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免色貞夫の執着

夜這い *性的描写有り

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ドアが…開いてしまった。
暗闇の中を彼が歩いてくる。
私に向かって真っ直ぐに。

「ぁ……ぁ…」

動く事ができない。
目を離すこともできない。
免色くんは額の傷から血を流しながら
私を睨んでいる。


「今、祈先輩って言った?」
 

「ぁ…ぁっ…」


声が出ない。

免色くんの黒々とした瞳は血走り
この世の物とは思えない形相だった。

私はベットの上をズリズリと後退ったが
すぐにその背は壁にぶつかる。


「ぁ…」


免色くんはそんな私の様子を
見下ろしながらベットに上がり込み
目を合わせ私の首を掴んだ。


「マコちゃん。僕を怒らせないで。」


「…ぁ…ご…ごめ…なさい…
許して…」


なんとか声を絞り出す。
首に食い込む彼の手はとても冷たく、力強い。


「…こ…殺さないで…」


私がそういうとほんの少しだけ、
彼は手の力を抜いた。
安堵のせいか再びボロボロ涙が流れる。


「…殺さないよ?
マコちゃんは…僕のお友達で…
…僕の恋人だもん。

…泣かないで…」


「ぇっ…!え…!?こ…こいびと!?」

「だって…マコちゃん僕のことす…好きなんでしょ?両思い…だからもう恋人だよね❤︎」

あまりに唐突で勝手な
彼の『恋人』発言に驚く暇もなく

免色くんはズリズリと近づいてきて
空いた手で私の顔を掴み自分の顔を寄せた。

もう唇が頬に触れそうなくらいに。

そして…


「…いっ!!??いゃ…」



私の頬に伝う涙を舐め上げ
そのまま眼球を舐めた。
丹念に何度も何度も。

グジュグジュした水音と共に
熱く柔らかい濡れた舌の感触が
顔を這いずり、耳をも濡らしてくる。


「…やめて…やめてよぉ…」


軽く抑えられているだけなのに
動けない。まるで人形にでもなったみたいに彼に身を任せることしかできない…

「ふふふ…僕のマコちゃん。
かわいぃねぇ。かわいそぉだね…

でも、僕と付き合ってるのに、
浮気するのがいけないんだよ。しかも付き合い始めたその日にさぁ…

友達としても、男としても…
祈より僕の方がずっぅと…ずっと、良いよ?

…今から証明してあげようね。」


免色くんは私をベットに
押し倒してお腹の上に馬乗りになった。

怖い…怖い…!!
あと、付き合ってないのに!!

体の震えが止まらない、顔はもう涙と
彼の唾液でベショベショに濡れている。

「ひぐっ…!!うぅ…!!やだ…やめて…」

私の言葉は聞かず、免色くんは
身体を撫で回すと私の服を捲り上げる。  

「マコちゃん。
お腹も胸もすべすべしてるね…
柔らかい…」

彼のしっとりとした冷たい手が直に触れ
身体の滑る様に這い回る。

「僕ら恋人になったんだから…
こういうのもして良いよね?」

お腹の上には熱くて硬い何かが当てがわれている…

「うぅ…っ」

凄く嫌で怖い…けど何も出来ない。
怖くて動けない。免色くんは私の身体を一通り撫で回した後、胸の辺りに耳をつけた。

冷たい頬と痛んだ髪の感触…
ゾワゾワと湧き上がる嫌悪感を
必死に耐える。


「…ドクドク聞こえるね。
怖い…?それとも緊張してる…?

大丈夫、僕も初めてだから…安心して?」


「ぇ…っ???まって…!!」


何が…?何をする気?
困惑しながらも顔から血が引いていくのがわかる。…いやだ。嫌だ嫌だ嫌だ…!!

