6 / 33
5 本当の味方は・・・・・・
しおりを挟む
ハーランド第二王子がすぐさま事の詳細をはなし、次いでローズリンが証言をした。先のロザリン王妃を心から愛していたゴルボーン国王は、カラハン第一王子をハーランド第二王子よりも可愛がっていた。その愛する息子の亡骸を見て怒りが先走り、あっという間に審判を下した。
「カラハンを殺した女を地下牢にぶち込め! アナスターシアは尊い身分ではあるが、その罪はあまりに大きい。よって、アナスターシアを最も残酷な方法での処刑に処す。生きたまま身体を引きちぎられる苦しみを味わえば良い。明日の早朝、八つ裂きの刑に処す」
ゴルボーン国王の怒声が響き渡った。アナスターシアは絶望のあまり真っ青な顔で震えるばかりだった。
「お待ちください。八つ裂きの刑とはあんまりです。アナスターシアは無実だと言っています。公正な審判をお願いします。マッキンタイヤー公爵家の初代ユーフェミア王女は聖女としてこの国の礎を築きました。そして、私はアナスターシアの伯父です。将軍としてこの国を幾多の危機から救い数々の功績を残しました」
「そなたの功績は大きい。初代マッキンタイヤー公爵のユーフェミア王女も、聖女としてゴルボーン王国を支えた。ゆえにアナスターシアはどのような罪を犯そうとも死罪は免れる立場である。しかし、今回はダメだ。次期国王となる有望なカラハンを殺したのだぞ。しかもカラハンの母親(ロザリン前王妃)はフォードハム国王の妹だ。そなたが亡きバイオレッタを溺愛していたように、フォードハム国王もカラハンの母親(ロザリン前王妃)を溺愛していたのだ。アナスターシアを罰しなければ、国際問題に発展する」
マッキンタイヤー公爵は、アナスターシアが到底罰を免れることができないことを悟った。この場にいる貴族や騎士たちのほとんどが、ハーランド第二王子とローズリンの証言を信じているのだ。時間を引き延ばし裁判の場を設けてもらっても、結果はおそらく変わらない。
(八つ裂きの刑だけは免れさせたい・・・・・・命を救えないのなら、せめて死に方だけは楽に・・・・・・)
マッキンタイヤー公爵は近くにいた騎士の剣を即座に引き抜き、自らの右腕をザクリと切り落とした。
「マッキンタイヤー公爵、なにをする? そなたはこの事件になにも関わっておらぬ。なぜ、そのようなことをした?」
長年のあいだ、誠心誠意自分に仕えてきたマッキンタイヤー公爵の右腕を、痛ましい眼差しで見つめながら、ゴルボーン国王は悲痛な声で問うた。
「この右腕に免じて八つ裂きの刑だけはお許しください。せめて毒杯で貴族らしく死なせてください。お願いでございます」
必死になって頼み込む伯父の姿に、アナスターシアは初めて自分の愚かさに気がついた。
その一方で、カッシング侯爵はアナスターシアに絶縁宣言を突きつける。
「アナスターシア! きさまをカッシング侯爵家の籍から即刻はずすことにする。こんな恥知らずな大罪人はわしの娘ではない」
その瞬間、カッシング侯爵の隣にいたサリナが嬉しそうにニヤリと笑うのを、アナスターシアは見逃さなかった。
「サリナお母様は味方じゃなかったのね」
アナスターシアはボソリとつぶやいた。
サリナから少し離れた場所にローズリンはハーランド第二王子と立っていた。その二人の瞳も楽しそうに輝いているのがわかった。ローズリンがさきほど流していた涙は嘘のように乾いていた。
「あぁ、そうだったのね。私の味方は伯父様しかいなかったのね」
アナスターシアを非難する声は令嬢たちのあいだでも囁かれた。
「アナスターシア様は些細なことで、侍女に焼きごてを押しつけようとしたのですって。残酷な人よね」
