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私はあなたと 第七話
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真:光、ちょっとここに座ってもらってもいい?
光:ん?何?
真:あともう少しで光の誕生日でしょ?
光:あっ本当だ!覚えててくれてたの?
真:もちろん!それでさ、俺これから先もずっと光のすぐそばで一番最初に光の誕生日を祝いたいんだ。俺と結婚してくれないかな?
光:…ぅ、うん!
真:じゃあさ、左手出してくれる?
光:うん。
真:良かった~指輪のサイズピッタリ。
光:ありがとう。
***その後しばらくして、二人はユウキの職場のホテルで結婚披露宴を開催する事になり、披露宴当日、新婦の控え室では…
ユウキ:光、とっても綺麗。
光:うん。ありがとう。今日はユウキが司会進行してくれるなんて心強いよ。
ユウキ:光の披露宴なんだもん、喜んでするって!さっそろそろ時間だよ。リラックスしてね。また後で。
光:うん。
***順調に式は進んでいき…
光:ねぇ!これって試食会で食べたスイーツじゃない?
真:あっ本当だ!
光:私、この味もカラフルな色も気に入って、アンケートにその事書いたらそれが採用されたみたい!すっごく嬉しい!
真:それは良かったね!
ユウキ:それでは司会進行を務めて参りましたが、次は私が友人代表として挨拶をさせて頂きます。
改めまして、真さん、光さん、ご結婚おめでとうございます。
新郎の真さんとは地元も一緒で、幼稚園から中学まで同じでした。高校は別の学校でしたが、新婦の光さんと三人でよく一緒に遊んでおりました。その後も光さんの事でちょくちょく恋愛相談に乗っておりました。
そして、新婦の光さんとは、高校1年の時に出会いました。光さんはとても優秀で入学式の時、新入生代表として挨拶をしておりました。とても堂々としていて、私とはレベルが違うなと感じておりました。偶然にも光さんと同じクラス、席も隣同士になり、話をしてみたらおっとりとして優柔不断でハッキリしない子で。そのギャップがとても新鮮で面白くて。いつも一緒にいる大親友の仲になりました。
高校を卒業をしてから今現在に至りましても仲良くさせてもらっております。
本日、このおめでたい日を迎える事ができ大変嬉しく思っております。改めて真、光、末永くお幸せに。
***披露宴が無事に終了し、光はユウキに駆け寄る
光:今日はありがとう!素敵な披露宴になったよ!ユウキには感謝してもしきれないくらいお世話になりっぱなしで。本当ありがとう!
ユウキ:もうっ、そんな事気にしなくていいの!アタシはね、ずっと光と真が一緒になればいいなって望んでたんだよ?そのお手伝いができて幸せだよ!
光:ユウキ~ありがとう!
***披露宴を終え、それからしばらくたったある日の事。二人が住む部屋では…
光:真さん、ちょっとお話があるんだけどいいかな。
真:うん。何?
光:(嬉しそうにテンション高めで)あのね、赤ちゃんができたみたいなの。今3ヶ月に入ったところだって。
真:えっ?ほんとに?やった~
光:うん。それでね、まだ気が早いとは思うけど赤ちゃんの名前、付けたい名前があるの。
真:俺も!
光:じゃあ、せぇので言おうか!せぇのっ!
光・真同時に:ゆうき!
光:えへへ!
真:考えてる事は一緒だったね!
光:うん!ユウキがいなかったら私達こうして一緒になってなかったもんね!
真:うん。
光:ユウキ、びっくりするんだろうな~
***その約半年後、光は無事に女の赤ちゃんを出産し、病院にはユウキが来ていた
ユウキ:わぁ~可愛い~!目が光にそっくり!これは光に似て美人になるね!あっ!名前はもう決めたの?
光:うんっ!もちろん!この子の名前はね「ゆうき」だよ!
ユウキ:え?
光:ユウキの名前からもらったの!産まれる前から二人で決めてたんだよ?ユウキには今まで黙っててゴメンね。今まで散々ユウキに内緒にされてたから、ほんの少しの仕返しね。
ユウキ:ありがとう。すっごく嬉しいよ!ゆうきちゃん、はじめまして。私もユウキだよ!
あっ!光に言ってなかった事があったのを今思い出したわ。
光:え~まだあったの?
ユウキ:あのさ、光が歯が痛いって言ってた時、アタシの職場の人のオススメだって言って歯医者紹介した事あったじゃない?でもあれ、真の職場だって知ってて光に紹介したの。地元の友達が教えてくれてたんだ。まぁ真にも黙ってたから偶然だと思ってくれてたみたいだけど。
光:え?再会できたの偶然だって今まで思ってたのに!じゃあさ、この事は私とユウキの二人の秘密って事にしておこうか。多分知ったらガッカリするだろうし。
ユウキ:まっそうだね。なんか真があからさまにガッカリする表情が想像できちゃった。フハハハ…
光:(口をふさいで笑う感じで)んふふ
―END―
光:ん?何?
