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第三十話 気持ちいいこと

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 小さな灯りが一つあるだけの薄暗い寝室で生まれたままの姿になったアズサの胸の飾りを美味しそうに舐めるウルシュカームの姿があった。
 片方の飾りは、ウルシュカームの舌で丹念に舐められてぷっくりと腫れていた。
 時折強く吸っては、震える先端を優しく甘噛みをする。
 その度にアズサは、内腿を擦り合わせていたが、ウルシュカームは、アズサ自身に触ろうとはせずに、可愛らしく立ち上がった乳首だけを弄んだ。
 もう片方の飾りは、指で摘まんだり捏ねたりしながら、優しく可愛がっていた。
 アズサは、胸の飾りを弄られただけで、自身の股間のモノが勃ち上がっていくのが次第に恥ずかしくなっていた。
 
「やぁ……、胸ばっかり……。やだぁ」

 そう言って、瞳を潤ませるアズサの額に優しいキスをしたウルシュカームは、優しく、そして意地悪に言ったのだ。
 
「ん?どうしたの?俺は、アズに気持ちよくなってもらいたいだけだよ?体中トロトロにして、痛い思いなんてさせないように、しっかり準備したいだけなんだよ?なにがダメなの?言ってくれないと分からないよ?」

 アズサ自身、何をどうしたいのかは明確にはよく分かっていなかったが、今の気持ちよくてもどかしい快楽をどうにかしたかったのだが、それをうまく口に出すことが出来ないでいた。
 そんなアズサのもどかしい思いを知っていたはずのウルシュカームだったが、アズサの口から漏れる、甘い喘ぎを聞いていると、ついつい意地悪な思いが沸き起こってしまっていたのだ。
 だからなのか、わざといやらしいことを言わせたいという考えが頭を過ってしまったのだ。
 
「ねぇ、俺は、ただアズに気持ちよくなって欲しいだけなんだよ?アズサは、俺にどうされたいの?言ってくれないと分からないよ?」

 アズサは、自分の乳首を吸いながらそう言うウルシュカームの言葉に何も言えずに、ただいやいやと頭を振るのが精一杯だった。
 しかし、そんなアズサをウルシュカームが許すはずもなく、口に含んだ乳首を舌で強く捏ねて、もう片方の乳首を強く摘まんだのだ。
 
 与えられる快楽の波に、何も考えられなくなってしまったアズサの潤んだ瞳から、一筋の涙が零れ落ちるのと同時に、アズサは一際大きな喘ぎ声を上げてしまっていた。
 
「やっ、やぁぁ!!はぁ、はぁ、だめぇ、そこ……。そんなにしたらだめぇ……」

 そう言って、堪らず股間のモノをウルシュカームシャツ越しの腹に擦り付けていた。
 それを見たウルシュカームは、にっこりと微笑んで、アズサの勃ち上がった小さな陰茎に視線を向けて言ったのだ。
 
「アズ?俺の腹に擦りつけて……。ねぇ、アズサのちんちん、いやらしいカウパーで濡れちゃってるね?ふふ、ねぇ、アズサはどうされたいの?」

 そう言って、指先で陰茎の先端をそっとノックするように触れたのだ。
 アズサは堪らずに、ぐちゃぐちゃで整理の付いていない言葉を並べ立てていた。
 
「シュカ、触って……。俺の、いつもみたいに触ってよ……。擦って、弄って……」

「くすくす。何を触って欲しいの?ねぇ、言ってよ。どうされたいの?」

「俺の、ちんちん触って、扱いてぇ……。胸だけじゃいやだよ……。ちんちんも触ってよ」

「うん。アズサのちんちん、気持ちよくしてあげるね」

 そう言ったウルシュカームは、小さく震えるアズサの陰茎を優しく包み込むように触れてから、快楽を誘うように強弱をつけて扱き出していた。
 
「やぁ、気持ちいよぉ……。シュカにちんちん触られると、気持ちよくて、ちんちん溶けちゃうよぉ……」

 あまりもに可愛いアズサの反応に、股間のモノが爆発しそうになったウルシュカームだったが、何とか耐えていたが、もっとアズサを乱れさせたくて、いまにも射精しそうになっている、アズサの竿を口に含んで舌で執拗に攻め立てた後に、先端の窪みを舌先で刺激してから、強く吸ったのだ。
 アズサは堪らず、腰を震わせてウルシュカームの口内に射精していた。
 
「やっ、やぁぁん!!だ、だめぇ……。はぁはぁ、んぅ……」

 甘い喘ぎ声を聞きながら、アズサの精を全て飲み込んだウルシュカームは、射精感で弛緩していたアズサの小さな尻たぶを緩く撫でながら、後ろの蕾に触れていた。
 
 それに気が付いたアズサは身を固くしてから、最後の抵抗とばかりに弱弱しく言っていた。
 
「シュカ……。そこは……、汚いよ……。それに怖いよぉ」

「うん。でもごめん。絶対にアズサに痛い思いはさせないから。俺を信じて?ね、お願い」

「シュカ……。はぁ、分かった。でも、少しでも痛かったら……」

「うん。少しでも痛かったら言って。残念だけど、その時はそこまでにする。だけど、きちんと準備すれば、気持ちいいだけで、痛みなんで感じないから」

「うん……。シュカを信じる」

「ありがとう。アズ、大好き」

 そう言ったウルシュカームは、アズサに触れるだけのキスをした。そして、アイテムボックスからチョコレートの香りの潤滑油を取り出して両手で温めた後に、アズサの後孔にそっと触れたのだ。
 アズサは、大好きなチョコレートの香りに緊張していた表情を緩めて小さく鼻を動かしていた。
 
「チョコレートの匂いだ。いい匂い……」

「アズが好きそうだと思って、ほらいい香りでしょ?」

「うん……」

 
 大好きな匂いによって、体から力を抜いていたアズサに、ほっと安堵の息を吐いたウルシュカームは、アズサの蕾にそっと触れた。
 最初は、潤滑油を馴染ませるように襞を丁寧に撫でて、十分に入り口に潤滑油が馴染んだところでゆっくりと少しづつ指を入れて行ったのだ。
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