そんな思いとは裏腹に身体は全く動かせず
スルスルと服が脱がされていく。

ボロボロ泣く私とは対照的に
免色くんは顔を赤くして穏やかに笑う。

「大丈夫だよ。だいじょうぶ。
さっきは開けてくれないから
ちょっと脅かしただけ。痛くしないよ?」

彼は私を裸に剥くと太腿の裏を掴んで
脚を開かせその間に顔を埋めた。
柔らかい唇が触れて、身体がピクリと跳ねる。


「やだ…やだ…免色くん…やめて…」


涙ながらに懇願しても彼は聞いていない。


「大丈夫。ゆっーくりほぐしてあげる…
…初めてが痛かったら可哀想だもん。」


そう言って私の割れ目を舌でなぞり
ぷっくりと腫れた突起を弾くと
その奥へと舌を捻じ込んだ。

「ひぁっ…!!?あっ…や…やめ…」

甘い刺激が脳を何度も突き刺し 
部屋の中にピチャピチャという水音が響く。

身を捩って逃げようとしても
腰をガッシリと掴まれて逃げられない。
脚を閉じたくても彼が無理矢理に脚を開かせ
恥ずかしい所を露わにする。

彼の舌がグチュグチュ卑猥な音を立てて
激しく膣の中を這い回り、擦り上げる。

下腹部を掌でぐりぐり押しながら
中からは舌で私は子宮を押しつぶされて

悲鳴にも近い嬌声が上がってしまう。

そして私の陰部は彼の口で覆われて
外側を突起をナカを…執拗に嬲られていく。


「ひぁ…あっっあっやだ…やめて…お願い…こわいよぉ…」


涙を流しながら、懇願しても
彼は私にむしゃぶりつくばかりで
話を聞いている様子はない。

顔を真っ赤にして
夢中で私の中を舐め回している。

そしてそれは何時間も続いた。
例えじゃなく本当にそれぐらい長く彼は私の中を味わっていた。

執拗な程にナカは解されて、
ひくひくと痙攣しながら愛液をドプトプと吐き出す。


「うぅ…あっ…あぁ…はぁ…」


彼の熱い吐息と熱い舌の感触に無意識で腰をうねらせる。シーツはもうびしょ濡れで
身体は言う事を聞かない。

「…ふふふっマコちゃん
気持ちいね?声可愛いね?…えへへ…
…想像してた通り…ふふふっ」

免色くんはやっと私の陰部から口を離すと
ニヤニヤと笑いながら
びっしょりと濡れた口元を指で拭って
舐めとった。

そして私を組み敷いて顔をじっと見つめる。
彼の髪がカーテンみたいに降りてくる。


「…やだ…やめて…免色くん…」

「大丈夫…怯えないで、マコちゃん。
ゆっーくり解してあげるって言ったでしょ?」

彼はそう言うと同時に指を私の中に
グプリと挿し込んだ。
よく解れた膣は簡単に彼の指を飲み込む。

「ぁあっっ…!!!!?」

異物感に悲鳴が上がる。
それを聞いて免色くんは更に恍惚とした表情になった。

「…熱くてキツくてヌルヌルしてる…
凄く気持ちよさそう…早く拡げてあげようね」

「あっあ…あぁ!!やめ…うっ…」


免色くんは容赦なく私の中に指をもう一本
捩じ込み、指を開いてナカを押し拡げた。


「あぐっ…うぅ…」


「どう?痛くないでしょ?
…いっぱい舐めて濡らしてあげたもんね?

もうちょっと拡げてあげるね。」


そう言うと指で勢いよく
ナカを擦り上げ始める。
グチャグチャいやらしい音がして
不慣れな快感に身体が跳ねる。


「んっ…あぅ…あっ…やだ……そこダメ…っ
ひぁあっ!!」


恐怖と快感が脳を支配していた。

こんなに入念に慣らされて…
その後…私は…私は…彼に…

そう思うと背筋が凍りつく。
こんなに嫌なのに…こんなに怖いのに…

それとは裏腹に身体が跳ねて
奥の方からトプトプと私の愛液が流れ出してしまうのを感じた。


「上手にいけたね。
これならきっと大丈夫だよ…」


免色くんは私に馬乗りになり首を片手で抑えた。そして、ベルトを外す。
ガチャガチャと鳴るその音に私は戦慄する。

逃げなきゃ…!!
嫌だ…嫌だ嫌だ…怖い…怖い…!!

「やだ…!!やめて!!離して!!」

逃げたくて仕方ないのに…
身体は人形の様に動けないまま。
彼に身体を預けてしまっている。

「大丈夫…あんなに解したんだから痛くないよ。安心して?…マコちゃん。

恋人同士、いっぱい愛し合おうね?
もう僕以外目に入らなくなっちゃうくらい
気持ちよくしてあげる…

僕、マコちゃんのこと考えながらいっぱい練習したから…きっと上手にできると思うよ?」


敏感になった入り口に
硬くて熱いモノがあてがわれる。

先がグリグリと密着してきて
今にも入ってしまいそうだ。

恐怖のあまり、ボロボロ涙が溢れ
必死で私は首を振った。

「かぁいいねマコちゃん…
気持ちくてイヤイヤしてる…
これからもっと気持ち良くなるからね… 

あはぁ…嬉しいなぁエッチって…
恋人の特権だよね…」

免色くんは息を荒くして顔を真っ赤にしながらヘラヘラ笑って、先をまたグチュリと強く押し当ててくる。捩じ込まれそうになるそれに私は死物狂いで抵抗した。

「やだ!!やだ!!やめて…っっ!!
免色くん…お願っ

ひぐっぁあああっっ!!??!!」


言い終わる前にズブっと一気に
彼のモノが私を奥まで貫いた。


「ああっ!!?ああ…っ」


「はぁ…ごめんねぇ…我慢できなかった…。
痛くないよね??

うぅっ…はぁ気持ちい……
マコちゃんのナカ…凄く良い…ぅう…っ…

ごめんね…怖いね?ゆっくり動くからね…」


免色くんは私に覆いかぶさる様に抱きつくと
ゆっーくり腰を引いて私の中を擦り上げる。


「ああっ…あぁあっんっぐぅ…!!」


ナカを蹂躙する熱くて硬い、大きな異物感に
大粒の涙が流れる。

あぁ私…免色くんに…

心に溢れる恐怖と不快感、嫌悪感とは裏腹に甘い矯正が部屋に響く。


「あ…あぅ…」


ゆっくりと引かれたソレは
再び私の膣を掻き分け、押し拡げながら
奥まで捩じ込まれギューッと子宮を押しつぶす。

パチュんパチュンっというゆっくりした水音と免色くんの湿った荒い吐息が耳を掠める。

奥に挿入される度、腰がビクビクと震える。
彼も中に入る度、
私を抱きしめながら苦しそうに悶えている。

「ああっ…うぅ…マコちゃんそんなにキツく締め付けないで…ぁぐっ…気持ちい…
せーえき上がって来ちゃう…」

免色くんはそう呟きながら
私を抑えつけ腰を振って
自分勝手に何度も私のナカを擦り上げる。

「ひぁ…あっあっ…!!やら…っあぐっ!!」

「マコちゃん…マコちゃん…はぁっ…うっ
僕ら繋がってるね?きもちいね…ぅ…僕らっ
ラブラブの恋人同士だぁ…えへへっ…」

執拗に解された身体は彼が少し動いただけで
耐え難い快感が走る。

犯されている間、私の頭は真っ白で
涙を流しながら嬌声を上げるしかなかった。
その声に欲情したのか彼の動きは段々と激しくなっていく。

「あっ…あ…んん!…うぅ…ああっっ…!!」


「マコちゃん…可愛い…っ!
えっち気持ちいね?

ぅう…僕も気持ち良くておかしくなりそう… っ…ごめんね…。

ちょっとだけ頑張って。」


「えっ…」

そう言うと一瞬だけ彼は動くのをやめて
力強く奥まで一気に突き上げた。

「ひああぁああああぁ…!!!!?」

痛みなのか激しい快楽なのかわからないものが全身を突き抜けて私は叫び、
無意識に彼に抱きついていた。


「ああっ…マコちゃん…いったの?
嬉しい!!もっとよくしてあげる!!」


それに気を良くした彼は私の中をまた
何度も何度も激しく打ち付けた。

「やだ…!!やめて…っっ!!
ああっっう!!おねが…はぁあ…っっん!!」

ナカが何度も何度も激しく擦られ
快感のあまり意識が飛びそうになる。
するとまた奥を激しく突かれ飛び上がる様に
意識が戻る。

それがずっと繰り返される。

彼は泣き叫びながらよがる私に腰を叩きつけながらキスをした。
舌が喉まで届きそうなくらい深く苦しい長いキス。

膣と喉が同時に奥深くまで犯され
何度も何度も私は絶頂させられた。

「マコちゃん…好きっ好きっ…大好き…
君は僕のものっ!!僕の!!」

やっと私から口を離すとそんな事を言いながらまだ私に腰を振り続ける。

膣を激しく擦り上げられ
子宮をガンガン突き上げられて
脳を嬲られている様な快楽が永遠と続く。

「ああっ!!!?はぁ…っあっぁっあ!!
あぐっ!!あっっ…!!!!んっあっっ!!

死んじゃ…う…ぅっ!やめて…っやだっあ!!」

身体をビクビク痙攣させながら
嬌声をあげ泣き叫んだ。

彼は聞く耳を持たず
私の中に挿入したまま起き上がり腰を掴んで
まるで私を道具の様に扱い、犯しつづけた。

膣奥に彼のモノがゴリゴリと当たって
何度も何度も絶頂させられ、
ソレが押し込まれる度、奥から潮が溢れた。

「ああ…っあああっ…もう、やめ…あああっっ!!!!」

「あっ…マコちゃん…マコちゃん…ぅっ
気持ちい?気持ちい?気持ち良くなってるの凄く可愛い…

こっちにきたら…毎日見せてね。
毎日毎日…気持ちよくしてあげるから…ぁっ」


このまま、私は拷問とも思えるくらい
何十回、何百回も休む事なく絶頂させられ続けた。

それは何十時間も続いた様な気すらする。

私が気を失うまで
ずっと彼は幸せそうに笑いながら

延々と延々と私を犯し、
濃くドロドロとした熱い精を
私の中に溢れるまで吐き出し続けた。











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