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番外編
【IF】シエテルート2nd 3-b-2
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「あれ?にーに?なんで?かえってきてくれたの?」
「ああ……」
「ふふふ。うれしい……、にーにずっといっしょ、いて?」
「無理だ。俺は、もう少ししたら帰るよ……」
「やだ、やだよ……。いかないで、どこにもいかないで……」
「…………」
「やっぱり……、わたしのこと、きらいになったの?だから?」
「違うよ……。俺が悪いんだ」
シエテがそう言うと、シーナは緩く首を横に振って否定した。
「ちがうよ……。わたしがわるいこなのがいけないの……。わたしが…………、だから……」
「違うよ、シーナは悪くないよ。俺が悪いんだ。俺が、お前のこと好きになってしまったから……」
「うそ、にーには、そんなこといわない。これはゆめ?つごうのいいゆめ?だったら、すなおになってもいい?」
「ん?」
「あのね……、わたし、にーにのことがすきなの……。でもいもうとなのに、へんでしょ?きもちわるい?わたし、わるいこ……。でも、ゆめなら、ゆるしてくれるよね?」
そう言って、シーナはベッドの直ぐ側に跪くような体勢でいたシエテに抱きついていた。
そして、シエテにぎゅっと抱きついた状態で言ったのだ。
「だいすき、すき、すきすき!すきなの……、シエテ……すき……」
シーナからの思いも寄らない告白に、シエテはこれは夢なのかと自分の頬をつねっていた。
しかし、力強くつねった頬はシエテに痛みを感じさせた。
(夢ではない……。では、どうして?)
シエテが、そんな事を考えているとシーナがシエテの頬を優しく撫でてからちゅっと口付けていた。
「どうして、ほっぺたつねったの?いたいのいたいのとんでいけ~」
そう言って、もう一度優しくシエテの頬に口付けていた。
混乱したシエテは、シーナにされるがままになっていた。
シーナは、シエテに抱きつきながら夢にしてはリアルな感触に徐々にこれは夢ではないと気が付き始めたのだ。
そして、夢心地から一転、これは夢ではなく現実なのだと理解した瞬間、シエテから離れてベッドに潜り込んでいた。
(えっ?えっ?夢じゃない!!私……、とうとう言ってしまった!!どうしよう、どうしよう……、にーにに嫌われちゃう!!)
夢ではなく現実だと気が付いたシーナは、蓑虫状態で混乱していたが、それとは反対にシエテは落ち着きを取り戻していた。
蓑虫状態のシーナにそっと触れて、できるだけ優しく囁いた。
「シーナ、俺もお前が好きだよ。妹じゃなくて、一人の女の子として好きだよ。でも、シーナは俺のこと兄だと思って慕ってくれていると思ったから……。だから、距離を置くために家を出たんだ。近くにいれば、シーナのこと好きすぎて、シーナのこと困らせると思ったから。でも、シーナも俺のこと好きでいてくれたんだね。凄く嬉しい」
シエテの言葉を聞いたシーナは、顔だけ出した状態でシエテの言葉を否定した。
「嘘、にーには、優しいから私に合わせてくれてるんだよね?だって、私達兄妹なんだよ?」
シーナの言葉を聞いたシエテは、まず誤解を解くことが先決だと考えた。
「シーナは、小さかったから覚えていないみたいだけと、俺は養子なんだ」
「えっ?」
「シーナが4つの時に、この家に引き取られたんだよ。だから、俺達は血の繋がりはないんだよ」
シエテがそう言うと、シーナはベッドから飛び出してシエテにしがみついて聞いてきた。
「それじゃ、にーにを好きでいてもいいの?」
「うん。俺も、シーナを好きでいてもいい?」
「うん!!にーに、大好き!!」
こうして、想いを伝えあって両思いだと知った二人だったが、シエテはケジメは必要だと考えて、シーナの瞳を見て真剣な表情で言った。
「シーナ、義父さんと義母さんに言おう」
シエテの言葉を聞いたシーナは、覚悟を決めたという表情で頷いた。
二人は、両親が戻るのをリビングで待った。二人は、日が暮れる前に帰宅した。
