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0.3%のその後
0.3%のフラグ(※) side. ハル
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りんちゃんに父親認定してもらった後、二人で夕食を食べた。
少しだけ、りんちゃんの体調が良くなったように見えた。
りんちゃんは言った。
「ありがとう。体調、かなり良くなった。さっきはほんと、立てなかったから。アンタが来てくれて、正直助かった」
「ほんと?!よかったぁ」
「でももう、一人で大丈夫だから。アンタさ、……今日はもう帰ったら?」
「え?!ヤだ!りんちゃんの体調が心配だし、もうりんちゃんと離れたくない!」
「でも、うちにアンタの服も日用品も、何も無いし」
「大丈夫!持って来たよ」
「え?」
俺は鞄から着替えと日用品を取り出した。
りんちゃんは少し驚いた後、続けた。
「あと、うちのベッド、セミシングルで狭いから。さすがに私と2人で寝るのは、デカいアンタじゃ狭いんじゃない?かと言って、うちに他の布団もないし」
「大丈夫!持って来たよ」
俺は鞄から寝袋を取り出した。
それを見たりんちゃんが項垂れた。
「やたらデカい鞄だなと思ったら、寝袋まで入ってたなんて……」
「えへへ」
「何でそんなに無駄に準備がいいのよ?!……あ!」
りんちゃんの顔から血の気が引いた。
「アンタ、まさか、私のいない時に、家に入った、とか……?」
「いやいやいや!流石にそれはしてないよ?!信じられないかもしれないけど、信じてっ!」
「……」
「寝袋持って来たのはね、その、りんちゃんと一緒に寝たら、……勃っちゃうと思ったから。りんちゃんの状況わかんなかったし、りんちゃん家で抜くの、良くないかなーって思って、持って来たの!」
りんちゃんは呆れた顔で俺を見た。
そして、ふぅと一息吐いた後、小さな声で言った。
「……別に、うちで抜いても、いいけど」
「りんちゃんっっっ!!!」
結局、セミシングルのベッドで、2人で寝た。
◇
セミシングルのベッドはやっぱり狭い。
気を抜くと落ちちゃうから、いつもより密着してるかも。
至近距離で感じるりんちゃんの甘い香りが俺の煩悩をダイレクトに刺激する。
という訳で、俺はもちろん……勃ってしまった。
それに気付いたらしいりんちゃんが、口を開いた。
「寝れない?」
「……えへ」
「私、抜いてあげようか?」
「ええっ?!」
りんちゃん、今までそんなことしてくれたこと、なかったのに?!
りんちゃんは続ける。
「体調が万全な訳じゃないから、口は無理だけど。手なら、いいよ」
「りんちゃん、ちょっと!ちょっと待って……!そんなこと言われたら、ますます収まりがつかなくなっちゃう……!」
「うん、いいよ」
「りんちゃん……!」
すると、りんちゃんが少し躊躇ったあとに言った。
「……溜まったりして、アンタが他の女のとこに行っちゃったら、ヤだもん」
「ええっ、そんなこと絶対にしないよ~!俺、もうあんな絶望味わいたくないもん」
「……絶望?」
「うん。俺、本当に好きな子以外とした後、絶望しちゃうんだ」
「……そういえばアンタ、前に、『終わった後絶望する』って言ってたね」
「うん。でもね、それはちょっと違った。りんちゃんと初めてして、本当に好きな子としたら、俺、幸せになることがわかったんだ」
「……ふぅん」
「りんちゃんを思いっきり気持ち良くして、俺も気持ち良くなって、それってすごく幸せなことだったんだ」
「……」
「あんな幸せ、知っちゃったら、もう他は無理。だから俺は、これからどんなことがあっても、りんちゃんとしかしたくない」
「そう。……じゃあ、尚更、私がしてみたい」
「え?」
「私もアンタを気持ち良くして、私も幸せになるのか、試したい」
「りんちゃんっ!!!」
俺はギュッとりんちゃんを抱きしめる。
どちらからともなく、唇を重ねる。
りんちゃんは恐る恐るといったように、俺のモノに手を這わせた。
「ーーーんぅっ」
パジャマと下着越しでも、めちゃくちゃ興奮する。
既にバッキバキだ。締め付けが苦しい。
「ハルくん……」
「り、りんちゃん……」
「私さ、あんまやり方わかんないから、どこがいいとか教えてよ」
「う、うん……。とりあえず、脱いでも、いい?」
「……ダメ」
「えええっ?」
「私が脱がせたい」
「りんちゃん……!」
俺、こんなに幸せでいいんだろうか。
りんちゃんが俺の下のパジャマとパンツを下げたら、俺のモノがブルンッとものすごい勢いで飛び出した。
