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第一部
第三話 媚薬と魔術
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その日、魔導士協会で開かれた会議の内容は、ノルンには面白いと思える内容だった。
普段は、会議と言いつつもノルンが研究した魔術について講義するようなものだったのだ。
しかし、その日は若い魔導士が、新しい試みとしてエッチを楽しむ魔術なるものを研究したと言い出したのだ。
これまで、媚薬と呼ばれる薬はあったが、それを魔術に込めるなど考えたことがなかったノルンは、よく考えればおバカな魔術ではあったが、それを面白く感じたのだ。
さらに言うと、提出された術式は、とてもよくできていたのだ。
魔術式は、元々あった精神系のものと身体系のものをうまく応用して、脳内に媚薬と同じような成分を感じさせ、それを感じたと同時に、感覚強化をすることで、媚薬以上の効果を発揮すると言うものだった。
しかし、良くは出来ていたが、失敗作だとノルンはすぐに感じていた。
それは、媚薬に比べてコストが大きすぎたのだ。
複雑な魔術式を組むよりも、媚薬を飲んだ方が手っ取り早いと感じたのだ。
それを考案した魔導士に言うと、がっくりと肩を落として言うのだ。
「ですよね……。でも、恋人、なかなかえっちしてくれなくて……。でも、媚薬も試したんですが、なんか警戒されてしまっていて飲んでくれないんですよ……。だから、だから!! 反則だろうと、俺は恋人とエッチするためにこの魔術式を完成させたいんです!!」
その場にいた魔導士たちは全員がその若い魔導士の熱弁に呆気に取られることとなったのだ。
それでも、夜の営みが無くなりつつあった中年の魔導士たちは、その話に食いついてしまったのだ。
それから、くだらないはずの魔術式の討論は大いに盛り上がったのだ。
内容はともかく、自分から見て、若い魔導士たちの討論に燃える姿にノルンは微笑みを深めたのだ。
その中でも、ノルン自身、いままで考えつかなかったアイデアも飛び交い、とても有意義な時間を過ごしていたが、聞いているだけで済まされることなどあり得なかったのだ。
魔道の道を極めたと言ってもいい存在のノルンに、魔導士たちは意見を求めるのだ。
ノルンは、ニコニコとしながらも自分の意見を述べるのだ。
「ノルン様……。実は……俺の恋人って、男なんですけど、どうにかしてあそこを濡らしたりとかって、魔術式に組み込めませんか?」
「ぶふぅーーー!!」
お茶を飲みながら、それまで軽快に質問に答えていたノルンだったが、その質問には、飲んでいたお茶を噴き出していた。
ローブの袖で口元を拭ったノルンは、質問の内容に頬を赤くする。
それを見た、魔導士たちは、老人モードのノルンに何故か胸がきゅんとして首を傾げるのだ。
「す、すまない。突然の質問で驚いた……。あぁ……」
詫びの言葉を口にしつつ、ノルンは過去の出来事に思いを馳せる。
昔、スレイに飲まされた媚薬を飲んで大変なことになったあの時のことをだ。
◆◆◆◆◆◇◇◇◇◇◆◆◆◆◆
スレイは、ノルンに「美味い酒が手に入ったから、一緒に飲もう」と誘ってきたのだ。
酒にそれほど強くないノルンだったが、飲むのは好きだったのだ。
だから、スレイの誘いに乗ったのだ。
しかし、結果から言うとその酒は、媚薬効果のある酒だったのだ。
一口舐めただけで、ノルンは体が熱くなっていった。
スレイは、トロトロになっているノルンの蕾を洗浄魔術で綺麗にしてから、指で優しく媚肉を解すのだ。
その時、スレイは指先でノルンのしっとりとしてきた蕾の中で何かを描くように動かしてのだ。
いつしか、指を抜き差しされると、ノルンの蕾からは、にゅちゅ、ぬちゅっと水音がするようになっていったのだ。
ノルンは、気持ちが高まるほどに後ろの蕾が潤んでいくのを知って、動揺する。
「スレイ? ちょっと待って……。っあん。な、なにをしたの? なんかお尻の奥が凄く……」
そこで言葉を噤んだノルンだったが、スレイは構わずにその言葉の続きを言い当てたのだ。
「お尻の奥、すごく気持ちいいでしょう? ふふん。実は、里を出ていた間に、俺が見つけたオリジナルの魔術なんだ。ノルンのナカでちょっとした印を描いただけなんだけど」
「印?」
「うん。まぁ、略式の魔術式みたいなものだと思ってくれ。それで、その印は、高揚すると奥から媚薬に似た成分を生成するんだ。だから……」
そう言ったスレイは、指を一気に抜いて、寂しそうにヒクヒクとしているノルンの蕾に猛りきった肉棒を一気に突き入れたのだ。
ノルンは、一気に押し寄せてくる快楽の波に喉を逸らして喘いでいた。
「アあぁん!! はあぁ、はあぁ……、あぁっあっ!!」
「っ! 気持ちいなぁ。ノルン、お酒はすぐに酔っちゃって、媚薬の効果全然期待できなかったけど、これなら!」
そう言って、ずんと最奥をスレイは擦るように突きあげたのだ。
ノルンは、興奮すればするほど、奥から媚薬成分が沸き上がり、意識がなくなるまでスレイに愛されることとなったのだ。
普段は、会議と言いつつもノルンが研究した魔術について講義するようなものだったのだ。
しかし、その日は若い魔導士が、新しい試みとしてエッチを楽しむ魔術なるものを研究したと言い出したのだ。
これまで、媚薬と呼ばれる薬はあったが、それを魔術に込めるなど考えたことがなかったノルンは、よく考えればおバカな魔術ではあったが、それを面白く感じたのだ。
さらに言うと、提出された術式は、とてもよくできていたのだ。
魔術式は、元々あった精神系のものと身体系のものをうまく応用して、脳内に媚薬と同じような成分を感じさせ、それを感じたと同時に、感覚強化をすることで、媚薬以上の効果を発揮すると言うものだった。
しかし、良くは出来ていたが、失敗作だとノルンはすぐに感じていた。
それは、媚薬に比べてコストが大きすぎたのだ。
複雑な魔術式を組むよりも、媚薬を飲んだ方が手っ取り早いと感じたのだ。
それを考案した魔導士に言うと、がっくりと肩を落として言うのだ。
「ですよね……。でも、恋人、なかなかえっちしてくれなくて……。でも、媚薬も試したんですが、なんか警戒されてしまっていて飲んでくれないんですよ……。だから、だから!! 反則だろうと、俺は恋人とエッチするためにこの魔術式を完成させたいんです!!」
その場にいた魔導士たちは全員がその若い魔導士の熱弁に呆気に取られることとなったのだ。
それでも、夜の営みが無くなりつつあった中年の魔導士たちは、その話に食いついてしまったのだ。
それから、くだらないはずの魔術式の討論は大いに盛り上がったのだ。
内容はともかく、自分から見て、若い魔導士たちの討論に燃える姿にノルンは微笑みを深めたのだ。
その中でも、ノルン自身、いままで考えつかなかったアイデアも飛び交い、とても有意義な時間を過ごしていたが、聞いているだけで済まされることなどあり得なかったのだ。
魔道の道を極めたと言ってもいい存在のノルンに、魔導士たちは意見を求めるのだ。
ノルンは、ニコニコとしながらも自分の意見を述べるのだ。
「ノルン様……。実は……俺の恋人って、男なんですけど、どうにかしてあそこを濡らしたりとかって、魔術式に組み込めませんか?」
「ぶふぅーーー!!」
お茶を飲みながら、それまで軽快に質問に答えていたノルンだったが、その質問には、飲んでいたお茶を噴き出していた。
ローブの袖で口元を拭ったノルンは、質問の内容に頬を赤くする。
それを見た、魔導士たちは、老人モードのノルンに何故か胸がきゅんとして首を傾げるのだ。
「す、すまない。突然の質問で驚いた……。あぁ……」
詫びの言葉を口にしつつ、ノルンは過去の出来事に思いを馳せる。
昔、スレイに飲まされた媚薬を飲んで大変なことになったあの時のことをだ。
◆◆◆◆◆◇◇◇◇◇◆◆◆◆◆
スレイは、ノルンに「美味い酒が手に入ったから、一緒に飲もう」と誘ってきたのだ。
酒にそれほど強くないノルンだったが、飲むのは好きだったのだ。
だから、スレイの誘いに乗ったのだ。
しかし、結果から言うとその酒は、媚薬効果のある酒だったのだ。
一口舐めただけで、ノルンは体が熱くなっていった。
スレイは、トロトロになっているノルンの蕾を洗浄魔術で綺麗にしてから、指で優しく媚肉を解すのだ。
その時、スレイは指先でノルンのしっとりとしてきた蕾の中で何かを描くように動かしてのだ。
いつしか、指を抜き差しされると、ノルンの蕾からは、にゅちゅ、ぬちゅっと水音がするようになっていったのだ。
ノルンは、気持ちが高まるほどに後ろの蕾が潤んでいくのを知って、動揺する。
「スレイ? ちょっと待って……。っあん。な、なにをしたの? なんかお尻の奥が凄く……」
そこで言葉を噤んだノルンだったが、スレイは構わずにその言葉の続きを言い当てたのだ。
「お尻の奥、すごく気持ちいいでしょう? ふふん。実は、里を出ていた間に、俺が見つけたオリジナルの魔術なんだ。ノルンのナカでちょっとした印を描いただけなんだけど」
「印?」
「うん。まぁ、略式の魔術式みたいなものだと思ってくれ。それで、その印は、高揚すると奥から媚薬に似た成分を生成するんだ。だから……」
そう言ったスレイは、指を一気に抜いて、寂しそうにヒクヒクとしているノルンの蕾に猛りきった肉棒を一気に突き入れたのだ。
ノルンは、一気に押し寄せてくる快楽の波に喉を逸らして喘いでいた。
「アあぁん!! はあぁ、はあぁ……、あぁっあっ!!」
「っ! 気持ちいなぁ。ノルン、お酒はすぐに酔っちゃって、媚薬の効果全然期待できなかったけど、これなら!」
そう言って、ずんと最奥をスレイは擦るように突きあげたのだ。
ノルンは、興奮すればするほど、奥から媚薬成分が沸き上がり、意識がなくなるまでスレイに愛されることとなったのだ。
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