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ヒロセと、超級マンションの新しい住人3
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「っふ、わ~~~、こちょばいですー」
おやっ、なんか女の子が木から飛び出してきたぞ。
木から飛び出てきたのは、緑色の髪色をした緑色のワンピースの女の子だった。
「……、シア何か出てきたぞ」
「そうですわねー。何か出てきたですわー」
俺たち二人はなんかでてきたなーと緑色の女の子を眺めている。いやー、それにしても木がいきなり生えてきたと思ったら、今度は女の子か―。どうなってるんだろうな?
「何が何か出てきたなー、ですか。いきなりこちょばすなんて、あんまりです~~~」
緑色の女の子が俺のほうを指さして地団駄を踏んでいるぞ。ちょっと怒っているようだけど、ちっさい女の子が地面をふみふみしてもかわいいだけだぞ。
「いやな。何もなかったところに、とつぜん木が生えてきたんだぞ。誰だって、そんなことが起きたら、気が動転してこちょばすと思うけどなー」
「むふ~~~。そんなこと言っても駄目ですー。急にこちょばすなんて……。お返しに私もこちょばすですー。こちょこちょですー」
そう言って、緑色の女の子が手をこちょこちょ動かしながら、俺のほうに向かって走ってきた。
おっ、やるつもりかー。そっちがその気なら、こっちもやるぞー。こちょばし返し。。俺は緑色の女の子に向かって、手をこちょこちょしながら走って近づいた。
「こしゃくな~~~ですー」
緑っ子が俺の脇腹に手を伸ばしてくる。
「ふん、あまいわ」
俺はその手をよけて、緑っ子の脇腹に手を伸ばす。。
しかし、
「あまいです~~~」
緑っ子も歴戦の勇士。俺のこちょこちょ手を難なくよける。
「とりゃ~~~~~」
「おりゃ~~~~~、です~」
…………。
……。
…。
~しばらくして~
「むふ~~~、ですー」
「緑っ子、なかなかやるなー」
「そっちこそー、ですー」
俺と緑っ子はにやりと笑い、、互いに近づく。二人の距離が手の届くほどに近くなったとき、
がしっ。
俺と緑っ子は互いの猛勇をたたえあって、かたい握手を交わしたのだった。
◇
「ふわわ~、やっと終わったですの?」
俺と緑っ子がかたい握手を交わして互いをたたえあっている横で、シアはデッキチェアにあおむけになっちをジトーと眺めてそう言ってきた。なんかおいしそうなジュースまで飲んでるぞ。
「シアはシャレの分からないやつだなー」
「まったくですー」
俺と緑っ子はシアに文句を言う。で、緑っ子と俺がね~~~と、頷きあっていたら、
「ほう~~~ですわー。いい度胸ですわー」
ごきっ。
ボロボロボロ。。
……、シアがその辺の石を握りつぶして、ボロボロにした。石って、握ったらつぶれるものだったっけな? 少なくとも俺の紙ステータスではできないぞ。
こわいこわい。魔族戦闘民族すぎるだろー。
まあ、魔族はシアしかしらないんだけどな。。
「ふむ、それで緑っ子はどこの誰なんだ?」
俺はこの流れを変えようと緑っ子に聞いた。そうだそうだ。この緑っ子、木から出てきたけどいったい何者なんだ?
「ナコは、ドライアドですー。木の精霊ですー」
「ナコ?」
「ナコはナコの名前ですー」
緑っ子改め、ナコは自分の胸をポンとたたいて自己紹介してきた。
「ふむ。ナコか。俺はヒロセ、こっちは……」
「アナスタシア、シアと呼んでですわー」
「よろしくですー」
「よろしくなー。それでナコはどうしてここに急に生えてきたんだ?」
俺は一番の疑問を聞いてみた。
「ここが日当たりよくて気持ちよさそうだったから、飛んできたですー」
高くて気持ちよさそうだったからか……。なんかこの超級マンションちょっと変なやつらに目をつけられているような気がするな。
光に弱くて地下室に住んでいる赤目少女に、日当たり大好きな緑っ子ナコか……。
まあ、にぎやかになりそうだし、いいかー。
◇
「ヒロセー、家賃はどうするですわー」
ナコにまた明日―と、部屋に戻ろうとすると、シアがそんなことを聞いてきた。
「あっ、いけないいけない。忘れてたー」
そうだ。そうだ。そうだったな。ドライアドでも一応家賃を取らないとな―。
「全くですわー」
「ナコ、ここは賃貸だから家賃がいるぞ」
「家賃って何ですー?」
俺が家賃いるぞって言うと、ナコがはてなという顔をして聞いてきた。
「ここに住むなら、月一で何かくれってことだな」
「えー、ナコ何も持ってないですー」
だと思った。うーん。どうしようかなー、ナコができそうなことかー。うん。そうだ。ナコは木の精霊だったな。
「じゃあ、ナコはシアの畑の手伝いをしてくれ。家賃はそれでいいぞ」
「それでいいですー?」
「ああ、いいぞ。木の精霊っていうからには何か植物に効用もありそうだしな。シアもそれでいいかー?」
「いいですわー。よろしくですわー、ナコさん」
「よろしくですー」
こうして超級マンションにもう一人住人が加わったのだった。
ナコ、ゲットだぜ。。
おやっ、なんか女の子が木から飛び出してきたぞ。
木から飛び出てきたのは、緑色の髪色をした緑色のワンピースの女の子だった。
「……、シア何か出てきたぞ」
「そうですわねー。何か出てきたですわー」
俺たち二人はなんかでてきたなーと緑色の女の子を眺めている。いやー、それにしても木がいきなり生えてきたと思ったら、今度は女の子か―。どうなってるんだろうな?
「何が何か出てきたなー、ですか。いきなりこちょばすなんて、あんまりです~~~」
緑色の女の子が俺のほうを指さして地団駄を踏んでいるぞ。ちょっと怒っているようだけど、ちっさい女の子が地面をふみふみしてもかわいいだけだぞ。
「いやな。何もなかったところに、とつぜん木が生えてきたんだぞ。誰だって、そんなことが起きたら、気が動転してこちょばすと思うけどなー」
「むふ~~~。そんなこと言っても駄目ですー。急にこちょばすなんて……。お返しに私もこちょばすですー。こちょこちょですー」
そう言って、緑色の女の子が手をこちょこちょ動かしながら、俺のほうに向かって走ってきた。
おっ、やるつもりかー。そっちがその気なら、こっちもやるぞー。こちょばし返し。。俺は緑色の女の子に向かって、手をこちょこちょしながら走って近づいた。
「こしゃくな~~~ですー」
緑っ子が俺の脇腹に手を伸ばしてくる。
「ふん、あまいわ」
俺はその手をよけて、緑っ子の脇腹に手を伸ばす。。
しかし、
「あまいです~~~」
緑っ子も歴戦の勇士。俺のこちょこちょ手を難なくよける。
「とりゃ~~~~~」
「おりゃ~~~~~、です~」
…………。
……。
…。
~しばらくして~
「むふ~~~、ですー」
「緑っ子、なかなかやるなー」
「そっちこそー、ですー」
俺と緑っ子はにやりと笑い、、互いに近づく。二人の距離が手の届くほどに近くなったとき、
がしっ。
俺と緑っ子は互いの猛勇をたたえあって、かたい握手を交わしたのだった。
◇
「ふわわ~、やっと終わったですの?」
俺と緑っ子がかたい握手を交わして互いをたたえあっている横で、シアはデッキチェアにあおむけになっちをジトーと眺めてそう言ってきた。なんかおいしそうなジュースまで飲んでるぞ。
「シアはシャレの分からないやつだなー」
「まったくですー」
俺と緑っ子はシアに文句を言う。で、緑っ子と俺がね~~~と、頷きあっていたら、
「ほう~~~ですわー。いい度胸ですわー」
ごきっ。
ボロボロボロ。。
……、シアがその辺の石を握りつぶして、ボロボロにした。石って、握ったらつぶれるものだったっけな? 少なくとも俺の紙ステータスではできないぞ。
こわいこわい。魔族戦闘民族すぎるだろー。
まあ、魔族はシアしかしらないんだけどな。。
「ふむ、それで緑っ子はどこの誰なんだ?」
俺はこの流れを変えようと緑っ子に聞いた。そうだそうだ。この緑っ子、木から出てきたけどいったい何者なんだ?
「ナコは、ドライアドですー。木の精霊ですー」
「ナコ?」
「ナコはナコの名前ですー」
緑っ子改め、ナコは自分の胸をポンとたたいて自己紹介してきた。
「ふむ。ナコか。俺はヒロセ、こっちは……」
「アナスタシア、シアと呼んでですわー」
「よろしくですー」
「よろしくなー。それでナコはどうしてここに急に生えてきたんだ?」
俺は一番の疑問を聞いてみた。
「ここが日当たりよくて気持ちよさそうだったから、飛んできたですー」
高くて気持ちよさそうだったからか……。なんかこの超級マンションちょっと変なやつらに目をつけられているような気がするな。
光に弱くて地下室に住んでいる赤目少女に、日当たり大好きな緑っ子ナコか……。
まあ、にぎやかになりそうだし、いいかー。
◇
「ヒロセー、家賃はどうするですわー」
ナコにまた明日―と、部屋に戻ろうとすると、シアがそんなことを聞いてきた。
「あっ、いけないいけない。忘れてたー」
そうだ。そうだ。そうだったな。ドライアドでも一応家賃を取らないとな―。
「全くですわー」
「ナコ、ここは賃貸だから家賃がいるぞ」
「家賃って何ですー?」
俺が家賃いるぞって言うと、ナコがはてなという顔をして聞いてきた。
「ここに住むなら、月一で何かくれってことだな」
「えー、ナコ何も持ってないですー」
だと思った。うーん。どうしようかなー、ナコができそうなことかー。うん。そうだ。ナコは木の精霊だったな。
「じゃあ、ナコはシアの畑の手伝いをしてくれ。家賃はそれでいいぞ」
「それでいいですー?」
「ああ、いいぞ。木の精霊っていうからには何か植物に効用もありそうだしな。シアもそれでいいかー?」
「いいですわー。よろしくですわー、ナコさん」
「よろしくですー」
こうして超級マンションにもう一人住人が加わったのだった。
ナコ、ゲットだぜ。。
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