15 / 71
第一部
第15話 幸福のワイン
しおりを挟む
タイガ君がお店番をしてくれるようになり、錬金術の研究が捗ってきたある日の昼下がりのことだった。
一旦お店を閉めて、昼食も食べ終わり、さて午後の営業を再開するかと思ったタイミングだった。
「こんにちは。商業ギルドからの使いできました」
そう言って、一人の男性がやってきた。彼曰く、街に住む錬金術師全員への依頼があるのだとかで、ギルドに来て欲しいと言っていた。
そんな訳で、二人にお店を任せて私は久しぶりに商業ギルドに足を運んだのだ。
ギルドに着くと、最初に相談に乗ってくれた受付嬢が私に気が付き手招いてくれた。
「いらっしゃいませ。小春さん、今日は招集に応じてくれてありがとうございます。ギルマスが奥の会議室でお待ちです」
そう言って、建物の奥にある会議室に案内してくれた。
会議室に入ると、結構人が集まっていた。私は慌てて、遅れてしまったことをお詫びした。
「いちご商店の、小春と言います。遅れてしまい申し訳ございません」
そう言うと、一番奥の席に座っていたイケメン中年男性が軽く手を振って答えてくれた。
「いやいや、いちご商店さんはギルドから遠い位置にあるから知らせをやる順番が後の方だったからな。君は随分早く到着した方だよ」
そう言ってくれた。先に来ていた人達も同意するように頷いてくれてた。
まだ、全員揃っていないそうで、会議が始まるまで時間があるということで、集まった人たちにお茶を出してくれていた。
私は、お店を出る前に、折角の機会だから他の錬金術師さんに挨拶をしようと、お菓子を持参ししていた。
何人くらい集まるか分からなかったため、お店においていたお菓子を多めに持ってきていた。
なので、肩に下げたバックはパンパンに膨らんでいた。
今回持ってきたお菓子は、バタークッキーとマドレーヌとマフィンだ。
奥にいた男性(商業ギルドのギルドマスターだった)に参加人数を聞いたところ、全員にそれぞれのお菓子を配れそうだったので、断りを入れたうえで配ることにした。
「悪いな。茶は用意していたが、茶菓子について失念していたから助かる」
と、ギルドマスターは笑ってくれた。そのうえで、みんなが食べやすい雰囲気を作るためなのか、早速クッキーを口に入れたのだ。
「うまっ!!なんだこりゃ。これが噂の、いちごシリーズか」
そう言って、渡したお菓子をすごい勢いで食べ始めた。それを見た他の人たちも食べ始めたのだった。
所で、いちごシリーズって何?
「実は、家内が前に買ってきて食べたことあるんだよな。アレも美味しかったが、これも旨いな」
「俺は、女性が多く集まる店だと聞いて二の足を踏んでたから、今日が初めてだ。しかし、旨いな」
「他のものも食べたい……」
「そう言えば、店では売られていない幻の菓子があるとか聞いたぞ」
お菓子を食べ始めると、部屋にいた錬金術師たちは近くの席の人と話し始めていた。
喜んでもらえてよかった。
だけど、さっきから飛び交う謎キーワードが気になった私は、隣の席に座っていた錬金術師に聞いてみることにした。
「あの~、さっきギルドマスターが言っていた、いちごシリーズって?」
「あぁ、巷では君の店のお菓子はいちごシリーズって呼ばれているんだよ。今までにない美味しさのお菓子からそう言われているって聞いたよ」
「……そうなんですね。教えてくれてありがとうございます」
「いえいえ、挨拶が遅れたね。私は、【アトリエ・リーナ】のフェルトよ。よろしくね」
そう言って、私より年上の女性が挨拶してくれた。すごく頼れるお姉さまって感じがします。
そんなことをしている内に、会議室に全員が集まったようで、ギルドマスターの合図で場は静かになった。
「よし、全員集まったところで会議を始める。その前に急な招集にも関わらず集まってくれたことに感謝する。さて、今回皆に集まってもらったのは、国からの依頼を受けたからだ。しかし、強制ではない。可能なら協力してほしいという内容なので安心してくれ」
そう言ってから、ギルドマスターは全員を見わたした。そして、続けて言った。
「皆も知っていると思うが、今度第二王子が成人される。その時に、王子に特別な贈り物をしたいと宰相閣下は考えられ、ギルドに何かいいものはないかと相談をしてきた。ギルド職員で話し合った結果、過去の資料から、【幸福のワイン】が良いのではと」
ギルドマスターがそこまで話したところで、一人の錬金術師が手を上げた。
「ギルマス、【幸福のワイン】は錬金術師なら誰でも名前は知っているが、正しい製造方法は誰も知らない。それを作れということか?」
「だから、依頼を受けるかは任意といった。作る気がある奴には、城が保管している資料を閲覧する許可が出ている」
ギルドマスターがそう言ったところで、参加していた錬金術師の顔色が変わった。錬金術師たちが小声で話していた内容を要約すると、城で管理している資料はとても貴重なものでおいそれと見ることはできない代物だそうだ。錬金術師なら、一度はその資料を見てみたいと思うということらしいのだ。
ヒソヒソ話が聞こえたのか、ギルドマスターは更にこう付け加えた。
「何でも閲覧できる訳じゃないぞ。【幸福のワイン】に関する資料だけだぞ」
しかし、それでだけでも価値があるらしく、会議室に来ていた錬金術師は全員参加を決めたみたいだった。かくいう私も、その【幸福のワイン】なるものが気になったので参加をすることに決めた。
「よし、全員参加だな。因みに、完成できなくてもお咎めなしだそうだ。その場合は、別の品を用意するようなので安心しろ。それと、各自で研究してもらうことになるが、完成した暁には、レシピを秘匿してもいいらしいが、城には報告をして欲しいそうだ。何でも、城側はレシピを資料として保管したいそうだ。だが、レシピを外に出すつもりは無いと言っていた。それと、研究費は多少城から支給されるそうだが、全額ではないので注意な。依頼料については出来高、つまり、完成した【幸福のワイン】を高値で買ってくれるってことだ」
つまり、貴重な資料が見られるうえ、完成した暁には専売出来る特典付きという訳ね。研究費も多少出るし、完成できなくても美味しい話ね。これなら、参加する錬金術師たちは俄然やる気を出すことだわ。すると、隣に座っていたフェルトさんが、ニヤニヤしながら言った。
「伝承によると、かなり美味しいらしいのよね。もし完成出来たら……」
フェルトさんは、かなりのお酒好きのようね。誰かしら完成出来ればいいのだけど。
「今日は、参加の有無の確認だけだ。資料については準備に時間が掛かる為、明後日改めてここに集まってもらう。第二王子には秘密にしたいそうで、城ではなくここに、資料の写しを持ってきてくれることになっている。なお、その資料も分かっていると思うが、持ち出し禁止。書き写しも禁止な。ギルドで厳重に管理したうえで、城に返却することになっているからな。それと、今日の内容は、家族であっても伝えるのを禁止する。何の用で呼ばれたのか聞かれても、話すなよ」
なるほど、ここだけの秘密のミッションなのね。ちょっと楽しくなってきたわ。
一旦お店を閉めて、昼食も食べ終わり、さて午後の営業を再開するかと思ったタイミングだった。
「こんにちは。商業ギルドからの使いできました」
そう言って、一人の男性がやってきた。彼曰く、街に住む錬金術師全員への依頼があるのだとかで、ギルドに来て欲しいと言っていた。
そんな訳で、二人にお店を任せて私は久しぶりに商業ギルドに足を運んだのだ。
ギルドに着くと、最初に相談に乗ってくれた受付嬢が私に気が付き手招いてくれた。
「いらっしゃいませ。小春さん、今日は招集に応じてくれてありがとうございます。ギルマスが奥の会議室でお待ちです」
そう言って、建物の奥にある会議室に案内してくれた。
会議室に入ると、結構人が集まっていた。私は慌てて、遅れてしまったことをお詫びした。
「いちご商店の、小春と言います。遅れてしまい申し訳ございません」
そう言うと、一番奥の席に座っていたイケメン中年男性が軽く手を振って答えてくれた。
「いやいや、いちご商店さんはギルドから遠い位置にあるから知らせをやる順番が後の方だったからな。君は随分早く到着した方だよ」
そう言ってくれた。先に来ていた人達も同意するように頷いてくれてた。
まだ、全員揃っていないそうで、会議が始まるまで時間があるということで、集まった人たちにお茶を出してくれていた。
私は、お店を出る前に、折角の機会だから他の錬金術師さんに挨拶をしようと、お菓子を持参ししていた。
何人くらい集まるか分からなかったため、お店においていたお菓子を多めに持ってきていた。
なので、肩に下げたバックはパンパンに膨らんでいた。
今回持ってきたお菓子は、バタークッキーとマドレーヌとマフィンだ。
奥にいた男性(商業ギルドのギルドマスターだった)に参加人数を聞いたところ、全員にそれぞれのお菓子を配れそうだったので、断りを入れたうえで配ることにした。
「悪いな。茶は用意していたが、茶菓子について失念していたから助かる」
と、ギルドマスターは笑ってくれた。そのうえで、みんなが食べやすい雰囲気を作るためなのか、早速クッキーを口に入れたのだ。
「うまっ!!なんだこりゃ。これが噂の、いちごシリーズか」
そう言って、渡したお菓子をすごい勢いで食べ始めた。それを見た他の人たちも食べ始めたのだった。
所で、いちごシリーズって何?
「実は、家内が前に買ってきて食べたことあるんだよな。アレも美味しかったが、これも旨いな」
「俺は、女性が多く集まる店だと聞いて二の足を踏んでたから、今日が初めてだ。しかし、旨いな」
「他のものも食べたい……」
「そう言えば、店では売られていない幻の菓子があるとか聞いたぞ」
お菓子を食べ始めると、部屋にいた錬金術師たちは近くの席の人と話し始めていた。
喜んでもらえてよかった。
だけど、さっきから飛び交う謎キーワードが気になった私は、隣の席に座っていた錬金術師に聞いてみることにした。
「あの~、さっきギルドマスターが言っていた、いちごシリーズって?」
「あぁ、巷では君の店のお菓子はいちごシリーズって呼ばれているんだよ。今までにない美味しさのお菓子からそう言われているって聞いたよ」
「……そうなんですね。教えてくれてありがとうございます」
「いえいえ、挨拶が遅れたね。私は、【アトリエ・リーナ】のフェルトよ。よろしくね」
そう言って、私より年上の女性が挨拶してくれた。すごく頼れるお姉さまって感じがします。
そんなことをしている内に、会議室に全員が集まったようで、ギルドマスターの合図で場は静かになった。
「よし、全員集まったところで会議を始める。その前に急な招集にも関わらず集まってくれたことに感謝する。さて、今回皆に集まってもらったのは、国からの依頼を受けたからだ。しかし、強制ではない。可能なら協力してほしいという内容なので安心してくれ」
そう言ってから、ギルドマスターは全員を見わたした。そして、続けて言った。
「皆も知っていると思うが、今度第二王子が成人される。その時に、王子に特別な贈り物をしたいと宰相閣下は考えられ、ギルドに何かいいものはないかと相談をしてきた。ギルド職員で話し合った結果、過去の資料から、【幸福のワイン】が良いのではと」
ギルドマスターがそこまで話したところで、一人の錬金術師が手を上げた。
「ギルマス、【幸福のワイン】は錬金術師なら誰でも名前は知っているが、正しい製造方法は誰も知らない。それを作れということか?」
「だから、依頼を受けるかは任意といった。作る気がある奴には、城が保管している資料を閲覧する許可が出ている」
ギルドマスターがそう言ったところで、参加していた錬金術師の顔色が変わった。錬金術師たちが小声で話していた内容を要約すると、城で管理している資料はとても貴重なものでおいそれと見ることはできない代物だそうだ。錬金術師なら、一度はその資料を見てみたいと思うということらしいのだ。
ヒソヒソ話が聞こえたのか、ギルドマスターは更にこう付け加えた。
「何でも閲覧できる訳じゃないぞ。【幸福のワイン】に関する資料だけだぞ」
しかし、それでだけでも価値があるらしく、会議室に来ていた錬金術師は全員参加を決めたみたいだった。かくいう私も、その【幸福のワイン】なるものが気になったので参加をすることに決めた。
「よし、全員参加だな。因みに、完成できなくてもお咎めなしだそうだ。その場合は、別の品を用意するようなので安心しろ。それと、各自で研究してもらうことになるが、完成した暁には、レシピを秘匿してもいいらしいが、城には報告をして欲しいそうだ。何でも、城側はレシピを資料として保管したいそうだ。だが、レシピを外に出すつもりは無いと言っていた。それと、研究費は多少城から支給されるそうだが、全額ではないので注意な。依頼料については出来高、つまり、完成した【幸福のワイン】を高値で買ってくれるってことだ」
つまり、貴重な資料が見られるうえ、完成した暁には専売出来る特典付きという訳ね。研究費も多少出るし、完成できなくても美味しい話ね。これなら、参加する錬金術師たちは俄然やる気を出すことだわ。すると、隣に座っていたフェルトさんが、ニヤニヤしながら言った。
「伝承によると、かなり美味しいらしいのよね。もし完成出来たら……」
フェルトさんは、かなりのお酒好きのようね。誰かしら完成出来ればいいのだけど。
「今日は、参加の有無の確認だけだ。資料については準備に時間が掛かる為、明後日改めてここに集まってもらう。第二王子には秘密にしたいそうで、城ではなくここに、資料の写しを持ってきてくれることになっている。なお、その資料も分かっていると思うが、持ち出し禁止。書き写しも禁止な。ギルドで厳重に管理したうえで、城に返却することになっているからな。それと、今日の内容は、家族であっても伝えるのを禁止する。何の用で呼ばれたのか聞かれても、話すなよ」
なるほど、ここだけの秘密のミッションなのね。ちょっと楽しくなってきたわ。
11
お気に入りに追加
135
あなたにおすすめの小説

できれば穏便に修道院生活へ移行したいのです
新条 カイ
恋愛
ここは魔法…魔術がある世界。魔力持ちが優位な世界。そんな世界に日本から転生した私だったけれど…魔力持ちではなかった。
それでも、貴族の次女として生まれたから、なんとかなると思っていたのに…逆に、悲惨な将来になる可能性があるですって!?貴族の妾!?嫌よそんなもの。それなら、女の幸せより、悠々自適…かはわからないけれど、修道院での生活がいいに決まってる、はず?
将来の夢は修道院での生活!と、息巻いていたのに、あれ。なんで婚約を申し込まれてるの!?え、第二王子様の護衛騎士様!?接点どこ!?
婚約から逃れたい元日本人、現貴族のお嬢様の、逃れられない恋模様をお送りします。
■■両翼の守り人のヒロイン側の話です。乳母兄弟のあいつが暴走してとんでもない方向にいくので、ストッパーとしてヒロイン側をちょいちょい設定やら会話文書いてたら、なんかこれもUPできそう。と…いう事で、UPしました。よろしくお願いします。(ストッパーになれればいいなぁ…)
■■

騎士団寮のシングルマザー
古森きり
恋愛
夫と離婚し、実家へ帰る駅への道。
突然突っ込んできた車に死を覚悟した歩美。
しかし、目を覚ますとそこは森の中。
異世界に聖女として召喚された幼い娘、真美の為に、歩美の奮闘が今、始まる!
……と、意気込んだものの全く家事が出来ない歩美の明日はどっちだ!?
※ノベルアップ+様(読み直し改稿ナッシング先行公開)にも掲載しましたが、カクヨムさん(は改稿・完結済みです)、小説家になろうさん、アルファポリスさんは改稿したものを掲載しています。
※割と鬱展開多いのでご注意ください。作者はあんまり鬱展開だと思ってませんけども。
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
聖女を騙った少女は、二度目の生を自由に生きる
夕立悠理
恋愛
ある日、聖女として異世界に召喚された美香。その国は、魔物と戦っているらしく、兵士たちを励まして欲しいと頼まれた。しかし、徐々に戦況もよくなってきたところで、魔法の力をもった本物の『聖女』様が現れてしまい、美香は、聖女を騙った罪で、処刑される。
しかし、ギロチンの刃が落とされた瞬間、時間が巻き戻り、美香が召喚された時に戻り、美香は二度目の生を得る。美香は今度は魔物の元へ行き、自由に生きることにすると、かつては敵だったはずの魔王に溺愛される。
しかし、なぜか、美香を見捨てたはずの護衛も執着してきて――。
※小説家になろう様にも投稿しています
※感想をいただけると、とても嬉しいです
※著作権は放棄してません
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる