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私はあなたと 第四話
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〈真→光に電話〉
真:あっ、もしもし。今大丈夫?
光:うん。大丈夫だよ。
真:(言いづらそうに)あ、あのさ。大事な話があるんだ。国家試験が来年だし、そろそろ本腰入れて集中したいから、俺と別れてくれないかな?
光:(状況を受け止められない感じで)えっ…
真:ゴメン!自分勝手だって思ってる。光(ひかる)ちゃんの事、嫌いになったわけじゃないんだ。
光:(とても残念な感じ)…うん、そっか。(ムリして元気な声で励ます感じ)…分かったっ!頑張ってね!
***真(マコト)から別れを告げられ、光(ひかる)はショックのあまり、まともにご飯が食べられず、睡眠不足も重なり職場で倒れ救急車で病院へと運ばれた
光:(目が覚めた)ん~~?ここは…
看護師:あっ、目が覚めましたか?気分はどうです?ここ何日かご飯が食べられなかったみたいですね。職場で倒れられて病院に運ばれたんですよ。
光:そう、なんですか…
看護師:ちゃんと検査してみないとハッキリは言えませんが、数日は入院してもらうことになります。親後さんに着替えとか持ってきてもらって下さいね。お大事に。
***数日後
ユウキ:う~ん、既読がつかないなぁ。何かあったのかなぁ?心配だし光(ひかる)の家に行ってみようかな。
〈光の家に到着・ドアノック音〉
(ドアの向こうに呼びかける感じで)光?いないの~?(独り言)う~ん、やっぱりいないみたい。郵便物もたまってるし、どうしたんだろう。
***一方、病院では…
光:検査も終わってとりあえず点滴も取れた事だし、久しぶりにスマホの電源入れてみようかな。(スマホに一気に通知が来たのを見てあせった感じで)あっヤバっ💦、ユウキからいっぱいメッセージ来てるっ💦すぐに返さなきゃっ!
〈光→ユウキにメッセージ〉
ユウキ:あっ、光からだ。(ビックリした感じで)えっ?入院?(メールを読み進める感じで)着替えと、あと時間がつぶせそうなマンガとか雑誌が欲しいのね。早く行ってあげなきゃ~
光:(困って頭を抱えてる感じで)ん~、ユウキには真君に振られたこと話してなかったんだぁ。どうしよ~なんて言われるんだろう…(ため息)はぁ~
〈ユウキが病室に入ってくる〉
ユウキ:光~大丈夫なの?もう、こんなに痩せちゃって…
光:ユウキ~私さ、真君に振られちゃって、ご飯も食べれなくて…
ユウキ:(しかってる感じで)もうっ!なんで話してくれないのよ。今さらアタシに遠慮なんかしなくていいんだよ?
光:ぅん…ショックで頭回らなくて…
ユウキ:もう過ぎた事だし、光が生きててくれて本当に良かった!アタシ、光が事件とか事故に巻き込まれたんじゃないかってめちゃくちゃ心配したんだからね!
光:ユウキ、心配かけてごめん。こんなに心配してもらってただなんて…ごめんね、ありがとう。
ユウキ:もうっ!可愛い顔が台無しだよ?ほら、これで涙と鼻水拭いて。
光:ありがとう。(鼻をかんでる音)ズビズビ~ はぁ~
ユウキ:どう?少しは落ち着いた?
光:うん。ユウキが来てくれて本当良かった。
ユウキ:来るに決まってるでしょ!はいっ!頼まれてた着替えとマンガね。
光:ありがとう。
ユウキ:それで?何があったの?
***その後、光はユウキに、真と過ごした日々や別れを告げられた事、今までユウキに話していなかった事を事細かく話した
ユウキ:そっか、それはつらかったね。(怒りモード)光を泣かせるなんて、真に一発入れないと気が済まないわね!
光:やめてっ!真君は悪くないの。真君には国家試験頑張ってほしいし、私の事で気を取られてほしくないから、入院の事は黙っててほしいの。
ユウキ:うーん、分かった。光がそこまで言うなら真には言わないでおくよ。
光:ありがとう!
ユウキ:しっかり食べて、ちゃんと治してね。ちょくちょくお見舞いに来るからさ。
光:うん、ありがとう。
***光の入院生活はしばらく続いたが、ユウキが頻繁にお見舞いに来てくれたおかげか、担当医が言っていた退院日よりも早く退院する事ができた
光:退院の手続き済んだら、今日退院できるって。ユウキのおかげだよ!本当にありがとね!
ユウキ:いいのいいの!アタシがお見舞いに来たくて来てただけだしさ、それになんか高校の頃に戻ったみたいで楽しかった。
光:ねぇ~こんなにほとんど毎日しゃべるなんて、高校卒業してからあんまり無かったもんね。
ユウキ:うん。これからはちゃんと食べなきゃダメだよ?いい?
光:分かってるって!もうユウキに、あんな悲しい顔させたくないもん。
ユウキ:…光
~第五話へ続く~
真:あっ、もしもし。今大丈夫?