帰宅した両親をリビングのソファーに座らせてから、シエテは真剣な顔で言った。
「義父さん、義母さん……。俺、シーナが好きなんだ。お嬢さんとのお付き合いを許して下さい」
そう言って、頭を下げるシエテの隣で、シーナも同じ様に頭を下げていた。
両親は、そんな二人を見てクスクスと笑いだしていた。
「くすくす、なんだ、ようやくか……」
「あらあら、私はもう少しかかると思ったんだけどなぁ」
「いやいや、俺は二人が好きあってるのに、くっつかないもんでヤキモキしたぞ」
「う~ん。そうねぇ~。でも、シーナが鈍感だから、気持ちが通じ合って本当に良かったわ~」
まさかの両親の言葉に、シエテとシーナは呆気にとられていた。
そんな二人を見た両親は面白そうに話を続けた。
「これで、ようやく親友との約束が果たせそうだ」
「そうねぇ~」
両親曰く、シーナが1歳の時にシエテを連れて一度だけ、親友夫妻が遊びに来たことがあるそうだ。
その時に、それぞれの両親がそれとなく言ったのだ。
「将来、この子達が結婚したら嬉しいんだけどなぁ」
「うんうん。それいいね!」
「いつか、この子達が恋に落ちて結婚して……。うん、素敵ね」
「そうしたら、私達親戚ね」
「「「おおお!」」」
そんなやり取りをしていたと、楽しそうに両親はシエテとシーナに語ったのだ。
こうして、両親からの許可も得たシエテとシーナは、晴れて恋人同士となったのだ。
しかし、義父からシエテにきちんと釘は刺されたのだった。
「ところで、シエテ?結婚するまで、手を繋ぐことは許すが、それ以上は駄目だぞ?」
その時の義父の目はマジだったと、シエテは後に語ったとかなんとか。
それから、シーナが15歳になるのと同時に二人は結婚して、シエテの家に二人で暮らすようになった。
シエテは、騎士団一の愛妻家として知られ、二人は街一番のラブラブ夫婦として周囲に砂糖を振りまきながら、末永く幸せに暮らしたのだった。
【IF】シエテルート2nd HAPPYEND 完
「ああ……」
「ふふふ。うれしい……、にーにずっといっしょ、いて?」
「無理だ。俺は、もう少ししたら帰るよ……」
「やだ、やだよ……。いかないで、どこにもいかないで……」
「…………」
「やっぱり……、わたしのこと、きらいになったの?だから?」
「違うよ……。俺が悪いんだ」
シエテがそう言うと、シーナは緩く首を横に振って否定した。
「ちがうよ……。わたしがわるいこなのがいけないの……。わたしが…………、だから……」
「違うよ、シーナは悪くないよ。俺が悪いんだ。俺が、お前のこと好きになってしまったから……」
「うそ、にーには、そんなこといわない。これはゆめ?つごうのいいゆめ?だったら、すなおになってもいい?」
「ん?」
「あのね……、わたし、にーにのことがすきなの……。でもいもうとなのに、へんでしょ?きもちわるい?わたし、わるいこ……。でも、ゆめなら、ゆるしてくれるよね?」
そう言って、シーナはベッドの直ぐ側に跪くような体勢でいたシエテに抱きついていた。
そして、シエテにぎゅっと抱きついた状態で言ったのだ。
「だいすき、すき、すきすき!すきなの……、シエテ……すき……」
シーナからの思いも寄らない告白に、シエテはこれは夢なのかと自分の頬をつねっていた。
しかし、力強くつねった頬はシエテに痛みを感じさせた。
(夢ではない……。では、どうして?)
シエテが、そんな事を考えているとシーナがシエテの頬を優しく撫でてからちゅっと口付けていた。
「どうして、ほっぺたつねったの?いたいのいたいのとんでいけ~」
そう言って、もう一度優しくシエテの頬に口付けていた。
混乱したシエテは、シーナにされるがままになっていた。
シーナは、シエテに抱きつきながら夢にしてはリアルな感触に徐々にこれは夢ではないと気が付き始めたのだ。
そして、夢心地から一転、これは夢ではなく現実なのだと理解した瞬間、シエテから離れてベッドに潜り込んでいた。
(えっ?えっ?夢じゃない!!私……、とうとう言ってしまった!!どうしよう、どうしよう……、にーにに嫌われちゃう!!)
夢ではなく現実だと気が付いたシーナは、蓑虫状態で混乱していたが、それとは反対にシエテは落ち着きを取り戻していた。
蓑虫状態のシーナにそっと触れて、できるだけ優しく囁いた。
「シーナ、俺もお前が好きだよ。妹じゃなくて、一人の女の子として好きだよ。でも、シーナは俺のこと兄だと思って慕ってくれていると思ったから……。だから、距離を置くために家を出たんだ。近くにいれば、シーナのこと好きすぎて、シーナのこと困らせると思ったから。でも、シーナも俺のこと好きでいてくれたんだね。凄く嬉しい」
シエテの言葉を聞いたシーナは、顔だけ出した状態でシエテの言葉を否定した。
「嘘、にーには、優しいから私に合わせてくれてるんだよね?だって、私達兄妹なんだよ?」
シーナの言葉を聞いたシエテは、まず誤解を解くことが先決だと考えた。
「シーナは、小さかったから覚えていないみたいだけと、俺は養子なんだ」
「えっ?」
「シーナが4つの時に、この家に引き取られたんだよ。だから、俺達は血の繋がりはないんだよ」
シエテがそう言うと、シーナはベッドから飛び出してシエテにしがみついて聞いてきた。
「それじゃ、にーにを好きでいてもいいの?」
「うん。俺も、シーナを好きでいてもいい?」
「うん!!にーに、大好き!!」
こうして、想いを伝えあって両思いだと知った二人だったが、シエテはケジメは必要だと考えて、シーナの瞳を見て真剣な表情で言った。
「シーナ、義父さんと義母さんに言おう」
シエテの言葉を聞いたシーナは、覚悟を決めたという表情で頷いた。
二人は、両親が戻るのをリビングで待った。二人は、日が暮れる前に帰宅した。
帰宅した両親をリビングのソファーに座らせてから、シエテは真剣な顔で言った。
「義父さん、義母さん……。俺、シーナが好きなんだ。お嬢さんとのお付き合いを許して下さい」
そう言って、頭を下げるシエテの隣で、シーナも同じ様に頭を下げていた。
両親は、そんな二人を見てクスクスと笑いだしていた。
「くすくす、なんだ、ようやくか……」
「あらあら、私はもう少しかかると思ったんだけどなぁ」
「いやいや、俺は二人が好きあってるのに、くっつかないもんでヤキモキしたぞ」
「う~ん。そうねぇ~。でも、シーナが鈍感だから、気持ちが通じ合って本当に良かったわ~」
まさかの両親の言葉に、シエテとシーナは呆気にとられていた。
そんな二人を見た両親は面白そうに話を続けた。
「これで、ようやく親友との約束が果たせそうだ」
「そうねぇ~」
両親曰く、シーナが1歳の時にシエテを連れて一度だけ、親友夫妻が遊びに来たことがあるそうだ。
その時に、それぞれの両親がそれとなく言ったのだ。
「将来、この子達が結婚したら嬉しいんだけどなぁ」
「うんうん。それいいね!」
「いつか、この子達が恋に落ちて結婚して……。うん、素敵ね」
「そうしたら、私達親戚ね」
「「「おおお!」」」
そんなやり取りをしていたと、楽しそうに両親はシエテとシーナに語ったのだ。
こうして、両親からの許可も得たシエテとシーナは、晴れて恋人同士となったのだ。
しかし、義父からシエテにきちんと釘は刺されたのだった。
「ところで、シエテ?結婚するまで、手を繋ぐことは許すが、それ以上は駄目だぞ?」
その時の義父の目はマジだったと、シエテは後に語ったとかなんとか。
それから、シーナが15歳になるのと同時に二人は結婚して、シエテの家に二人で暮らすようになった。
シエテは、騎士団一の愛妻家として知られ、二人は街一番のラブラブ夫婦として周囲に砂糖を振りまきながら、末永く幸せに暮らしたのだった。
【IF】シエテルート2nd HAPPYEND 完
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