レトロな事件簿

八雲 銀次郎

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人物紹介

百乃季編

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 湯屋 百乃季
  創業から100年を超える、老舗旅館。山の中に位置しており、春夏秋冬、景色を楽しめる。
   増改築を繰り返し、今では、エントランスや大広間などがある、全5フロアの『本館』。
   和を基調とした、客室が100部屋以上設けられた、『東館』。
   ビジネスホテルの様な、こぢんまりとした、客室がある『西館』。
   山の景色を、楽しめる、家族連れを対象にした、大部屋が、多数設けられている、全8階建ての『南館』。
   そして、今は、スタッフのみが利用している、旧館・『西館』。
 以上、5つの棟からなる、かなり大型な、旅館。
 更に、同じ山内にある、民宿や、キャンプ場、ペンションなども、百乃季の傘下である為、山一つ分が、『百乃季』といっても過言ではない。


  鈴木有美(すずきゆうみ)
   麻由美の実の母親。百乃季の5代目女将。香織にとっても、実の母親の様な存在。
   女将といっても、百乃季グループ全ての経営を担っている訳では無く、あくまでも、湯屋『百乃季』の女将である。
   麻由美に負けず劣らずの、運動能力と、身体能力を持っている。そのため、趣味は、スノーボードと、かなりアクティブな一面も持っている。
   好きな飲み物は、日本酒。


  立花光(たちばなひかり)
   百乃季の調理場で、焼き料理を担当している女性スタッフ。客前に出てくることは、殆どないが、宴会などがあると、偶に客前に出ることがある。
   かなりフレンドリーな性格で、喋り方も、現代っ子と何ら変わらない。また、同じ単語を、二度繰り返して話す癖がある。
   香織と似た様な過去を持っており、彼女と何かと馬が合う事が多い。
   好きな飲み物は、カフェ・オ・レ。


  広瀬信夫(ひろせのぶお)
   百乃季の料理長。年齢は32歳ではあるが、類稀なる才能と技術で、和の鉄人とまで言われた、人物。『川柳』の金宮とは、元は、師弟関係。
   歳は香織たちと近いこともあり、話が合う事も多い。
   得意な料理は、火を使う料理全般。


  神田咲子(かんださきこ)
   百乃季の清掃員。香織が、高校生時代の時の、指導係。元気があり、彼女が仕事をすると、活気があふれる。そのため、現場では、ムードメーカー的な存在でもある。
   実は、まだ小学生の息子が、二人居る。


  三枝美穂(さえぐさみほ)
   百乃季のフロント係の女性。ひょんなことから、香織を、実の妹の様に可愛がっているのだが、それが行き過ぎるあまり、かなり過保護気味だと、周りからは、思われている。
   香織もできれば、少し距離を置きたい人物である。


  秋葉麗子(女性スタッフ/麗子さん)
   百乃季中居の一人。西館の5階に住み込みで働いて居る。接客スキルは、館内トップクラスで、彼女に会いに来る常連客も少なくない。
 ただ、中高女子校一貫と、男性経験が少ないのが、彼女のコンプレックスである。缶ビールは好きだが、酔いやすいため、酔うと面倒くさい…。
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