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第二十一話 言葉の綾が通じない世界だった
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お尻をさすりながら、青痣になっていないか確認すべく、体を起こして四つん這い状態で体を捻って自分のお尻を見る。
見た感じ大丈夫そうだった。
だけど、じんじんと痛むお尻に今日は仰向けで寝ようと思っていたら、僕のお尻越しに一生と視線が合った。
そして、視界の端に見慣れたようで見慣れないナニの姿が目に映ったのだ。
そう、一生の息子が少し元気そうになっているのが見えたのだ。
親友のアソコがあんな状態になっている姿を見るのが気まずくて視線を泳がすと、レイナードさんとも目が合ったと思ったら、レイナードさんの息子も……、デカ!!
あれで、ちょい勃ちっポイなんて、完全におっ勃った時のことを考えると恐怖しかなく、さらに視線を泳がせると、今度はクライブさんが食い入るように僕を見ていることに気が付いた。
すごく見つめられて、いたたまれなくなった僕が視線をずらすとこれまたちょい勃ちのクライブさんの息子が見えたのだ。
三人のアレが不穏な状態になっていることに僕は思わず突っ込んでいた。
「ちょっ! 三人してナニしてるの? なんで勃ってんのさ!!」
そう言われた三人は、気まずそうにしたのは一瞬で、これが何でもないことの様に言ったのだ。
「男なら勃つだろ?」
「ああ、男なら勃つのは当たり前だな」
「そうですね。勃つのは当たり前です」
一生、レイナードさん、クライブさんの順にそう言ったのだ。
もう、「それがなにか?」って感じで、恥ずかしがっている僕の方が変みたいになっていた。
「それよりも、陽騎の尻見てやるよ」
「ふえ? いや、いいから!!」
ぶつけたお尻の心配はありがたいけど、今はなんかやばい気がして全力で断ったけど、僕が逃げるよりも先に三人が近づいて来たのだ。
そして、レイナードさんに抱きかかえられるようにして体を拘束されて、一生とクライブさんの二人にお尻をまじまじと観察されてしまっていた。
その間も、レイナードさんの半勃ちのアレが僕の息子に当たって気まずいのなんのって……。
とんでもない状況に、僕は目をぎゅっと瞑って身を硬くするしか出来なかった。
だけど、そんな僕のお尻の状態を確かめるようにして一生が触ってきたのだ。
「陽騎、痛みはあるか?」
そう言って、優しく撫でる。さわさわと撫でられて、痛みはなかったので僕が小さく頷くと、今度は押すようにして……、というか、揉むように確かめられたのだ。
「これは? 触った感じ痛みはある?」
触るというよりも、揉みしだくような触り方が気になるけど、僕のお尻を心配してくれる一生が変なことをする筈がないと、僕はそれにも頷いて答えた。
「それならよかった」
「すですね。ですが、あとで薬を出しますので塗ってあげますね」
まさかの大事になりそうなクライブさんの発言に僕は慌てて否定していた。
「大丈夫ですから! 薬なんてそんな。これくらい舐めとけば治る程度なんで薬なんていりませんから!!」
僕が必死に薬を断ろうとそういうと、クライブさんが何かを閃いたかのように言ったのだ。
「なるほど。では、お言葉に甘えて……」
「なっ! てめえ!!」
「おい! クライブ!」
一生とレイナードさんが叫ぶように言葉を発したと思ったのと同時に僕のお尻は何か温かく湿ったもので撫でられていた。
驚いた僕は、目を開けて背後を振り返ると僕のお尻を舐めるクライブさんがいたのだ。
舐めるとは言ったけど、それは言葉の綾で……。
てっ、えええええええーーーーーーーーー!!
「ちょっ! クライブさん!! やめ、やめてください!!」
「舐めればよくなると言ったのはハルキ君ですよ?」
「言いましたけど、あれは言葉の綾で!!」
「?」
「そんなところ駄目です!! 汚いですから!」
「ハルキ君は、どこもかしこも綺麗ですよ。だから安心してください」
「安心できないです!! ひゃぁ! えっ? ちょっ! 一生!!」
「はむ。ちゅっ」
「一生、何? ちょっ!!」
気が付けば一生にもお尻を舐められる羽目になっていたのだ。
一生とクライブさんにお尻を舐められて揉まれて、でもレイナードさんに体を拘束されているため身動きのできない僕は半泣きの状態で僕を抱きしめるレイナードさんに視線で助けを求めていた。
だけど……。
綺麗な緑色の瞳は発情したような熱をもって僕を見つめ返していた。
「レイナードさん……?」
「ハルキ!」
レイナードさんの名前を恐る恐る呼ぶと、熱っぽく僕の名前を呼んだレイナードさんは、僕の股間のアレに自身のカチカチのアレを擦りつけてきたのだ。
パニックになっている僕にレイナードさんは、熱っぽく言ったんだ。
「ハルキ好きだ。はぁっ。うっ。ハルキ、ハルキ、好き。好きだ」
イケメンに好き好き言われて、股間のアレを擦りつけれれて……。
しまいには、親友と理想の兄貴にお尻を舐められ揉まれて……。
僕はその状況にいっぱいいっぱいになっていて、現実逃避するように意識を失っていたのだった。
見た感じ大丈夫そうだった。
だけど、じんじんと痛むお尻に今日は仰向けで寝ようと思っていたら、僕のお尻越しに一生と視線が合った。
そして、視界の端に見慣れたようで見慣れないナニの姿が目に映ったのだ。
そう、一生の息子が少し元気そうになっているのが見えたのだ。
親友のアソコがあんな状態になっている姿を見るのが気まずくて視線を泳がすと、レイナードさんとも目が合ったと思ったら、レイナードさんの息子も……、デカ!!
あれで、ちょい勃ちっポイなんて、完全におっ勃った時のことを考えると恐怖しかなく、さらに視線を泳がせると、今度はクライブさんが食い入るように僕を見ていることに気が付いた。
すごく見つめられて、いたたまれなくなった僕が視線をずらすとこれまたちょい勃ちのクライブさんの息子が見えたのだ。
三人のアレが不穏な状態になっていることに僕は思わず突っ込んでいた。
「ちょっ! 三人してナニしてるの? なんで勃ってんのさ!!」
そう言われた三人は、気まずそうにしたのは一瞬で、これが何でもないことの様に言ったのだ。
「男なら勃つだろ?」
「ああ、男なら勃つのは当たり前だな」
「そうですね。勃つのは当たり前です」
一生、レイナードさん、クライブさんの順にそう言ったのだ。
もう、「それがなにか?」って感じで、恥ずかしがっている僕の方が変みたいになっていた。
「それよりも、陽騎の尻見てやるよ」
「ふえ? いや、いいから!!」
ぶつけたお尻の心配はありがたいけど、今はなんかやばい気がして全力で断ったけど、僕が逃げるよりも先に三人が近づいて来たのだ。
そして、レイナードさんに抱きかかえられるようにして体を拘束されて、一生とクライブさんの二人にお尻をまじまじと観察されてしまっていた。
その間も、レイナードさんの半勃ちのアレが僕の息子に当たって気まずいのなんのって……。
とんでもない状況に、僕は目をぎゅっと瞑って身を硬くするしか出来なかった。
だけど、そんな僕のお尻の状態を確かめるようにして一生が触ってきたのだ。
「陽騎、痛みはあるか?」
そう言って、優しく撫でる。さわさわと撫でられて、痛みはなかったので僕が小さく頷くと、今度は押すようにして……、というか、揉むように確かめられたのだ。
「これは? 触った感じ痛みはある?」
触るというよりも、揉みしだくような触り方が気になるけど、僕のお尻を心配してくれる一生が変なことをする筈がないと、僕はそれにも頷いて答えた。
「それならよかった」
「すですね。ですが、あとで薬を出しますので塗ってあげますね」
まさかの大事になりそうなクライブさんの発言に僕は慌てて否定していた。
「大丈夫ですから! 薬なんてそんな。これくらい舐めとけば治る程度なんで薬なんていりませんから!!」
僕が必死に薬を断ろうとそういうと、クライブさんが何かを閃いたかのように言ったのだ。
「なるほど。では、お言葉に甘えて……」
「なっ! てめえ!!」
「おい! クライブ!」
一生とレイナードさんが叫ぶように言葉を発したと思ったのと同時に僕のお尻は何か温かく湿ったもので撫でられていた。
驚いた僕は、目を開けて背後を振り返ると僕のお尻を舐めるクライブさんがいたのだ。
舐めるとは言ったけど、それは言葉の綾で……。
てっ、えええええええーーーーーーーーー!!
「ちょっ! クライブさん!! やめ、やめてください!!」
「舐めればよくなると言ったのはハルキ君ですよ?」
「言いましたけど、あれは言葉の綾で!!」
「?」
「そんなところ駄目です!! 汚いですから!」
「ハルキ君は、どこもかしこも綺麗ですよ。だから安心してください」
「安心できないです!! ひゃぁ! えっ? ちょっ! 一生!!」
「はむ。ちゅっ」
「一生、何? ちょっ!!」
気が付けば一生にもお尻を舐められる羽目になっていたのだ。
一生とクライブさんにお尻を舐められて揉まれて、でもレイナードさんに体を拘束されているため身動きのできない僕は半泣きの状態で僕を抱きしめるレイナードさんに視線で助けを求めていた。
だけど……。
綺麗な緑色の瞳は発情したような熱をもって僕を見つめ返していた。
「レイナードさん……?」
「ハルキ!」
レイナードさんの名前を恐る恐る呼ぶと、熱っぽく僕の名前を呼んだレイナードさんは、僕の股間のアレに自身のカチカチのアレを擦りつけてきたのだ。
パニックになっている僕にレイナードさんは、熱っぽく言ったんだ。
「ハルキ好きだ。はぁっ。うっ。ハルキ、ハルキ、好き。好きだ」
イケメンに好き好き言われて、股間のアレを擦りつけれれて……。
しまいには、親友と理想の兄貴にお尻を舐められ揉まれて……。
僕はその状況にいっぱいいっぱいになっていて、現実逃避するように意識を失っていたのだった。
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