真:あともう少しで光の誕生日でしょ?
光:あっ本当だ!覚えててくれてたの?
真:もちろん!それでさ、俺これから先もずっと光のすぐそばで一番最初に光の誕生日を祝いたいんだ。俺と結婚してくれないかな?
光:…ぅ、うん!
真:じゃあさ、左手出してくれる?
光:うん。
真:良かった~指輪のサイズピッタリ。
光:ありがとう。
***その後しばらくして、二人はユウキの職場のホテルで結婚披露宴を開催する事になり、披露宴当日、新婦の控え室では…
ユウキ:光、とっても綺麗。
光:うん。ありがとう。今日はユウキが司会進行してくれるなんて心強いよ。
ユウキ:光の披露宴なんだもん、喜んでするって!さっそろそろ時間だよ。リラックスしてね。また後で。
光:うん。
***順調に式は進んでいき…
光:ねぇ!これって試食会で食べたスイーツじゃない?
真:あっ本当だ!
光:私、この味もカラフルな色も気に入って、アンケートにその事書いたらそれが採用されたみたい!すっごく嬉しい!
真:それは良かったね!
ユウキ:それでは司会進行を務めて参りましたが、次は私が友人代表として挨拶をさせて頂きます。
改めまして、真さん、光さん、ご結婚おめでとうございます。
新郎の真さんとは地元も一緒で、幼稚園から中学まで同じでした。高校は別の学校でしたが、新婦の光さんと三人でよく一緒に遊んでおりました。その後も光さんの事でちょくちょく恋愛相談に乗っておりました。
そして、新婦の光さんとは、高校1年の時に出会いました。光さんはとても優秀で入学式の時、新入生代表として挨拶をしておりました。とても堂々としていて、私とはレベルが違うなと感じておりました。偶然にも光さんと同じクラス、席も隣同士になり、話をしてみたらおっとりとして優柔不断でハッキリしない子で。そのギャップがとても新鮮で面白くて。いつも一緒にいる大親友の仲になりました。
高校を卒業をしてから今現在に至りましても仲良くさせてもらっております。
本日、このおめでたい日を迎える事ができ大変嬉しく思っております。改めて真、光、末永くお幸せに。
***披露宴が無事に終了し、光はユウキに駆け寄る
光:今日はありがとう!素敵な披露宴になったよ!ユウキには感謝してもしきれないくらいお世話になりっぱなしで。本当ありがとう!
ユウキ:もうっ、そんな事気にしなくていいの!アタシはね、ずっと光と真が一緒になればいいなって望んでたんだよ?そのお手伝いができて幸せだよ!
光:ユウキ~ありがとう!
***披露宴を終え、それからしばらくたったある日の事。二人が住む部屋では…
光:真さん、ちょっとお話があるんだけどいいかな。
真:うん。何?
光:(嬉しそうにテンション高めで)あのね、赤ちゃんができたみたいなの。今3ヶ月に入ったところだって。
真:えっ?ほんとに?やった~
光:うん。それでね、まだ気が早いとは思うけど赤ちゃんの名前、付けたい名前があるの。
真:俺も!
光:じゃあ、せぇので言おうか!せぇのっ!
光・真同時に:ゆうき!
光:えへへ!
真:考えてる事は一緒だったね!
光:うん!ユウキがいなかったら私達こうして一緒になってなかったもんね!
真:うん。
光:ユウキ、びっくりするんだろうな~
***その約半年後、光は無事に女の赤ちゃんを出産し、病院にはユウキが来ていた
ユウキ:わぁ~可愛い~!目が光にそっくり!これは光に似て美人になるね!あっ!名前はもう決めたの?
光:うんっ!もちろん!この子の名前はね「ゆうき」だよ!
ユウキ:え?
光:ユウキの名前からもらったの!産まれる前から二人で決めてたんだよ?ユウキには今まで黙っててゴメンね。今まで散々ユウキに内緒にされてたから、ほんの少しの仕返しね。
ユウキ:ありがとう。すっごく嬉しいよ!ゆうきちゃん、はじめまして。私もユウキだよ!
あっ!光に言ってなかった事があったのを今思い出したわ。
光:え~まだあったの?
ユウキ:あのさ、光が歯が痛いって言ってた時、アタシの職場の人のオススメだって言って歯医者紹介した事あったじゃない?でもあれ、真の職場だって知ってて光に紹介したの。地元の友達が教えてくれてたんだ。まぁ真にも黙ってたから偶然だと思ってくれてたみたいだけど。
光:え?再会できたの偶然だって今まで思ってたのに!じゃあさ、この事は私とユウキの二人の秘密って事にしておこうか。多分知ったらガッカリするだろうし。
ユウキ:まっそうだね。なんか真があからさまにガッカリする表情が想像できちゃった。フハハハ…
光:(口をふさいで笑う感じで)んふふ
―END―
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