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61~70話
行為のつづき【中】 ※
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「あっ、オリーブ油! 今日は鍵も持ってるので、んっ……取って、来ましょうか?」
「いや……それはいい。二度目の今夜は、昨日ほど抵抗なく挿入できるはずだ。それに…………」
何か重大な懸念事項でもあるのか、ヨルグの表情が陰りを帯びる。
前髪を上げているおかげで、こうした表情の変化にも気づけるのがありがたい。
「何か、問題が……?」
「オリーブ油など付けては……リズの味がわからなくなってしまう」
真剣な顔で何を言うかと思えば!
「そんなとこ味わわないでくださいっ!」
押しては引き、くぷくぷと浅く抜き挿ししながら、ぬめりをまとわせるようにして少しずつヨルグが腰を進める。
「っは、痛みはどうだ……っ?」
「んっ……圧迫感は、あります……けど、あんまり痛くない、かも……!」
隘路を強引に押し広げられるような苦しさはあるものの、ふしぎと真っ二つに裂けそうな鋭い痛みはない。
じわじわと腰を進められても訪れる気配のない痛みに、ガチガチに身構えていた身体からも余計な力が抜けていく。
ヨルグを奥まで受け入れても私は引き裂けないし、内臓が口から飛び出すこともないと、昨日でわかったから。
教わったことを思い出してフーッ、フーッ、と息を吐き出していると、あれほど苦労したのが嘘のように、昨日の半分足らずの時間で挿入が達成された。
「はい……った……?」
「っ、ああ……、すべて挿入った。ありがとう、リズ」
労るように、すりと頬を撫でられる。
穴の縁が引きつれる感覚はあるし、内側からお腹を圧されているようで息苦しくもあるけれど、ヨルグに満たされているのだという充足感で自然と笑みが零れる。
「えへへ……。ヨルグさんが私のなかにいるって、ふしぎな感じです」
昨日は痛みを逃がすこと以外、何も考える余裕がなかった。でも改めて考えてみると、自分の身体のなかに自分よりずっと大きなヨルグの一部が挿入っているなんて、とんでもなくすごいことのように思う。
誰にも見せることのない場所までさらけ出し、深く触れ合わせて。
「いや……それはいい。二度目の今夜は、昨日ほど抵抗なく挿入できるはずだ。それに…………」
何か重大な懸念事項でもあるのか、ヨルグの表情が陰りを帯びる。
前髪を上げているおかげで、こうした表情の変化にも気づけるのがありがたい。
「何か、問題が……?」
「オリーブ油など付けては……リズの味がわからなくなってしまう」
真剣な顔で何を言うかと思えば!
「そんなとこ味わわないでくださいっ!」
押しては引き、くぷくぷと浅く抜き挿ししながら、ぬめりをまとわせるようにして少しずつヨルグが腰を進める。
「っは、痛みはどうだ……っ?」
「んっ……圧迫感は、あります……けど、あんまり痛くない、かも……!」
隘路を強引に押し広げられるような苦しさはあるものの、ふしぎと真っ二つに裂けそうな鋭い痛みはない。
じわじわと腰を進められても訪れる気配のない痛みに、ガチガチに身構えていた身体からも余計な力が抜けていく。
ヨルグを奥まで受け入れても私は引き裂けないし、内臓が口から飛び出すこともないと、昨日でわかったから。
教わったことを思い出してフーッ、フーッ、と息を吐き出していると、あれほど苦労したのが嘘のように、昨日の半分足らずの時間で挿入が達成された。
「はい……った……?」
「っ、ああ……、すべて挿入った。ありがとう、リズ」
労るように、すりと頬を撫でられる。
穴の縁が引きつれる感覚はあるし、内側からお腹を圧されているようで息苦しくもあるけれど、ヨルグに満たされているのだという充足感で自然と笑みが零れる。
「えへへ……。ヨルグさんが私のなかにいるって、ふしぎな感じです」
昨日は痛みを逃がすこと以外、何も考える余裕がなかった。でも改めて考えてみると、自分の身体のなかに自分よりずっと大きなヨルグの一部が挿入っているなんて、とんでもなくすごいことのように思う。
誰にも見せることのない場所までさらけ出し、深く触れ合わせて。
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