「なんの落ち度もない侍女にさえ、入れ墨をさせようとしたらしいわ。『のろま』と彫られたメイドもいるのですって」
「そんな毒婦が一瞬でも第二王子妃になったなんて恐ろしいわね」
実際にアナスターシアがアニヤに入れ墨や焼きごてをさせたことはない。だが、そのような脅し文句を頻繁に言っていたことは事実だった。よって、人々はアナスターシアが本当にそのような恐ろしいことをしたと信じていた。事実はどうでも良いのだ。そのような噂が流れること、それ自体が貴族の令嬢としては致命的なのだ。アナスターシアの今までの行いが、ハーランド第二王子の嘘を真実であると信じ込ませたのだった。
☆彡 ★彡
地下牢に収容されたアナスターシアは冷たい床に腰をおろした。ここにはベッドもなく、湿った床には藁さえも敷かれていない。マッキンタイヤー公爵の腕と引き換えに八つ裂きの刑は免れたものの、処刑されることは変わらなかった。アナスターシアにとって毒杯を飲むことすら、とても怖いことだった。
「これは夢よね? 悪夢なのでしょう? こんなことあり得ないもの」
幸せの絶頂からどん底に突き落とされたアナスターシアは、真夜中になっても眠ることなどできなかった。
「夢じゃないさ、これは現実だよ。悪評高いアナスターシアのお陰で、全てがうまくいったよ。君を庇ったマッキンタイヤー公爵は、きっと自害するに違いない。そうしたら、アナスターシアの夫である僕が相続人となる。爵位も財産もありがたくいただくよ。あっははは」
ハーランド第二王子が暗がりから姿を現した。その隣にはローズリンの姿もある。二人は指を絡み合わせ親密そうに寄り添っていた。
「うふふ。お馬鹿さんなアナスターシアのお陰で、私はとても思いやりのある優しい姉になれたわ。私ね、初めからあんたが大嫌いだったのよ。だって、私こそカッシング侯爵家の令嬢なのに、あんたが跡継ぎ娘なんておかしいわ。教えてあげる。私のお父様はカッシング侯爵なのよ。あんたの母親がカッシング侯爵とお母様のあいだに割り込んできたのよ」
「嘘よ。私のお母様とお父様は、お祖父様同士が決めた婚約者だったと、伯父様から聞かされたことがあるわ。いい加減なことを言わないで」
「嘘じゃないわ。カッシング侯爵とお母様は真実の愛で結ばれていたのよ。それを公爵令嬢のあんたの母親が引き裂いたのよ。でも、これで終わりね。あんたは処刑されるし、マッキンタイヤー公爵家もカッシング侯爵家もいずれハーランド様が引き継ぐわ。だって、あんたとは夫婦になっているものね。妻の財産は全て夫が引き継ぐのがゴルボーン王国の法律ですもの。あとひとつ、良いことを教えてあげる。ハーランド様の新しい妃は私よ。だって、私たち愛し合っているのですもの」
裏切られすぎて心が壊れてしまったのだろうか? アナスターシアが低く乾いた声で笑い出した。
「そうだったのね。なんて滑稽なの。私はまるで道化師ね。最初からこうなるように仕組まれていたというわけなのね・・・・・・あっははは・・・・・・バカだわ、私。本当に愛してくれた伯父様を嫌って、唯一の味方を窮地に追い込んでしまったわ」
「最後に自分がバカだったとわかって良かったじゃない? あんたの日頃の行いが良くないせいでこうなったのよ。自業自得よ。ざまぁみろ、だわ! なにが聖女の血を引く高貴な侯爵令嬢よ。英雄の姪というのも癪に障ったわ。あまりにも素晴らしい血筋なのですもの。あんたの母親もユーフェミア様もきっと天国で泣いているでしょうね。全部、あんたのせいだからね」
