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41~最終話
終わりなき戦い【上】 ※
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上体を起こしたディノが、ぬめりをまとわせるように秘部に巨塔を擦りつける。
「ぅん、っ……んんっ!」
その刺激に先日の行為が甦り、期待するかのように腰が揺れてしまう。
お湯の中とは全然違う。
直に触れる灼熱に、私までじりじりと焼き尽くされてしまいそうだ。
すっかり充血して敏感になってしまった秘部は、ぬめり越しの摩擦が生み出す強すぎる刺激を歓喜に震えて受け入れた。
「チェリア」
「んぅ……っ? ――あぐっ!? ふ……んむっ」
唐突に口内に指を突っ込まれ、ぐちゅぐちゅとかき回される。
妙な味がしないことから察するに、幸い私に差し込まれていたほうの指ではないらしい。
たっぷりと絡め取られた私の唾液は、至極当然といった様子で巨塔に塗りつけられた。
ぐにぐにと上下に秘裂をなぞった切っ先が、ぴたりと一点に狙いを定める。
「行くぞ」
伝う熱。じり……と焼けつくように緊張が高まっていく。
情熱の切っ先が、私を貫こうと待ち構えているのだ。
「ん……!」
頷いて、祈るように両手を胸の前で組む。
自らの鼓動が激しく鼓膜を叩く。
火傷しそうなほどの熱が、空気にさえ隔てられることなく、ぐぷ、と柔肉に潜り込んだ。
「っ――!」
「くっ……、ちゃんと息、してろ」
目元を紅く染め、今にも情動に呑み込まれそうなディノが、ふーーーっと細く息を吐き出す。
ぐぐ……
「ぅぐっ……」
三本指の比ではない、圧倒的質量。
ギチギチと、恐ろしいほどに秘裂が広げられていく。
おそらくまだ、張り出した先端部分さえ受け入れられてはいないだろう。それでもこれ以上の進入を拒むかのように、下腹にぎゅっと力が籠ってしまう。
「っは、チェリア……ゆっくり息を吐いて、身体の力を抜くんだ……」
「っふ……うぅーっ、ふぅー……っ」
ちゃんと息を吐けているのか、「ふぅー」と口先で唱えているだけなのか定かではない。
受け入れたいと思っているのに、身体は痛みにすくんで逃げ出そうとする。
ディノがのしっと覆い被さり、顔を寄せた。
「……怖ぇか?」
「っ、ディノは、怖くないわっ! ……でも、抱きしめててくれる……?」
「お安い御用だ」
背中に腕が回り、ぐっと力強く抱きしめられた。
怖くないのは本当。ディノだって巨塔だって怖くない。
ただ……これから確実にもたらされるであろう壮絶な痛みに、身体が萎縮しているだけだ。
痛みは恐ろしくて堪らないけれど、ディノに抱きしめられていると安心する。
私を守ってくれる厚い胸、逞しい腕。肩に残った傷痕にちゅっと口づけて、私からもぎゅっとディノを抱きしめ返した。
後頭部を抱き、深く口づけられる。
愛情を注ぎ込むように、私を慰めるように、やわらかな舌の全面でゆるゆると口腔を撫でられる。
「ぅん、っ……んんっ!」
その刺激に先日の行為が甦り、期待するかのように腰が揺れてしまう。
お湯の中とは全然違う。
直に触れる灼熱に、私までじりじりと焼き尽くされてしまいそうだ。
すっかり充血して敏感になってしまった秘部は、ぬめり越しの摩擦が生み出す強すぎる刺激を歓喜に震えて受け入れた。
「チェリア」
「んぅ……っ? ――あぐっ!? ふ……んむっ」
唐突に口内に指を突っ込まれ、ぐちゅぐちゅとかき回される。
妙な味がしないことから察するに、幸い私に差し込まれていたほうの指ではないらしい。
たっぷりと絡め取られた私の唾液は、至極当然といった様子で巨塔に塗りつけられた。
ぐにぐにと上下に秘裂をなぞった切っ先が、ぴたりと一点に狙いを定める。
「行くぞ」
伝う熱。じり……と焼けつくように緊張が高まっていく。
情熱の切っ先が、私を貫こうと待ち構えているのだ。
「ん……!」
頷いて、祈るように両手を胸の前で組む。
自らの鼓動が激しく鼓膜を叩く。
火傷しそうなほどの熱が、空気にさえ隔てられることなく、ぐぷ、と柔肉に潜り込んだ。
「っ――!」
「くっ……、ちゃんと息、してろ」
目元を紅く染め、今にも情動に呑み込まれそうなディノが、ふーーーっと細く息を吐き出す。
ぐぐ……
「ぅぐっ……」
三本指の比ではない、圧倒的質量。
ギチギチと、恐ろしいほどに秘裂が広げられていく。
おそらくまだ、張り出した先端部分さえ受け入れられてはいないだろう。それでもこれ以上の進入を拒むかのように、下腹にぎゅっと力が籠ってしまう。
「っは、チェリア……ゆっくり息を吐いて、身体の力を抜くんだ……」
「っふ……うぅーっ、ふぅー……っ」
ちゃんと息を吐けているのか、「ふぅー」と口先で唱えているだけなのか定かではない。
受け入れたいと思っているのに、身体は痛みにすくんで逃げ出そうとする。
ディノがのしっと覆い被さり、顔を寄せた。
「……怖ぇか?」
「っ、ディノは、怖くないわっ! ……でも、抱きしめててくれる……?」
「お安い御用だ」
背中に腕が回り、ぐっと力強く抱きしめられた。
怖くないのは本当。ディノだって巨塔だって怖くない。
ただ……これから確実にもたらされるであろう壮絶な痛みに、身体が萎縮しているだけだ。
痛みは恐ろしくて堪らないけれど、ディノに抱きしめられていると安心する。
私を守ってくれる厚い胸、逞しい腕。肩に残った傷痕にちゅっと口づけて、私からもぎゅっとディノを抱きしめ返した。
後頭部を抱き、深く口づけられる。
愛情を注ぎ込むように、私を慰めるように、やわらかな舌の全面でゆるゆると口腔を撫でられる。
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