りんちゃんは下のパジャマとパンツを俺の足から抜いた後、俺の足の間に正座して、まじまじと俺のモノを見つめた。
「私、ちゃんと見たの初めて、かも……」
「俺、りんちゃんが濡れて解れたら、すぐ挿れちゃってたから。あんまりちゃんと見る機会なかったかもね」
「ヤッてる時、気持ち良くて、あんまり覚えてないっていうのもあるかも」
「りんちゃん……!そういうこと言われただけで、出ちゃいそうだから、ヤメテ」
「にしても、おっきいね。こんなのが1000回以上も、私のナカに入ってたんだねぇ……」
「りんちゃん!そういうこと言うのも、出ちゃうからダメッ!それに、りんちゃんが話す度、かかる吐息で既にイキそう……」
「えっ!そうなの?!」
りんちゃんはちょっとイタズラっぽく笑って、俺の亀頭にふぅっと息を吹きかけた。
「ぅあッ」
俺の体がビクッと反応する。
「ハルくん、気持ち良さそうだね」
りんちゃんはニコニコしながら、俺の亀頭をツンツンと触る。
「ん……りんちゃあん」
「ふふっ、気持ち良い?」
「もの、すごく……」
「そう。ここは?」
そう言って、りんちゃんは俺の玉袋を指で下から上にくいくいっと動かす。
「ぅあっ」
「気持ち良いの?」
「う、うん、すごく」
「ふぅん」
「あ、でも絶対強くしちゃダメ」
「そうなんだ」
「急所だから」
「股間蹴り上げられた男が、痛くて悶絶するとこ?」
「そうそう」
「じゃあ、優しくしないとだね」
そう言ってりんちゃんは、優しく手のひらで撫でてくれた。
気持ち良いけど、何よりりんちゃんが楽しそうに触ってくれるのが堪らない……。
玉袋をひとしきり触り終えたりんちゃんは、次は竿に指先で優しく触れる。
「ここは?気持ち良い?」
「うん。でも、そこは、ギュッて握ってほしい」
「これぐらい?」
「うぁっ、ぜつみょう、です……」
「動かしていい?」
言うなり、りんちゃんが竿を握ったままの手を上下する。
「ちょっ、りんちゃん?!返事する前に動かしてるよぉ」
「えへへ、ごめん」
「うぁっ……今、親指が当たったとこ、ヤバい」
「この筋っぽいのがあるとこ?」
「うん。裏筋って言うんだけど、すごい気持ち良くて。そこは優しく、してほしい」
「ふぅん、わかった」
そう言ってりんちゃんは、竿を握る手を上下させながら、空いてる方の指で裏筋をつうっと撫でた。
「うぅっ……りんちゃあん、気持ち良すぎる、よぉ」
「ハルくん、ほんと?」
りんちゃんは何だかとっても嬉しそうだ。
「うん、ほんとっ!ね、りんちゃん、次、また上のとこ、お願いしてもい?」
「うん、いいよ。ここ?」
りんちゃんが亀頭をちょん、と突いた。
「うぁっ……そ、そこ。今握ってくれてた竿との境目のとこ、こう指で輪っか作って、上下してほしい」
「うん。こう?」
「そうそう。で、たぶんすぐ出ちゃうから、上をティッシュで押さえててもらっていい?」
「え?もう終わりにするの?いつも、もっと長い時間挿れてない?」
「だってりんちゃん、さっきまであんなに体調悪かったでしょ?早く終わらせて、もう寝た方がいいよ」
俺は少し身を起こし、りんちゃんの頭から頬を撫でた。
りんちゃんは俺の手に、嬉しそうに頬擦りしながら言った。
「……うん、ハルくん、わかった。私の体のこと考えてくれて、ありがとう」
「ううん。りんちゃんは俺たちの子、お腹の中で育ててくれてるんだから、当たり前だよ」
「ハルくん……」
「……と言いつつ、俺がもたないだけなんだけどね」
「ふふっ、何それっ」
そう言ってりんちゃんは俺の先端をティッシュで押さえて、指で作った輪っかを上下させ始めた。
「ーーーうあっ」
ずっと限界だった俺は、予想通りすぐに達してしまった。
男としてはなかなか恥ずかしい速さだけど、りんちゃんにあまり無理させなくて済んだということで、よしとしよう。
りんちゃんは俺の出した白濁をティッシュで綺麗に拭き取ってくれた。
そして、イタズラっぽく笑って、俺の先端にキスしてくれた。
「りんちゃん、……俺、本当に幸せすぎて、し、死にそう……!本当に、ありがと"う"……!」
「ハルくん、また泣いてる」
りんちゃんはクスクス笑った後、少し躊躇いながら、続けた。
「……もしかしたら私、ちょっと、Sなのかもしれない」
「ぶふぉっ?!」
俺は動揺でむせた。
「ちょっ、……りんちゃん……何でっ?」
「ハルくんを気持ち良くするの、幸せって気持ちもわかったんだけど。それ以上に、すっごく楽しかったし、嬉しかった……」
「そんな、りんちゃん……」
そんなこと言われたら、また、勃っちゃいそうだよぉ。
りんちゃんは、少し照れたように言う。
「……また、していい?」
その顔でそんなこと言われたら……!ヤバいっ!勃つ!
