女装メイドの俺がヘタレ宰相に絆された結果、大変なことになってしまった話。

バナナマヨネーズ

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キス

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 だからなのか、自然とセドルに俺からキスしてた。
 さっきみたいな激しく濃厚なやつをね。
 
 気が付けば夢中でセドルの唇と舌を吸ってた。
 酒の力なのか雰囲気にのまれたからなのかは分からないけど、今ならセドルとやっちまえそうな気分だった。
 まぁ、無理なんだけどな。
 
 濃厚なキスをした俺だけど、やっぱり一線を越えることは出来なかった。
 いくら気持ちが昂ろうとも出来ないものは出来ないのだ。
 だけど、キスはすげー気持ちよくて、お互いの舌を絡めあって、どっちのか分からなくなった唾液を飲み込んで、お互いの唇を舌を夢中で貪り合っていた。
 
「はぁ…むちゅぅう。んっんんぅ……。うちゅっ……うぅ」

「うっ、むぅ…はぁはぁ……。シューニャさん。キス、気持ちいですね……」

「はぁっつぅ……。あっんん……。はぁ……ふ…ふつう」


 俺は強がって普通って言ったけど、本当は腰に力が入らなくなるくらい気持ちよくなっていたけど、そんなこと絶対に言ってやるもんかってんだ!
 
 俺が無意味な意地を張って至って普通といった表情を作っていたけど、セドルは素直に気持ちよさを伝えてきた。
 そんな素直なところがちょっとだけ可愛いかもなんて思っていた俺は、向き合った体勢のセドルの股間が怒張していることに遅れて気が付いたのだ。
 ズボンを苦しそうに突き上げているセドルの股間が想像以上にビンビンになっていて、まずったかもしれないと思っていたけど、そんなことを知らないセドルは苦し気に言ったのだ。
 
「シューニャさん……。貴方に抱いてもらえるように後ろの準備をするので待っていてくださいね」

 そう言って、ズボンを寛げたのだ。
 そして、勢いよくセドルのバカデカいチンコが飛び出していた。
 先走りで濡れそぼつ先端は腹に付くくらいに硬くそそり勃っていたのだ。
 血管の浮き出たチンコに俺が思わず見入っている間に、セドルはさっき俺に見せた薄桃色の液体の入った瓶を開けようとしていた。
 それを見た俺は、セドルが本気で俺に抱かれる気なのだと理解した。
 そして、理解すると同時に、申し訳なさで俺の胸はいっぱいになっていた。
 俺は、瓶の封を切ろうとするセドルの手に触れていた。
 セドルは、そんな俺を不思議そうに見ていたが、このまま黙ったままでいる訳にはいかなくなった俺は口を開いていた。
 俺の秘密を知ればきっとセドルの熱も冷めるはずだと。
 
「悪い。俺は、お前を抱けない」

 俺のその言葉を聞いたセドルは、泣きそうな表情で俺の言葉に返した。
 
「何故です? お願いです。ひどくしてもいいですから、体だけでも貴方のものにしてください」

 体だけでもって……。
 俺をなんだと思ってるんだよ……。

「違うよ。これを見れば物理的に無理だって理解できるはずだ」


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