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13 私は奥様に完敗だわ(キャサリン視点)
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私はキャサリン・ライダー子爵令嬢。自慢は豊かなこの胸なのだけれど、あのアイビーとかいう女にとても屈辱的なことを言われたのよ。アイビーは耳障りの良いことを言うけれど、私はきっちり脳内変換することができる。
「まぁーー。初めまして。キャサリン様は『恋人その1』様ですね。その胸の谷間は寄せてあげる、あの下着を愛用なさっていますか? あのマダムのランジェリーショップのものは、とてもいい仕事をしますからね。私もそれなりに見えるので重宝しています。キャサリン様のお胸ほど素敵になるにはどうしたらよろしいですか?」
↓
「あの魔法の下着で大きく見せているだけね? 貴女の胸など、少しも素敵とは思いませんわ!」
「そのような素晴らしいプロポーションに生まれたらきっと人生も素敵でしょうねぇ? お顔もとても華やかですのね? その口紅の色が素敵ですわ。どこでお求めになりましたか? そのピンクは鮮やかでいいですね? それより少しだけ控えめな口紅を探していたのですがなかなかなくて・・・・・・」
↓
「たいしたプロポーションじゃないくせに、浮かれて私に挑んでくるなんて脳内ピンクなのね! あら、口紅だけは良い色だけど品がないわねぇーー。濃すぎなのよ!」
「キャサリン様は挑む相手をお間違えになっています。私は妻であって恋人様たちの敵ではありませんよ? 貴女の敵は同じ恋人枠の女性ですわ。カイド様には、『恋人その1』様から『恋人その5』様までいらっしゃるのですよ? 相当お頑張りにならないといけませんわね? お気の毒なことです」
↓
「貴女は所詮愛人で正妻の私とは違うのよ! まぁ、せいぜい頑張ってみたら? 5人も愛人いるけど勝てるのかしら? お気の毒様ーー!」
今、思い返してもあの攻撃は鋭すぎたわ。あのあどけない顔で柔和な笑みを浮かべて、その言葉のひとつひとつに毒を含ませるテクニックは、まさに社交界の女王だ。あんなのには、絶対勝てる気がしない。
他に4人も恋人がいるのは知っていたけれど、まさか一番侮っていた奥様が強敵とは。私は静かにその場を去った。あんなのには絶対勝てる気がしないもの。
୨୧⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒୨୧
※恋人1はあっさり退場です。なんだろう、昔書いたものなんですけど、それなりにお気に入りあって3000人超えてたようなんですが、今読み返したらぜんぜん訳わかんない感じで、かなり省きました。これ、おもしろくないですよね💦
「まぁーー。初めまして。キャサリン様は『恋人その1』様ですね。その胸の谷間は寄せてあげる、あの下着を愛用なさっていますか? あのマダムのランジェリーショップのものは、とてもいい仕事をしますからね。私もそれなりに見えるので重宝しています。キャサリン様のお胸ほど素敵になるにはどうしたらよろしいですか?」
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「あの魔法の下着で大きく見せているだけね? 貴女の胸など、少しも素敵とは思いませんわ!」
「そのような素晴らしいプロポーションに生まれたらきっと人生も素敵でしょうねぇ? お顔もとても華やかですのね? その口紅の色が素敵ですわ。どこでお求めになりましたか? そのピンクは鮮やかでいいですね? それより少しだけ控えめな口紅を探していたのですがなかなかなくて・・・・・・」
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「たいしたプロポーションじゃないくせに、浮かれて私に挑んでくるなんて脳内ピンクなのね! あら、口紅だけは良い色だけど品がないわねぇーー。濃すぎなのよ!」
「キャサリン様は挑む相手をお間違えになっています。私は妻であって恋人様たちの敵ではありませんよ? 貴女の敵は同じ恋人枠の女性ですわ。カイド様には、『恋人その1』様から『恋人その5』様までいらっしゃるのですよ? 相当お頑張りにならないといけませんわね? お気の毒なことです」
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「貴女は所詮愛人で正妻の私とは違うのよ! まぁ、せいぜい頑張ってみたら? 5人も愛人いるけど勝てるのかしら? お気の毒様ーー!」
今、思い返してもあの攻撃は鋭すぎたわ。あのあどけない顔で柔和な笑みを浮かべて、その言葉のひとつひとつに毒を含ませるテクニックは、まさに社交界の女王だ。あんなのには、絶対勝てる気がしない。
他に4人も恋人がいるのは知っていたけれど、まさか一番侮っていた奥様が強敵とは。私は静かにその場を去った。あんなのには絶対勝てる気がしないもの。
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※恋人1はあっさり退場です。なんだろう、昔書いたものなんですけど、それなりにお気に入りあって3000人超えてたようなんですが、今読み返したらぜんぜん訳わかんない感じで、かなり省きました。これ、おもしろくないですよね💦
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