アナスターシアの前では、いつも穏やかな笑みを浮かべ上品な言葉づかいのローズリンだった。だが、今はすっかり本性を現していたのだった。
「カラハンを殺した女を地下牢にぶち込め! アナスターシアは尊い身分ではあるが、その罪はあまりに大きい。よって、アナスターシアを最も残酷な方法での処刑に処す。生きたまま身体を引きちぎられる苦しみを味わえば良い。明日の早朝、八つ裂きの刑に処す」
ゴルボーン国王の怒声が響き渡った。アナスターシアは絶望のあまり真っ青な顔で震えるばかりだった。
「お待ちください。八つ裂きの刑とはあんまりです。アナスターシアは無実だと言っています。公正な審判をお願いします。マッキンタイヤー公爵家の初代ユーフェミア王女は聖女としてこの国の礎を築きました。そして、私はアナスターシアの伯父です。将軍としてこの国を幾多の危機から救い数々の功績を残しました」
「そなたの功績は大きい。初代マッキンタイヤー公爵のユーフェミア王女も、聖女としてゴルボーン王国を支えた。ゆえにアナスターシアはどのような罪を犯そうとも死罪は免れる立場である。しかし、今回はダメだ。次期国王となる有望なカラハンを殺したのだぞ。しかもカラハンの母親(ロザリン前王妃)はフォードハム国王の妹だ。そなたが亡きバイオレッタを溺愛していたように、フォードハム国王もカラハンの母親(ロザリン前王妃)を溺愛していたのだ。アナスターシアを罰しなければ、国際問題に発展する」
マッキンタイヤー公爵は、アナスターシアが到底罰を免れることができないことを悟った。この場にいる貴族や騎士たちのほとんどが、ハーランド第二王子とローズリンの証言を信じているのだ。時間を引き延ばし裁判の場を設けてもらっても、結果はおそらく変わらない。
(八つ裂きの刑だけは免れさせたい・・・・・・命を救えないのなら、せめて死に方だけは楽に・・・・・・)
マッキンタイヤー公爵は近くにいた騎士の剣を即座に引き抜き、自らの右腕をザクリと切り落とした。
「マッキンタイヤー公爵、なにをする? そなたはこの事件になにも関わっておらぬ。なぜ、そのようなことをした?」
長年のあいだ、誠心誠意自分に仕えてきたマッキンタイヤー公爵の右腕を、痛ましい眼差しで見つめながら、ゴルボーン国王は悲痛な声で問うた。
「この右腕に免じて八つ裂きの刑だけはお許しください。せめて毒杯で貴族らしく死なせてください。お願いでございます」
必死になって頼み込む伯父の姿に、アナスターシアは初めて自分の愚かさに気がついた。
その一方で、カッシング侯爵はアナスターシアに絶縁宣言を突きつける。
「アナスターシア! きさまをカッシング侯爵家の籍から即刻はずすことにする。こんな恥知らずな大罪人はわしの娘ではない」
その瞬間、カッシング侯爵の隣にいたサリナが嬉しそうにニヤリと笑うのを、アナスターシアは見逃さなかった。
「サリナお母様は味方じゃなかったのね」
アナスターシアはボソリとつぶやいた。
サリナから少し離れた場所にローズリンはハーランド第二王子と立っていた。その二人の瞳も楽しそうに輝いているのがわかった。ローズリンがさきほど流していた涙は嘘のように乾いていた。
「あぁ、そうだったのね。私の味方は伯父様しかいなかったのね」
アナスターシアを非難する声は令嬢たちのあいだでも囁かれた。
「アナスターシア様は些細なことで、侍女に焼きごてを押しつけようとしたのですって。残酷な人よね」
「なんの落ち度もない侍女にさえ、入れ墨をさせようとしたらしいわ。『のろま』と彫られたメイドもいるのですって」
「そんな毒婦が一瞬でも第二王子妃になったなんて恐ろしいわね」
実際にアナスターシアがアニヤに入れ墨や焼きごてをさせたことはない。だが、そのような脅し文句を頻繁に言っていたことは事実だった。よって、人々はアナスターシアが本当にそのような恐ろしいことをしたと信じていた。事実はどうでも良いのだ。そのような噂が流れること、それ自体が貴族の令嬢としては致命的なのだ。アナスターシアの今までの行いが、ハーランド第二王子の嘘を真実であると信じ込ませたのだった。
☆彡 ★彡
地下牢に収容されたアナスターシアは冷たい床に腰をおろした。ここにはベッドもなく、湿った床には藁さえも敷かれていない。マッキンタイヤー公爵の腕と引き換えに八つ裂きの刑は免れたものの、処刑されることは変わらなかった。アナスターシアにとって毒杯を飲むことすら、とても怖いことだった。
「これは夢よね? 悪夢なのでしょう? こんなことあり得ないもの」
幸せの絶頂からどん底に突き落とされたアナスターシアは、真夜中になっても眠ることなどできなかった。
「夢じゃないさ、これは現実だよ。悪評高いアナスターシアのお陰で、全てがうまくいったよ。君を庇ったマッキンタイヤー公爵は、きっと自害するに違いない。そうしたら、アナスターシアの夫である僕が相続人となる。爵位も財産もありがたくいただくよ。あっははは」
ハーランド第二王子が暗がりから姿を現した。その隣にはローズリンの姿もある。二人は指を絡み合わせ親密そうに寄り添っていた。
「うふふ。お馬鹿さんなアナスターシアのお陰で、私はとても思いやりのある優しい姉になれたわ。私ね、初めからあんたが大嫌いだったのよ。だって、私こそカッシング侯爵家の令嬢なのに、あんたが跡継ぎ娘なんておかしいわ。教えてあげる。私のお父様はカッシング侯爵なのよ。あんたの母親がカッシング侯爵とお母様のあいだに割り込んできたのよ」
「嘘よ。私のお母様とお父様は、お祖父様同士が決めた婚約者だったと、伯父様から聞かされたことがあるわ。いい加減なことを言わないで」
「嘘じゃないわ。カッシング侯爵とお母様は真実の愛で結ばれていたのよ。それを公爵令嬢のあんたの母親が引き裂いたのよ。でも、これで終わりね。あんたは処刑されるし、マッキンタイヤー公爵家もカッシング侯爵家もいずれハーランド様が引き継ぐわ。だって、あんたとは夫婦になっているものね。妻の財産は全て夫が引き継ぐのがゴルボーン王国の法律ですもの。あとひとつ、良いことを教えてあげる。ハーランド様の新しい妃は私よ。だって、私たち愛し合っているのですもの」
裏切られすぎて心が壊れてしまったのだろうか? アナスターシアが低く乾いた声で笑い出した。
「そうだったのね。なんて滑稽なの。私はまるで道化師ね。最初からこうなるように仕組まれていたというわけなのね・・・・・・あっははは・・・・・・バカだわ、私。本当に愛してくれた伯父様を嫌って、唯一の味方を窮地に追い込んでしまったわ」
「最後に自分がバカだったとわかって良かったじゃない? あんたの日頃の行いが良くないせいでこうなったのよ。自業自得よ。ざまぁみろ、だわ! なにが聖女の血を引く高貴な侯爵令嬢よ。英雄の姪というのも癪に障ったわ。あまりにも素晴らしい血筋なのですもの。あんたの母親もユーフェミア様もきっと天国で泣いているでしょうね。全部、あんたのせいだからね」
アナスターシアの前では、いつも穏やかな笑みを浮かべ上品な言葉づかいのローズリンだった。だが、今はすっかり本性を現していたのだった。
654
お気に入りに追加
2,982
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】婚約破棄させた本当の黒幕は?
山葵
恋愛
「お前との婚約は破棄させて貰うっ!!」
「お義姉樣、ごめんなさい。ミアがいけないの…。お義姉様の婚約者と知りながらカイン様を好きになる気持ちが抑えられなくて…ごめんなさい。」
「そう、貴方達…」
「お義姉様は、どうか泣かないで下さい。激怒しているのも分かりますが、怒鳴らないで。こんな所で泣き喚けばお姉様の立場が悪くなりますよ?」
あぁわざわざパーティー会場で婚約破棄したのは、私の立場を貶める為だったのね。
悪いと言いながら、怯えた様に私の元婚約者に縋り付き、カインが見えない様に私を蔑み嘲笑う義妹。
本当に強かな悪女だ。
けれどね、私は貴女の期待通りにならないのよ♪
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】今更そんな事を言われましても…
山葵
恋愛
「お願いだよ。婚約解消は無かった事にしてくれ!」
そんな事を言われましても、もう手続きは終わっていますし、私は貴方に未練など有りません。
寧ろ清々しておりますので、婚約解消の撤回は認められませんわ。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】貴方の後悔など、聞きたくありません。
なか
恋愛
学園に特待生として入学したリディアであったが、平民である彼女は貴族家の者には目障りだった。
追い出すようなイジメを受けていた彼女を救ってくれたのはグレアルフという伯爵家の青年。
優しく、明るいグレアルフは屈託のない笑顔でリディアと接する。
誰にも明かさずに会う内に恋仲となった二人であったが、
リディアは知ってしまう、グレアルフの本性を……。
全てを知り、死を考えた彼女であったが、
とある出会いにより自分の価値を知った時、再び立ち上がる事を選択する。
後悔の言葉など全て無視する決意と共に、生きていく。
公爵家の家族ができました。〜記憶を失くした少女は新たな場所で幸せに過ごす〜
月
ファンタジー
記憶を失くしたフィーは、怪我をして国境沿いの森で倒れていたところをウィスタリア公爵に助けてもらい保護される。
けれど、公爵家の次女フィーリアの大切なワンピースを意図せず着てしまい、双子のアルヴァートとリティシアを傷付けてしまう。
ウィスタリア公爵夫妻には五人の子どもがいたが、次女のフィーリアは病気で亡くなってしまっていたのだ。
大切なワンピースを着てしまったこと、フィーリアの愛称フィーと公爵夫妻から呼ばれたことなどから双子との確執ができてしまった。
子どもたちに受け入れられないまま王都にある本邸へと戻ることになってしまったフィーに、そのこじれた関係のせいでとある出来事が起きてしまう。
素性もわからないフィーに優しくしてくれるウィスタリア公爵夫妻と、心を開き始めた子どもたちにどこか後ろめたい気持ちを抱いてしまう。
それは夢の中で見た、フィーと同じ輝くような金色の髪をした男の子のことが気になっていたからだった。
夢の中で見た、金色の花びらが舞う花畑。
ペンダントの金に彫刻された花と水色の魔石。
自分のことをフィーと呼んだ、夢の中の男の子。
フィーにとって、それらは記憶を取り戻す唯一の手がかりだった。
夢で会った、金色の髪をした男の子との関係。
新たに出会う、友人たち。
再会した、大切な人。
そして成長するにつれ周りで起き始めた不可解なこと。
フィーはどのように公爵家で過ごしていくのか。
★記憶を失くした代わりに前世を思い出した、ちょっとだけ感情豊かな少女が新たな家族の優しさに触れ、信頼できる友人に出会い、助け合い、そして忘れていた大切なものを取り戻そうとするお話です。
※前世の記憶がありますが、転生のお話ではありません。
※一話あたり二千文字前後となります。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】私の事は気にせずに、そのままイチャイチャお続け下さいませ ~私も婚約解消を目指して頑張りますから~
山葵
恋愛
ガルス侯爵家の令嬢である わたくしミモルザには、婚約者がいる。
この国の宰相である父を持つ、リブルート侯爵家嫡男レイライン様。
父同様、優秀…と期待されたが、顔は良いが頭はイマイチだった。
顔が良いから、女性にモテる。
わたくしはと言えば、頭は、まぁ優秀な方になるけれど、顔は中の上位!?
自分に釣り合わないと思っているレイラインは、ミモルザの見ているのを知っていて今日も美しい顔の令嬢とイチャイチャする。
*沢山の方に読んで頂き、ありがとうございます。m(_ _)m
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
愛を知らないアレと呼ばれる私ですが……
ミィタソ
恋愛
伯爵家の次女——エミリア・ミーティアは、優秀な姉のマリーザと比較され、アレと呼ばれて馬鹿にされていた。
ある日のパーティで、両親に連れられて行った先で出会ったのは、アグナバル侯爵家の一人息子レオン。
そこで両親に告げられたのは、婚約という衝撃の二文字だった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】姉の婚約者を奪った私は悪女と呼ばれています
春野オカリナ
恋愛
エミリー・ブラウンは、姉の婚約者だった。アルフレッド・スタンレー伯爵子息と結婚した。
社交界では、彼女は「姉の婚約者を奪った悪女」と呼ばれていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる