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私はあなたと 第二話
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***時はさかのぼり、光(ひかる)とユウキが高校一年の夏休み前のある日の事
ユウキ:ねぇ、光(ひかる)さ~夏休み最後の日曜日、うちの地元の夏祭りがあるんだけど、一緒に行かない?
光:うん、いいよ!お祭りかぁ~。小学生の頃はよく行ってたけど、中学くらいから行かなくなってたっけ。久しぶりだし楽しみにしとく!
ユウキ:じゃあその日は空けておいてね!
光:分かった~
***夏祭り当日。光はユウキの地元の駅に到着
ユウキ:光!こっち!
光:は~い、…えっ?ユウキ、甚平着てきたの?
ユウキ:いいじゃん!楽だし、普段から着てるから人の目とかもう気にならなくなっちゃった。
光:(ちょっと引いた感じで)そっ、そか~。まぁユウキがいいならいいけど。
ユウキ:そういう光は浴衣着てきたんだね!やっぱり可愛い子が着ると何でも可愛いよね~。とっても似合ってて可愛いっ!
光:えっそうかな?えへっ(照れ笑い)ありがと。
ユウキ:じゃあ早速お祭り会場に行こうか。そんなに遠くないんだ。こっちね!
光:は~い。
―お祭り会場到着―
ユウキ:ここだよ~
光:へ~こんな感じなんだね~小さい子がいっぱいいるね!
ユウキ:ここの近所の子達だよ!うちもすぐ近くだし、顔見知りばっかりなんだ~
光:へぇ~そうなんだ~
ユウキ:ねぇ!飲み物飲みたくない?のど渇いちゃった。
光:結構暑いもんね~私も飲みたいなぁ。なんか冷たいの無いかな~?あっ!あっちにラムネって書いてあるよ!
ユウキ:おっ夏らしくていいじゃん!じゃあラムネ飲もうか!
光:うんっ!
ユウキ:すみませ~ん!
真:いらっしゃい!
ユウキ:あれ?真じゃないの!何やってるの?
真:何って見れば分かるだろう?飲み物売ってんだよ!それよりさ、悪いんだけど、少しの間店番しててくれないか?トイレ我慢しててさ、誰か知り合い来ないかなぁって思ってたとこなんだ!
ユウキ:まあいいけど、すぐ戻ってきてよね!
真:うん、値段は書いてあるし、あとお釣りはこの財布に入ってるから、あとよろしくな!
ユウキ:分かった!任せておいて!
真:ごめん!じゃあ行ってくるわ~
光:…ユウキ、えっとさっきの人は?
ユウキ:あっごめんごめん!真の事ね!うちら幼稚園から中学まで同じで、団地も同じで、いわゆる幼馴染みってやつ。まさかお祭りにいるとは思わなかったなぁ。あっ、光はこっちのイスに座ってて休んでていいよ?
光:えっ?いいよ~。こういうの一度はやってみたかったんだ~ あっ!お客さん来たよ!
子供:これくださーい
光:えっと、(ゆっくり優しい口調で)いらっしゃいませ。何にしますか?
子供:これとぉ~これー 2本ずつくださぁい。
光:(ゆっくり優しい口調で)はい、オレンジジュースとサイダーを2本ずつですね!合計で600円になります。
子供:(1000円札を渡している)おねがいしまーす。
光:(ゆっくり優しい口調で)はい、1000円お預かりしますね。ユウキ、1000円お預かりね。
ユウキ:あっはい!400円のお釣りです。ありがとうございます!
光:ありがとうございます!落とさないように気を付けてね~
子供:ありがとう!バイバーイ、おねえちゃん。
光:(手を振って見送って感じで)バイバーイ
ユウキ:へ~光って子供すきなの?
光:えへ(照れ笑い)。前ね、いとこのお姉ちゃんがうちに赤ちゃん連れて来てたから、それから子供見ると構いたくなっちゃうんだよね~
ユウキ:そうなんだ~
真:ただいま~店番ありがとう!
ユウキ:おかえり~ アタシの友達も手伝ってくれたんだから、ちゃんとお礼言いなさいよね!
真:(緊張ぎみに)あっ!ありがとうございました!真って言います。はじめまして。
光:(緊張ぎみに)こ、こちらこそはじめまして。光です。こういうのやってみたかったんで、とっても楽しかったです。
ユウキ:もう!なによ~二人とも緊張しちゃって!
真:だ、だってユウキにこんな可愛い友達がいるとは思わなかったからさ。
光:え、可愛いだなんて!
ユウキ:光、顔赤くなってるけど大丈夫?暑いから熱中症にでもなっちゃった?
光:いや、そんなんじゃなくて、可愛いだなんて言われる事無いから恥ずかしくて。
真:(サラッと)えっ俺は正直に言っただけだよ。
ユウキ:だって!良かったね~光。
光:う、うん。
真:店番してくれたお礼に、好きな飲み物飲んでいいよ!
ユウキ:あっそうだった!ラムネ買いに来たのに、買う前に店番頼まれちゃったから忘れてた~
光:そういえばそうだったね~
真:そっか、それは悪かったな。ラムネ、でいいんだな!ありがとう、限界寸前だったから本当助かったよ!
ユウキ:どういたしまして!
***夏休みが終わり、光とユウキが休み時間に話しをしていた
光:ユウキ~お祭り楽しかったよ!誘ってくれてありがとうね!
ユウキ:それなら良かった!真がね、光によろしくって言ってたよ。
光:へぇ~。真君って結構律儀なんだね。
ユウキ:うん、そう言われれば昔からそういうとこ、ちゃんとしてるかも。
***夏休みが明けて、テストが終わり…
光:(開放的な感じ)はぁ~やっと終わったね~
ユウキ:(疲れた感じ)ふぁ~。そうだね~ (ちょっとイラついた感じで)もうっ!夏休み終わってすぐテストってイヤになるよね~ あっそうだ!今度の土曜日にカラオケでも行かない?
光:いいね~
ユウキ:ねぇ!真も誘っていいかな?
光:うん、いいよ!
ユウキ:じゃあ帰ったら土曜日の予定聞いてみるね!
光:分かった~
〈ユウキ→真に電話〉
ユウキ:あっもしもし、土曜日ってさ、予定入ってる?光とカラオケ行こうって話してたんだけど、真も一緒にどうかなって。
真:その日は予定入ってないから大丈夫だよ!俺もテスト終わって、何かパーとしたいなって思ってたとこっ!
ユウキ:おっじゃあ決まりね!うん、また土曜日に!
真:うん。じゃあまたな。
***次の土曜日、光は、ユウキと真の最寄り駅に到着
ユウキ:あっいたいた!(遠くにいる光を呼ぶ感じで)光~
光:ユウキ~ あっ真君。こんにちは。
真:こんにちは!この前は本当ありがとう!
光:いえいえ。楽しかったし気にしないで下さい。
真:ありがとう。
ユウキ:なによ、光~。真は同い年なんだから敬語なんて使わなくていいんだよ?
光:う、うん。
ユウキ:あっ、じゃあさ、今日は光が真に敬語を言わなくなる事、目標にしてみる?
光:うん。頑張ってみるっ!敬語言ってたら注意してね。
ユウキ:うん!真も分かった?ってか人の話聞いてた?なんかボーっとしてるけど大丈夫?
真:へっ?な、何?
ユウキ:(あきれた感じで)もうっ!ちゃんと聞いてなさいよね?光が、今日は敬語にならないように頑張るから、真も協力してあげてねって話をしてたのに。
真:あっそか。ごめんごめん。
ユウキ:それじゃあカラオケのお店行こっか。
光:は~い。(ボソッと)なんかユウキって、引率の先生みたい。
真:(納得した感じで光に聞こえない程度に小さく)確かにっ!
ユウキ:何?なんか言った?
光:ううん、なんでもない!
真:うん、大した事じゃないよ。
ユウキ:まぁそれならいいけど。…さっ、ここのカラオケ屋さんね!
【エレベーターに乗り込む、エレベーター内で話してる】
真:あっ、母親にここの割引券貰ったんだ。
ユウキ:おっさすがはマコト!ってかナイス!マコトママ!
真:まっ、うちの地元のカラオケって言ったらここしか無いしさ。それで、何時までにする?暗くなる前には解散って事で17時まででいい?
光:はい。それで大丈夫です。
ユウキ:ひかるっ!また敬語になってる!
光:あっ!えへ。
ユウキ:うん、私もその時間でいいよ。
【エレベーター到着 カラオケ店入店 受付前に到着】
カラオケ店店員:いらっしゃいませ。3名様のご利用ですね。ご利用時間はどうなさいますか?
真:じゃあ17時まででお願いします。割引券あるんですけど使えますよね?
店員:はい、割引き券のご利用ですね。はい、大丈夫です。ありがとうございます。お飲み物は冷たいのとあたたかいの、どちらがよろしいでしょうか?
真:あっはい、(後ろにいる二人に振り返って聞く感じで)みんなは飲み物冷たいのでいいよね?
ユウキ:うん、私冷たいの!光は?
光:あ、私も冷たいので大丈夫です
ユウキ:(敬語になってるのを指摘する感じで)ほら、またぁ~
光:(うっかりいつものクセが出ちゃった感じで)あっ!私も冷たいので大丈夫。
(店員に向き直って店員に言う感じで)
真:はい、冷たいので大丈夫です。
店員:それではこちらのグラスをお使いください。あちらにドリンクバーがございます。
真:はい、ありがとうございます。
店員:お部屋は3号室、こちらまっすぐ行った左側になります。
真:3号室ですね。分かりました。
店員:ごゆっくりどうぞ~
真:3号室だって。
ユウキ:オッケー
***3人は時間がたつにつれ、距離が縮まり、光はいつの間にか敬語を使わなくなっていた
〈カラオケ室内の電話が鳴る〉
真:あっ俺が出るよ。
〈電話に出る〉
真:はい!
【カラオケ店員の声が電話口からうっすら聞こえる感じで】
店員:退店時間の10分前になります。
真:はい分かりました。〈電話を切る〉退店10分前だって。
ユウキ:え~もうそんな時間?
光:(名残惜しい感じで)あっという間だね~
真:うん、楽しかった~
ユウキ:じゃあさ、またこの3人で遊び行こうよ!
光:賛成~
真:俺も!
ユウキ:あっ!そういえば、光と真ってお互い連絡先交換してないんだし交換したら?
光:あっうん!
真:そうだね!…うん、追加しておくよ。ありがとう。
ユウキ:よしっじゃあ連絡先無事に交換出来た事だし、お店出よっか。
真:うん。忘れ物は無いかな?…うん!大丈夫みたいだね。
【カラオケ店退店】
光:今日は誘ってくれてありがとう。とっても楽しかった!
ユウキ:光にわざわざ来てもらっちゃったしさ、駅まで送るよ。
光:え、いいの?実は駅まで帰れるかちょっと不安だったんだ~
ユウキ:なんだ~それならそう言えばいいのに!水くさいなぁ。真も一緒に駅まで送ってあげるよね?もちろん?
真:あっうん。
光:あっ!駅見えてきたし、もうここで大丈夫だよ!ありがとう!またね。
ユウキ:うん、また学校でね!
真:またね~
光:うん!バイバイ~
~第三話へ続く~
ユウキ:ねぇ、光(ひかる)さ~夏休み最後の日曜日、うちの地元の夏祭りがあるんだけど、一緒に行かない?
光:うん、いいよ!お祭りかぁ~。小学生の頃はよく行ってたけど、中学くらいから行かなくなってたっけ。久しぶりだし楽しみにしとく!
ユウキ:じゃあその日は空けておいてね!
光:分かった~
***夏祭り当日。光はユウキの地元の駅に到着
ユウキ:光!こっち!
光:は~い、…えっ?ユウキ、甚平着てきたの?
ユウキ:いいじゃん!楽だし、普段から着てるから人の目とかもう気にならなくなっちゃった。
光:(ちょっと引いた感じで)そっ、そか~。まぁユウキがいいならいいけど。
ユウキ:そういう光は浴衣着てきたんだね!やっぱり可愛い子が着ると何でも可愛いよね~。とっても似合ってて可愛いっ!
光:えっそうかな?えへっ(照れ笑い)ありがと。
ユウキ:じゃあ早速お祭り会場に行こうか。そんなに遠くないんだ。こっちね!
光:は~い。
―お祭り会場到着―
ユウキ:ここだよ~
光:へ~こんな感じなんだね~小さい子がいっぱいいるね!
ユウキ:ここの近所の子達だよ!うちもすぐ近くだし、顔見知りばっかりなんだ~
光:へぇ~そうなんだ~
ユウキ:ねぇ!飲み物飲みたくない?のど渇いちゃった。
光:結構暑いもんね~私も飲みたいなぁ。なんか冷たいの無いかな~?あっ!あっちにラムネって書いてあるよ!
ユウキ:おっ夏らしくていいじゃん!じゃあラムネ飲もうか!
光:うんっ!
ユウキ:すみませ~ん!
真:いらっしゃい!
ユウキ:あれ?真じゃないの!何やってるの?
真:何って見れば分かるだろう?飲み物売ってんだよ!それよりさ、悪いんだけど、少しの間店番しててくれないか?トイレ我慢しててさ、誰か知り合い来ないかなぁって思ってたとこなんだ!
ユウキ:まあいいけど、すぐ戻ってきてよね!
真:うん、値段は書いてあるし、あとお釣りはこの財布に入ってるから、あとよろしくな!
ユウキ:分かった!任せておいて!
真:ごめん!じゃあ行ってくるわ~
光:…ユウキ、えっとさっきの人は?
ユウキ:あっごめんごめん!真の事ね!うちら幼稚園から中学まで同じで、団地も同じで、いわゆる幼馴染みってやつ。まさかお祭りにいるとは思わなかったなぁ。あっ、光はこっちのイスに座ってて休んでていいよ?
光:えっ?いいよ~。こういうの一度はやってみたかったんだ~ あっ!お客さん来たよ!
子供:これくださーい
光:えっと、(ゆっくり優しい口調で)いらっしゃいませ。何にしますか?
子供:これとぉ~これー 2本ずつくださぁい。
光:(ゆっくり優しい口調で)はい、オレンジジュースとサイダーを2本ずつですね!合計で600円になります。
子供:(1000円札を渡している)おねがいしまーす。
光:(ゆっくり優しい口調で)はい、1000円お預かりしますね。ユウキ、1000円お預かりね。
ユウキ:あっはい!400円のお釣りです。ありがとうございます!
光:ありがとうございます!落とさないように気を付けてね~
子供:ありがとう!バイバーイ、おねえちゃん。
光:(手を振って見送って感じで)バイバーイ
ユウキ:へ~光って子供すきなの?
光:えへ(照れ笑い)。前ね、いとこのお姉ちゃんがうちに赤ちゃん連れて来てたから、それから子供見ると構いたくなっちゃうんだよね~
ユウキ:そうなんだ~
真:ただいま~店番ありがとう!
ユウキ:おかえり~ アタシの友達も手伝ってくれたんだから、ちゃんとお礼言いなさいよね!
真:(緊張ぎみに)あっ!ありがとうございました!真って言います。はじめまして。
光:(緊張ぎみに)こ、こちらこそはじめまして。光です。こういうのやってみたかったんで、とっても楽しかったです。
ユウキ:もう!なによ~二人とも緊張しちゃって!
真:だ、だってユウキにこんな可愛い友達がいるとは思わなかったからさ。
光:え、可愛いだなんて!
ユウキ:光、顔赤くなってるけど大丈夫?暑いから熱中症にでもなっちゃった?
光:いや、そんなんじゃなくて、可愛いだなんて言われる事無いから恥ずかしくて。
真:(サラッと)えっ俺は正直に言っただけだよ。
ユウキ:だって!良かったね~光。
光:う、うん。
真:店番してくれたお礼に、好きな飲み物飲んでいいよ!
ユウキ:あっそうだった!ラムネ買いに来たのに、買う前に店番頼まれちゃったから忘れてた~
光:そういえばそうだったね~
真:そっか、それは悪かったな。ラムネ、でいいんだな!ありがとう、限界寸前だったから本当助かったよ!
ユウキ:どういたしまして!
***夏休みが終わり、光とユウキが休み時間に話しをしていた
光:ユウキ~お祭り楽しかったよ!誘ってくれてありがとうね!
ユウキ:それなら良かった!真がね、光によろしくって言ってたよ。
光:へぇ~。真君って結構律儀なんだね。
ユウキ:うん、そう言われれば昔からそういうとこ、ちゃんとしてるかも。
***夏休みが明けて、テストが終わり…
光:(開放的な感じ)はぁ~やっと終わったね~
ユウキ:(疲れた感じ)ふぁ~。そうだね~ (ちょっとイラついた感じで)もうっ!夏休み終わってすぐテストってイヤになるよね~ あっそうだ!今度の土曜日にカラオケでも行かない?
光:いいね~
ユウキ:ねぇ!真も誘っていいかな?
光:うん、いいよ!
ユウキ:じゃあ帰ったら土曜日の予定聞いてみるね!
光:分かった~
〈ユウキ→真に電話〉
ユウキ:あっもしもし、土曜日ってさ、予定入ってる?光とカラオケ行こうって話してたんだけど、真も一緒にどうかなって。
真:その日は予定入ってないから大丈夫だよ!俺もテスト終わって、何かパーとしたいなって思ってたとこっ!
ユウキ:おっじゃあ決まりね!うん、また土曜日に!
真:うん。じゃあまたな。
***次の土曜日、光は、ユウキと真の最寄り駅に到着
ユウキ:あっいたいた!(遠くにいる光を呼ぶ感じで)光~
光:ユウキ~ あっ真君。こんにちは。
真:こんにちは!この前は本当ありがとう!
光:いえいえ。楽しかったし気にしないで下さい。
真:ありがとう。
ユウキ:なによ、光~。真は同い年なんだから敬語なんて使わなくていいんだよ?
光:う、うん。
ユウキ:あっ、じゃあさ、今日は光が真に敬語を言わなくなる事、目標にしてみる?
光:うん。頑張ってみるっ!敬語言ってたら注意してね。
ユウキ:うん!真も分かった?ってか人の話聞いてた?なんかボーっとしてるけど大丈夫?
真:へっ?な、何?
ユウキ:(あきれた感じで)もうっ!ちゃんと聞いてなさいよね?光が、今日は敬語にならないように頑張るから、真も協力してあげてねって話をしてたのに。
真:あっそか。ごめんごめん。
ユウキ:それじゃあカラオケのお店行こっか。
光:は~い。(ボソッと)なんかユウキって、引率の先生みたい。
真:(納得した感じで光に聞こえない程度に小さく)確かにっ!
ユウキ:何?なんか言った?
光:ううん、なんでもない!
真:うん、大した事じゃないよ。
ユウキ:まぁそれならいいけど。…さっ、ここのカラオケ屋さんね!
【エレベーターに乗り込む、エレベーター内で話してる】
真:あっ、母親にここの割引券貰ったんだ。
ユウキ:おっさすがはマコト!ってかナイス!マコトママ!
真:まっ、うちの地元のカラオケって言ったらここしか無いしさ。それで、何時までにする?暗くなる前には解散って事で17時まででいい?
光:はい。それで大丈夫です。
ユウキ:ひかるっ!また敬語になってる!
光:あっ!えへ。
ユウキ:うん、私もその時間でいいよ。
【エレベーター到着 カラオケ店入店 受付前に到着】
カラオケ店店員:いらっしゃいませ。3名様のご利用ですね。ご利用時間はどうなさいますか?
真:じゃあ17時まででお願いします。割引券あるんですけど使えますよね?
店員:はい、割引き券のご利用ですね。はい、大丈夫です。ありがとうございます。お飲み物は冷たいのとあたたかいの、どちらがよろしいでしょうか?
真:あっはい、(後ろにいる二人に振り返って聞く感じで)みんなは飲み物冷たいのでいいよね?
ユウキ:うん、私冷たいの!光は?
光:あ、私も冷たいので大丈夫です
ユウキ:(敬語になってるのを指摘する感じで)ほら、またぁ~
光:(うっかりいつものクセが出ちゃった感じで)あっ!私も冷たいので大丈夫。
(店員に向き直って店員に言う感じで)
真:はい、冷たいので大丈夫です。
店員:それではこちらのグラスをお使いください。あちらにドリンクバーがございます。
真:はい、ありがとうございます。
店員:お部屋は3号室、こちらまっすぐ行った左側になります。
真:3号室ですね。分かりました。
店員:ごゆっくりどうぞ~
真:3号室だって。
ユウキ:オッケー
***3人は時間がたつにつれ、距離が縮まり、光はいつの間にか敬語を使わなくなっていた
〈カラオケ室内の電話が鳴る〉
真:あっ俺が出るよ。
〈電話に出る〉
真:はい!
【カラオケ店員の声が電話口からうっすら聞こえる感じで】
店員:退店時間の10分前になります。
真:はい分かりました。〈電話を切る〉退店10分前だって。
ユウキ:え~もうそんな時間?
光:(名残惜しい感じで)あっという間だね~
真:うん、楽しかった~
ユウキ:じゃあさ、またこの3人で遊び行こうよ!
光:賛成~
真:俺も!
ユウキ:あっ!そういえば、光と真ってお互い連絡先交換してないんだし交換したら?
光:あっうん!
真:そうだね!…うん、追加しておくよ。ありがとう。
ユウキ:よしっじゃあ連絡先無事に交換出来た事だし、お店出よっか。
真:うん。忘れ物は無いかな?…うん!大丈夫みたいだね。
【カラオケ店退店】
光:今日は誘ってくれてありがとう。とっても楽しかった!
ユウキ:光にわざわざ来てもらっちゃったしさ、駅まで送るよ。
光:え、いいの?実は駅まで帰れるかちょっと不安だったんだ~
ユウキ:なんだ~それならそう言えばいいのに!水くさいなぁ。真も一緒に駅まで送ってあげるよね?もちろん?
真:あっうん。
光:あっ!駅見えてきたし、もうここで大丈夫だよ!ありがとう!またね。
ユウキ:うん、また学校でね!
真:またね~
光:うん!バイバイ~
~第三話へ続く~
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