光:うん。大丈夫だよ。
真:(言いづらそうに)あ、あのさ。大事な話があるんだ。国家試験が来年だし、そろそろ本腰入れて集中したいから、俺と別れてくれないかな?
光:(状況を受け止められない感じで)えっ…
真:ゴメン!自分勝手だって思ってる。光(ひかる)ちゃんの事、嫌いになったわけじゃないんだ。
光:(とても残念な感じ)…うん、そっか。(ムリして元気な声で励ます感じ)…分かったっ!頑張ってね!
***真(マコト)から別れを告げられ、光(ひかる)はショックのあまり、まともにご飯が食べられず、睡眠不足も重なり職場で倒れ救急車で病院へと運ばれた
光:(目が覚めた)ん~~?ここは…
看護師:あっ、目が覚めましたか?気分はどうです?ここ何日かご飯が食べられなかったみたいですね。職場で倒れられて病院に運ばれたんですよ。
光:そう、なんですか…
看護師:ちゃんと検査してみないとハッキリは言えませんが、数日は入院してもらうことになります。親後さんに着替えとか持ってきてもらって下さいね。お大事に。
***数日後
ユウキ:う~ん、既読がつかないなぁ。何かあったのかなぁ?心配だし光(ひかる)の家に行ってみようかな。
〈光の家に到着・ドアノック音〉
(ドアの向こうに呼びかける感じで)光?いないの~?(独り言)う~ん、やっぱりいないみたい。郵便物もたまってるし、どうしたんだろう。
***一方、病院では…
光:検査も終わってとりあえず点滴も取れた事だし、久しぶりにスマホの電源入れてみようかな。(スマホに一気に通知が来たのを見てあせった感じで)あっヤバっ💦、ユウキからいっぱいメッセージ来てるっ💦すぐに返さなきゃっ!
〈光→ユウキにメッセージ〉
ユウキ:あっ、光からだ。(ビックリした感じで)えっ?入院?(メールを読み進める感じで)着替えと、あと時間がつぶせそうなマンガとか雑誌が欲しいのね。早く行ってあげなきゃ~
光:(困って頭を抱えてる感じで)ん~、ユウキには真君に振られたこと話してなかったんだぁ。どうしよ~なんて言われるんだろう…(ため息)はぁ~
〈ユウキが病室に入ってくる〉
ユウキ:光~大丈夫なの?もう、こんなに痩せちゃって…
光:ユウキ~私さ、真君に振られちゃって、ご飯も食べれなくて…
ユウキ:(しかってる感じで)もうっ!なんで話してくれないのよ。今さらアタシに遠慮なんかしなくていいんだよ?
光:ぅん…ショックで頭回らなくて…
ユウキ:もう過ぎた事だし、光が生きててくれて本当に良かった!アタシ、光が事件とか事故に巻き込まれたんじゃないかってめちゃくちゃ心配したんだからね!
光:ユウキ、心配かけてごめん。こんなに心配してもらってただなんて…ごめんね、ありがとう。
ユウキ:もうっ!可愛い顔が台無しだよ?ほら、これで涙と鼻水拭いて。
光:ありがとう。(鼻をかんでる音)ズビズビ~ はぁ~
ユウキ:どう?少しは落ち着いた?
光:うん。ユウキが来てくれて本当良かった。
ユウキ:来るに決まってるでしょ!はいっ!頼まれてた着替えとマンガね。
光:ありがとう。
ユウキ:それで?何があったの?
***その後、光はユウキに、真と過ごした日々や別れを告げられた事、今までユウキに話していなかった事を事細かく話した
ユウキ:そっか、それはつらかったね。(怒りモード)光を泣かせるなんて、真に一発入れないと気が済まないわね!
光:やめてっ!真君は悪くないの。真君には国家試験頑張ってほしいし、私の事で気を取られてほしくないから、入院の事は黙っててほしいの。
ユウキ:うーん、分かった。光がそこまで言うなら真には言わないでおくよ。
光:ありがとう!
ユウキ:しっかり食べて、ちゃんと治してね。ちょくちょくお見舞いに来るからさ。
光:うん、ありがとう。
***光の入院生活はしばらく続いたが、ユウキが頻繁にお見舞いに来てくれたおかげか、担当医が言っていた退院日よりも早く退院する事ができた
光:退院の手続き済んだら、今日退院できるって。ユウキのおかげだよ!本当にありがとね!
ユウキ:いいのいいの!アタシがお見舞いに来たくて来てただけだしさ、それになんか高校の頃に戻ったみたいで楽しかった。
光:ねぇ~こんなにほとんど毎日しゃべるなんて、高校卒業してからあんまり無かったもんね。
ユウキ:うん。これからはちゃんと食べなきゃダメだよ?いい?
光:分かってるって!もうユウキに、あんな悲しい顔させたくないもん。
ユウキ:…光
~第五話へ続く~
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