My Dr -貴女は僕の全てになった、だから貴女から僕以外の全てを奪おう

創作屋 鬼聴

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5章

6.可哀想な彼女《クロード目線》

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ジョザイア様は
アイリーンさんを
抱えて車に乗り込んでから、
ずっと機嫌がいい。


ジョザイア様は気絶したままの彼女を
愛おしそうに抱えたまま
膝に乗せて、ニコニコしながら
囁くように話し始める。


「僕のアイリーン、凄く可愛い‥
少し虐めただけでこんなに
ドロドログチャグチャ‥‥」


そう言って、
彼女のスカートの中に手を差し入れ
グチュグチュと秘所をかき混ぜる。

気を失っていても少し感じるのか
小さな声をあげて、彼女は身じろぐ。


「ぁ‥、」


すると、そのまま秘所をかき混ぜながら、
ジョザイア様は彼女に口付ける。

唇を密着させて、味わうように深くて長いキス。
飲み込みきれない混ざった唾液が
彼女の口から溢れ、彼はそれを舐めとる。


あまり見ていると、殺されかねないので
私は雨のながれるフロントガラスを
ワイパーでぬぐって、車を出した。

そして
バックミラーを調整して
二人を見る。


私は二人の行為を甘美に思いながらも、
彼女に同情する。


顔を紅くそめ、
精液と涙に濡らされた、

好き勝手に身体を蹂躙される
可哀想な彼女。



彼に好かれたばっかりに

家族を殺され、

婚約直前にレイプされて、

狂った男に攫われるのだ。


攫われた先で彼女が何をされるかなんて、
誰が見ても一目瞭然だ。


これからも彼は彼女から
ありとあらゆるものを奪い、犯し、
彼女を自分のものにするまで、
追い続けるだろう。

ジョザイア様は彼女を苦しめ、追い込み、
自分なしでは生きられないようにするつもりだ。



‥同情するよ。
まぁ助けるつもりはないけど‥。



ジョザイア様はまるで
テディベアを可愛がる子供みたいに
彼女を幸せそうに抱きしめたり、撫でたり、
擦り寄ったりしている。  

抵抗されないのが余程嬉しいらしい。


「好き‥大好き‥」


彼が呟くのが聞こえてきた。
怖っ‥‥単純に好きなだけなの?
それだけでここまでしてんの?ヤベェな‥


しかも彼はご機嫌余って歌い出す。


無駄に上手い‥
歌詞の内容は、

「あなたが僕の全て、絶対に逃さない」

だそうだ‥
おぞましすぎる。



車は交差点を曲がり、水たまりに突っ込んで
飛沫をあげる。
雨の音とウィンカーの音、
彼の歌が車内に暫く響いていたと思うと、



歌が止む。



そしてまた水音が聞こえた。
雨とは違う、甘ったるい水音。
そして小さな甘い声。


ジョザイア様は彼女を
広い後部座席に横たわらせ、
優しく押さえつけて深いキスをしている。

何度も角度を変えて、
彼の美しい顔から覗く、長く赤い舌が
彼女の唇に差し込まれては抜かれる。


「‥んっ‥ふっ‥はぁっ‥」


熱い口付けは
首にも手にも胸にも落とされて
彼女の身体に紅い華を咲かせる。


彼の顔は幸せそうな微笑みを
たたえていて、
事情を知らなければ、二人は
まるで愛し合う恋人のようで、


官能的で美しい光景が広がる。



このまま見ていたら、事故を起こしそうだ‥
私はハンドルを握りなおし、
彼の屋敷の門をくぐる。



「ジョザイア様、もうすぐ着きますよ。」

「ああ。クロード、
アイリーンの部屋整えてくれた?」

「ええ勿論。」


ジョザイア様は彼女を
抱き起こして、膝に乗せ、
満足そうに髪を撫でる。


「ベットも?拘束具も?注射器も?」

「はい、用意しました。」 



それが
どう使われるかは想像に難くないな‥



門を抜けて暫くすると、

彼の屋敷が見えてくる。
ジョザイア様が彼女のために買ったもので、

孤立した場所にある、豪勢で、
シックな西洋建築の広すぎるお屋敷。



あぁ、ここが彼女の檻になるのか。


そんなことを考えながら、
後部座席のドアをあける。


ジョザイア様は彼女を抱えたまま、
車を出て、屋敷には入っていく。


機嫌よく、歌を歌いながら。





























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