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なぜか夢を膨らませるバカなアリッサ王女(アリッサ視点)
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私はジェイデン様との結婚式の招待状をカルロス王国に出してしまい、お父様には珍しく注意され、おまけに悩ませてしまったみたい。
「まずいぞ。いくら、なんでも・・・・・・このまま、しらばっくれていようと思ったのに・・・・・・バイオレット王女が殺されているとすればあちらに花嫁は着いていない。責められるはず。着いていればそれはそれで、あのような状態で嫁がせたブロンディ王国をやはり責めるはずだ・・・・・・やばい・・・・・・私は迂闊だった。カルロス王国に宣戦布告される。きっと、そうに決まっている」
バカみたいに、同じことを呟いてため息をつくからおかしかった。いつだって、お父様は大げさなのよ。
「お父様。全然、カルロス王国は怒ってないみたいぃ。だって、喜んで招待に応じるってぇ。王太子と王太子妃候補の女性が来るのですってぇ」
私は、この王太子に大いに興味があった。だって、その出席予定のお返事にはその二人のはがき大の絵が添えられていたから。ブラウンの髪と瞳の野性的な危険な顔立ちの王太子は絶世の美男子だったのよ。ジェイデン様は温室育ちの麗しい花なら、この王太子は大草原で生き延びる生命力に溢れた美しい豹のようだ。
一緒に来るのは、王太子妃候補とある。この女の顔は、なかなか美しいけれど、私だって負けてないわ。候補ならば、私にもチャンスはあるわね? 楽しみだなぁ。この王太子のほうが素敵ならこっちに乗り換えたいな・・・・・・うふふ。
「まずいぞ。いくら、なんでも・・・・・・このまま、しらばっくれていようと思ったのに・・・・・・バイオレット王女が殺されているとすればあちらに花嫁は着いていない。責められるはず。着いていればそれはそれで、あのような状態で嫁がせたブロンディ王国をやはり責めるはずだ・・・・・・やばい・・・・・・私は迂闊だった。カルロス王国に宣戦布告される。きっと、そうに決まっている」
バカみたいに、同じことを呟いてため息をつくからおかしかった。いつだって、お父様は大げさなのよ。
「お父様。全然、カルロス王国は怒ってないみたいぃ。だって、喜んで招待に応じるってぇ。王太子と王太子妃候補の女性が来るのですってぇ」
私は、この王太子に大いに興味があった。だって、その出席予定のお返事にはその二人のはがき大の絵が添えられていたから。ブラウンの髪と瞳の野性的な危険な顔立ちの王太子は絶世の美男子だったのよ。ジェイデン様は温室育ちの麗しい花なら、この王太子は大草原で生き延びる生命力に溢れた美しい豹のようだ。
一緒に来るのは、王太子妃候補とある。この女の顔は、なかなか美しいけれど、私だって負けてないわ。候補ならば、私にもチャンスはあるわね? 楽しみだなぁ。この王太子のほうが素敵ならこっちに乗り換えたいな・・・・・・うふふ。
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