レトロな事件簿

八雲 銀次郎

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人物紹介

れとろ店員

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れとろ/レトロ
 日中は珈琲喫茶『れとろ』という、喫茶店を営業。色んなコーヒーはもちろん、コーヒーゼリーやフルーツサンドなどの軽食も充実している。期間限定のメニューも存在する。
 夜は洋酒場『レトロ』という、バーに変わる。カクテルだけでなく、ビールや日本酒も飲める時もある。看板メニューはアイリッシュ・コーヒー。

宮本香織(みやもとかおり)
 この物語の主人公。コーヒーが好きな女子大生。
 珈琲喫茶『れとろ』と洋酒場にてバイト中。時間割等の事情で、『れとろ』の方をメインに勤務中。
 
九条哲也(くじょうてつや)
 洋酒場『レトロ』の店主。香織と同じ大学の四年生。やや、フレンドリーな性格。
 首から、指輪状のリングをネックレスとして下げている。
 隔離性同一障害(多重人格障害)の十ある人格の内の一人。基本は彼が体を支配する。

 一条春樹(いちじょうはるき)
  隔離性同一障害の十の人格の内の一人。
  思考力、洞察力、観察力等が他の人格に比べ、非常に高い。そのため、事件や推理するときは、彼が担当する。
  性格は冷静で、目つきが悪い。(香織談)

 船瀬幸一(ふなせこういち)
  隔離性同一障害の十の人格の内の一人。
  自称『グルメ担当』。何か飲食するときだけでなく、コーヒーを淹れるときや料理するときも彼が担当。
  コーヒーを淹れる腕は、古川マスターにも負けず劣らず。
  性格は、前者二名よりは紳士的で言葉遣いも丁寧。(香織談)

 柳京一(やなぎけいいち)
  隔離性同一障害の十の人格の内の一人。
  音楽好きの人格で、その類の知識は秀でている。
  また、ピアノだけでなく、様々な楽器も演奏できる。
  しかし、前者三名とは違い、普段使わない筋肉を無理に使ってしまうため、一五分ほどしか、活動できない。
  性格は、十の人格の中で一番紳士的。(古川談)
 
古川幸三(ふるかわこうぞう)/古川マスター
 珈琲喫茶『れとろ』の店主。白髪交じりで、オールバックの老紳士。
 バリスタになったのは、二十年も前らしく、全盛期はヨーロッパのバリスタ大会で、二度優勝している。
 
今井真香(いまいまどか)
 アパレルショップ『クラウン』の社長。本社が『れとろ』の近くにあるため、休憩として、よく来店する。
 また、れとろの制服も彼女が提供している。かわいい物好きで、最近は、猫のシリーズ系のキーホルダーを集めているらしい。レトロの隠れ店員の一人。
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