ダメだ!りんちゃんとお腹の子のためにも、耐えろっ!耐えるんだっ!俺!!!
……って思ってるのに、俺は本能のままに行動してしまった。
「うんっ!嬉しいっ!してっ」
そう言って、俺はりんちゃんの胸に顔を埋める。
「ちょっと!今、胸張ってて痛いから、胸はやめてっ」
「あ、……ごめんっ」
俺は慌てて顔を離す。
りんちゃんに怒られて、無事に俺の俺は静まった。
ひとまず安心だ。
その後、りんちゃんが手を洗いに行ってしまったので、その間に俺は下着とパジャマを着てしまう。
りんちゃんが戻ってきて、俺はりんちゃんを腕枕した。
「りんちゃん、おやすみ」
「うん、おやすみ。ハルくん」
そして、おやすみのキスをして、眠りにつく。
幸せだ。
幸せすぎて、俺、明日起きたら死んでた、みたいなフラグだったらどうしようと思うぐらい、幸せだった。
少しだけ、りんちゃんの体調が良くなったように見えた。
りんちゃんは言った。
「ありがとう。体調、かなり良くなった。さっきはほんと、立てなかったから。アンタが来てくれて、正直助かった」
「ほんと?!よかったぁ」
「でももう、一人で大丈夫だから。アンタさ、……今日はもう帰ったら?」
「え?!ヤだ!りんちゃんの体調が心配だし、もうりんちゃんと離れたくない!」
「でも、うちにアンタの服も日用品も、何も無いし」
「大丈夫!持って来たよ」
「え?」
俺は鞄から着替えと日用品を取り出した。
りんちゃんは少し驚いた後、続けた。
「あと、うちのベッド、セミシングルで狭いから。さすがに私と2人で寝るのは、デカいアンタじゃ狭いんじゃない?かと言って、うちに他の布団もないし」
「大丈夫!持って来たよ」
俺は鞄から寝袋を取り出した。
それを見たりんちゃんが項垂れた。
「やたらデカい鞄だなと思ったら、寝袋まで入ってたなんて……」
「えへへ」
「何でそんなに無駄に準備がいいのよ?!……あ!」
りんちゃんの顔から血の気が引いた。
「アンタ、まさか、私のいない時に、家に入った、とか……?」
「いやいやいや!流石にそれはしてないよ?!信じられないかもしれないけど、信じてっ!」
「……」
「寝袋持って来たのはね、その、りんちゃんと一緒に寝たら、……勃っちゃうと思ったから。りんちゃんの状況わかんなかったし、りんちゃん家で抜くの、良くないかなーって思って、持って来たの!」
りんちゃんは呆れた顔で俺を見た。
そして、ふぅと一息吐いた後、小さな声で言った。
「……別に、うちで抜いても、いいけど」
「りんちゃんっっっ!!!」
結局、セミシングルのベッドで、2人で寝た。
◇
セミシングルのベッドはやっぱり狭い。
気を抜くと落ちちゃうから、いつもより密着してるかも。
至近距離で感じるりんちゃんの甘い香りが俺の煩悩をダイレクトに刺激する。
という訳で、俺はもちろん……勃ってしまった。
それに気付いたらしいりんちゃんが、口を開いた。
「寝れない?」
「……えへ」
「私、抜いてあげようか?」
「ええっ?!」
りんちゃん、今までそんなことしてくれたこと、なかったのに?!
りんちゃんは続ける。
「体調が万全な訳じゃないから、口は無理だけど。手なら、いいよ」
「りんちゃん、ちょっと!ちょっと待って……!そんなこと言われたら、ますます収まりがつかなくなっちゃう……!」
「うん、いいよ」
「りんちゃん……!」
すると、りんちゃんが少し躊躇ったあとに言った。
「……溜まったりして、アンタが他の女のとこに行っちゃったら、ヤだもん」
「ええっ、そんなこと絶対にしないよ~!俺、もうあんな絶望味わいたくないもん」
「……絶望?」
「うん。俺、本当に好きな子以外とした後、絶望しちゃうんだ」
「……そういえばアンタ、前に、『終わった後絶望する』って言ってたね」
「うん。でもね、それはちょっと違った。りんちゃんと初めてして、本当に好きな子としたら、俺、幸せになることがわかったんだ」
「……ふぅん」
「りんちゃんを思いっきり気持ち良くして、俺も気持ち良くなって、それってすごく幸せなことだったんだ」
「……」
「あんな幸せ、知っちゃったら、もう他は無理。だから俺は、これからどんなことがあっても、りんちゃんとしかしたくない」
「そう。……じゃあ、尚更、私がしてみたい」
「え?」
「私もアンタを気持ち良くして、私も幸せになるのか、試したい」
「りんちゃんっ!!!」
俺はギュッとりんちゃんを抱きしめる。
どちらからともなく、唇を重ねる。
りんちゃんは恐る恐るといったように、俺のモノに手を這わせた。
「ーーーんぅっ」
パジャマと下着越しでも、めちゃくちゃ興奮する。
既にバッキバキだ。締め付けが苦しい。
「ハルくん……」
「り、りんちゃん……」
「私さ、あんまやり方わかんないから、どこがいいとか教えてよ」
「う、うん……。とりあえず、脱いでも、いい?」
「……ダメ」
「えええっ?」
「私が脱がせたい」
「りんちゃん……!」
俺、こんなに幸せでいいんだろうか。
りんちゃんが俺の下のパジャマとパンツを下げたら、俺のモノがブルンッとものすごい勢いで飛び出した。
りんちゃんは下のパジャマとパンツを俺の足から抜いた後、俺の足の間に正座して、まじまじと俺のモノを見つめた。
「私、ちゃんと見たの初めて、かも……」
「俺、りんちゃんが濡れて解れたら、すぐ挿れちゃってたから。あんまりちゃんと見る機会なかったかもね」
「ヤッてる時、気持ち良くて、あんまり覚えてないっていうのもあるかも」
「りんちゃん……!そういうこと言われただけで、出ちゃいそうだから、ヤメテ」
「にしても、おっきいね。こんなのが1000回以上も、私のナカに入ってたんだねぇ……」
「りんちゃん!そういうこと言うのも、出ちゃうからダメッ!それに、りんちゃんが話す度、かかる吐息で既にイキそう……」
「えっ!そうなの?!」
りんちゃんはちょっとイタズラっぽく笑って、俺の亀頭にふぅっと息を吹きかけた。
「ぅあッ」
俺の体がビクッと反応する。
「ハルくん、気持ち良さそうだね」
りんちゃんはニコニコしながら、俺の亀頭をツンツンと触る。
「ん……りんちゃあん」
「ふふっ、気持ち良い?」
「もの、すごく……」
「そう。ここは?」
そう言って、りんちゃんは俺の玉袋を指で下から上にくいくいっと動かす。
「ぅあっ」
「気持ち良いの?」
「う、うん、すごく」
「ふぅん」
「あ、でも絶対強くしちゃダメ」
「そうなんだ」
「急所だから」
「股間蹴り上げられた男が、痛くて悶絶するとこ?」
「そうそう」
「じゃあ、優しくしないとだね」
そう言ってりんちゃんは、優しく手のひらで撫でてくれた。
気持ち良いけど、何よりりんちゃんが楽しそうに触ってくれるのが堪らない……。
玉袋をひとしきり触り終えたりんちゃんは、次は竿に指先で優しく触れる。
「ここは?気持ち良い?」
「うん。でも、そこは、ギュッて握ってほしい」
「これぐらい?」
「うぁっ、ぜつみょう、です……」
「動かしていい?」
言うなり、りんちゃんが竿を握ったままの手を上下する。
「ちょっ、りんちゃん?!返事する前に動かしてるよぉ」
「えへへ、ごめん」
「うぁっ……今、親指が当たったとこ、ヤバい」
「この筋っぽいのがあるとこ?」
「うん。裏筋って言うんだけど、すごい気持ち良くて。そこは優しく、してほしい」
「ふぅん、わかった」
そう言ってりんちゃんは、竿を握る手を上下させながら、空いてる方の指で裏筋をつうっと撫でた。
「うぅっ……りんちゃあん、気持ち良すぎる、よぉ」
「ハルくん、ほんと?」
りんちゃんは何だかとっても嬉しそうだ。
「うん、ほんとっ!ね、りんちゃん、次、また上のとこ、お願いしてもい?」
「うん、いいよ。ここ?」
りんちゃんが亀頭をちょん、と突いた。
「うぁっ……そ、そこ。今握ってくれてた竿との境目のとこ、こう指で輪っか作って、上下してほしい」
「うん。こう?」
「そうそう。で、たぶんすぐ出ちゃうから、上をティッシュで押さえててもらっていい?」
「え?もう終わりにするの?いつも、もっと長い時間挿れてない?」
「だってりんちゃん、さっきまであんなに体調悪かったでしょ?早く終わらせて、もう寝た方がいいよ」
俺は少し身を起こし、りんちゃんの頭から頬を撫でた。
りんちゃんは俺の手に、嬉しそうに頬擦りしながら言った。
「……うん、ハルくん、わかった。私の体のこと考えてくれて、ありがとう」
「ううん。りんちゃんは俺たちの子、お腹の中で育ててくれてるんだから、当たり前だよ」
「ハルくん……」
「……と言いつつ、俺がもたないだけなんだけどね」
「ふふっ、何それっ」
そう言ってりんちゃんは俺の先端をティッシュで押さえて、指で作った輪っかを上下させ始めた。
「ーーーうあっ」
ずっと限界だった俺は、予想通りすぐに達してしまった。
男としてはなかなか恥ずかしい速さだけど、りんちゃんにあまり無理させなくて済んだということで、よしとしよう。
りんちゃんは俺の出した白濁をティッシュで綺麗に拭き取ってくれた。
そして、イタズラっぽく笑って、俺の先端にキスしてくれた。
「りんちゃん、……俺、本当に幸せすぎて、し、死にそう……!本当に、ありがと"う"……!」
「ハルくん、また泣いてる」
りんちゃんはクスクス笑った後、少し躊躇いながら、続けた。
「……もしかしたら私、ちょっと、Sなのかもしれない」
「ぶふぉっ?!」
俺は動揺でむせた。
「ちょっ、……りんちゃん……何でっ?」
「ハルくんを気持ち良くするの、幸せって気持ちもわかったんだけど。それ以上に、すっごく楽しかったし、嬉しかった……」
「そんな、りんちゃん……」
そんなこと言われたら、また、勃っちゃいそうだよぉ。
りんちゃんは、少し照れたように言う。
「……また、していい?」
その顔でそんなこと言われたら……!ヤバいっ!勃つ!
ダメだ!りんちゃんとお腹の子のためにも、耐えろっ!耐えるんだっ!俺!!!
……って思ってるのに、俺は本能のままに行動してしまった。
「うんっ!嬉しいっ!してっ」
そう言って、俺はりんちゃんの胸に顔を埋める。
「ちょっと!今、胸張ってて痛いから、胸はやめてっ」
「あ、……ごめんっ」
俺は慌てて顔を離す。
りんちゃんに怒られて、無事に俺の俺は静まった。
ひとまず安心だ。
その後、りんちゃんが手を洗いに行ってしまったので、その間に俺は下着とパジャマを着てしまう。
りんちゃんが戻ってきて、俺はりんちゃんを腕枕した。
「りんちゃん、おやすみ」
「うん、おやすみ。ハルくん」
そして、おやすみのキスをして、眠りにつく。
幸せだ。
幸せすぎて、俺、明日起きたら死んでた、みたいなフラグだったらどうしようと思うぐらい、幸せだった。
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