38 / 71
第一部
第38話 その後
しおりを挟む
その後、実は第二王子様ときちんと挨拶をしていなかったことに気がついた私は、慌てて挨拶をすることになった。
「すみません。ご挨拶が遅れました。私は、清水小春といいます。ご存じかとは思いますが、異世界から召喚されてきたものです。この世界では錬金術師の職業を得たのでここで、お店を開いています。」
「おっと、俺も改めてするわ。東堂駆、同じく召喚れてきた」
「ありがとうございます。私は、この国の第二王子で、アルトリア・ステイルです。実は、皆さんが召喚された時、この世界の説明をさせていただいたのが私です」
あの時の、ローブの人か!
「本当は、私も名乗りたかったのですが、兄に止められていたので、こっそり正教会の者にまぎれてあの場所にいたのです」
そう言って、王子様は説明してくれた。
ジョエルさんは、メリッサさんが来た時にシュークリームの世界から帰ってきたのですが、その後またシュークリームの世界にトリップしてしまい、結局ガルドさんが報告にここに戻ってくるまで長いティータイムとなったのです。
その間私は、メリッサさんのお願いで、美味しいご飯の作り方のレクチャーをしていました。結婚するまで、家事をしていなかったのは、準聖女だったから、家事をする必要がなかったそうで、結婚して苦労していると話してくれた。
ガルドさんが、他の狂信者達を確保したから説明をして欲しいとメリッサさんにお願いしたところ、またしてもガルドさんに脅えながらもファニスさんと一緒にガルドさんに続いてい去って行きました。
でも、メリッサさんはどうしてあんなに、ガルドさんのことを怖がるんだろう?気になるけど、聞くと大変な予感しかしないので、気にしないことにしました。
第二王子と、ジョエルさんも一緒について行きました。
そして残った私達はというと。
「さて、今日の晩ご飯は何が食べたい?」
至って通常運転です。
「タイガの食べたいもの優先でいいぞ」
「それなら、グラタンが食べたいな」
「分かったわ。それじゃ、準備してくるから二人はのんびりしてて」
そう言って、いつも通り夕飯を食べて、寝て、お店をやって、物を作ってとこのまま平穏に生活がつついて行くのだと思っていた。この時は。
事件後、お城からは今回の騒動についてと、狂信者について市民に向けての説明が行われた。
メリッサさんの活躍で、狂信者の人たちは王家の血を捧げることは無意味と理解し、もうこんなことはしないし、させないと回心したそうです。
その後、平穏な日常は続いていた。ある一点を除いて。
そう、事件後タイガ君は順調に回復し続けて、あっという間に成長したのよ。
ええ、あっという間に。
一番初めの成長が一番すごくて……。
事件から三日目くらいの朝、タイガ君が珍しく起きてこないと思って部屋に様子を見に行ったら、ベッドに知らない男性が苦しそうに寝ていてびっくり。慌てて、近寄ったら、その男性は私をベッドに引っ張り込んだのよ。
「きゃー、あなただれ?はなして、タイガ君はどうしたの!」
「――しい。からだが――い。たす――、こは」
知らない男性にがっちりと身体をホールドされて身動きが取れない私は、タイガ君の安否を確認したくて、もがいたけど全然びくともしない。
「おい!どうした!!」
そこに、私の声が聞こえのか、駆君が駆け付けてくれた。そして、私の惨状を見て、思いっきりその男性の頭を引っぱたき言った。
「タイガ、タヌキ寝入りもいい加減にしろ。小春を離せ」
なんだか、駆君の声がいつもよりも低くてびっくり。って、タイガ君?この男性が?
「あはは。駆痛いって。体中が痛くて苦しいんだよ。でも小春さんを抱いてると痛みが治まる気がする」
「タイガ君なの?」
「そうだよ。昨日の夜から急に身体が大きくなって、大変だったんだよ。でもこうして小春さんを抱っこしていると痛みが和らぐよ」
「昨日の夜から!もしかして全然寝てないの?それにその声?」
「うん。痛くて眠れなかった。それに、声変りもしたみたい。今は、このまま眠りたいよ。小春さん一緒に寝ようよ」
「でも……」
「小春さん、お願い」
「もう、仕方ないな」
「やった!」
「仕方なくないから!小春はタイガを甘やかしすぎ。こいつは20歳の成人した大人!タイガも眠いなら一人で寝てろ!」
「駆はヤキモチ焼きだな。羨ましいからって、僻まないでよ」
「誰が!そう言うんだったら、俺だってこうだ!」
そういって何故か、駆君もベッドに入ってきた。私は二人に挟まれてサンドイッチの具のように押しつぶされた。
「けほ、くっ苦しいし、暑いよ」
「悪い!」
「ごめんなさい!」
二人は同時にそう言って私を解放してくれた。
二人のやり取りは意味不明なところがあったけど、タイガ君が眠たいことは理解したので、念のため回復薬を飲んでもらってその日は安静にしてもらうことにした。
その日から、タイガ君は毎日少しずつ大きくなって、駆君の身長を抜いたところで成長は止まった。駆君はそんなタイガ君に「俺は、まだ16歳で成長期。すぐに抜くから」と言っていたのが少し面白かった。今まで見下ろしていたタイガ君に身長を抜かれる気持ちが複雑なのは私も分かるもの。
成長したタイガ君は、第二王子よりも少し身長が高く、身体の線も細かった。でも、なよなよした感じはなく、モデルのようなスラリとしたバランスのとれた体型をしていた。影武者をしていたと言っていたから、第二王子にそっくりになるのかと思ったけど、大きくなったタイガ君は、第二王子には全然似ていなかった。それに、タイガ君の目は緑眼で第二王子は碧眼をしていたので、近くで見ると、銀髪と相まって少し雰囲気が似てる気もしなくもないなぁ程度で、二人は全然似なかった。
でも、タイガ君の急成長でお店に来る客僧が少し変わってきたように思うの。前は、奥様方が多かったように思うけど、今はタイガ君目当ての乙女たちがお店にひしめき合っている訳で。更に言うと、たまに駆君もお店に顔を出すことがあって、たぶん駆君目当ての乙女もやってくる訳で。
私は、ただ平穏に暮らしたいだけなのに今のお店は、イケメンを見たい乙女達の戦場になっているのよ。
なので、私は工房に籠り出来るだけ気配を消して、乙女達の抗争に巻き込まれないように息を潜めてます。
もう、誰でもいいから二人のハートをハントして争いを終わらせてください!!
私は、のんびり自由な生活を送りたいのよ!!
「すみません。ご挨拶が遅れました。私は、清水小春といいます。ご存じかとは思いますが、異世界から召喚されてきたものです。この世界では錬金術師の職業を得たのでここで、お店を開いています。」
「おっと、俺も改めてするわ。東堂駆、同じく召喚れてきた」
「ありがとうございます。私は、この国の第二王子で、アルトリア・ステイルです。実は、皆さんが召喚された時、この世界の説明をさせていただいたのが私です」
あの時の、ローブの人か!
「本当は、私も名乗りたかったのですが、兄に止められていたので、こっそり正教会の者にまぎれてあの場所にいたのです」
そう言って、王子様は説明してくれた。
ジョエルさんは、メリッサさんが来た時にシュークリームの世界から帰ってきたのですが、その後またシュークリームの世界にトリップしてしまい、結局ガルドさんが報告にここに戻ってくるまで長いティータイムとなったのです。
その間私は、メリッサさんのお願いで、美味しいご飯の作り方のレクチャーをしていました。結婚するまで、家事をしていなかったのは、準聖女だったから、家事をする必要がなかったそうで、結婚して苦労していると話してくれた。
ガルドさんが、他の狂信者達を確保したから説明をして欲しいとメリッサさんにお願いしたところ、またしてもガルドさんに脅えながらもファニスさんと一緒にガルドさんに続いてい去って行きました。
でも、メリッサさんはどうしてあんなに、ガルドさんのことを怖がるんだろう?気になるけど、聞くと大変な予感しかしないので、気にしないことにしました。
第二王子と、ジョエルさんも一緒について行きました。
そして残った私達はというと。
「さて、今日の晩ご飯は何が食べたい?」
至って通常運転です。
「タイガの食べたいもの優先でいいぞ」
「それなら、グラタンが食べたいな」
「分かったわ。それじゃ、準備してくるから二人はのんびりしてて」
そう言って、いつも通り夕飯を食べて、寝て、お店をやって、物を作ってとこのまま平穏に生活がつついて行くのだと思っていた。この時は。
事件後、お城からは今回の騒動についてと、狂信者について市民に向けての説明が行われた。
メリッサさんの活躍で、狂信者の人たちは王家の血を捧げることは無意味と理解し、もうこんなことはしないし、させないと回心したそうです。
その後、平穏な日常は続いていた。ある一点を除いて。
そう、事件後タイガ君は順調に回復し続けて、あっという間に成長したのよ。
ええ、あっという間に。
一番初めの成長が一番すごくて……。
事件から三日目くらいの朝、タイガ君が珍しく起きてこないと思って部屋に様子を見に行ったら、ベッドに知らない男性が苦しそうに寝ていてびっくり。慌てて、近寄ったら、その男性は私をベッドに引っ張り込んだのよ。
「きゃー、あなただれ?はなして、タイガ君はどうしたの!」
「――しい。からだが――い。たす――、こは」
知らない男性にがっちりと身体をホールドされて身動きが取れない私は、タイガ君の安否を確認したくて、もがいたけど全然びくともしない。
「おい!どうした!!」
そこに、私の声が聞こえのか、駆君が駆け付けてくれた。そして、私の惨状を見て、思いっきりその男性の頭を引っぱたき言った。
「タイガ、タヌキ寝入りもいい加減にしろ。小春を離せ」
なんだか、駆君の声がいつもよりも低くてびっくり。って、タイガ君?この男性が?
「あはは。駆痛いって。体中が痛くて苦しいんだよ。でも小春さんを抱いてると痛みが治まる気がする」
「タイガ君なの?」
「そうだよ。昨日の夜から急に身体が大きくなって、大変だったんだよ。でもこうして小春さんを抱っこしていると痛みが和らぐよ」
「昨日の夜から!もしかして全然寝てないの?それにその声?」
「うん。痛くて眠れなかった。それに、声変りもしたみたい。今は、このまま眠りたいよ。小春さん一緒に寝ようよ」
「でも……」
「小春さん、お願い」
「もう、仕方ないな」
「やった!」
「仕方なくないから!小春はタイガを甘やかしすぎ。こいつは20歳の成人した大人!タイガも眠いなら一人で寝てろ!」
「駆はヤキモチ焼きだな。羨ましいからって、僻まないでよ」
「誰が!そう言うんだったら、俺だってこうだ!」
そういって何故か、駆君もベッドに入ってきた。私は二人に挟まれてサンドイッチの具のように押しつぶされた。
「けほ、くっ苦しいし、暑いよ」
「悪い!」
「ごめんなさい!」
二人は同時にそう言って私を解放してくれた。
二人のやり取りは意味不明なところがあったけど、タイガ君が眠たいことは理解したので、念のため回復薬を飲んでもらってその日は安静にしてもらうことにした。
その日から、タイガ君は毎日少しずつ大きくなって、駆君の身長を抜いたところで成長は止まった。駆君はそんなタイガ君に「俺は、まだ16歳で成長期。すぐに抜くから」と言っていたのが少し面白かった。今まで見下ろしていたタイガ君に身長を抜かれる気持ちが複雑なのは私も分かるもの。
成長したタイガ君は、第二王子よりも少し身長が高く、身体の線も細かった。でも、なよなよした感じはなく、モデルのようなスラリとしたバランスのとれた体型をしていた。影武者をしていたと言っていたから、第二王子にそっくりになるのかと思ったけど、大きくなったタイガ君は、第二王子には全然似ていなかった。それに、タイガ君の目は緑眼で第二王子は碧眼をしていたので、近くで見ると、銀髪と相まって少し雰囲気が似てる気もしなくもないなぁ程度で、二人は全然似なかった。
でも、タイガ君の急成長でお店に来る客僧が少し変わってきたように思うの。前は、奥様方が多かったように思うけど、今はタイガ君目当ての乙女たちがお店にひしめき合っている訳で。更に言うと、たまに駆君もお店に顔を出すことがあって、たぶん駆君目当ての乙女もやってくる訳で。
私は、ただ平穏に暮らしたいだけなのに今のお店は、イケメンを見たい乙女達の戦場になっているのよ。
なので、私は工房に籠り出来るだけ気配を消して、乙女達の抗争に巻き込まれないように息を潜めてます。
もう、誰でもいいから二人のハートをハントして争いを終わらせてください!!
私は、のんびり自由な生活を送りたいのよ!!
10
お気に入りに追加
133
あなたにおすすめの小説
そろそろ前世は忘れませんか。旦那様?
氷雨そら
恋愛
結婚式で私のベールをめくった瞬間、旦那様は固まった。たぶん、旦那様は記憶を取り戻してしまったのだ。前世の私の名前を呼んでしまったのがその証拠。
そしておそらく旦那様は理解した。
私が前世にこっぴどく裏切った旦那様の幼馴染だってこと。
――――でも、それだって理由はある。
前世、旦那様は15歳のあの日、魔力の才能を開花した。そして私が開花したのは、相手の魔力を奪う魔眼だった。
しかも、その魔眼を今世まで持ち越しで受け継いでしまっている。
「どれだけ俺を弄んだら気が済むの」とか「悪い女」という癖に、旦那様は私を離してくれない。
そして二人で眠った次の朝から、なぜかかつての幼馴染のように、冷酷だった旦那様は豹変した。私を溺愛する人間へと。
お願い旦那様。もう前世のことは忘れてください!
かつての幼馴染は、今度こそ絶対幸せになる。そんな幼馴染推しによる幼馴染推しのための物語。
小説家になろうにも掲載しています。
笑顔の花は孤高の断崖にこそ咲き誇る
はんぺん千代丸
恋愛
私は侯爵家の令嬢リリエッタ。
皆様からは笑顔が素敵な『花の令嬢』リリエッタと呼ばれています。
私の笑顔は、婚約者である王太子サミュエル様に捧げるためのものです。
『貴族の娘はすべからく笑って男に付き従う『花』であるべし』
お父様のその教えのもと、私は『花の令嬢』として笑顔を磨き続けてきました。
でも、殿下が選んだ婚約者は、私ではなく妹のシルティアでした。
しかも、私を厳しく躾けてきたお父様も手のひらを返して、私を見捨てたのです。
全てを失った私は、第二王子のもとに嫁ぐよう命じられました。
第二王子ラングリフ様は、生来一度も笑ったことがないといわれる孤高の御方。
決して人を寄せ付けない雰囲気から、彼は『断崖の君』と呼ばれていました。
実は、彼には笑うことができない、とある理由があったのです。
作られた『笑顔』しか知らない令嬢が、笑顔なき王子と出会い、本当の愛を知る。
異世界で神様になってたらしい私のズボラライフ
トール
恋愛
会社帰り、駅までの道程を歩いていたはずの北野 雅(36)は、いつの間にか森の中に佇んでいた。困惑して家に帰りたいと願った雅の前に現れたのはなんと実家を模した家で!?
