ! お前は必ず天罰をうけるんだ! 神は絶対許しはしないわ!
ガリッと内臓を噛みちぎられた私は・・・・・・やっと死ねたようだ・・・・・・
まずは断罪を全て終わらせてから、アイビーの恋とお母様の転生はどうなったかを描いて幸せに締めくくろうと思いまして・・・・・・とりあえず断罪を済ませてしまいますね。
相変らず残酷です。勇気のある方だけどうぞ!
私はオスカー公爵夫人だ。だって、アンナがそう言ったし侍女達もそのように接してくれたもの。きっと、今までの人生が嘘だったのよ。
下女だったのは遠い日の記憶で、あれは間違いだ。高貴な生まれだったのに間違って下女にされていたんだ。
高価なドレスを毎日まとい貴婦人のふりをしていると、それが本来の自分だったということに気がついた。
「お前は身分を偽った。そしてアイビー様に不敬を働いた。その罪をどう償う?」
「罪などない! 私は元から高貴な生まれよ! 放せ! 無礼者!」
「困ったな。まるで反省してないよ。アイビー様に毒薬を渡したのはお前なんだろう?」
「あぁ、農薬ね? あれで簡単に死ねるって教えてあげたわ。だって誰にも愛されない子なんて生きていたって無駄でしょう?」
私を拘束している男にそう教えてあげた。要らない子は死ねば良い!
「なんたる暴言! この女の舌を切り落とせ!」
国王陛下が激怒しているけれど、今まで会いにこなかったくせに今頃なにを言っているんだ! 私こそは公爵夫人でなにも間違ったことはしていない。
舌を乱暴につかまれ、ナイフでザクリと切り落とされた。
――ぎゃぁああああああああああ・・・・・・
舌を切られたらすぐに死ぬかと思えばそのようなこともなく私は生きていた。
「次は耳をそぎ落とせ。そんな奴には耳はいらぬ」
ーーぎゃぁああああああああああ・・・・・・
両耳から血が流れるが適切に処置され耳の穴が縫われていく。
「次は目だな。お前に目は不必要だ」
目をチクチクと縫われていく・・・・・・ひと針、ひと針、その苦痛がわかるか?
焼けるような痛さと恐怖・・・・・・いっそひと思いに殺してくれればいいのに!
耳も目も恐ろしく痛い。じんじんと熱を持ったような痛みで頭痛までしてきた。なにも聞こえずなにも見えない。もう眠ることなどできない。そのあいだ水分だけは補給されて、死ぬことはないように聖女の奴が適切な処置をしたようだ。痛さは全く減らないけどなっ!
ーー聖女め! 呪われろ!
あれからどれぐらいの時間が経ったのか・・・・・・
「さぁ、ここに座れよ! かわいい子ネズミのお待ちかねだ」
椅子? のようなものに座らされると、小さな牙が尻に噛みつき私の肉をむさぼり食うのがわかる。
痛い、痛い、痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!
「さて、お次は火だな」
椅子の周りがやけに熱い。足が炙られて痛いのと、子ネズミが必死で逃げ惑うのに私の尻や局部に入り込む感触が恐ろしい。もぞもぞと腹に上がってくる感覚と手当たり次第に噛みつかれている激痛で意識が朦朧とする。
想像を絶する痛みと恐怖で、それでもすぐには死ねない。縫われた口のせいで絶叫もあげられず。
よくも、こんな残酷なことができたな! お前達、必ず呪ってやると固く誓った私だった。
――高貴な私をこのように殺した王よ! お前は必ず天罰をうけるんだ! 神は絶対許しはしないわ!
ガリッと内臓を噛みちぎられた私は・・・・・・やっと死ねたようだ・・・・・・
20
お気に入りに追加
2,852
あなたにおすすめの小説
大切”だった”仲間に裏切られたので、皆殺しにしようと思います
騙道みりあ
ファンタジー
魔王を討伐し、世界に平和をもたらした”勇者パーティー”。
その一員であり、”人類最強”と呼ばれる少年ユウキは、何故か仲間たちに裏切られてしまう。
仲間への信頼、恋人への愛。それら全てが作られたものだと知り、ユウキは怒りを覚えた。
なので、全員殺すことにした。
1話完結ですが、続編も考えています。
ドアマットヒロインはごめん被るので、元凶を蹴落とすことにした
月白ヤトヒコ
ファンタジー
お母様が亡くなった。
それから程なくして――――
お父様が屋敷に見知らぬ母子を連れて来た。
「はじめまして! あなたが、あたしのおねえちゃんになるの?」
にっこりとわたくしを見やるその瞳と髪は、お父様とそっくりな色をしている。
「わ~、おねえちゃんキレイなブローチしてるのね! いいなぁ」
そう、新しい妹? が、言った瞬間・・・
頭の中を、凄まじい情報が巡った。
これ、なんでも奪って行く異母妹と家族に虐げられるドアマット主人公の話じゃね?
ドアマットヒロイン……物語の主人公としての、奪われる人生の、最初の一手。
だから、わたしは・・・よし、とりあえず馬鹿なことを言い出したこのアホをぶん殴っておこう。
ドアマットヒロインはごめん被るので、これからビシバシ躾けてやるか。
ついでに、「政略に使うための駒として娘を必要とし、そのついでに母親を、娘の世話係としてただで扱き使える女として連れて来たものかと」
そう言って、ヒロインのクズ親父と異母妹の母親との間に亀裂を入れることにする。
フハハハハハハハ! これで、異母妹の母親とこの男が仲良くわたしを虐げることはないだろう。ドアマットフラグを一つ折ってやったわっ!
うん? ドアマットヒロインを拾って溺愛するヒーローはどうなったかって?
そんなの知らん。
設定はふわっと。
戦争から帰ってきたら、俺の婚約者が別の奴と結婚するってよ。
隣のカキ
ファンタジー
国家存亡の危機を救った英雄レイベルト。彼は幼馴染のエイミーと婚約していた。
婚約者を想い、幾つもの死線をくぐり抜けた英雄は戦後、結婚の約束を果たす為に生まれ故郷の街へと戻る。
しかし、戦争で負った傷も癒え切らぬままに故郷へと戻った彼は、信じられない光景を目の当たりにするのだった……
【完結】悪役令嬢の断罪現場に居合わせた私が巻き込まれた悲劇
藍生蕗
ファンタジー
悪役令嬢と揶揄される公爵令嬢フィラデラが公の場で断罪……されている。
トリアは会場の端でその様を傍観していたが、何故か急に自分の名前が出てきた事に動揺し、思わず返事をしてしまう。
会場が注目する中、聞かれる事に答える度に場の空気は悪くなって行って……
芋くさ聖女は捨てられた先で冷徹公爵に拾われました ~後になって私の力に気付いたってもう遅い! 私は新しい居場所を見つけました~
日之影ソラ
ファンタジー
アルカンティア王国の聖女として務めを果たしてたヘスティアは、突然国王から追放勧告を受けてしまう。ヘスティアの言葉は国王には届かず、王女が新しい聖女となってしまったことで用済みとされてしまった。
田舎生まれで地位や権力に関わらず平等に力を振るう彼女を快く思っておらず、民衆からの支持がこれ以上増える前に追い出してしまいたかったようだ。
成すすべなく追い出されることになったヘスティアは、荷物をまとめて大聖堂を出ようとする。そこへ現れたのは、冷徹で有名な公爵様だった。
「行くところがないならうちにこないか? 君の力が必要なんだ」
彼の一声に頷き、冷徹公爵の領地へ赴くことに。どんなことをされるのかと内心緊張していたが、実際に話してみると優しい人で……
一方王都では、真の聖女であるヘスティアがいなくなったことで、少しずつ歯車がズレ始めていた。
国王や王女は気づいていない。
自分たちが失った者の大きさと、手に入れてしまった力の正体に。
小説家になろうでも短編として投稿してます。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる