レトロな事件簿

人物紹介

サマーダイニング編・主要人物

　　金宮誠治（かねみやせいじ）
　　　海岸沿いにある、温泉旅館『川柳（かわやなぎ）』の料理長。何かと、れとろ（主に古川）をライバル視しており、勝負事では、何かと突っかかってくる。だが、義理人情に厚く、卑怯なことは嫌うため、いつも、真っ向勝負に出る。
口調や態度は、かなり横柄だが、料理の腕は、弟子を何人も排出する程の、実力者。得意な料理は、元漁師なだけあって、魚料理。


　清水美波（しみずみなみ）
　　京都に本店を置く、『公清堂（こうせいどう）』の若女将。別名、“和菓子の女王”カステラを始め、様々な、“生菓子”を取り扱う。しるこや、あんみつなど、掛物を中心に取り扱う、甘王とは、正反対のスタイル。
最近は、“半生”の甘納豆にも手を出し始めたらしい。
　　　また、香織の近縁の親戚ということもあり、サマーダイニング以降、何かと、連絡を取り合ったりしている。余談だが、絵が上手い。
　　　得意な料理は、和菓子全般。緑茶より、麦茶派。


　　山本広志（やまもとひろし）
　　　広島風お好み焼き屋『十八番（てっぱん）屋』店主。熱血で、裏表のない、純粋な性格。その割には、影が薄く、ライバル視していたはずの、月島にすら、名前を忘れられる…。
　　　料理の腕は、申し分なく、焼き物や鉄板料理で言えば、彼の右に出るものは、居ないと言われている。（里奈さん談）
　　　得意な料理は、鉄板、焼き物系。出身は、神戸。


　　新庄明音（しんじょうあかね）
　　　れとろ（レトロ）や、近隣の飲食店に、食材や飲料材料を配達してくれる、“クォーターロジスティクス”の正社員。早朝や、朝一で、新鮮な食材や、材料を、駅前周辺の、飲食店に、配達している。愛車の名前は、『ワイルド』。
　　　身長は、153センチと小柄ながらも、元は、プロに選抜される実力を持った、バレーボール選手であり、真由美が憧れていた人である。
　　　低身長故、彩と何かと意気投合することが多い…。
　　　好きな料理は、辛い物、貝類。苦手な食べ物は、酒類。（父親を思い出すから…。）
　

　　鈴木真由美（すずきまゆみ）
　　　元バレーボール部キャプテン。実力と身体能力は、プロ顔負け。だが、同年代の娘に嫉妬された挙句、事故を起こされ、利き腕を負傷。それ以来、バレーを辞めた。
　　　憧れていた、新庄とともに、サマーダイニングの試合に出場し、その真価を発揮する。


　　浅沼颯（あさぬまはやと）
　　　香織が小学生の頃からの、幼馴染。小学生の頃は、彼女の妹や、その取り巻きと結託し、彼女のことを、虐げてきた。
　　　それは、中学に上がって、少しは、落ち着いたものの、それでも、度の過ぎた、“揶揄い”や“冗談”は、止まなかった…。
　　　そのお陰で、今でも、声や、姿を見るだけで、香織が怯えてしまう程の存在。本人も、それを認識しており、面白がる様に、彼女に、執拗に、絡む。