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第十章 直樹の楓溺愛監禁計画
59. 繰り返しの、その先(※) side. 楓
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直樹さんと体の関係を初めて持った時、直樹さんは『挿入に拘らなくてもいい』と言ってくれた。
挿入しなくても2人で気持ち良くなる方法は、たくさんあることを知った。
直樹さんが嫉妬してしまうのは、私に挿入できないせいで『私が直樹さんの物』だと認識できないからだと思ったけど、そうじゃなかった。
直樹さんが私に挿入しないでいてくれるのは、直樹さんが抑圧してるからだと思ったけど、そうじゃなかった。
だったら。
本当に、挿入なんて、してもしなくても、いいのかもしれない。
そう思った瞬間、私の中にはある想いが芽生えるのを感じた。
ーーー私、直樹さんと繋がりたい。
してもしなくてもいいなら、『大好きな人と繋がりたい』と思った。
「直樹さんっ! 私に挿入してくださいっ!」
私の心の変化に気付いたのだろう。
直樹さんはニッコリ微笑んで、口を開いた。
「うん、もちろんいいよ」
だけど、直樹さんが続けた言葉に、私は驚いた。
「……でも、今日は指だけね」
「えっ?! 指だけ?!」
「うん。俺のを挿れるのは、楓のナカをゆっくり時間をかけて解してから」
「ええっ!!! 何でですか?!」
「たぶん、今の段階で俺のを挿れたら、楓は物凄く痛いと思うんだ」
「え、でも、私、それでも……」
「俺、楓に痛い思いをさせるの、絶対に嫌なんだ。楓が本当に気持ち良くなることだけさせてほしい。……俺のために」
『俺のために』という言葉で、先ほど直樹さんが言っていた言葉が脳裏をよぎる。
ーーー『楓を気持ち良くしてる時は、少しだけ、「楓が俺の物」だって実感できるのかもしれない』
昨日、私が無理な挿入をお願いしたせいで、直樹さんを泣かせてしまったことを思い出す。
きっと、私が痛い思いをするようなことを、直樹さんに無理にお願いしてしまったからだ。
昨日私がしたことは、自分の身体だけでなく、直樹さんの心も傷付ける行動だったのだと気付く。
直樹さんと早く繋がりたい気持ちもある。
多少痛かったとしても我慢する覚悟もある。
だけど、直樹さんの心をこれ以上傷付けたくない。
私は迷った末に、頷くことにした。
「……わかりました」
「よかった。……楓もさ、『早朝の電車』みたいに無理のないところから始めて、繰り返しながら少しずつ進んでいこうね」
直樹さんがふわりと微笑んで言った。
そうだ。『早朝の電車』。
呉東さんは、早朝の電車には乗れて、そこから1本ずつ遅い電車に乗ったと言っていた。
繰り返しながら、少しずつ進んでいくことで、恐怖心を克服したんだ。
その瞬間、過去の自分の発言が脳裏をよぎった。
ーーー『少しずつ進んで、繰り返していけば、次第に恐怖感も薄れていくんじゃないかなぁと思って』
男性との性行為自体が怖かった時、私は確かそう言った。
その直後、直樹さんの愛撫があまりにも気持ち良くて、『少しずつ』どころか絶頂まで、直樹さんに進むことをねだってしまったのだったけど。
その後も、直樹さんに色んな方法で気持ち良くしてもらってきたことで、挿入以外の恐怖心はすっかりなくなっている。
私も、呉東さんと同じことを過去にしていたのに。
何故か『挿入』は、『するかしないか』だと思い込んでいた。
でも、直樹さんは、『挿入』も無理のないところから、少しずつ進められる方法を考えてくれたんだ。
私に、痛い思いをさせないために。
「直樹さん、……ありがとう、ございます……っ!」
感謝の気持ちでいっぱいになって、思わず涙ぐんでしまった私に、直樹さんは優しくキスしてくれた。
そのまま、唇を喰み合い、キスがだんだんと深くなっていく。
直樹さんは口付けながら、私の胸へと指を這わせた。
私が気持ち良いと感じるところを優しく丁寧に、的確に愛撫してくれる。
直樹さんは、私のこと、本当に何でも知ってくれているんだと思うと、安心感に包まれる。
そして、すっかり蕩けた私の蜜口に直樹さんの中指が這わされた。
「じゃあ、楓、挿れるよ」
「はい……」
私の体が強張ったことに直樹さんは気付いたのだろう。
すぐにキスを再開してくれて、唇に与えられる快感に、私の心が解けていくのを感じた。
もちろん痛いことはあるかもしれない。
でも、直樹さんならすぐにやめてくれるってわかる。
それで、一緒に、どうしたら痛くないか考えてくれるんだ。
だって、直樹さんは今までも、うまくいかないことがあったら一緒に考えてくれた。
私の突拍子もない申し出を、実現可能な解決策に落とし込んでくれた。
少しだけ残っていた恐怖心が、再び安心感に包まれていくのがわかる。
その瞬間、つぷり、という感触と共に、私の中に直樹さんの指が差し込まれたのがわかった。
「楓、大丈夫?」
直樹さんが顔を離し、心配そうに尋ねる。
全然、痛くなかった。
「はい……」
「じゃあ、もう一段階、進めるよ」
私がコクリと頷くと、直樹さんの指がお腹側の内壁を辿り、少しだけ奥へと侵入していく。
内壁が擦られる感覚に落ち着かない気持ちになる。
そして、直樹さんはナカに入れた指をある一点で止めて、そこに優しく押し当てた。
「……っ」
ゾワゾワとする波がじんわり押し寄せてくるのを感じた。
直樹さんは今までも私の体の色んな場所を、たくさん気持ち良くしてくれたのだけど、そのどれとも違う感覚に戸惑ってしまう。
「楓、痛くない?」
私はこくんと頷いた。
「……でも、へん、なの、……なにか、きちゃい、そうで……」
「……大丈夫。そのまま、感じていて」
すると、直樹さんはふわりと微笑んで、今度は親指の腹で、私の蜜口から溢れた蜜を秘芽へと塗り広げ、そのままそこをくるくると愛撫した。
「ぁあぁ……」
「楓、このまま達してみようか」
直樹さんはそう言って、キスを再開してくれた。
頭の中が一気に蕩けて、内壁からじわじわ登ってくる波と、秘芽から急激に登ってくる波が合わさっていくのを感じた。
「ぁあっぁああん」
思わず唇を離し、直樹さんの首にしがみついた。
直樹さんはそのまま親指の動きを止めず、波が続いた少しの間、秘芽を優しく愛撫し続けてくれた。
「なおきさんっ、なおきさぁんっ」
切ない波が続く間ずっと、必死に直樹さんの名前を呼んだ。
波がひいていき、はぁはぁと息が上がり、脱力する。
私の波が落ち着いた後、直樹さんの指がちゅぷんっと抜かれた。
直樹さんの方に視線を合わせると、少しだけイタズラっぽく微笑む大好きな人と目が合った。
「楓、『今日の分』ね」
「……!」
以前、白濁をまとった直樹さんのモノを口に含んだ後、私が言っていた『今日の分』という言葉。
直樹さんが自身の白濁を『汚いもの』のように感じてしまっていることに気付いた時、私が口に含むことを繰り返して、『汚くないもの』という認識を直樹さんに刷り込んでいこうと思ったのだ。
そして繰り返しながら少しずつ進むことで、直樹さんは私がお願いした時は、お互いの口でし合うことに応じてくれるようになった。
だから、きっと、大丈夫だ。
この繰り返しの先に、直樹さんと繋がれる未来を確かに感じて、私は幸福感に包まれた。
◇◇◇
幸せに包まれていた私は、この時、すっかり忘れていた。
昨日のショウ先輩との会話で、直樹さんがショウ先輩に寝取られた女性を、まだ忘れられられずに引き摺っていると気付いたことも。
カフェで直樹さんの連絡を待つ間、直樹さんがその女性と家で会っている妄想が止まらなくて、『早く完全に克服しなければ』と思い詰め、私が極端な行動に出る一端となったことも。
そして先ほど、直樹さんに、何があったのか聞かれた時も、その女性に関わる話は怖くて一切できなかったことも。
私はすっかり忘れて、直樹さんの腕の中、幸福感に浸っていた。
挿入しなくても2人で気持ち良くなる方法は、たくさんあることを知った。
直樹さんが嫉妬してしまうのは、私に挿入できないせいで『私が直樹さんの物』だと認識できないからだと思ったけど、そうじゃなかった。
直樹さんが私に挿入しないでいてくれるのは、直樹さんが抑圧してるからだと思ったけど、そうじゃなかった。
だったら。
本当に、挿入なんて、してもしなくても、いいのかもしれない。
そう思った瞬間、私の中にはある想いが芽生えるのを感じた。
ーーー私、直樹さんと繋がりたい。
してもしなくてもいいなら、『大好きな人と繋がりたい』と思った。
「直樹さんっ! 私に挿入してくださいっ!」
私の心の変化に気付いたのだろう。
直樹さんはニッコリ微笑んで、口を開いた。
「うん、もちろんいいよ」
だけど、直樹さんが続けた言葉に、私は驚いた。
「……でも、今日は指だけね」
「えっ?! 指だけ?!」
「うん。俺のを挿れるのは、楓のナカをゆっくり時間をかけて解してから」
「ええっ!!! 何でですか?!」
「たぶん、今の段階で俺のを挿れたら、楓は物凄く痛いと思うんだ」
「え、でも、私、それでも……」
「俺、楓に痛い思いをさせるの、絶対に嫌なんだ。楓が本当に気持ち良くなることだけさせてほしい。……俺のために」
『俺のために』という言葉で、先ほど直樹さんが言っていた言葉が脳裏をよぎる。
ーーー『楓を気持ち良くしてる時は、少しだけ、「楓が俺の物」だって実感できるのかもしれない』
昨日、私が無理な挿入をお願いしたせいで、直樹さんを泣かせてしまったことを思い出す。
きっと、私が痛い思いをするようなことを、直樹さんに無理にお願いしてしまったからだ。
昨日私がしたことは、自分の身体だけでなく、直樹さんの心も傷付ける行動だったのだと気付く。
直樹さんと早く繋がりたい気持ちもある。
多少痛かったとしても我慢する覚悟もある。
だけど、直樹さんの心をこれ以上傷付けたくない。
私は迷った末に、頷くことにした。
「……わかりました」
「よかった。……楓もさ、『早朝の電車』みたいに無理のないところから始めて、繰り返しながら少しずつ進んでいこうね」
直樹さんがふわりと微笑んで言った。
そうだ。『早朝の電車』。
呉東さんは、早朝の電車には乗れて、そこから1本ずつ遅い電車に乗ったと言っていた。
繰り返しながら、少しずつ進んでいくことで、恐怖心を克服したんだ。
その瞬間、過去の自分の発言が脳裏をよぎった。
ーーー『少しずつ進んで、繰り返していけば、次第に恐怖感も薄れていくんじゃないかなぁと思って』
男性との性行為自体が怖かった時、私は確かそう言った。
その直後、直樹さんの愛撫があまりにも気持ち良くて、『少しずつ』どころか絶頂まで、直樹さんに進むことをねだってしまったのだったけど。
その後も、直樹さんに色んな方法で気持ち良くしてもらってきたことで、挿入以外の恐怖心はすっかりなくなっている。
私も、呉東さんと同じことを過去にしていたのに。
何故か『挿入』は、『するかしないか』だと思い込んでいた。
でも、直樹さんは、『挿入』も無理のないところから、少しずつ進められる方法を考えてくれたんだ。
私に、痛い思いをさせないために。
「直樹さん、……ありがとう、ございます……っ!」
感謝の気持ちでいっぱいになって、思わず涙ぐんでしまった私に、直樹さんは優しくキスしてくれた。
そのまま、唇を喰み合い、キスがだんだんと深くなっていく。
直樹さんは口付けながら、私の胸へと指を這わせた。
私が気持ち良いと感じるところを優しく丁寧に、的確に愛撫してくれる。
直樹さんは、私のこと、本当に何でも知ってくれているんだと思うと、安心感に包まれる。
そして、すっかり蕩けた私の蜜口に直樹さんの中指が這わされた。
「じゃあ、楓、挿れるよ」
「はい……」
私の体が強張ったことに直樹さんは気付いたのだろう。
すぐにキスを再開してくれて、唇に与えられる快感に、私の心が解けていくのを感じた。
もちろん痛いことはあるかもしれない。
でも、直樹さんならすぐにやめてくれるってわかる。
それで、一緒に、どうしたら痛くないか考えてくれるんだ。
だって、直樹さんは今までも、うまくいかないことがあったら一緒に考えてくれた。
私の突拍子もない申し出を、実現可能な解決策に落とし込んでくれた。
少しだけ残っていた恐怖心が、再び安心感に包まれていくのがわかる。
その瞬間、つぷり、という感触と共に、私の中に直樹さんの指が差し込まれたのがわかった。
「楓、大丈夫?」
直樹さんが顔を離し、心配そうに尋ねる。
全然、痛くなかった。
「はい……」
「じゃあ、もう一段階、進めるよ」
私がコクリと頷くと、直樹さんの指がお腹側の内壁を辿り、少しだけ奥へと侵入していく。
内壁が擦られる感覚に落ち着かない気持ちになる。
そして、直樹さんはナカに入れた指をある一点で止めて、そこに優しく押し当てた。
「……っ」
ゾワゾワとする波がじんわり押し寄せてくるのを感じた。
直樹さんは今までも私の体の色んな場所を、たくさん気持ち良くしてくれたのだけど、そのどれとも違う感覚に戸惑ってしまう。
「楓、痛くない?」
私はこくんと頷いた。
「……でも、へん、なの、……なにか、きちゃい、そうで……」
「……大丈夫。そのまま、感じていて」
すると、直樹さんはふわりと微笑んで、今度は親指の腹で、私の蜜口から溢れた蜜を秘芽へと塗り広げ、そのままそこをくるくると愛撫した。
「ぁあぁ……」
「楓、このまま達してみようか」
直樹さんはそう言って、キスを再開してくれた。
頭の中が一気に蕩けて、内壁からじわじわ登ってくる波と、秘芽から急激に登ってくる波が合わさっていくのを感じた。
「ぁあっぁああん」
思わず唇を離し、直樹さんの首にしがみついた。
直樹さんはそのまま親指の動きを止めず、波が続いた少しの間、秘芽を優しく愛撫し続けてくれた。
「なおきさんっ、なおきさぁんっ」
切ない波が続く間ずっと、必死に直樹さんの名前を呼んだ。
波がひいていき、はぁはぁと息が上がり、脱力する。
私の波が落ち着いた後、直樹さんの指がちゅぷんっと抜かれた。
直樹さんの方に視線を合わせると、少しだけイタズラっぽく微笑む大好きな人と目が合った。
「楓、『今日の分』ね」
「……!」
以前、白濁をまとった直樹さんのモノを口に含んだ後、私が言っていた『今日の分』という言葉。
直樹さんが自身の白濁を『汚いもの』のように感じてしまっていることに気付いた時、私が口に含むことを繰り返して、『汚くないもの』という認識を直樹さんに刷り込んでいこうと思ったのだ。
そして繰り返しながら少しずつ進むことで、直樹さんは私がお願いした時は、お互いの口でし合うことに応じてくれるようになった。
だから、きっと、大丈夫だ。
この繰り返しの先に、直樹さんと繋がれる未来を確かに感じて、私は幸福感に包まれた。
◇◇◇
幸せに包まれていた私は、この時、すっかり忘れていた。
昨日のショウ先輩との会話で、直樹さんがショウ先輩に寝取られた女性を、まだ忘れられられずに引き摺っていると気付いたことも。
カフェで直樹さんの連絡を待つ間、直樹さんがその女性と家で会っている妄想が止まらなくて、『早く完全に克服しなければ』と思い詰め、私が極端な行動に出る一端となったことも。
そして先ほど、直樹さんに、何があったのか聞かれた時も、その女性に関わる話は怖くて一切できなかったことも。
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