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4 誰が元凶なのか、わかってきたイレーヌ王女殿下
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ꕤ୭*故イレーヌ王女殿下視点
「アイビー、少し目を開けて外を見てごらんなさい。良いお天気よ。ほら、湖がキラキラと陽にきらめいてとても美しいわ」
意識の奥底で子猫のようにまるまっているアイビーに話しかける私。ずっと目を閉じていたアイビーも、たまに目を開けて私の声にうなづくようになっていた。
おそるおそる目を開けたアイビーは、嬉しそうにキラキラ輝く湖面に目を輝かせていた。
「綺麗でしょう?こうして車窓を見るのも楽しいわねーー。湖畔に咲いているあのお花は、すっごく綺麗だわ。帰りに摘んで帰りましょうね! これから、お母様が "アイビーにおいたをした者たち” をちょっぴり躾けしてあげようと思うの。だから、すこしづつ目を覚ましていきましょう。これはアイビーとお母様の共同作業よ。」
サンジェルマン侯爵邸へは馬車で1時間ほどの道のり。湖畔の景色をアイビーとのんびり楽しんだわ。馬車の窓からの景色に珍しそうにニコニコするアイビーに、母親として嬉しいのと悲しい気持ちが交じり合って思わず涙がでてきた。
ーーこんななんでもないことが嬉しいほど、アイビーは楽しい時間を過ごしたことがないのね。馬車の窓からの湖の景色すら今まで見たことがないなんて、私の娘に産まれながらなんて悲しい育てられ方をされたのかしら・・・・・・
私はそう思うと腹立たしい思いで、夫とお兄様の顔を思い浮かべた。私をあんなに溺愛してくれた二人がなぜこのような仕打ちを私の娘にできるのか・・・・・・なぜなのよ? エリック! お兄様!
サンジェルマン侯爵家は王家の血も入っているから、彼は弟のようなもの。幼い頃からこのお屋敷には頻繁に遊びにきていた私だ。
「ロバート・サンジェルマン侯爵はいらっしゃる? 隣人のアイビー・オスカー公爵令嬢が訪ねてきたとお取り次ぎを。事前にお知らせもせずいきなりの訪問をお許しくださいませね。至急重要なお話がありますの」
「申し訳ございませんが、今サンジェルマン様はお忙しくて・・・・・・」
現れた執事長のカイに懐かしさでいっぱいになる。カイにはたくさん怒られたわ。でも、忙しいのは嘘ね。
「ふーーん、ロバとイヌと呼び合った幼馴染みの愛娘に会う時間もないって言うの? ロバちゃんに『いつまでおねしょしていたか、イヌお姉様が思い出させてあげましょうか?』と言ってみてちょうだい!」
私は傍らに控えていたサンジェルマン家の侍従に、ニヤリとしながら言ったわ。侍従は顔色を変えて主のところに走っていった。
「えっ! どうしてそれを・・・・・・」
「ふっ。久しぶりねぇ? カイ! すっかり老けちゃったわね。幼い頃は木から私が飛びたつのを必死になってとめたけれど、あれは今でも飛べたと思うわ」
「・・・・・・ひぇーー!! どういうことですか? なんでそれを・・・・・・イレーヌ・エンジェル王女殿下しか知らないことをなぜ知っているのです。ですが、あんなシーツで作った羽で木から空には飛び立てませんよ。あれはおとめして良かったと今でも思っております・・・・・・あっ、まさか・・・・・・」
「うん、そのまさかよ」
「悪霊退散!!」
叫びながら聖水を持ってこさせようとするカイに私はため息をついた。
「ちょっと失礼ね! 私は天使になったのよ? だれが悪霊よ! 話せば長くなるけれど娘の一大事に暢気に天使なんかやってられなくてね。下界に降りて来ちゃったの」
私は今までの経緯とアイビーへの酷い扱いを説明したわ。
「なんと・・・・・・アイビー様がそのようなことになっていたとは思いもよらなかったです。病弱で人と会うことが苦手と聞いておりましたよ。」
「違うのよ。アイビーは屋敷に閉じ込められて侍女ごときに外出もさせてもらえなかったの。なんとメイドの部屋をあてがわれていたのよ? 王女の娘がメイドの部屋で絶望の末に毒薬で死にかけたわ」
「おのれ・・・・・・なんたるけしからん者達だ・・・・・・許せませんな」
「だから早速お手紙をバカ夫と薄情なお兄様に書こうと思うの。至急届けてくれる?」
「お届けするのはもちろん、喜んで承ります。ですが、国王陛下とオスカー公爵閣下は薄情ではないと思いますよ。『アイビーから嫌われている』と側近達によくこぼしているとか。アイビー様は侍女達が大好きで、特に侍女長のアンナをお母様のように慕っているとか聞いたことがあります」
「はぁーー? デタラメな噂で呆れるわ! でもお陰で躾の対象がなかなか絞れてきたわね。ところでエリックって再婚したのかしら?」
「はははは! まさか! オスカー公爵閣下は相変らずイレーヌ・エンジェル王女殿下一筋で、今でも王都の屋敷は王女殿下の肖像画だらけだと聞いてますよ」
「イレーヌ・エンジェル王女殿下の娘というのは君かい?」
侍従から聞いた言葉に慌ててやって来た弟分が、青ざめた顔でサロンに姿を現した。
ーーなに、幽霊でも見たような顔をしているのよ! 10年ぶりの再会よ。もっと、感動しなさいよ。
「あら、遅いわよ! ロバちゃん。早く座って! ねぇ、私の愛娘の為に協力してちょうだい」
ーーアイビー。紹介するわ。これがお母様の弟分のロバちゃんよ。これからは、いつだってここに来られるわ。そういえば、ロバちゃんの息子も素敵になっていそうね。アイビー、目を覚まして! あなたより3歳年上のグラハム・ロバートに会わせてあげる。
「アイビー、少し目を開けて外を見てごらんなさい。良いお天気よ。ほら、湖がキラキラと陽にきらめいてとても美しいわ」
意識の奥底で子猫のようにまるまっているアイビーに話しかける私。ずっと目を閉じていたアイビーも、たまに目を開けて私の声にうなづくようになっていた。
おそるおそる目を開けたアイビーは、嬉しそうにキラキラ輝く湖面に目を輝かせていた。
「綺麗でしょう?こうして車窓を見るのも楽しいわねーー。湖畔に咲いているあのお花は、すっごく綺麗だわ。帰りに摘んで帰りましょうね! これから、お母様が "アイビーにおいたをした者たち” をちょっぴり躾けしてあげようと思うの。だから、すこしづつ目を覚ましていきましょう。これはアイビーとお母様の共同作業よ。」
サンジェルマン侯爵邸へは馬車で1時間ほどの道のり。湖畔の景色をアイビーとのんびり楽しんだわ。馬車の窓からの景色に珍しそうにニコニコするアイビーに、母親として嬉しいのと悲しい気持ちが交じり合って思わず涙がでてきた。
ーーこんななんでもないことが嬉しいほど、アイビーは楽しい時間を過ごしたことがないのね。馬車の窓からの湖の景色すら今まで見たことがないなんて、私の娘に産まれながらなんて悲しい育てられ方をされたのかしら・・・・・・
私はそう思うと腹立たしい思いで、夫とお兄様の顔を思い浮かべた。私をあんなに溺愛してくれた二人がなぜこのような仕打ちを私の娘にできるのか・・・・・・なぜなのよ? エリック! お兄様!
サンジェルマン侯爵家は王家の血も入っているから、彼は弟のようなもの。幼い頃からこのお屋敷には頻繁に遊びにきていた私だ。
「ロバート・サンジェルマン侯爵はいらっしゃる? 隣人のアイビー・オスカー公爵令嬢が訪ねてきたとお取り次ぎを。事前にお知らせもせずいきなりの訪問をお許しくださいませね。至急重要なお話がありますの」
「申し訳ございませんが、今サンジェルマン様はお忙しくて・・・・・・」
現れた執事長のカイに懐かしさでいっぱいになる。カイにはたくさん怒られたわ。でも、忙しいのは嘘ね。
「ふーーん、ロバとイヌと呼び合った幼馴染みの愛娘に会う時間もないって言うの? ロバちゃんに『いつまでおねしょしていたか、イヌお姉様が思い出させてあげましょうか?』と言ってみてちょうだい!」
私は傍らに控えていたサンジェルマン家の侍従に、ニヤリとしながら言ったわ。侍従は顔色を変えて主のところに走っていった。
「えっ! どうしてそれを・・・・・・」
「ふっ。久しぶりねぇ? カイ! すっかり老けちゃったわね。幼い頃は木から私が飛びたつのを必死になってとめたけれど、あれは今でも飛べたと思うわ」
「・・・・・・ひぇーー!! どういうことですか? なんでそれを・・・・・・イレーヌ・エンジェル王女殿下しか知らないことをなぜ知っているのです。ですが、あんなシーツで作った羽で木から空には飛び立てませんよ。あれはおとめして良かったと今でも思っております・・・・・・あっ、まさか・・・・・・」
「うん、そのまさかよ」
「悪霊退散!!」
叫びながら聖水を持ってこさせようとするカイに私はため息をついた。
「ちょっと失礼ね! 私は天使になったのよ? だれが悪霊よ! 話せば長くなるけれど娘の一大事に暢気に天使なんかやってられなくてね。下界に降りて来ちゃったの」
私は今までの経緯とアイビーへの酷い扱いを説明したわ。
「なんと・・・・・・アイビー様がそのようなことになっていたとは思いもよらなかったです。病弱で人と会うことが苦手と聞いておりましたよ。」
「違うのよ。アイビーは屋敷に閉じ込められて侍女ごときに外出もさせてもらえなかったの。なんとメイドの部屋をあてがわれていたのよ? 王女の娘がメイドの部屋で絶望の末に毒薬で死にかけたわ」
「おのれ・・・・・・なんたるけしからん者達だ・・・・・・許せませんな」
「だから早速お手紙をバカ夫と薄情なお兄様に書こうと思うの。至急届けてくれる?」
「お届けするのはもちろん、喜んで承ります。ですが、国王陛下とオスカー公爵閣下は薄情ではないと思いますよ。『アイビーから嫌われている』と側近達によくこぼしているとか。アイビー様は侍女達が大好きで、特に侍女長のアンナをお母様のように慕っているとか聞いたことがあります」
「はぁーー? デタラメな噂で呆れるわ! でもお陰で躾の対象がなかなか絞れてきたわね。ところでエリックって再婚したのかしら?」
「はははは! まさか! オスカー公爵閣下は相変らずイレーヌ・エンジェル王女殿下一筋で、今でも王都の屋敷は王女殿下の肖像画だらけだと聞いてますよ」
「イレーヌ・エンジェル王女殿下の娘というのは君かい?」
侍従から聞いた言葉に慌ててやって来た弟分が、青ざめた顔でサロンに姿を現した。
ーーなに、幽霊でも見たような顔をしているのよ! 10年ぶりの再会よ。もっと、感動しなさいよ。
「あら、遅いわよ! ロバちゃん。早く座って! ねぇ、私の愛娘の為に協力してちょうだい」
ーーアイビー。紹介するわ。これがお母様の弟分のロバちゃんよ。これからは、いつだってここに来られるわ。そういえば、ロバちゃんの息子も素敵になっていそうね。アイビー、目を覚まして! あなたより3歳年上のグラハム・ロバートに会わせてあげる。
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