自身が願った事が現実になる能力を手に入れた雅が望んだのは冒険ではなく、“森に引きこもって生きる! ”だった。
果たして雅は独りで生きていけるのか!?
実は神様になっていたズボラ女と、それに巻き込まれる人々(神々)とのドタバタラブ? コメディ。
※この作品は「小説家になろう」でも掲載しています
公爵令嬢 メアリの逆襲 ~魔の森に作った湯船が 王子 で溢れて困ってます~
薄味メロン
恋愛
HOTランキング 1位 (2019.9.18)
お気に入り4000人突破しました。
次世代の王妃と言われていたメアリは、その日、すべての地位を奪われた。
だが、誰も知らなかった。
「荷物よし。魔力よし。決意、よし!」
「出発するわ! 目指すは源泉掛け流し!」
メアリが、追放の準備を整えていたことに。
二度目の召喚なんて、聞いてません!
みん
恋愛
私─神咲志乃は4年前の夏、たまたま学校の図書室に居た3人と共に異世界へと召喚されてしまった。
その異世界で淡い恋をした。それでも、志乃は義務を果たすと居残ると言う他の3人とは別れ、1人日本へと還った。
それから4年が経ったある日。何故かまた、異世界へと召喚されてしまう。「何で!?」
❋相変わらずのゆるふわ設定と、メンタルは豆腐並みなので、軽い気持ちで読んでいただけると助かります。
❋気を付けてはいますが、誤字が多いかもしれません。
❋他視点の話があります。
「お前を愛するつもりはない」な仮面の騎士様と結婚しました~でも白い結婚のはずなのに溺愛してきます!~
卯月ミント
恋愛
「お前を愛するつもりはない」
絵を描くのが趣味の侯爵令嬢ソールーナは、仮面の英雄騎士リュクレスと結婚した。
だが初夜で「お前を愛するつもりはない」なんて言われてしまい……。
ソールーナだって好きでもないのにした結婚である。二人はお互いカタチだけの夫婦となろう、とその夜は取り決めたのだが。
なのに「キスしないと出られない部屋」に閉じ込められて!?
「目を閉じてくれるか?」「えっ?」「仮面とるから……」
書き溜めがある内は、1日1~話更新します
それ以降の更新は、ある程度書き溜めてからの投稿となります
*仮面の俺様ナルシスト騎士×絵描き熱中令嬢の溺愛ラブコメです。
*ゆるふわ異世界ファンタジー設定です。
*コメディ強めです。
*hotランキング14位行きました!お読みいただき&お気に入り登録していただきまして、本当にありがとうございます!
【完結】公爵令嬢に転生したので両親の決めた相手と結婚して幸せになります!
永倉伊織
恋愛
ヘンリー・フォルティエス公爵の二女として生まれたフィオナ(14歳)は、両親が決めた相手
ルーファウス・ブルーム公爵と結婚する事になった。
だがしかし
フィオナには『昭和・平成・令和』の3つの時代を生きた日本人だった前世の記憶があった。
貴族の両親に逆らっても良い事が無いと悟ったフィオナは、前世の記憶を駆使してルーファウスとの幸せな結婚生活を模索する。
嫌われ貧乏令嬢と冷酷将軍
バナナマヨネーズ
恋愛
貧乏男爵令嬢のリリル・クロケットは、貴族たちから忌み嫌われていた。しかし、父と兄に心から大切にされていたことで、それを苦に思うことはなかった。そんなある日、隣国との戦争を勝利で収めた祝いの宴で事件は起こった。軍を率いて王国を勝利に導いた将軍、フェデュイ・シュタット侯爵がリリルの身を褒美として求めてきたのだ。これは、勘違いに勘違いを重ねてしまうリリルが、恋を知り愛に気が付き、幸せになるまでの物語。
全11話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる