11 / 111
第十一話
しおりを挟む
王城に着いたウェインは、その足で王の執務室へと向かった。
執務室には、イスカニア王国の国王、フェデル・ジラルド・イスカニアと宰相のセルジオ・フォン・エニスの姿があった。
入室を許されたウェインは、挨拶をする。
「ウェイン・フォン・シグルド。お呼びに応じ参上いたしました」
そう言ったウェインに対して、フェデルが疲れた様子で手をあげると、セルジオが苦笑いをしながらソファーに座るようにと声を掛ける。
ウェインはソファーに座り、供に入室したランジヤは、その背後で両手を後ろだ組んだ姿勢で待機をする。
ウェインが座ったのを確認したセルジオが口を開く。
「シグルド公爵閣下、まずは先日までの長期遠征ご苦労様でした。愚息から報告は受けています」
そう言いながら、ランジヤに視線を向けた。視線を向けられたランジヤは、ちらっとウェインを見ただけで、何も言うことはなかった。
「いいえ、俺がもう少し早く討伐を終えていれば、王太子殿下を止めることができたかもと……」
拳を握りそう口にしたウェインに対して、フェデルは申し訳なさそうに口を開いていた。
「いいや。すべては、私の責任だ。ロイドが君に変な対抗心を抱いていることは気づいていた。しかし、それを放置して今回の事態を引き起こす原因を作ったのは誰でもない、この私だ……。被害者の少女たちになんと詫びればいいものか……」
そう言って、肩を落とすフェデルの言葉にウェインは、眉を少しだけ上げてから首を傾げていた。
「少女……たち? ですか……?」
ウェインの反応にその場にいた他の三人はまさかと表情を硬くさせた。
そして、全員が言いにくそうな表情で視線だけで言い争った結果、ランジヤが代表して口を開くこととなったのだ。
「えーっと……。ウェイン先輩? ハナビ嬢以外にも、もう一人いたんですけど……。もしかして、目に入って……」
恐る恐るといった様子でそう口にしたランジヤだったが、ウェインの驚きの表情で全てを察するのだ。
まさかの事態にフェデルは目を何度も瞬き、セルジオは口をあんぐりと開けてしまっていた。
先ほど見た華火とウェインを思い出してランジヤは、場違いなほどあっけらかんと事実を口にしたのだ。
「あはは! 先輩って、ハナビ嬢ラブですね! もしかして一目ぼれってやつですか~」
多少揶揄うようなランジヤの言葉に、ウェインは、開き直ったかのように言い切るのだ。
「ふん。そうだ。俺は、ハナビ嬢が好きだ。それが何か?」
まさか、堂々と公言されるとは思っていなかった三人は、顔を合わせる。
そんな三人を気にもせずにウェインは、疑問を口にした。
「それで、もう一人の被害者は? 現在はどのように治療を?」
ウェインのもっともな疑問にセルジオが困惑したように答える。
「それがですね。もう一人の被害者の少女ですが、キョーコ・ヤマダ嬢なのですが……。内膜も外皮も正常で……。現在は王城で問題なくお過ごしです」
「な……。それは本当ですか?」
「はい……。加護もお持ちのようで、ヤマダ嬢曰く、我らを救ってくださる聖なる乙女だと……」
セルジオの言葉にウェインは、おかしそうにそれを鼻で笑っていた。
「まさか、ありえないな。俺たちの状況は最悪なものだ。隣国は消し飛び、さらには、瘴気がすぐそこまで押し寄せてきている。現状は、国境沿いで押しとめることに成功しているが……。あの瘴気をすぐにどうこうなんて無理な話だ。長い年月をかけて、浄化する以外に方法などないと思うがな?」
「私もそう思っています。ですが、ヤマダ嬢が嘘を吐く理由がわかりません。それと、彼女たちがこちらに連れ去られた当初のことです。ヤマダ嬢は、ハナビ嬢のことを……」
「ハナビ嬢がどうしたというのですか?」
「その場にいた者から聞いただけなのですが、【バケモノ】と。それと、ここから追い出すようにとも……」
セルジオの話を聞いたウェインは、拳をきつく握り紫の瞳を怒りに染めた。
それを見たセルジオは、慌てて言葉を続けた。
「お二人の間で何かあることは明白です。現状、ハナビ嬢の言葉を私どもが知ることができない以上、お二人から平等に話を聞くことができません。今は、現状維持以外にないと思います。それと、お二人を合わせるのもあまりよくない気がしますので……」
「ああ、そうですね。ただ、ハナビ嬢と数日共にいて俺が感じたのは、愛おしいという思いだけです」
ウェインの発した、まっすぐな感情にその場にいた三人は何とも言えないむず痒さに口を噤むのだった。
部屋に漂う何とも言えない甘酸っぱい空気を換えようとしたわけではないが、セルジオが両手を合わせながら話題を変えていた。
「そうそう、事件後閣下からは、書簡にて経過報告をいただいていましたが、ハナビ嬢のご様子はその後いかがでしょうか?」
セルジオの話題転換に、フェデルは興味深そうに身を乗り出し、ランジヤはにやにやとした表情になる。
一瞬、セルジオは話題選びを失敗したかもと思いつつも、自身も聞きたいと思っていたことだったので話題を変える気はさらさらなかった。
三人からの視線を受けつつ、ウェインはマイペースに用意されていたお茶を優雅に口にしていた。
お茶を口にして、甘さの中にある爽やかな香りに、「帰りに銘柄を聞いて、買って帰ろう。ハナビ嬢が好きそうな茶だ」などと考えていた。
少し間を開けて、ウェインは短く言葉を発した。
「問題ありません」
その短い言葉に対して、全員が「何が?」と思わなくもなかったが、敢えて突っ込みを入れることはなかったのだ。
そして、フェデルはウェインの背後に立っているランジヤに視線を送って、にっこりと含みのある笑顔を見せるのだ。
それを見たランジヤは、視線を泳がせたのは一瞬で、諦めたようにぽつぽつと言葉を選びながら発言をしていった。
「えっと……、私から見て、ハナビ嬢はとても……、とてもせんぱ……閣下に大切にされていました。銀糸の刺繍が施された淡いブルーの可愛らしいワンピースをお召しになっていて、閣下の膝の上で、閣下の手からクッキーを食べさせられておりました。なんとなくですが、普段からあのように過ごされているのだと、私には感じられましたが、ハナビ嬢は私にその姿を見られたことに遅れて気が付かれて、とても慌てふためいておりましたが、閣下が独占欲丸出して腰を抱いて放さないため、最後には両手で顔を覆っていて、とてもかわいら―――」
ランジヤが「可愛らしい」と最後まで言う前に言葉を詰まらせたのは、ウェインからの心臓を突き刺すような冷たい冷気を感じ取ったからだった。
ランジヤが、「まずい……、しゃべりすぎた!」と思った時にはすでに遅く、背中から伝わる怒気に無意識に足が震えた。
そして、ウェインの前に座っているフェデルとセルジオは、表情一つ変えずに背後のランジヤを黙らせたその姿に、自然と表情を引きつらせることとなったのだ。
そんな、全員を黙らせたウェインが放った言葉は、三人を真顔にさせていた。
「ランジヤ……、見すぎだ」
―――え? 怒ってるのはそこなの?
まさかの怒りポイントに三人は真顔になり、ウェインの本気の恋心にいろいろな意味で恐怖を覚えたのだ。
執務室には、イスカニア王国の国王、フェデル・ジラルド・イスカニアと宰相のセルジオ・フォン・エニスの姿があった。
入室を許されたウェインは、挨拶をする。
「ウェイン・フォン・シグルド。お呼びに応じ参上いたしました」
そう言ったウェインに対して、フェデルが疲れた様子で手をあげると、セルジオが苦笑いをしながらソファーに座るようにと声を掛ける。
ウェインはソファーに座り、供に入室したランジヤは、その背後で両手を後ろだ組んだ姿勢で待機をする。
ウェインが座ったのを確認したセルジオが口を開く。
「シグルド公爵閣下、まずは先日までの長期遠征ご苦労様でした。愚息から報告は受けています」
そう言いながら、ランジヤに視線を向けた。視線を向けられたランジヤは、ちらっとウェインを見ただけで、何も言うことはなかった。
「いいえ、俺がもう少し早く討伐を終えていれば、王太子殿下を止めることができたかもと……」
拳を握りそう口にしたウェインに対して、フェデルは申し訳なさそうに口を開いていた。
「いいや。すべては、私の責任だ。ロイドが君に変な対抗心を抱いていることは気づいていた。しかし、それを放置して今回の事態を引き起こす原因を作ったのは誰でもない、この私だ……。被害者の少女たちになんと詫びればいいものか……」
そう言って、肩を落とすフェデルの言葉にウェインは、眉を少しだけ上げてから首を傾げていた。
「少女……たち? ですか……?」
ウェインの反応にその場にいた他の三人はまさかと表情を硬くさせた。
そして、全員が言いにくそうな表情で視線だけで言い争った結果、ランジヤが代表して口を開くこととなったのだ。
「えーっと……。ウェイン先輩? ハナビ嬢以外にも、もう一人いたんですけど……。もしかして、目に入って……」
恐る恐るといった様子でそう口にしたランジヤだったが、ウェインの驚きの表情で全てを察するのだ。
まさかの事態にフェデルは目を何度も瞬き、セルジオは口をあんぐりと開けてしまっていた。
先ほど見た華火とウェインを思い出してランジヤは、場違いなほどあっけらかんと事実を口にしたのだ。
「あはは! 先輩って、ハナビ嬢ラブですね! もしかして一目ぼれってやつですか~」
多少揶揄うようなランジヤの言葉に、ウェインは、開き直ったかのように言い切るのだ。
「ふん。そうだ。俺は、ハナビ嬢が好きだ。それが何か?」
まさか、堂々と公言されるとは思っていなかった三人は、顔を合わせる。
そんな三人を気にもせずにウェインは、疑問を口にした。
「それで、もう一人の被害者は? 現在はどのように治療を?」
ウェインのもっともな疑問にセルジオが困惑したように答える。
「それがですね。もう一人の被害者の少女ですが、キョーコ・ヤマダ嬢なのですが……。内膜も外皮も正常で……。現在は王城で問題なくお過ごしです」
「な……。それは本当ですか?」
「はい……。加護もお持ちのようで、ヤマダ嬢曰く、我らを救ってくださる聖なる乙女だと……」
セルジオの言葉にウェインは、おかしそうにそれを鼻で笑っていた。
「まさか、ありえないな。俺たちの状況は最悪なものだ。隣国は消し飛び、さらには、瘴気がすぐそこまで押し寄せてきている。現状は、国境沿いで押しとめることに成功しているが……。あの瘴気をすぐにどうこうなんて無理な話だ。長い年月をかけて、浄化する以外に方法などないと思うがな?」
「私もそう思っています。ですが、ヤマダ嬢が嘘を吐く理由がわかりません。それと、彼女たちがこちらに連れ去られた当初のことです。ヤマダ嬢は、ハナビ嬢のことを……」
「ハナビ嬢がどうしたというのですか?」
「その場にいた者から聞いただけなのですが、【バケモノ】と。それと、ここから追い出すようにとも……」
セルジオの話を聞いたウェインは、拳をきつく握り紫の瞳を怒りに染めた。
それを見たセルジオは、慌てて言葉を続けた。
「お二人の間で何かあることは明白です。現状、ハナビ嬢の言葉を私どもが知ることができない以上、お二人から平等に話を聞くことができません。今は、現状維持以外にないと思います。それと、お二人を合わせるのもあまりよくない気がしますので……」
「ああ、そうですね。ただ、ハナビ嬢と数日共にいて俺が感じたのは、愛おしいという思いだけです」
ウェインの発した、まっすぐな感情にその場にいた三人は何とも言えないむず痒さに口を噤むのだった。
部屋に漂う何とも言えない甘酸っぱい空気を換えようとしたわけではないが、セルジオが両手を合わせながら話題を変えていた。
「そうそう、事件後閣下からは、書簡にて経過報告をいただいていましたが、ハナビ嬢のご様子はその後いかがでしょうか?」
セルジオの話題転換に、フェデルは興味深そうに身を乗り出し、ランジヤはにやにやとした表情になる。
一瞬、セルジオは話題選びを失敗したかもと思いつつも、自身も聞きたいと思っていたことだったので話題を変える気はさらさらなかった。
三人からの視線を受けつつ、ウェインはマイペースに用意されていたお茶を優雅に口にしていた。
お茶を口にして、甘さの中にある爽やかな香りに、「帰りに銘柄を聞いて、買って帰ろう。ハナビ嬢が好きそうな茶だ」などと考えていた。
少し間を開けて、ウェインは短く言葉を発した。
「問題ありません」
その短い言葉に対して、全員が「何が?」と思わなくもなかったが、敢えて突っ込みを入れることはなかったのだ。
そして、フェデルはウェインの背後に立っているランジヤに視線を送って、にっこりと含みのある笑顔を見せるのだ。
それを見たランジヤは、視線を泳がせたのは一瞬で、諦めたようにぽつぽつと言葉を選びながら発言をしていった。
「えっと……、私から見て、ハナビ嬢はとても……、とてもせんぱ……閣下に大切にされていました。銀糸の刺繍が施された淡いブルーの可愛らしいワンピースをお召しになっていて、閣下の膝の上で、閣下の手からクッキーを食べさせられておりました。なんとなくですが、普段からあのように過ごされているのだと、私には感じられましたが、ハナビ嬢は私にその姿を見られたことに遅れて気が付かれて、とても慌てふためいておりましたが、閣下が独占欲丸出して腰を抱いて放さないため、最後には両手で顔を覆っていて、とてもかわいら―――」
ランジヤが「可愛らしい」と最後まで言う前に言葉を詰まらせたのは、ウェインからの心臓を突き刺すような冷たい冷気を感じ取ったからだった。
ランジヤが、「まずい……、しゃべりすぎた!」と思った時にはすでに遅く、背中から伝わる怒気に無意識に足が震えた。
そして、ウェインの前に座っているフェデルとセルジオは、表情一つ変えずに背後のランジヤを黙らせたその姿に、自然と表情を引きつらせることとなったのだ。
そんな、全員を黙らせたウェインが放った言葉は、三人を真顔にさせていた。
「ランジヤ……、見すぎだ」
―――え? 怒ってるのはそこなの?
まさかの怒りポイントに三人は真顔になり、ウェインの本気の恋心にいろいろな意味で恐怖を覚えたのだ。
32
お気に入りに追加
1,160
あなたにおすすめの小説

【完結】私が見る、空の色〜いじめられてた私が龍の娘って本当ですか?〜
近藤アリス
恋愛
家庭にも学校にも居場所がない女子高生の花梨は、ある日夢で男の子に出会う。
その日から毎晩夢で男の子と会うが、時間のペースが違うようで1ヶ月で立派な青年に?
ある日、龍の娘として治癒の力と共に、成長した青年がいる世界へ行くことに!
「ヴィラ(青年)に会いたいけど、会いに行ったら龍の娘としての責任が!なんなら言葉もわからない!」
混乱しながらも花梨が龍の娘とした覚悟を決めて、進んでいくお話。
※こちらの作品は2007年自サイトにて連載、完結した小説です。

ご褒美人生~転生した私の溺愛な?日常~
紅子
恋愛
魂の修行を終えた私は、ご褒美に神様から丈夫な身体をもらい最後の転生しました。公爵令嬢に生まれ落ち、素敵な仮婚約者もできました。家族や仮婚約者から溺愛されて、幸せです。ですけど、神様。私、お願いしましたよね?寿命をベッドの上で迎えるような普通の目立たない人生を送りたいと。やりすぎですよ💢神様。
毎週火・金曜日00:00に更新します。→完結済みです。毎日更新に変更します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)

【完結】殺されたくないので好みじゃないイケメン冷徹騎士と結婚します
大森 樹
恋愛
女子高生の大石杏奈は、上田健斗にストーカーのように付き纏われている。
「私あなたみたいな男性好みじゃないの」
「僕から逃げられると思っているの?」
そのまま階段から健斗に突き落とされて命を落としてしまう。
すると女神が現れて『このままでは何度人生をやり直しても、その世界のケントに殺される』と聞いた私は最強の騎士であり魔法使いでもある男に命を守ってもらうため異世界転生をした。
これで生き残れる…!なんて喜んでいたら最強の騎士は女嫌いの冷徹騎士ジルヴェスターだった!イケメンだが好みじゃないし、意地悪で口が悪い彼とは仲良くなれそうにない!
「アンナ、やはり君は私の妻に一番向いている女だ」
嫌いだと言っているのに、彼は『自分を好きにならない女』を妻にしたいと契約結婚を持ちかけて来た。
私は命を守るため。
彼は偽物の妻を得るため。
お互いの利益のための婚約生活。喧嘩ばかりしていた二人だが…少しずつ距離が近付いていく。そこに健斗ことケントが現れアンナに興味を持ってしまう。
「この命に代えても絶対にアンナを守ると誓おう」
アンナは無事生き残り、幸せになれるのか。
転生した恋を知らない女子高生×女嫌いのイケメン冷徹騎士のラブストーリー!?
ハッピーエンド保証します。

【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
【完結】うっかり異世界召喚されましたが騎士様が過保護すぎます!
雨宮羽那
恋愛
いきなり神子様と呼ばれるようになってしまった女子高生×過保護気味な騎士のラブストーリー。
◇◇◇◇
私、立花葵(たちばなあおい)は普通の高校二年生。
元気よく始業式に向かっていたはずなのに、うっかり神様とぶつかってしまったらしく、異世界へ飛ばされてしまいました!
気がつくと神殿にいた私を『神子様』と呼んで出迎えてくれたのは、爽やかなイケメン騎士様!?
元の世界に戻れるまで騎士様が守ってくれることになったけど……。この騎士様、過保護すぎます!
だけどこの騎士様、何やら秘密があるようで――。
◇◇◇◇
※過去に同名タイトルで途中まで連載していましたが、連載再開にあたり設定に大幅変更があったため、加筆どころか書き直してます。
※アルファポリス先行公開。
※表紙はAIにより作成したものです。
隣国が戦を仕掛けてきたので返り討ちにし、人質として三国の王女を貰い受けました
しろねこ。
恋愛
三国から攻め入られ、四面楚歌の絶体絶命の危機だったけど、何とか戦を終わらせられました。
つきましては和平の為の政略結婚に移ります。
冷酷と呼ばれる第一王子。
脳筋マッチョの第二王子。
要領良しな腹黒第三王子。
選ぶのは三人の難ありな王子様方。
宝石と貴金属が有名なパルス国。
騎士と聖女がいるシェスタ国。
緑が多く農業盛んなセラフィム国。
それぞれの国から王女を貰い受けたいと思います。
戦を仕掛けた事を後悔してもらいましょう。
ご都合主義、ハピエン、両片想い大好きな作者による作品です。
現在10万字以上となっています、私の作品で一番長いです。
基本甘々です。
同名キャラにて、様々な作品を書いています。
作品によりキャラの性格、立場が違いますので、それぞれの差分をお楽しみ下さい。
全員ではないですが、イメージイラストあります。
皆様の心に残るような、そして自分の好みを詰め込んだ甘々な作品を書いていきますので、よろしくお願い致します(*´ω`*)
カクヨムさんでも投稿中で、そちらでコンテスト参加している作品となりますm(_ _)m
小説家になろうさん、ネオページさんでも掲載中。
捨てた騎士と拾った魔術師
吉野屋
恋愛
貴族の庶子であるミリアムは、前世持ちである。冷遇されていたが政略でおっさん貴族の後妻落ちになる事を懸念して逃げ出した。実家では隠していたが、魔力にギフトと生活能力はあるので、王都に行き暮らす。優しくて美しい夫も出来て幸せな生活をしていたが、夫の兄の死で伯爵家を継いだ夫に捨てられてしまう。その後、王都に来る前に出会った男(その時は鳥だった)に再会して国を左右する陰謀に巻き込まれていく。

異世界で王城生活~陛下の隣で~
遥
恋愛
女子大生の友梨香はキャンピングカーで一人旅の途中にトラックと衝突して、谷底へ転落し死亡した。けれど、気が付けば異世界に車ごと飛ばされ王城に落ちていた。神様の計らいでキャンピングカーの内部は電気も食料も永久に賄えるられる事になった。
グランティア王国の人達は異世界人の友梨香を客人として迎え入れてくれて。なぜか保護者となった国陛下シリウスはやたらと構ってくる。一度死んだ命だもん、これからは楽しく生きさせて頂きます!
※キャンピングカー、魔石効果などなどご都合主義です。
※のんびり更新。他サイトにも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる